「不幸でいることは大変勿体ないことです! 人生は素晴らしく、世界は輝きで満ち溢れているというのに!」
百を超える会社から不採用を言い渡され絶望していた男――斎藤頼一の前に現れたのは、日本人離れした端正な顔立ちに、胡散臭い笑顔を張り付けた『詐
欺師』だった。その場の雰囲気に流され『詐欺師』のもとで働くことになったが、売りつける物は『何でも願いの叶う壺』、『未来が見える水晶』、『幸福になるお香』、『勝手に動く市松人形』……いや売れるわけがねえ! しかもたまに購入に来る客は、どいつもこいつも訳ありで……。
これは饒舌奇才変人詐欺が巻き起こす、奇妙で不謹慎な人助け(?)の物語。
第一話:『お金の咲く木の苗』の販売折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 15:40:19
14366文字
会話率:36%
疎遠となっていたかつての親友からある日突然電話がかかってきた。親友の家に行くと、不気味な市松人形がこちらを伺っていた。
最終更新:2024-02-02 03:01:09
645文字
会話率:6%
私は柳田君の事が中学校の頃から好きだ。
高校に入り、柳田君と同じクラスになれただけではなく隣の席になれた時、私は神に感謝した。柳田君とは住んでいる世界が違うので会話はないけれど、毎日が幸せだった。
そんなある日「なあ。天野って動物を飼ったこ
とある?」と声をかけられた。猫を飼っていた私は、捨てられていた動物が付いて来てしまって飼うことになった彼の相談を受ける。もちろん断るはずがない。
そんな彼は、拾ってしまった動物の写真を見せてくれた。
「名前はメリーさんなんだって」
こうして市松人形のメリーさんと柳田君と私の、不思議な交流は始まった――。
ホラー系コメディ、ちょいラブな物語です。題材はホラーですが、コメディー色が強すぎてあまり怖くはないと思います。
一話一話が短いですのでご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 07:08:16
180398文字
会話率:39%
★大須の奇妙な骨董店でモノに宿る魂の記憶を読み、時々名古屋めしを食べる話
★『なごや幻影奇想シリーズ』長篇第2弾! 本作からでもお楽しみいただけます!
■ ■ ■
名古屋駅から名鉄あるいはJRで二駅。金山総合駅の程近く、とある雑居
ビルの二階に、非現実の世界で起きた怪異事件を解決する探偵事務所がある。
そこで助手のバイトをしている男子大学生・服部 朔(はっとり はじめ)は、探偵・樹神 皓志郎(こだま こうしろう)のおつかいで、大須商店街の外れにある奇妙な骨董店『懐古堂』を訪れる。
幽霊(!)の女店主・カイコに気に入られた服部は、呪いのアイテムの念を祓う手伝いをすることになるが——
持ち主に災いを齎す、髪の伸びる市松人形。
「足らぬ、足らぬ」と声を発する壺。
人間の魂を誘い込む万華鏡。
果たされぬ想いを封じたブローチ。
加えて何やら、『懐古堂』やカイコ自身にも秘密があるようで……?
