この国は徐々に傾きつつあった。
自身の我がままを押し通す暴君が国王になったからだ。国民は失望し、次第に疲弊していった。
神に救いを求めるほどに――
「エレノア・キャスパー! 貴様との婚約を破棄する! そして、ここにいる伯爵令嬢を妻に迎える!
」
夜会で王侯貴族が談笑している中、侯爵令嬢エレノアに婚約者である第二王子ジェイコブが、突如として婚約破棄を宣言した。ジェイコブの隣で伯爵令嬢が申し訳なさそうにしている。暴君である国王もジェイコブを支持し、エレノアを敵視している。心が悲壮感に満たされたエレノアは、国王への発言の許可を乞う。
婚約破棄を宣言されましたし、正体がバレても良いので国王と元婚約者に申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 04:20:36
7055文字
会話率:20%
主人公伯爵家のメアリー・キングスレーは公爵家長男のロビン・ウィンターと婚約していた。
メアリーは幼い頃から公爵のロビンと釣り合うように厳しい教育を受けていた。
そして学園に通い始めてからもロビンのために、生徒会の仕事を請け負い、尽していた。
しかしある日突然、ロビンは平民の女性を連れてきて「彼女を正妻にする!」と宣言した。
そしてメアリーには「お前は妾にする」と言ってきて…。
メアリーはロビンに失望し、婚約破棄をする。
婚約破棄は面子に関わるとロビンは引き留めようとしたが、メアリーは婚約破棄を押し通す。
そしてその後、ロビンのメアリーに対する仕打ちを知った王子や、周囲の貴族はロビンを責め始める…。
※アルファポリス様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-29 21:49:19
24338文字
会話率:37%
五国王家と肩を肩を並べる仙の血を受け継いでいるとされる風、花、水、月、山仙の家はその土地を国が成る前から守ってきた。五仙家と呼び名門の一つ――花家が治めてきたファンリョ。花の化身であったとされる女仙だったため、ファ家だけは女人が当主を務めて
きた。自分たち以外に関心のないファ家に棘あり花を守るとさえ言われだしたのは王の後ろ盾になったからだ。
ファン家次期当主補佐のルナは鼻と味覚が鋭い。六年間一途にヨンを想っていた。好きでいることもあきらめることもできず。主であるシアと恋仲である姿にずっと苦しい思いをしながらも大好きな二人に想いを告げることもなくひた隠しに感情を押し込めていた。五国から要請が届く。シアを囮に使い、謀反人を一掃する計画だ。姿が似ているシアの代わりに囮になることを反対されるが意見を押し通す。ヨンを忘れるために。
シアとして入宮する。第二殿下イルは彫刻が歩いているような容姿に鍛えられた筋肉。裸で出会う。気にった相手と婚約すると縁談を跳ね返していたが、裸に目を逸らないルナに一目で気に入る。初恋を引きずることを見破られ告白されるが自分でなくシアに告げたと思い込む。
歓迎会にヨンとシアの姿を見た。心に突き刺さる。逃げ出す。追いかけてきたイルは泣いてもいいとルナを優しく抱きしめた。涙と共に抑えていた感情があふれ出した。痛さを感じないように凍っていた心が溶けだす。初恋に別れを告げた。
宴の疲れか倒れた。イルに看病され優しさは錯覚だと言い聞かせるが、手に入れたかった心と居場所を差し出してくれるイルに自然と惹かれていく。傷つくのが怖くて素直になれない。
薬草を煎じようと訪れた薬草庫で陛下のお茶を飲んだ。薬草茶が原因で陛下の持病を悪化させていることに気づき謀反の証拠を掴む。刺客におびき寄せられ謀反の仲間に誘われた。手を取れば領主に任命し居場所を用意すると誘惑するがきっぱりと断る。
領主の意思を表す首飾りを奪われ一人閉じ込められた。
自分の不甲斐なさを責めるが思い浮かぶのはイルの顔。名を呼んで欲しかったと願う。助けにきたイルに想いを告げた。
優しさはルナに向けてのものだった。朝議に連れて行き、継承権を放棄しルナと婚約すると臣下の前で宣言した。
初恋を終えた後に訪れる本当の恋は自信と幸せを運ぶ。彫刻のような美貌を携えた裸の殿下。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 18:38:43
107034文字
会話率:52%
