つづみは東洋の打楽器で、砂時計型の両端に皮を張ったものです。
武 頼庵(藤谷 K介)様の『24冬企画 冬の星座(と)の物語企画』参加先品です。
既設の小説『魔法少女がピンチ! 黒衣の玉子様が助けに来た』の登場人物が出ますが、前作を知らなくて
もお楽しみいただけます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 05:36:58
3992文字
会話率:35%
何も持っていなかった。
夢も、目標も、目的も、志も。
柳沢望はそれで良いと思っていた。
人生は楽しむもの。
それは、何も持っていなくても、充分に得られるものだと思っていたし、事実楽しく生きてこられていた。
でも、熱中するものに出会
ってしまった。
サンバで使う打楽器。
スルド。
重く低い音を打ち鳴らすその楽器が、望の日々に新たな彩りを与えた。
望は、かつて無かった、今は手元にある、やりたいことと、なんとなく見つけたなりたい自分。
それは、望みが持った初めての夢。
まだまだ小さな夢だけど、望はスルドと一緒に、その夢に向かってゆっくり歩き始めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 17:26:49
6374文字
会話率:4%
何かを諦めて。
代わりに得たもの。
色部誉にとってそれは、『サンバ』という音楽で使用する打楽器、『スルド』だった。
大学進学を機に入ったサンバチーム『ソール・エ・エストレーラ』で、入会早々に大きな企画を成功させた誉。
かつて、心血を
注ぎ、寝食を忘れて取り組んでいたバレエの世界では、一度たりとも届くことのなかった栄光。
どれだけの人に支えられていても。
コンクールの舞台上ではひとり。
ひとりで戦い、他者を押し退け、限られた席に座る。
そのような世界には適性のなかった誉は、サンバの世界で知ることになる。
誉は多くの人に支えられていることを。
多くの人が、誉のやろうとしている企画を助けに来てくれた。
成功を収めた企画の発起人という栄誉を手に入れた誉。
誉の周りには、新たに人が集まってくる。
それは、誉の世界を広げるはずだ。
広がる世界が、良いか悪いかはともかくとして。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 17:13:30
10393文字
会話率:9%
恵まれた能力と資質をフル活用し、望まれた在り方を、望むように実現してきた彼女。
長子としての在り方を求められれば、理想の姉として振る舞った。
客観的な評価は充分。
しかし彼女自身がまだ満足していなかった。
周囲の望み以上に、妹を守りたい
と望む彼女。彼女にとって、理想の姉とはそういう者であった。
理想の姉が守るべき妹が、ある日スルドと出会う。
姉として、見過ごすことなどできようもなかった。
※当作品は単体でも成立するように書いていますが、スルドの声(交響) primeira desejo の裏としての性質を持っています。
各話のタイトルに(LINK:primeira desejo〇〇)とあるものは、スルドの声(交響) primeira desejoの○○話とリンクしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 17:37:32
257283文字
会話率:16%
とある日、「稲川律」(いながわりつ)は自転車で海岸に立ち寄った時、小柄な少女「三戸瀬調」(みとせしらべ)と出会う。彼女はどうやら律と同じ打楽器をしていて、しかも律の学校の転校生だった!?
“パーカッションしよっ! 一緒に!
