「おぬしらがそうならそういうことなのじゃろう……。」
「大丈夫、お国は必ず勝利します。」
国を振り回す暴虐の女帝として、家臣に裏切られ追放されることとなった少女『藤園』は、とある橋の上で異世界に迷い込んだ少女『紫』と出会うことになる。一
方、藤園を追い出した国の政府は、国の改善のため一人奮闘していた藤園を失うことにより衰退の一途をたどることとなる。
行き場を失い旅を始めた彼女たちが出会うのは、波乱の世で悩みを抱える妖精や妖怪、魔法師などの様々な種族。十三人の皇帝が睨みあう混沌の世の中で、二人は様々な仲間と出会い、やがてその列は百鬼を成す……。
定番ジャンルを混ぜ合わせ誕生した一風変わった異世界冒険譚を楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-21 22:38:47
49739文字
会話率:58%
「〈アラズ〉の神々の元へ。」
赤髪の若き男は死にゆくシカの魂に、
神々へ導きの祝詞を上げる。
男は森林に棲む獣を狩り、
肉とする猟師・ヨエル。
禁猟区の深き森、〈禁域〉で
珍しい銀毛のキツネに遇う。
――はらへったのぅ。
空腹を訴える
キツネが人の言葉を話すので、
男は折れて餌付けしてしまう。
――犬ころと一緒にするでない!
猟師は剥いだ皮を売る為、町へ降りると、
そこで美しい金髪の娘・キルスと出会った。
狐と猟師、人と獣の物語。
――――――――――――――――――――
ハーメルン他にて重複掲載。
https://shimonomori.art.blog/2020/05/01/ginmou/
※本作は横書き基準です。
1行23文字程度で改行しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-17 18:00:00
53683文字
会話率:12%
昔話で、屏風に描かれた狐の話を作ってみました。
最終更新:2017-07-11 05:16:24
1279文字
会話率:12%
とある神のドジで地球での生涯を強制的に終了させられた青年、古嶌太一(こじま・たいち)。その詫びとして、太一は神から幾つかのスキルを受け取り魔法が存在する異世界……『ゼルトザーム』へと旅立つ。
※初投稿の為、お見苦しい文章などが見受けられま
すが御容赦下さい。
※タグは順次増やしていく予定です
※素人の作品のため、極力読みやすくはしているのですが、読みづらいと思った場合は「~が読みづらいぞ!」などと書いていただけると嬉しいです。
※不定期更新&ほぼ見切り発車です。 ご容赦ください
※誤字脱字などがありましたら、教えて頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-27 08:00:00
32425文字
会話率:51%
『夢幻犬鏡』が長い長い物語なので、一章分、ご試食用にカットしたものです。皆さまの味見・つまみ食いを歓迎します。
小山祇園城を落城、奪還、再落城を経験した若犬丸は、敵方のはずの小田五郎直高に誘われ、常陸小田に向います。
小田城に匿われ
て、つかのまの平穏に身を置きますが、若犬丸の所在が鎌倉公方に知られ、常陸小田は戦場となります。
舎兄直高のために若犬丸は命をかけて戦いますが、小田氏内では和平派と武断派に分かれてします。小田氏の五男である直高は、和平派の兄たちに後事をゆだね、武断派をひきつれ、男体山城にこもります。若犬丸も彼についていきますが、この城にも鎌倉方が総攻撃をしかけ――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-05 01:10:55
33031文字
会話率:30%
京では、秀郷の末裔太田政光という男が、かつての将門と同様、悶々とした日々を送っていた。
内裏大番役を命じられていた彼は、後宮の女官なの葉と知り合い、夫婦となる。しかし、神官出身の父を持つ妻は、不思議な女だった。
京からの帰り道、夫婦
の一行は山賊に襲われるが、なの葉を守り切れなかった政光のもとに、龍神が現れて彼女を助ける。霊威に打たれた政光はいっそう妻を大切にし、関東で領地の拡大を目指し本拠を下野小山に遷す。
やがて、世は源平合戦や奥州征伐など殺伐とした時代を迎えるが、政光の息子たちは、なの葉が童女のころ源頼朝の遊び相手だったことで主君に引き立てられる。朝政・宗政・朝光の三兄弟は実戦でも活躍し、鎌倉の御所内で重きを置く。
政光の死後、なの葉は長寿を保ち、尼となって悩める女性たちの相談相手となっていた。そのなかには美しくも悲しい過去を持つ女性がまぎれてこんでおり……
※この物語は、前作、『永遠なるものが~』の狐女と重衡が出会う数十年前に遡ります。さらに、前々作の『Brotherhood』の時代をはさみ、小山三兄弟のその後が描かれています。
また、つねに報われぬ恋をしていた狐女ですが、この物語のラストでようやく救いの手が差し伸べられます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-01 13:54:57
33574文字
会話率:30%
(編集のうちに、この物語は『夢幻犬鏡』の一部となりました)
将門を失った狐女は人の世のまにまにただよいます。
愛する男を忘れるため、狐女はさまざまな男たちと付き合いますが、彼ほどの男と出会うことはあいませんでした。その一方で、狐女は短
命の人間の男を本気で愛することを恐れていました。
そして、二百四十年後の平安末期――
狐女は官女ゆかり子となって後宮に住みつき、そこで知り合った平清盛の息子、重衡の愛人となっていました。
彼はこれまでの男とはちがいました。ゆかり子は重衡との関係は遊びと割り切ろうとすしますが、美しく才に長けた彼に魅かれていきます。
しかし、日本国中に反平家の機運が上がり、重衡も武将として戦闘へ向かわねばならなくなります。狐女として妖力を使い、重衡を守ろうとするゆかり子でしたが、やがて彼との愛人関係に疲れ、男を見限ろうとします。
一方、武将として天賦の才能をもつ重衡は常勝不敗、平家の大軍勢を率いますが、頼朝が派遣した義経軍との戦いで敗れ、囚われの身となります。
鎌倉の頼朝のもとへ送られることを知ったゆかり子は重衡を救い出そうとしますが、彼の子を身ごもったことで霊力を失っていました。
本作は、狐女と平将門の悲恋を描いた過去作『星の夜明けに流れゆく』の続編となります。
※今回は恋愛がメインで、合戦シーンは少なめですが、相変わらず人がいっぱい死にます。いつものくせで警告タグに『残酷描写あり』とは入れてません。(作者が本サイトに掲載した物語は血飛沫やら生首やらが飛び交いますが、合戦物なのにわざわざ警告もないだろうということで)しかし、今回はさずがにタグを入れようか迷いました。合戦シーンは淡泊でも、非戦闘地域での幼児の首ちょんぱとか、その髑髏を母親が抱いて歩く場面(元ネタ:源平盛衰記)があります。
残酷かどうかは読者の方々にゆだねたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-27 19:05:36
30470文字
会話率:15%
江戸の侍、繁藤国重(しげとうくにしげ)は上司からおかしな藩命を受ける。化け狐を討て。狐女の佐絵馬(さえま)を追って、気づいた先は現代女子高生、さくらの身体の中!? 桜野原(おのはら)さくらとなった繁藤は、さくらに成り代わって学校生活を送った
り、変人扱いされてる東雲(しののめ)と友情を深めたり。東雲、夜な夜な吸血鬼を探して繁華街をさまよう変てこ趣味の持ち主と、ついに佐絵馬を追い詰める。江戸の堅物侍 in 女子高生、妖怪ハントな入れ替わり物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-24 21:28:52
104581文字
会話率:62%