「こんな世界だからこそ、俺(私)達はワガママを押し通すために、戦い続ける」
六国戦争期。
この世界では1つの聖地を求め、6つの国々が魔法を基軸に戦争をしている。
その一角である“キングプロテア王国”の小さな村で、ただの少年と王族の少女が恋
に落ちた。
8年の時を経て、王都で再会する2人。
しかし、少年が恋い焦がれた少女との距離は、以前にも増して悲惨なものだった。
国の兵器として利用される少女。
少女のために剣を振るう少年。
そして、彼らを取り巻く仲間や、国々の思惑が交差する。
身分という籠の中に囚われた2人。
もがけばもがく程に自らの矮小さを、歩めば歩む程に籠の大きさを痛感する2人。
それでも、2人は道の中に希望を見出し、歩み続ける。
これは六国の野望、そして、その中で揺れ動く少年と少女の物語。
表紙・挿絵は、友人(twitter @type74prototype)より。
ノベルアップ+でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 00:53:49
446002文字
会話率:48%
中学3年の春休み、あたしは巫女姿で神社のアルバイト中に雷に打たれて失神した。
気が付くと、どうやら平安時代のような異世界に転送されていた。
神官は勝利の女神を召喚するはずが、間違えてあたしを呼んでしまったそうなので、元の世界に戻してもらえる
まで、あたしはトラブルを避けるため『月から来たかぐや姫』と言って押し通すことにした。
実際のあたしは冴えない『(残念)かぐや姫』だけど、召喚された世界では超絶美人と評価されて、たくさんの人から言い寄られる。
ちょうどその頃、南の大国との戦いが始まろうとしていて、その争いにも巻き込まれてしまう。
ついには大国からもお招きを受けて、美男と名高い中将様と出会うのだが......。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 21:00:00
175774文字
会話率:20%
いつも自分の考えを押し通す男のお話。
この作品はわたしのブログ(https://ameblo.jp/zanjitsu)にも掲載しています。
最終更新:2020-05-20 04:43:02
1768文字
会話率:34%
タイトルどおり、三十路のオジサンが孤独に過ごす話です。
少しシュールな展開にしていますが、基本は独身男の日常話です。
原発事故を連想させるタイトルですが、関係はありません。
少し不謹慎かとも思いましたが、これがしっくりしすぎて別の案が出な
いので押し通すことにしました。
文字どおり「溶けて落ちる」話だと解釈してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-01 00:21:44
8518文字
会話率:54%
自分の考えを押し通すのも
最終更新:2020-03-27 19:46:15
348文字
会話率:0%
保育士として勤務し、子供達の笑顔と成長を日々実感していた大山弥彦。
ある日の帰宅時に、いつかの輪廻の果てで繋がった神と再び邂逅する。
三千世界が一つ、異世界『ゼルリヴァイス』を舞台に大胆不敵!一気呵成!!
目に映る理不尽に対しては理不尽で
押し通す!
「さぁ、○○○○○だ…。ここから先は悪い子の時間だ!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-12 00:38:33
23786文字
会話率:24%
お嬢様学校、二人の家柄、許婚。そんな要素が集まればこうなってもいいだろうと思いついた勢いのまま書き上げました。お姉さまと妹の百合を見届けて消滅しましょう。
最終更新:2019-06-10 15:28:36
4632文字
会話率:46%
人間と魔人の雌雄を決した戦い。
最終決戦で勇者と魔王は共に消えてしまった。
人間の勝利と思われたが、生き残った魔人の奮闘により両軍100年の膠着状態が続いた。
突如人間として転生した魔王。
神託の結果勇者にされてしまう。
勇者の生ま
れ変わり?
魔王の生まれ変わりなんだが……
人間に生まれ困惑する魔王は家族や友を得ることで、人間を守るために戦うことを決意する。
しかし魔人を滅ぼす気のない魔王はいったいどうやって世界を救うのか?
