かつて、黄金の魔王と呼ばれる者がいた。
あらゆる戦にて常勝不敗。
ただ独りにて戦争さえも終結させる様な理不尽なる存在に、世界さえも屈した。
そんな彼が姿を見せなくなってから既におおよそ二百年。
それは、彼が現れる必要がない程世
界が平和になったという証であった。
戦いが彼を呼び、そして平和が人々の世界より彼を消したのだった――。
そう……彼は『戦いの天才』であると同時に『平時のポンコツ』でもあった。
戦い以外の事は、本当に無能であった。
あまりにも無能と言う事で彼は二百年(文字通り)玉座を汚す仕事にしか付く事はなく、そしてそれ故に彼は世界より忘れ去られ、とうとう彼はその玉座に居る事さえも出来なくなって……。
更に更に、彼にはもう一つ……もふもふたる秘密が存在して……。
もふもふ獣のぬいぐるみ系魔王が特に深い理由もないふわっとした理由で冒険者学園に入り、そこで二百年前の最後の戦いの相手である勇者の面影を持つ少女と出会い、勝手に運命を感じる。
これは、まあ魔王だった何かがそんな感じになれば良いなぁとかいうふわっとした願望のまま好きに生きる物語であった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 00:41:38
771837文字
会話率:30%
1799年、フランス革命戦争においてイタリアに進攻したロシア軍は、常勝不敗の名将アレクサンドル=スヴォーロフ元帥の下、フランス軍が占領する拠点を次々に奪還していった。
しかし、友軍であるオーストリア軍との連携の乱れもあって、スイスで孤立する
。
フランス軍に退路を断たれたスヴォーロフは、アルプス越えを決意する。
「KAC2025 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2025~」参加作品第五弾。 お題は三題噺「天下無双」「ダンス」「布団」の転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 07:03:16
4489文字
会話率:29%
アリシア・デボラ。齢は21。常勝不敗の女傭兵。そんな彼女に辺境を治める変わり者、レイナード・ヴァルティス卿から一つの依頼が届く。アリシアはなんてことなくその依頼を引き受け、そして最終的に後悔するのであった。
最終更新:2025-02-28 12:16:32
13510文字
会話率:57%
ガルニア大陸の西側にある国、エルタニア皇国。
貴族出身で若き将軍ベルトランは溜息を吐きながら、今日も国境最前線にあるサン=マルケス要塞の執務室で仕事に追われていた。
それもそのはず。彼には平民出身で優秀な小さな補佐官、カサンドラ准尉
がいるが、彼女は事あるごとに仕事を振り付けてくるのだ。
とはいえ、彼女自身も常人の数倍も仕事をこなしており、到底文句を言える状況ではない。
だが、このままでは間違いなく過労死してしまう。
というか、彼女が配属されてからの一年間、ずっと敵であるタワイフ王国とは膠着状態なのに、こんなに忙しいなんておかしいだろ。
身の危険を感じ、部下からのパワハラに耐えかねたベルトランは、一念発起する。
「よし、今度こそ将軍なんてもう辞めよう」
これは、七年間最前線で常勝不敗を誇りながらも引退したい若き指揮官と、そんな彼をなんとしても引き留めたい小さな補佐官の、すれ違う想いの攻防戦。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-05 20:00:00
142722文字
会話率:47%
大陸に覇を唱えた超大国バルドホルス王国。
西にカイゼル帝国を、東にプレジデン共和国を抱えながら、その国土を広げていった。
王国が国土を広げられたの理由はただ一つ、人に恵まれた、と言う事だった。
世界最強の軍団長を、最高叡智の宰相を、常勝不
敗の軍師を、市場を支配する金融大臣を、無から有を作り出す技術長官を、永久を生きる魔女を、擁していた。
人の力の前に、二国は領土を奪われ、王国は繁栄を続けていった。
しかし、大陸統一を目前に国王が病に倒れ、崩御した。
王国は王位を巡って内乱が起こり、国力を著しく損なった。
そして、新たな王となった者は、自身の子飼いの者を要職に就け、
先代国王の配下を疎んじた。
結果として、かつての栄華を誇った王国から、黄金の人材が流出した。
一人、また一人と国を離れていき、遂には世界最強の軍団長も王国を離れることになった。
だが、世界最強の軍団長に行き場はなかった。
帝国も共和国も軍団長に殺された者が多すぎた。
そのままでは、国を出ることは出来ない。
魔女はそんな軍団長に魔法をかけた。
軍団長になる前の青年になる前、15歳の頃まで若返らせた。
若返った軍団長がなったもの、それは冒険者。
国を追われ、過去すらなくした男がもう一度自身の手で歴史を作る。
新たな冒険の始まりだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-23 20:28:24
20466文字
会話率:39%
むかしむかし辺境にある火の山に竜の縄張りがあった。
人は名誉や金を、竜は縄張りを求めて挑戦を繰り返すが、種族の中でも小さき竜に敗北はない。
時が流れ、神と祀られた竜は、平穏な火の山の上で今日も過ごす。
信心深き人々は神の竜を敬い火の山
を登る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-05 09:35:02
123620文字
会話率:33%
裏の麻雀界で無口なときは一度も負けなかったと言われた男。
まさしく不敗。
まさしく腐敗。
まさしく腐敗!?