ーーーーーーー
ーーーーーーーー
追記:この小説は、「カクヨム」でも同様の物を連載しています。もしよろしければ、そちらの方も見ていただきたいです。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 16:08:56
2619文字
会話率:56%
「愛してるよハギタ」
「私もですわ、ヘドヴァン様……」
なんなの、これは。
それはとある日のこと。目の前で行われてる行為に目を奪われながら、私ことラウザは驚愕していた。
婚約者である第一王子ヘドヴァン様に呼び出されて赴いた王宮。
到着した後、従者によりこの中庭へと通されたのだが、そこで待っていたのは、私の予想の外にある光景だった。
「ヘドヴァン様、私のほうがお姉さまよりずっといいでしょう? 私の方が、貴方のことをもっともっと愛しておりますもの」
「勿論だとも。もう私には、君のことしか考えられない」
私は婚約者を奪われたのだ。それも、血のつながった妹に。
私は妹に裏切られたのだ。長年ともに過ごしてきたはずなのに、婚約者にも裏切られた。
なんでふたりが楽しそうに笑っているのか、全く理解できない。脳が破壊される感覚で、心が壊れそうになる。
「ああああああああああああ!!!!!」
絶叫とともに、私はその場から駆け出したのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 06:00:00
10342文字
会話率:42%
秋の夜、林の中を歩いていて出会った、不思議な演奏会。
そこは、音で「らくがき」をしているという。
この作品は piapro にも掲載しています。
最終更新:2022-03-14 00:18:07
3791文字
会話率:40%
秋の夜、何か楽しそうに演奏をしている人たちがいた。
そこは「音で『らくがき』をするする会」らしい・・・。
この作品は piapro にも掲載しています。
最終更新:2022-01-16 23:38:03
2620文字
会話率:20%
秋の夜、公園の森で開かれる不思議な音楽会に迷い込んだことから始まる物語。
この作品は piapro にも掲載しています。
最終更新:2022-01-16 23:29:51
1139文字
会話率:38%
演奏者にもそれぞれのドラマがあるように、観客にもひとりひとりのドラマがあった。
最終更新:2022-02-24 16:34:09
2595文字
会話率:7%
打楽器は誰でもできそうで奥が深い。
文章と似ているよね。
キーワード:
最終更新:2022-02-22 13:31:51
346文字
会話率:0%
大陸の最東端にある港町、グレークス。
果ての町と呼ばれたこの地には、国で最高峰のマーチングバンドがあった。
楽団【アウロランダ】
音楽を志す者は此処に入団し、演奏することを夢に見ている。
しかし【アウロランダ】のBクラスに所属する打楽器奏者
、少女ノルはそんなことは思っていなかった。
それには彼女の音楽に対する考え方があったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-03 04:26:32
1168文字
会話率:14%
主人公・舞莉は、小学6年生の冬休み明けにあった中学校の吹奏楽部の演奏を聴いて、吹奏楽部に入ることを志す。その中でも、あたたかい音色をもつクラリネットに憧れた。
中学校に入学し、仮入部の全期間を吹奏楽部に費やし、吹奏楽部に入部した。
たくさんの楽器が吹ける『楽器体験』では、舞莉の吹きたいクラリネットをよく褒められ、先輩も舞莉を欲しがっていた。
しかし、ありえないオーディションの方法をとられて失敗してしまい、第4希望のパーカッション(打楽器)パートになってしまう。
パートリーダーや他の先輩に舞莉だけ冷たく扱われ、少しのミスも許されず怒鳴られる日々が続いた。楽器に触らせてもらえず、楽器で練習もできず、ついには「使えないなら部活に来るな」と言われてしまった。
そんな舞莉を救おうと、音楽の精霊が手を差しのべる……!