他者の感覚を我がことのように受信できる共感応(エンパス)能力者の服部。
通常は触れられない無機物の魂を、彼は自分の肉体を依代にして憑依させることで、そこに刻まれた記憶に触れる。
不思議な声を持つ樹神探偵に、異能調香師の和装美女・百花(もか)も加わり、名古屋のB級グルメや銘菓を堪能しつつ、古きモノに秘められた真実を紐解いていく。
※実際に名古屋にある事象などを題材としていますが、固有名詞や位置関係は多少変えてあります。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-28 19:00:00
137770文字
会話率:39%
神喰宗助は陰キャである。
これは宗助が自分で言っているだけではなく周りからの評判も陰キャであるのだ。
小学校では、お化け屋敷。
中学校では、ぞうきん。
高校では、呼ばれる事がなくなった神喰宗助。
そんな陰キャな彼にクラスの中で
上から3番目付近の佐藤ゆかりが声をかけてきた。
「ねぇ神喰君。市松人形ってしってる?」
突然何をいいだすんだろう。
普通の人なら鼻で笑う変な相談、でも神喰宗助はその話を笑う事はしなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 01:27:17
11062文字
会話率:55%
女吸血鬼、夢魔、ミイラ男、市松人形、四足歩行の巨大蛙……登場キャラ全員が人外の対戦格闘ゲーム『カーミラ』。
地元のゲームセンターで行われる同大会に備え、調整を行っていた神月アキラは感電事故に遭った元彼女を救おうとし、次に気づいた時――今まで
とは違う別の場所に、ゲームでの持ちキャラだった女吸血鬼の姿で立っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-29 01:26:42
125921文字
会話率:24%
従姉妹の和美に連れられて、郊外の住宅地に来た美羽。そこには、妙な噂が流れているという。
かくれんぼをしていると、鬼の子がいなくなる。そして、いなくなった子の事を、誰も知らない。
怖がりな美羽は、お守りでもある市松人形のいちま様を連れて、噂の
住宅地へと向かった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-25 20:00:00
9015文字
会話率:56%
市松人形。
着せ替え人形のひとつとして親しまれながら、一方で怪談がつきものである、置物のひとつ。
私もまた小さいころ、部屋に置いていた市松人形をめぐる思い出があった。
最終更新:2021-01-16 23:41:31
2500文字
会話率:0%
小学校6年生の一学期。
市松人形のように端正な容姿を持つ転校生が、クラスにやってきた。
しかし、彼女は自己紹介の段になっても、自分から口を開かない。
先生は、彼女が人前でしゃべることができない病気であることを語る。
なじんだ空気であれば
話せるかもと聞き、彼女が話せる雰囲気を作るため、接していくクラスの一同だけど……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-03 22:04:35
3640文字
会話率:17%
人を呪うという事しか出来なかった呪われた人形は、ある日大きな失態を犯してしまい死にかけてしまう。命からがら逃げだすも、瀕死寸前。それを助けてくれたのは、人形が憎む対象の人間だった。
最初は呪おうとしていたが、何時しか一緒に居るという事に
楽しさを見出してしまっていた日々。
だけど、やっぱり呪わないといけないのだろうか?だけど、私は呪いたくない。
そんな人形の葛藤と、そんな人形を拾ってくれた人間の心の闇が交差する、そんなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-07 19:20:29
6626文字
会話率:16%
【本文には出てこない裏設定】
しぃーちゃん:樺色の髪、榛(はしばみ)色の瞳で乳白色の肌。体の発育がよく、すらりとした手足。クラスの女子で一番背が高くて成績も一番。
ただし、そちらの方も早熟なのか、まだ小二なのに中二病っぽいイタイ言動がみら
れる。
両親ともに長崎の出身で幼なじみだったらしく、ご先祖が異人さんだったのではなかと思われるくらい色素の薄い、西欧系の美少女。たっくんが好き。
私:黒髪黒目で色白腹黒。やや小柄でつつましやかな体型。
成績は二番だが余り気にしていないように振る舞う。ある部分は未熟な青い果実ですらないが、将来的にも期待していないしそれも個性。
ボブカットの市松人形さながらで、なんか呪われそうなホラー系の美少女。