前世の能力に加え新たに勇者の力を得て、魔王は自分のワガママを押し通すために旅に出る。
今魔王の新たな戦いが始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-19 17:53:37
53005文字
会話率:32%
女神から世界の理に自由に干渉できる加護を与えられた勇者がたちまちのうちに大魔王を打ち倒してから三か月。凶悪な魔物は消え去り、人々は勇者を英雄として称え、平和な暮らしを謳歌する一方で、魔物を倒すことを生業としていた者たちからは英雄扱いされる勇
者を疎んじるようになっていた。
勇者と王女との政略結婚の動きが着々と進むなか、勇者は勇者であることを辞めようと、主を失ったはずの旧魔王城へと飛んだ。
旧魔王城に着くと、倒したはずの大魔王が密やかにスローライフを送っており、来訪してきた勇者を歓迎するという。そして五日が経ち、勇者は魔王城で暇を持て余し、だらだら過ごすようになっていた。
そこへ女神が現れ、百年にわたって隠し続けられていた真実を明らかにする。
と同時に魔王城に姫騎士をリーダーとする侵入者が現れる。
場内の罠を駆使して撤退させるはずが、勇者の言い訳を真に受けた姫騎士は魔王城にとどまることを決意し、それを押し通す。
その後、女神にそそのかされて空間転移してきた王女と勇者の幼馴染と女神の神殿の聖女が魔王城に現れ、それぞれが勇者との結婚を願い、意思を確認するため勇者に会いに城内へと向かう。
※本作は5ch【文芸書籍サロン】『【小説家になろう】初心者作者の集い』スレに投稿されたアイデアを借用し執筆しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-08 22:00:00
25853文字
会話率:72%
三人の女子高生たちの心は獣。
香菜は憧れを追い求める少女。佐奈に憧れ、中学から同じ部活を続け、同じ高校に入る為に努力してきた。運動でも勉強でも輝く佐奈を、香菜はずっと追い続けてきた。やがて憧れという名の種が、恋という花となって香菜の胸
に咲いた。
『佐奈が痛みを感じたら、私も同じ場所に傷を作る。どこまでも、ついていく』
奏は転校によって希薄になり続けてきた少女。『転校』という二文字によって彼女はリセットされてきた。誰かを好きなるという気持ちを育む時間があっても、それを実らせる為の時間が彼女には無かった。奏は転校先の高校で、かつての同級生、香菜と出会う。奏は自分の居場所を香菜の中に見出す。
『香菜ちゃんが居なくなってしまったら、私はまたリセットされてしまう』
佐奈は優等生であることに疲れた少女。佐奈は理想の子供として振る舞ってきた自分の心を灰色だと思う。しかし転校してきた奏を見た瞬間『人を好きなる』気持ちが芽生えた佐奈。奏という一人の女の子の存在に、佐奈は堕ちた。
『私は機械でもなければ、みんなの理想を映す鏡でもない。自分の愛を押し通す為に他人を蹴落とそうとする汚い人間だ。
香菜は愛を守りたい獣。
奏は愛に飢えた獣。
佐奈は愛を見つけた獣。
三匹の渦巻く憎悪と愛情の独白。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-11 23:50:00
6988文字
会話率:2%
魔境の武闘大会の真っ只中、突如として天界に拉致られてしまった勇者様(※シリーズ「7」参照)。
その美貌にずっと前(※乳幼児期)から目を付けていた美の女神が、ついに愛人にするべく誘拐してしまったのだ。
果たして勇者様の貞操は無事に済むの
か?
ヤンデレストーカーに脅かされてきた様々なトラウマから肉食女子にガチで怯える勇者様との友情を胸に、リアンカちゃん(自称ただの村娘⦅※魔境基準⦆)が立ち上がる――!
