ついに日本万国博覧会。略称、万博が開かれようとしている。工期の遅れで開催そのものが危ぶまれていたように見えて、やると決めたらやる国だ。膨らみ続ける費用にむしろ中止しろ、そもそもなんで開催するんだ、また中抜きか、税金の無駄遣い、魅力なし、恥
を晒すだけ、などといった非難、嘲笑の声にも負けず、そのプレオープンに我々テレビクルーは駆け付けた。
各社協賛のもと作られたこの未来館は名だたる大企業らが生産性度外視でドンと力を見せつけるように各々が考案した未来の製品を展示、アピールしている。
ある自動車会社は一見普通の自動車かと思えば変形し、横向きになったタイヤからジェット噴射。そう、ホバーカーである。
そしてあるテレビメーカーは立体テレビ。介護、建設業界に向けたロボットに、接客を想定しているのかより人間に近づけたアンドロイド。自動ベビーカー。超軽量型VRゴーグル及びスーツなどなど広報担当の大下という男が我々の案内役を務め、局の女性アナウンサーが、その仕組みやら何やらをリポートする予定だったのだが……。
「おい、新人! しっかり撮っておけよぉ! これあとでぜってー使うからなぁ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 11:00:00
3057文字
会話率:42%
1970年、高度成長期の真っただ中に開催された大阪万博。
その開催地の大阪府吹田市のとある中学校に通う、ツッパリの吉村和夫。
万国博覧会に社会見学に行く日。和夫は、ずる休み。
そして、誰もいなくなった教室で、謎の転校生と出会う・・・
最終更新:2023-04-03 14:11:29
8533文字
会話率:86%
敗戦後の日本における少年少女たちの甘酸っぱい想い出。
最終更新:2022-01-26 15:00:00
1911文字
会話率:24%
藤原透流はゲーム系専門学校に通う学生だ。
彼には秘密がある。
それは人の隣にあるもの。影のように寄り添うもの。
昔の言葉で表すなら『妖』『魔』というもの達が見えるのだ。
実家は代々続く陰陽師の家系だが、そんな古臭い家業よりゲーム会社に就職
したい!
偶然知り合った最強の使い魔と共に世に蔓延る魑魅魍魎に立ち向かう。たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 18:00:00
29100文字
会話率:35%
平和な日常に一瞬緊張を感じた。子供の頃の思い出話です。そういえば、あの頃もオリンピックや万国博覧会があって、いろいろな賑わいを楽しみました。
楽しかった思い出のなかの一瞬の緊張感です。
最終更新:2021-07-21 15:57:14
1336文字
会話率:0%
機械科学の発展により、機械帝国とまことしやかに囁かれる大帝国メティオラ。
孤児院育ちのローズは、機械科学の才能に恵まれない機械音痴だった。おまけにメティオラで忌まれている古王国の象徴“赤毛”と“緑の瞳”という外見のために、孤児院でも女学院で
もいじめられる毎日。
万国博覧会を控えたある日、ローズはひょんなことから古王国の魔術師(※ヒゲ面だけど実はイケメン)が引き起こした事件に巻き込まれ、逃亡劇に加担する羽目になってしまって――!?
負けん気が強くて意地っ張りな少女と、テロリスト疑惑の胡散臭い魔術師が織りなす、機械×魔法な恋愛ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-22 20:30:41
101428文字
会話率:34%
どこにでいそうな男。
どこにでもありそうなレンタルビデオショップ。
そこで起こる、どこにもなさそうな話。
最終更新:2011-08-12 14:56:54
6622文字
会話率:34%