14年前、突如として現れた侵略者「鬼」によって東京が陥落するという未曽有の事態が起きる。そこで政府は首都を京都へ遷都して戒厳令を布き、鬼の調査・討伐を目的とした組織「守護警察」を設立した。しかし、その後も鬼の侵略は続き最終的に日本は壊滅的な
被害を被った。そして日本は2009年、残された人口を首都京都に集中させて、本格的な鬼との戦争の時代に突入した。時は2020年、この物語は、鬼に全てを奪われた男「藤原ヤマト」が不思議な鬼の少女と出会い、崩壊していく世界の中で運命に抗い続ける、切なくも美しい、世界を跨いだ物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-29 09:47:05
95220文字
会話率:45%
“宝石が王を決める” 神秘の星リラ。
リシューは、戒厳令が敷かれたその星へ向かおうとしていた――
この物語はリラ星を舞台に繰り広げられる冒険ものである。
リシューは、依頼された仕事をこなしながら宇宙を旅している闇組織バイスの一員。
通り名は、シルバーフォックスと呼ばれている。
一緒に宇宙船に乗っている相棒は、能(脳)天気少年のパット一人。
よく雨が降るある星でパットがいつものようにリシューに話しかける。
「ねぇ、リシュー、緑色の雨ってすっごくきれいだね。きらきらしてて、小さな森がたっくさんふってくるみたい……」
無邪気に、ときにはとんでもない言葉でリシューを翻弄する。が、その何気ない会話がリシューのささくれだった心を知らぬ間に癒していたのである。
数年前、リシューは父とともにリラ星のダール大臣の依頼で銃を運びこんだ。その後、内乱へと発展し、王と王妃は囚われ、王子二人は異星へと脱出した。
リシューは今も内乱が続き、何一つ情報が伝わってこないリラの現状と、その地に住む友――パルの安否を憂えていたので、ひそかに入り込む決意をする。
その矢先、リラより依頼が舞い込んだ。連絡してきたのは、かつての友パル。
今はダール王となった彼のもとで大臣となっていた。敵か、味方か。不安な要素にリシューは迷っていたが、行くことを決める。
パットは、ひょんなことからリラ行きを願っていた少年二人と知り合い、リシューに黙って船に乗せた。さまざまな想いを、それぞれの胸に秘めながら、宇宙船は辺境の星リラへと旅立つ。
そこでリシューたちを待ち受けていたのは、驚くべき事実であった――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 23:26:15
99459文字
会話率:43%
熊爪慶次は無職の真面目系クズ。
思い付きで出場したオンライン麻雀の大会で偶々優勝してしまった慶次は、ある日突然政府の秘密工作機関に身柄を拘束されてしまう。
何とその大会は世界各国が国際会議の議決権を奪い合うための事前協議である、『陰陽トー
ナメント』の国内予選
だったのである。
(通常、政府はこの予選を極秘に開催しているのであるが、近年はコロナ対策の為にオンラインゲームに偽装して公開開催している。)
厳しい修行パートを消化し、大会出場の為に戒厳令下の香港に入国した慶次は用意された豪華ホテルで明日の闘いに備える事にした。
だが、完全密室である筈の部屋には謎の美女が潜入しており、ベッドの上で妖しく微笑んでいた。
美女の目的は翌月開催されるG8和平調停を阻止し第三次世界大戦を誘発すること。
なんと彼女は伝説の房中術を使う闇雀士だったのである!
妖艶な洗脳セックスには絶頂させた相手の雀力を奪う効力がある。
故に、慶次は命に換えても耐え抜かなければならないのである!
交差する超大国の思惑!
総力を挙げて慶次を襲う闇社会の住人達!