怒らないでくださいね (ノ∀`)
最終更新:2020-08-10 09:06:19
396文字
会話率:22%
ある日、俺は永遠を生きる少女と出会った。
これは、《永遠》と《常勝不敗》の物語。特異な二人の恋物語・・・
最終更新:2019-12-04 17:56:46
5887文字
会話率:37%
東雲詩織は常勝不敗の魔法使いである。魔力操作に長け、戦闘技術も高く、容姿端麗で、成績優秀だ。公式的な記録の上で、彼女は常勝不敗。ついに彼女に勝てる者は、たった一人の例外を除いて日本からはいなくなった。ゆえに、彼女は魔法使いの本場、裏世界にあ
る魔法都市へと移住することを決める。彼女が決して勝つことができなかった、たった一人の例外である幼馴染み、天道司とともに。これは最強と、それに挑む準最強が織りなす二人の物語。最強は己と肩を並べる存在を欲し、準最強は思い描く理想に手を伸ばし続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-14 15:01:40
39574文字
会話率:33%
(編集のうちに、この物語は『夢幻犬鏡』の一部となりました)
将門を失った狐女は人の世のまにまにただよいます。
愛する男を忘れるため、狐女はさまざまな男たちと付き合いますが、彼ほどの男と出会うことはあいませんでした。その一方で、狐女は短
命の人間の男を本気で愛することを恐れていました。
そして、二百四十年後の平安末期――
狐女は官女ゆかり子となって後宮に住みつき、そこで知り合った平清盛の息子、重衡の愛人となっていました。
彼はこれまでの男とはちがいました。ゆかり子は重衡との関係は遊びと割り切ろうとすしますが、美しく才に長けた彼に魅かれていきます。
しかし、日本国中に反平家の機運が上がり、重衡も武将として戦闘へ向かわねばならなくなります。狐女として妖力を使い、重衡を守ろうとするゆかり子でしたが、やがて彼との愛人関係に疲れ、男を見限ろうとします。
一方、武将として天賦の才能をもつ重衡は常勝不敗、平家の大軍勢を率いますが、頼朝が派遣した義経軍との戦いで敗れ、囚われの身となります。
鎌倉の頼朝のもとへ送られることを知ったゆかり子は重衡を救い出そうとしますが、彼の子を身ごもったことで霊力を失っていました。
本作は、狐女と平将門の悲恋を描いた過去作『星の夜明けに流れゆく』の続編となります。
※今回は恋愛がメインで、合戦シーンは少なめですが、相変わらず人がいっぱい死にます。いつものくせで警告タグに『残酷描写あり』とは入れてません。(作者が本サイトに掲載した物語は血飛沫やら生首やらが飛び交いますが、合戦物なのにわざわざ警告もないだろうということで)しかし、今回はさずがにタグを入れようか迷いました。合戦シーンは淡泊でも、非戦闘地域での幼児の首ちょんぱとか、その髑髏を母親が抱いて歩く場面(元ネタ:源平盛衰記)があります。
残酷かどうかは読者の方々にゆだねたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-27 19:05:36
30470文字
会話率:15%
常勝不敗のチート幼馴染を持つ高校生、八坂つばさ。彼はある日突然クラスごと異世界に召喚されてしまった。魔王が人類を征服しようとしているということで、また巻き込まれたかと思えば……彼の目が空のような蒼に染まっていた!?黒の英雄!?ちょ、俺主人公
じゃないから!彼奴、ほら、アルビノになった勇者(幼馴染)がいるじゃないか!などと言いつつ、何だかんだで自分もチートになって行く話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-10 17:00:00
118503文字
会話率:49%
常勝不敗を信念に掲げていた東堂光は、高校一年のとある日呆気なく初敗北を喫してしまう。打ちひしがれる彼の前に現れた中禅寺ひかりによって、光は救われることとなる。
それから数ヵ月後、街中で突如として空間に亀裂が入り、その中にひかりが吸い込まれて
しまう。ひかりを追って光たちが亀裂の中に飛び込むと見たこともない世界に辿り着いた。戸惑う光たちの前に一人の青年が現れてこう言う。「ここは騎士の世界、ナイトワールドだ」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-10 16:07:52
2652文字
会話率:26%
【お茶会同好会シリーズ】主人公不知火羅牙(しらぬいらいが)さんと、同シリーズ中最も蔑ろにされている緒方竜(おがたりょう)の対戦。常勝不敗を誇る関西人の転校生緒方竜、設定的にはかなりおいしい役なのだが、実力を充分発揮できない内に羅牙さんに敗
退。ために、以後誰にも相手にしてもらえず、いつまでたっても実力を見せられないでいる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-13 09:53:19
4015文字
会話率:35%