かつて、魔女と呼ばれた女がいた。
銀の髪と氷の瞳を持つ女は、森の恵みを分け与え、人と静かに生きていた。分け隔てなく、ただそこに存在していた。それが平穏だと、信じていた。
ヴェルディナ王国の王女・ミアは原因不明の病に倒れ、ひとりベッドの上
に横たわっていた。自由のきかない体に絶望し、死にたい、と毎日過ごす。
そんな彼女の心を溶かしたのは、辺境の地からやってきた王子だった。その一点の曇りのない瞳に、一瞬で引き込まれた。
ミアは王女としての務めもある。脅かされる王国の分断に、裏切り。そして精霊が宿るとされるエリディオの地の魔女の伝説。
その呪いは、二人を容赦なく襲いかかる。
魔女は言った。
「愛を奪い、平穏を壊した人間たちに、思い知らせてやろうじゃないか」
自分勝手な人間ども。
「愛を裏切ったその罪を、世界を凍てつかせた償いきれぬその罪の重さを。一体、何に触れてしまったのかを」
魔女は求めていた、あの日に失われた愛の温もりを。
「愛は死んだ、もう二度と戻らない」
それを知るためならば、世界を滅ぼすこともいとわない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 03:30:00
58823文字
会話率:32%
大昔の童話にシンデレラがある。継母に拾われ姉にしごかれあー、メイドの真似とかしたくねえと思ってたシンデレラが急にわいてでた魔法つかいが馬車も服もメイクも全部用意して王子に見初められるというあれだ。
最終更新:2024-04-14 21:09:38
562文字
会話率:0%
R15は念の為になります。
最終更新:2022-04-30 22:37:00
15108文字
会話率:14%
悪役令嬢ものっぽい世界に転生してしまった”私”だったが、なんと貴族子息として生まれてしまう。女性としての意識を捨てれず、伯爵子息のジョアンナ(女装)というちぐはぐな状態で生きてきたものの、第二王子シャルルや侯爵令嬢クリステルなどの友にも恵
まれ、もしかしてこの世界は悪役令嬢ものでもないのかなーと思っていた――のだが、残念ながらヒロインらしき少女ソフィーが現れ、典型的な事が一部起きたりしだして……。「シャルル様、ジョアンナとの婚約を破棄してください!」「は?」何故男の”私”がシャルル様との婚約を破棄しなければならんねん!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 16:05:42
13267文字
会話率:25%
悪役令嬢もの?
けど、ヒロインが主人公?
もしかしたら誰かが書いているかもというネタかも……
というか、この分野、いつ見ても多くの人が執筆してますよね……
似たのを書いてる人がいたらごめんなさい。
それでも悪役令嬢ものが好きという
あなた。安井流悪役令嬢ものをお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-27 23:43:07
16656文字
会話率:22%
書きかけだった悪役令嬢もの?を慌てて完結させてみた作品。
魅了されたヒーローが自力で脱出したっていいじゃないか。
そんな気持ちで書きました。
なので書きたいところは書いたので蛇足はカットです。
最終更新:2016-11-17 07:00:00
8327文字
会話率:22%
エル王国の王宮食堂には、とある有名な男爵令嬢がいた。
女神のように美しく、どんな人々にも労わりの心をを持つほど清らかで、か弱そうな外見とは裏腹に芯が強いのに、どこか儚げで、多くの人間を幸せにしてきた。
美しくも温和、強い心を持つ『荒野に咲く
一輪の百合』――。
「それ、誰の話なの?」(親友談)
やることなすこと善良に解釈されるカネの亡者の男爵令嬢が、王宮という名の迷宮で逆境を跳ね除け、真実の愛に目覚め、幸せを掴む!? 恋愛物の王道『愛のざまぁ』劇場。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-30 18:00:00
38784文字
会話率:48%
押しかけ女房な宇宙女子高生と、芸術一筋の彫刻家の馴れ初めの話です。
ある意味悪役令嬢もの?
※Arcadia様にも投稿してます
最終更新:2012-07-14 22:13:11
6331文字
会話率:22%