しぃーちゃんと同じで、たっくんのことが好き。
たっくん:かけっこが得意でやんちゃな男の子。いつもどこかにバンソーコウをはってることが多い。
しぃーちゃんよりも背が低くく私よりもある。成績は下から三番目でも気にしていないが身長は気にしているようだ。
スカートめくりが好き。私のパンツを下げて泣かせ、馬鹿な男子達から勇者と呼ばれるが、女子からはゴミムシをみるような目でみられた。
私は次の日の学校を休んだ。その次の日に出たらたっくんが休んでいた。
女子全員から吊し上げられたそうで、かなり反省してたが三日したら忘れた。
当時は私のことを意識していたらしいが、のちにしぃーちゃんと結婚。
*『ホラー女優が天才子役に転生しました ~今度こそハリウッドを目指します!~』 (鉄箱)
https://ncode.syosetu.com/n0230fu/
上記の作品からキャラと会話に影響を受けています。
さっぱり似ても似つかない代物かもしれませんが、オマージュとみていただければさいわいです。
*この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-03 12:00:00
2771文字
会話率:77%
市松人形って、怖いですよね。
この物語はある女子大生が体験する、市松人形にまつわる恐怖話です。
少し悲しく、それでいて恐ろしい情念を……ぜひぜひご賞味ください。
最終更新:2018-12-20 19:32:28
4831文字
会話率:25%
この物語の主人公は、自らの意思を持つ事以外はごくごく平凡な市松人形だ。
勿論大好きな人は自分の持ち主でもあるお婆ちゃん。例え直接の会話が出来なくとも、彼女が話し掛けてくれるだけで市松人形は十分であった。そんな日々を、幸せに感じていた。
し
かしその幸せな日々も、そう長くは続かなかった。患っていた病により、お婆ちゃんが外出先で帰らぬ人となってしまったのだ。それを知らぬまま、市松人形は三日間も彼女の帰りを待ち続ける事となる。
主人不在となった家の中は、お婆ちゃんの子供達ーー年齢で言えば四十代後半程ーーが行った遺品整理と言う名の押し込み強盗により、金目の物は全て持ち去られ、更にはお婆ちゃんの大切にしていた物は全てゴミとして捨てられてゆく。
……無論、市松人形もその例外ではなかった。
そして雨と風が吹き荒ぶ中、彼女はゴミステーションに捨てられた。
「このまま私、お婆ちゃんに会えないまま捨てられちゃうのかな」
だが全てを諦めかけていた市松人形にも転機が訪れる。偶然にも通りかかった轆轤首と言う妖怪が、彼女を家へと持ち帰ったのである。
新しい居場所が見つかった事により、安堵する市松人形。だが彼女の体に轆轤首が触れた途端、ある大きな異変が起こった。
なんと市松人形は、自身の体を動かせるようになってしまったのだ。
事の成り行きから、市松人形は轆轤首にツクモノと言う名を与えられる。しかし同時に、自分が動くようになった事から彼女は、自分と言う存在が曖昧で理解出来ずにいた。
それを見た轆轤首は、市松人形の力になってあげたいと言う想いから、彼女の自己理解への道を手助けする事を決意する。
市松人形……もといツクモノは果たして、無事自分の正体を掴む事が出来るのか。
これは生まれてくる時代を間違えてしまったとある妖怪の、苦悩と葛藤を描く物語である。
※この物語はフィクションです。実在する人物や団体とは関係ありません。
※この作品は「カクヨム」、「エブリスタ」にも投稿しています。投稿速度に関してはこちらが一番早いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-04 17:00:00
143477文字
会話率:33%
異世界に恋い焦がれて止まない大学生、上月颯太はすることもなく部屋で怠惰を貪っていた。
すると突然、テレビに市松人形が映り、男の声でこう言った。
「ようこそ! 私の異世界へ!」
どうやらこの世界は異世界になってしまったらしい。
さて、颯太君は
夢に描く異世界ライフを送れるのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-17 17:04:15
10887文字
会話率:21%
死んだ祖母から、俺たち双子は形見として人形を譲り受けることになった。
俺が譲り受けたのは、お菊という市松人形だ。
お菊は黒髪の美人で、普段は大人しい。だけど怒った時はガタガタ震えたり、物を落としたり、髪を伸ばしたりする。
そして泥棒
をしたりする人間や、身内を傷つける相手を事故に合わせたり、不幸にしたりする。
