――20XX年。
世界は核の炎ではなく、魔法の光に包まれた。
各国のあらゆる場所にダンジョンが出現し、人々には固有の【スキル】が与えられる。各政府は対応に追われ、誰もが動乱のさなかに身を投じることになった。
「お前はクビだ! 今すぐ
出ていけ!!」
だが、アラサー男性こと安土冬也には世界の動乱など無関係。
彼は今日も今日とて、やっと見つけた就職先から追い出されていた。理由は様々だが、基本的に彼に非はない。強いて言うなら各々の才能と呼ばれるスキル――【転職】にあったのだろう。冬也は職を転々とする星のもとに生まれた、としか言いようがなかった。
そんな彼が、一日の労働を終えて帰ろうとしていた時。
偶然にもダンジョンが自然発生し、意図せずそこへ足を踏み入れてしまう。さらに奥の方からは女の子の叫び声が聞こえ、冬也はとっさに駆け出すのだった。
そこで彼は知ることになる。
己のスキル【転職】が、どのような力を秘めているか、を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 20:29:37
12237文字
会話率:39%
とある世界、とある国の公女として転生したわたくしは、ようやっと自分が転生した世界に気付いた。
一人の儚げな村娘を巡って争う二人の男達を見て。
「……ジゼルじゃん」
その呟きは誰にも届かないが、わたくしは目の前のこの状況を見て考える。…
…浮気する婚約者、いらなくない?
わたくしのこの結論が辿る物語の結末は、わたくしの為のハッピーエンド。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 00:00:00
9112文字
会話率:25%
「こんばんは。あの日助けていただいた者です。あなたを長いこと探しておりました」
「えっ……も、もしかして天からのお迎えですか……?」
◇
エルシアン・トライルは18歳の誕生日の夜、婚約者から婚約破棄を告げられていた。
名門魔法貴
族の長女でありながら一切魔法を使えないからとひどくののしられ、一方的に告げられた言葉に心を痛めていたその時、空から一人の男が乱入してきた。
夜空に浮かぶ星のような美しさを持つ男はアルクルスと名乗り、エルシアンをずっと探していたという――。
果たしてアルクルスの正体は天からのお迎えなのか?
それとも……。
これは努力する女の子が幸せになっていく短編です!
※ハッピーエンドで少しだけざまぁ要素あります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 07:34:16
8852文字
会話率:34%
レミリアは、記憶をなくして森を彷徨っていたところを皇帝陛下に拾われる。聖魔力があることがわかったため、そのまま皇帝陛下の側妃となった。
皇帝陛下に守られて、皇后陛下からは可愛がられ、子供もお腹にいて幸せな日々。聖魔力で臣民たちに加護を与え
ながら、穏やかな日々を送っていた。
そこに、隣国の王太子がやってきた。
アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 09:25:08
3408文字
会話率:71%
社交界で悪女と評判のマリア・アークランド侯爵令嬢だが、それは彼女に悪意を持つ有象無象の嫉妬に過ぎない……と彼女を溺愛する婚約者クラウスと王太子は考えている。
一方、マリアのせいで恋しい相手が陥れられたと思い込んだオットー・ブリンガー子爵は頭
の血が上ったまま、人気のない場所でマリアに怒りをぶつけるが……?
※このシリーズの前作が一迅社様にてコミックアンソロジーに掲載されております。
皆様のおかげです。
ありがとうございます!!
※只今多忙につき、コメントの返信は確約できません……。ごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-28 07:11:23
4268文字
会話率:41%
社交界で白樺令嬢と呼ばれる、
一般成人男性よりも少し身長の高い小心者な令嬢がいた。
名をフレデリカ・アスラン。
一方社交界に現存する最後の野生(誇張なし)と呼ばれる、
一般成人男性よりも少し身長の低い令息がいた。
名をレオナール・バルバス
トル。
社交界の笑い種な二人は結婚間近な婚約者同士。
そんな二人に待ったをかけたのはまさかの身内で――?
絶対に婚約破棄したくない二人の試練に挑む五ヶ月の顛末。
3話完結。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 21:05:41
11585文字
会話率:30%
ここは、アルス・アーツ大陸。
主に5大国家から成り立つ大陸である。
この世界は、人間、亜人(獣に変身することができる。)、エルフ、ドワーフ、魔獣、魔女、魔人、竜などの、いろんな種族がおり、また魔法が当たり前のように使える世界でもあった
。
この物語の舞台はその5大国家の内のひとつ、軍事国家フェリス王国であり初の女竜騎士の物語となる。
そしてその女竜騎士は知らぬ間に番(つがい)認定されていたのだが・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 00:00:00
405778文字
会話率:57%
世間では悪役、悪女と名高い月延真帆の職業は女優である。
世間の認知とは裏腹に実際はごく普通の少女である彼女はある日自身が悪役として出演していた舞台の世界に役柄そのままに転生する。
転生に気づいたのは舞台の終盤、最も盛り上がる断罪シーンの前夜
だった!
死にたくない真帆は自身の父親を生贄に捧げる事で死亡フラグをへし折るが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-25 16:25:42
31848文字
会話率:30%
「貴様はもう用済みだ。『聖女』などという肩書きに踊らされて大損だった。どこへでも行くが良い」
突然の国外追放の宣告。国のため必死で祈りを捧げたのに、その仕打ちはあんまりではありませんか!
魔法技術が進んだ今、妖精への祈りという不確かな
力を行使する聖女は国にとっての『金喰い虫』。
「これから大災厄が来るのにね~」
「ばかな国だね~。自ら聖女様を手放そうなんて~」
妖精の声が聞こえる私は、知っています。
この国には、間もなく前代未聞の災厄が訪れるということを。
もう国のことなんて知りません。
追放したのはそっちです!
故郷に戻ってゆっくりさせてもらいますからね!
※ 13話以降、少しだけざまぁ要素を強めに改稿しました
※ 他の小説サイト様にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-11 10:08:42
14543文字
会話率:32%
サレイユ王国の王女に仕えるサラは国王の命により、主君と入れ代わって敵国の王兄との政略結婚に臨むことになる。
これも全ては、恩のある王女のため……と思いきや、王女はサラの恋人を寝取り、恋人もサラを「かわいげがない」と罵倒してくる始末。
信じて
いた人たちに裏切られたサラは、失意のどん底に堕ちる……ことはしなかった。
「……私はっ! 絶対に絶対に、フェリエで幸せになる!」
さようなら、敬愛していた王女様。
さようなら、大好きだった恋人。
私・サラは王女エルミーヌとして、隣国の王兄殿下(※引きこもり・人嫌い・常に仮面装着)と一緒に幸せになります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-11 19:00:00
161972文字
会話率:40%
「どんなに辛くても、酷い言葉を掛けられても、頑張れる」
奇跡の曲を奏でることで、精霊の力を呼び出す女性――聖奏師。
ファリントン王国の筆頭聖奏師だった公爵令嬢セリアは、後輩聖奏師と勝負をした結果、予期せぬ敗北を喫してしまう。
筆頭聖奏
師の座は剥奪され。
公爵家からは「一族の恥だ」と勘当され。
恋人だった国王には棄てられ。
すべてを失ったセリアは失意の中で国を去り、ヴェステ地方グリンヒルに流れ着く。
「ただの『セリア』を受け入れてくれる――それだけで、私は幸せなの」
何もかもを失ったセリアは、自然溢れるグリンヒルの地で第二の人生を歩み始めた。
そんな中、セリアが去ったファリントン王国には少しずつ綻びが生じていた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-06 19:00:00
159994文字
会話率:37%