今、人類の命運を賭けた戦いがはじまるのだ。
牌は投げられた!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 00:56:45
2232文字
会話率:25%
龍国の首都王府市のエリート大学に通う男女4人は民主化を求めて活動していたが、ある時全世界を震撼させる残虐事件が起きる。射殺、逮捕、逃亡それぞれで、そこに立ちはだかるエリート兵士。若者の運命はいかに
最終更新:2021-10-08 19:54:43
8970文字
会話率:57%
ある日突然、豊臣方の武者と足軽達がゾンビとして甦り、近畿地方に位置する堺県堺市を襲った。
首謀者は太閤秀吉直系の子孫を名乗り、豊臣政権樹立を企てる霊能力者・豊臣秀一。
この狂信者によるクーデターを受け、堺県堺市を管轄する人類防衛機構堺県第2
支局は戒厳令を発令。
避難を余儀なくされた地域住民達だったが、彼らは決して挫けなかった。
ある者は平和が蘇った時の再起を固く誓い、またある者は今の自分に出来る事に取り組み。
自由都市堺の誇りを今に受け継ぐ地域住民達の気高い姿に、避難所を警護する若き士官である神楽岡葵准佐は深い感銘を受けるのだった…
※本作品は、「堺県おとめ戦記譚~特命遊撃士チサト~」シリーズの一作です。
とびらの様御主催の「あらすじだけ企画」寄稿作品である「堺県おとめ戦記譚~特命遊撃士チサト~怨霊武者掃討作戦(短編化)」で取り扱った「怨霊武者鎮圧作戦」が、本作でもテーマになっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-27 06:25:49
12570文字
会話率:31%
呪術により現世に蘇った、豊臣方の武将や足軽。
「怨霊武者」と呼ばれる過去の亡霊が溢れ、堺県の市街地は恐慌状態に陥った。
この事態を重く見た人類防衛機構極東支部近畿ブロック堺県第2支局は、管轄地域全体に戒厳令を発令した。民間人は強制避難を
命じられ、第2支局に所属する全ての特命遊撃士及び特命機動隊曹士にはスクランブル出動が要請された。
堺県第2支局所属の特命遊撃士にして、堺県立御子柴高等学校1年B組が誇る三剣聖が一角、淡路かおる少佐もまた、スクランブル出動に応じた特命遊撃士の1人である。
怨霊武者が徘徊する戒厳令下の市街地を、2つお下げに結んだ黒髪を揺らしながら、淡路かおる少佐は1人進む。武将・剣豪クラスの怨霊武者を狩るために。
遊撃服の腰間に差した太刀の銘は「千鳥神籬」。都市防衛の任務のために鍛えられ、テロリストやカルト教団員といった数多の悪を、正義の名の下に斬り捨ててきた業物である。
だが淡路かおる少佐の行く手には、真田十勇士が筆頭・猿飛佐助や二天一流の宮本武蔵といった、名だたる強敵達が立ち塞がるのであった…
(※ 未成年者の飲酒シーンが登場しますが、当作品は現実の未成年の飲酒を推奨した物ではありません。当作品はフィクションであり、現実とは別の歴史を辿り、現実とは異なる法律が施行された日本が舞台です。フィクションと現実を分けて考えて下さい。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-19 19:17:54
14875文字
会話率:19%
平和な日常に一瞬緊張を感じた。子供の頃の思い出話です。そういえば、あの頃もオリンピックや万国博覧会があって、いろいろな賑わいを楽しみました。
楽しかった思い出のなかの一瞬の緊張感です。
最終更新:2021-07-21 15:57:14
1336文字
会話率:0%
ジョー・ウルフが姿を消して数年。共和制を打ち立て、平穏な時代に入ったと思われた銀河系に新たな恐怖が訪れようとしていた。
最終更新:2019-01-21 12:00:00
272251文字
会話率:45%
三日夜市水都町――
港湾部として船舶による物流が盛んに行われていた町、水都町。しかし、かつての工業地帯として活気は既に失せ、空き倉庫の増加、工場の撤退が続き、行政による開発の手も引いた今では〝捨てられた港街〟として、知られていた。
一
旦、都市近郊を離れれば、その薄暗い町の負の部分が浮き彫りとなるほどに、近隣住民はその港へ近づくことさえしなかった。
そして今、三日夜市は〝ある猟奇的異変〟に見舞われている。