何とか都合を付けて天上の世界へと辿り着いた村娘のリアンカちゃんと、魔王のまぁちゃん御一行様。
既に天界に所属を書き換えられてしまった勇者様を連れ帰るには、一筋縄ではいかないらしい。天界で再会した御先祖様から聞いたところによると、神々が勇者様に授けていた加護が天界に縛り付ける楔と化しているとのこと。同時に加護を与えていた神々が勇者様の天界における後見となっているのだと。
勇者様を地上へ五体満足で連れ帰る為には、勇者様の後見となっている神々に許しをもらう必要がある。古今東西かねてより、神々に人間の要求を通すには神の試練を乗り越えねばならない。後見神々の試練を一つ一つ乗り越え、勇者様の身柄を勝ち取れ……と、そんな話になったのだが。
「あ? わざわざ試練なんぞ受けんでも、別に倒しちまえば良いじゃねーか。武力で破って我を押し通す、それが魔境流ってもんだぜ?」
流石は大陸最強の魔王様、言うことが違う。
そんな訳で、普通だったら素直に試練を乗り越えて穏便に、となる筈が……何故か真っ向から喧嘩を売る方向で神々を殴りに行くことが方針と化した。
※ただしバトルの方法は戦闘だけとは限らない。
「どうでも良いけど、勇者様のポジション完璧にヒロインですよね! ね、雄姫さま?」
「あ。敢えて目を逸らしていたことを――!」
「危地に追いやられた勇者様を救うため、私(リアンカ)とまぁちゃん(魔王)が神々の世界へ殴り込みをかけます★」
「あっはっはっはっは、勇者、立つ瀬ねー!」
「わ、笑わないでくれ、まぁ殿ーっ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-21 01:44:58
551372文字
会話率:32%
職業神託時代に、あらがう一人の少年がいた。
勇者を目指す彼は、謎の職業「建築士」として生きていく。
これは、少年が気合(物理)と努力(物理)と建築で突き進む物語である。
「ちょっと! 少しは頭使いなさいよ!」
「うるせぇ! 細かいことは押
し通すまで!」
※更新は現在のところ不定期です。
※第三回書き出し祭りに出していた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-03 12:04:03
16157文字
会話率:40%
ある日突然、異世界に飛ばされ“女神”に選ばれてしまった女子高生がいた。
その理由は、何とも理不尽すぎるもので――――――!?
かつて6000年前に消滅した“女神”に成り代わってしまい、彼女たちが目指していた『魔王城』へ辿り着くため、天使た
ちと共に“二度目の旅”を始めた“新しい女神”。
だが完成したのは、容姿も完璧なのに、性格は超超超ドSの“慈悲なき女神”!?
ラスボス並みのレベルと力を駆使して、冷徹に、辛辣に、絶対零度を押し通す彼女が、人間界を抜けて見つけたものは――――――。
神に成り上がり、自分に盾突く者=ちくわ以下と見なした、元女子高生の運命やいかに・・!
幾多の壁や苦行を経て、彼女たちが繕うべきものは、真の幸福か、深い慈悲か―――神の気まぐれか。
そして彼女が生まれ変わった人生先は、喜劇か、はたまた悲劇か。
――――――――汝らは、神に命を捧げん。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-16 20:29:38
44458文字
会話率:48%
ーあなたは、こんなプログラマーを見たことあるだろうか⁈ー
・よく見るとイスから1センチ浮いている
・ホントは肉体労働の方が好き
・たまに違う商売と勘違いされる
・何でも専門用語は日本語で押し通す
さて、今回登場のプログラマーもちょっ
とらしくない人かも。
【感想、評価をお願いします! とても励みになります‼︎ ^ ^】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-25 21:44:37
335文字
会話率:24%
「俺は真実の美味しさ(あい)を知った。イースト、お前との婚約を破棄する!」
グルテン王子はイーストに対し、婚約破棄を宣言した。
そして、色々あって、彼らは悪役令嬢にパンにされてしまったという話。
理不尽なチート能力で押し通す系の悪役
令嬢です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-08 08:00:00
1697文字
会話率:45%
高校三年で準オタクな主人公の夢あふれるお話。
最終更新:2014-05-20 00:22:03
4635文字
会話率:33%
原田亮介は22歳。就職活動中の大学4年生だが、何社受けても面接で落とされてばかりだ。というのも、亮介は引っ込み思案で他人を押しのけてでも我を押し通すタイプではないからだ。面接ではどうしても強気になれない。
就職活動先に向かう途中、亮介は
公園で少年に出会う。少年と一緒にクワガタムシを捕った亮介は、生き物を育て、その死を悲しむことの大切さを少年に教えていく――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-28 22:24:08
4342文字
会話率:50%