※「舞莉」は作者の本名ではありませんが、内容はほぼ実話です。
※使用曲は2016〜2017年当時のものです。
※カクヨム、pixiv、エブリスタ、ノベルアップ+、ハーメルン、ノベルデイズ、魔法のiらんどにも重複投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-01 20:40:22
153242文字
会話率:44%
ここは吹奏楽のステージの上。
後ろから二列目、管楽器の一番右、打楽器の近く。
ホルンに右手を突っ込み、座っている。
そこから見える景色、そこでしか聴けない音。
ホルン奏者しか味わえない、ここからのステージを
お送りします。
最終更新:2020-05-22 12:41:12
2057文字
会話率:0%
打楽器で音大に進んだ主人公《かえで》。師匠、先輩、友人、様々な人に揉まれて成長する彼女を描いた、日常物語。
最終更新:2018-11-11 17:26:16
405文字
会話率:10%
中学時代は吹奏楽部でパーカッションのティンバレス担当だった三上正利(みかみまさとし)。中学時代の演奏会本番で失敗して吹奏楽から離れたが高校生になっても未練は捨てきれない。
高校入学後、吹奏楽部の部室前まで何度も足を運ぶが、扉をたたくこと
なく立ち去る。そこにやってきた工藤尋子(くどうひろこ)に声をかけられる。彼女は正利の中学時代の演奏会を見ていて失敗も覚えていた。タンバリンに似た打楽器のパンデイロ部の部長であると告げ強引に正利を部へ勧誘。正利は彼女を不審に思うも初めて聴くパンデイロの音色に惚れる。
2013年、第20回 電撃大賞 の3次落ち。
はじめて一次通過した作品、そしてはじめて三次選考まで進んだ作品です。
http://dengekitaisho.jp/announce_20_02.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-17 20:00:00
85159文字
会話率:47%
小日向真凛は背の低い女の子。
大月梨緒は背の高い女の子。
小日向真凛は打楽器をやりたかった。
大月梨緒はフルートをやりたかった。
小日向真凛の楽器はフルートだ。
大月梨緒の楽器は打楽器だ。
中学三年生の夏、コンクール前の一週間。
吹奏楽女子
の、淡い青春物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-04 14:31:33
33137文字
会話率:30%
季節は夏。
吹奏楽部の活動中に起こる不可解な現象。
それは、打楽器パートのメンバー達を恐怖に陥れる――。
最終更新:2015-08-06 07:47:30
8132文字
会話率:30%
一流の指揮者を目指す、一人の天才の物語。日本トップクラスの指揮科に入って初の大舞台。若者はひたすらタクトを振る――――
最終更新:2013-03-16 14:16:32
4191文字
会話率:39%
県内で一番普門館に近い中学校。〈音色坂中学校〉
青井音羽(あおいおとは)は、普門館に行くために日々努力中。
同じパートの先輩は変人集団だし、外部指導の先生、新人イケメン顧問、そして無口な男の子の同輩。
今日も音羽は、吹奏楽部員たちに振り回さ
れる!!
音羽達は普門館に行けるのだろうか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-24 23:16:56
1846文字
会話率:22%
はい。
あの正義のヒーローたちがついに登場。
打楽器を操り、世界の平和を守る(?)
ドタバタストーリー!
最終更新:2012-12-02 00:15:17
279文字
会話率:65%
ある中学校吹奏楽部のパーカッションには、世界の平和を守る、タタクンジャーという、打楽器戦隊が存在した!
皆、変人であるが、日々強くなりゆきある。
悪の組織を音楽でやっつけるため、楽しく旅する物語。
最終更新:2012-04-04 23:49:02
780文字
会話率:0%
『かせんかいだん』
とある辺鄙な田舎町にある小さな中学校には、真っ赤に染められた鉄製の螺旋階段がある。
段を昇る度に、靴底が無機質な音を鳴らす打楽器。
子供が嬉々として駆け上がりそうな、遊ぶことを目的としないはずの遊具。
非常
階段として設置された、生徒の興味を惹きつける渦。
その好奇心を標的とした蟻地獄、螺旋階段は現在使用禁止になっている。
手入れや点検などを欠かしていない。
手摺や段が外れる可能性は限りなく低い。
事故が起きる確率など、宝くじで億単位の金額を引き当てる方が高い程に。
しかし、螺旋階段は使用不可能であった。
緊急時の非常口としても使われない、見かけ倒しの一品。
一体何の為の設計なのかと疑いたくなる、目的不明の無用の長物。
いつの間にか設置されていたもので、設置日施工日一切不明。
気づけば何かの軌跡のように、そこにあった。
いつ誰がこのような名をつけたのかは知らないが、蝸牛の殻のように回る設計から、蝸牛が跡を残して旋回する階段という念を込めて、蝸涎階段。
“かせんかいだん”と呼ばれるようになった。
そんな子供の注目の的となるべき“かせんかいだん”を登り切った者は、未だにいない――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-20 01:13:51
7982文字
会話率:28%
次彌(つぐや)と滋深(しげみ)は高校1年生。友達以上恋人未満な間柄。
そんな2人の2月14日、スラップスティックな放課後のお話。
最終更新:2010-05-09 06:51:31
1668文字
会話率:44%