謎の失血死体が連日のように発見されたのだ。遺体は全身から血を抜かれ、皮膚が象皮のように硬くなった状態で発見された。犠牲者の数は公にはされず、三日夜市は戒厳令を敷いたものの、住民への不安は解消されることなく、人々は「またミイラ死体が出たらしい」と、陰で囁き合っていた。
犯人は一体誰なのか――
そんな中、教会から命を受けて此処、三日夜市の私立桐園高校へ通う少女がいた。名は〝灰耶桐絵(はいやきりえ)〟――父をイギリス人、母を日本人とするハーフである。英名はキリエ=アイゼン・スタンフォード。青い瞳。母譲りの凛とした表情。大和撫子を彷彿とさせる立ち振る舞いには、見る人を魅了させるものがあった。
そして桐絵は魔術師でもあった。教会直属の暗殺集団〝魔女狩り(ヘクセンヤクト)〟の一員として、此処三日夜市へ派遣されたのである。
桐絵は教会配下のこの学校にて、学生として身を潜めながらも、昼夜問わず、三日夜市界隈を震撼とさせているこの猟奇事件の犯人の調査を続けていた。
『吸血鬼を、必ず見つけ出して殺す』こと――
それが、桐絵に課せられた使命の正体であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-16 15:35:47
44063文字
会話率:40%
福島県大熊町に暮らす高校3年生の本田明人。大学の合格通知を受け取ってのんびりと過ごしていた昼下がり、東日本大震災発生。大熊町民は原発事故発生の前に避難できたものの、避難所暮らしが始まる。おまけに避難先の福島市は放射能被害が心配され、町は戒厳
令が敷かれたように人がいない。そんな中、行き別れた母が面会に来て、母の実家で過ごすこととなる。遠い九州で知った震災の現実。災害の真っただ中にいたのに情報がないという現実。実際に大熊町、浪江町であった真実をもとに書き下ろしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-09 16:15:19
14834文字
会話率:50%
吸血鬼の出現により戒厳令直前の大阪、奇因持つ普通の契約社員『渡来良夫』と魔法使い『柩野石乃』の出会いにより始まる吸血鬼退治。
微妙に残念な契約社員の人生と吸血鬼の害意が交錯する時、闘争に奇妙な化学反応が発生する。
最終更新:2016-04-23 11:00:00
70559文字
会話率:40%
1978年初夏、テヘランの空は真っ青だ。まさにペルシャンブルーの空だ。抜けるように高い空に、雲ひとつない!!!
この素晴らしい青空の下で、パーラビ王朝は繁栄を誇っていたが、水面下で無理な近代化にともなう貧富格差の増大やイスラム教軽視の政治
への反発で、反政府・反国王運動のうねりが静かに始まっていた。このような時期に僕はペルシャ語(ファルシー)を学ぶとともに、将来のイランの政財界を指導する若きエリート達と親しい関係を作ることを目的とし2年間の予定でテヘラン大学に留学生として派遣されてきたのである。27歳、入籍をしたばかりの新婚の妻、愛子を日本に残しての単身留学である。
1978年7月から1979年2月にイラン革命が起きるまでの革命前夜のテヘランの町やイラン人の生活を留学生の目を通して綴って見ました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-05 15:25:20
24828文字
会話率:0%
「戒厳令の君」や「おとぼけナイト」、騎道のあだ名は増えてゆくばかり。クラスメイトではあるが、騎道には、まったく興味のない飛鷹彩子。騒がれるのは本人のせいもある、クールに眺めていたけれど。騎道の大親友三橋に引きずられ、はからずも巻き込まれてゆ
く。『戒厳令の君』
二年B組出席番号四十二番。端正な顔立ちに不釣合いな黒縁眼鏡。稜明学園初の転入生、謎めいた騎道若供は、この秋、学園に騒乱を巻きこす。RIOT NOTE開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-07 20:56:54
39280文字
会話率:40%
皇国戦記内で使用する法律。現実の世界では何ら効力を有しません。
最終更新:2011-02-01 00:00:00
6006文字
会話率:0%