お菊は、曰く付きの人形だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-03 23:37:09
10905文字
会話率:31%
市松人形の怖さについての考察。
最終更新:2017-01-08 17:18:13
1250文字
会話率:0%
人形には魂が宿りやすい。
それは人形関連の怪談話が多いという事が裏付けている“誰も信じていない事実”だ。
若き人形師の4兄弟の店──Doll's-eyeでは、人形の販売•修理以外にもそんな相談事が持ち込まれる。
“呪いのわら人形”
“
勝手に髪が伸びる市松人形”
“動き回るフランス人形”等々。
これは
人形師4兄弟と魂の宿る人形、
一風変わった絆の物語──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-19 18:45:40
1811文字
会話率:18%
私は歩道橋で他人を見ると、妄想を広げてしまう。
サラリーマンを見てポエジーな一面を勝手に作る。
自分の部屋にある家具が何者かによって毎月変えられる。
しかし、私はそんな状況を楽しんでしまう。六ヶ月間の家具の変移を振り返る。
音楽や詩作、紙版
画、芝生を水玉模様に刈り取ったランドアートなどの趣味に取り組んだが、いずれの趣味も三ヶ月で飽きてしまう。
最初に妄想を始めて歩道橋以外の場所では発想が浮かばないことを知る。
次の日、トライアングルを持つ女子高生から困昏チキという、奇抜なペーパークラフトを作る少女を想像する。ある日、チキは母の作品を割り、翌朝謝る。するとフメ代はトライアングルを持ってくるように言い、鳴らすと、許してくれた。
美男美女なカップルから、シュールな妄想を広げる。男はフォウ太、女は杖里という名前で、互いに正反対の性別の格好をしている。凍った白い池の上に落ちていたスプーンを取り、掬って食べる。
妄想をやめ、人形と小箱を買う。その後路地裏で身体が丸く、紙のように薄い奇怪な生き物に出会う。
激安の公衆浴場へ向かう。吹き矢で入る風呂が決まる。市松人形が浮いた風呂に入る羽目になる。風呂から上がり、女番台とバレリーナの靴を変えるゲームをし、私は負けて幻聴が聞こえる木の実を食べる。幻聴に反応し、街行く人に不審がられてしまう。
人形に合わせて部屋が変わる。混沌としたジオラマ。砂漠に昭和の街並み、氷山の上のコンビニなど。さらに変な見本ばかり置かれている。開けない本、駒が動かせないオセロ、メガネがぎっしり入ったメガネ入れなどである。
あいかわらず妄想をする。スターフルーツの迷路を通り、光が溢れ全く視界が見えない状態で橋を渡る。その先にはゴーストタウンがあり、男が建物を団子のようなものに変えてしまう。
ジオラマにある巨大な水晶玉を調べる。底には謎の女性の鉛筆画。後日、鉛筆画の女性に酷似した人を発見。彼女から富士山の精霊シェリ子を思いつく。シェリ子は物を自在に出現させる能力を持つ。望みの品物とはかけ離れたものばかり出してしまう。困り果て、富士山に福助人形を埋めるなどして、自己流のけんかつぎをする。
能力を使ううち、三メートルを越してしまう。アラサーやアラフォーらしき女性の家に行く。能力を使い、信玄餅が出てくる魔法の口紅を出して渡す。それらの年代の人々を救う。能力を使いきり山になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-29 09:37:29
37020文字
会話率:26%
集めると願いが叶う、あれ。
28歳の「五十嵐ほんま」は、頑張って集めた。
しかしそのストーリーを作者は非情にも割愛した。
自室にていよいよその時を迎える五十嵐。
「願いをかなえたまえ!」
【うん、いいよ】
1000体
の市松人形(呪)と織り成すアットホームなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-20 22:23:36
9256文字
会話率:27%
寺生まれの男勝りな女子高生の玲。彼女の家の蔵には、超絶呪われた市松人形が供養されていた。この話はそんな人形と一緒に何故か異世界召喚されてしまった女子高生の物語(強制)
最終更新:2015-11-02 03:13:33
8027文字
会話率:44%
箕舟駅前交番勤務の安塔 枝祈が取った一本の電話。
それは悲劇の始まりを知らせる電話だった。
ある少女の死を皮切りに幕を開ける連続不審死事件。
これはその事件を追った一人の婦警の物語である。
事件が終わりを告げたとき、ツミタチノヒトカタは報
われるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-01 07:00:00
61827文字
会話率:41%