都内の繁華街でキャバ嬢をしている篠田茉莉花はその日起こった不運に嘆きながら帰路に着いた。
自分が大切に育ててきた太客を新人キャストに取られ自暴自棄になった茉莉花はその場で思いついた願望を口にする。
「はあ…水揚げされてえ。飛びっきりのイケメ
ンに。どっかの王族かなんかに求婚されねえかなあ。」
そんな上手い話がある訳ないと千鳥足で家に入ると、そこには未だかつて見たことも無いような美少年が血塗れになりながら息も絶え絶えに座り込んでいた。
この美少年グランとの出会いにより茉莉花の運命は転機を迎える事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 19:19:11
3172文字
会話率:13%
「腹黒悪女め!君との婚約は破棄する!この家も出ていけ!」
子爵令嬢ローナは腹黒い。
家のためお金のために婚約していたことを義妹にばらされ、婚約破棄されて家まで追い出されてしまう。
しかしローナはめげなかった。
(これまで嫌なことがあって
もにこにこ笑って我慢していたけれど、もう我慢しなくていいのよね?
そのせいで腹黒悪女と言われたけれど、それが私の生きるための知恵だった――)
居心地の悪いあの家を出て自由になったと喜び、自分を可愛がってくれていた恩師が経営している魔導具店で住み込みで働くことにする。
「師匠!私にできることはなんでも言ってくださいね!」
「ありがとう、ローナ。君は本当にいい子だな」
「そんなことありませんよ」
(ふふふ……師匠はちょろいわね!)
そこでも〝いい子〟を演じ、常連客である王宮騎士、グレンと親しくなっていくのだが……。
「君を紹介したい人がいる」
「紹介……?魔導具店の店員としてですね!このローナになんなりとお申し付けください!」
(ふふふ……太客が増えるわ!)
(……そうじゃないのだが、まぁいいか)
ローナの新しい人生は、きままで楽しい。
しかし、本当に腹黒いのは一体誰なのだろうか……?
※2月末に書いた『腹黒令嬢』の連載版ですが、短編とはラストや設定を少し変えています。
※設定ゆるめです。軽い気持ちでお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 18:12:43
93165文字
会話率:52%
俺は◯◯。高卒で日雇いの仕事をしていたがある日ホストクラブへスカウトされる。
そんな新人の俺を指名してくれたお客様はどうやら俺に甘いしお金持ちみたいだ。
でもその好意におんぶにだっこで売上を上げても長くは続かないと思っているし店の
偉い人たちにもそう言われていた。
少しでも愛のある行動をと思っていたらいつの間にかグループ売上ランキングにも載って気が付けば年間売上ランキング一位も獲得した。
そんな俺の怒涛の一年間。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 12:00:00
7288文字
会話率:15%
明治時代。
遊郭の花魁夕霧(18歳)は、元武家の姫だ。不運にも遊女に売られた。遊郭の街吉原一の美貌と名高く、店では常にトップの存在だ。気位も高い。
彼女は、吉兆のシンボル麒麟を持つと噂される大富豪の老華族専属の花魁だった。男女の仲ではなく、
娘のように彼女を可愛がってくれていた。
しかし、頼みの老華族の足が途絶えてしまう。ほどなく、死亡の知らせが届く。
失意の彼女に、その息子(柊理)の意思が告げられた。父を継いで彼女との契約を続ける、と。
これまでとは違う。
夕霧は新たな覚悟で受け入れるが、柊理の彼女への行動は、辛辣でプライドを折るようなものが続く。とうとう息子へ本音を出してしまった。
「下がれ、下郎!」
太客に決して見せてはいけない夕霧の本音が露わになたっとき、柊理は怒りとは違う反応を見せた。
「あんた、処女か?」
「何がいけない!?」
「処女なら話が違う」
「どうしてだ?」
二人の関係がそこから絡み始めて————。
かなしい過去を持つ元姫と麒麟の息子と呼ばれる華族の男の恋愛ストーリーです。
パラレル明治時代のお話です。設定等ちぐはぐな場面もあるかと思います。ご容赦いただけますと幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 21:23:35
96694文字
会話率:46%
高校生二人のマクドナルドの話
最終更新:2023-02-05 21:34:26
1744文字
会話率:46%
『恋愛禁止が〝解けた〟世界一のアイドルと、漫画みたいに〝溶けそうな〟ロマンスを♡』
目つきが悪いことを気にしている新卒の主人公・中本才雅(なかもとさいが)は、ひとりの少女に人生を狂わされていた。
その相手は名実ともに世界一のアイドル
・月城なゆた(つきしろなゆた)。
――そんな彼女が人気絶頂の矢先、突如芸能界を引退する。
生きる希望を失い絶望していた才雅が、転職先の職場に向かうと……
なんと隣の席に月城なゆた本人が座っていた‼
さらにひょんなことから、
『私、恋愛禁止はもう気にしなくていいんです――』
と頬を赤らめる彼女と〝同棲〟まで始めることに!
才雅が働く職場は芸能事務所。
そんな中『マネージャー』としての仕事で関わり合うことになった他の現役アイドルや、
小さい頃から好意を寄せてくれている幼馴染との一波乱もあって……?
同棲相手の太客という〝秘密〟を抱えたまま、
めくるめくジェットコースターのように展開する恋愛模様の中で――
はたして才雅の精神は無事に保たれるのか⁉
そして〝恋愛禁止〟から解放された【月城なゆた】との同棲生活の行方は――⁉
笑いアリ! イチャラブアリ! 修羅場アリ! お酒アリアリ‼
秘密を多く持った主人公と個性豊かな美少女たちが織り成す
どたばた×純愛ラブコメディです!
※完結まで毎日更新!
※他サイトでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 13:22:59
127855文字
会話率:32%
テレビのロケ中に、とあるちょっと変わった壺を売っている露天商の人を見つけて、インタビューする話です。
登場人物
・ツッコミ担当 : ロケをしているタレント
・ボケ担当 : 露天商の壺売り屋さん
・エキストラ : 太客。お金をぎょうさ
ん持ってる人達。
※ ゲラゲラコンテスト3の応募用作品です
※ 文字数どう頑張ってもこれ以上短くできませんでした。それでもいいという方は閲覧いただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-29 14:23:08
2257文字
会話率:99%
とある街の宿に魔王討伐の旅に勇者パーティーに「聖女」として参加し、同道しろ。と、
言われた看板娘…リン・カノワ。
さて。どうしよう?勿論受ける気はさらさらないのです。
と言うのも──その件の“魔王様”…『微睡み亭(うち)』の常連客なんで
すけどねぇ~。
一体、「何処」の「誰」が好き好んで宿屋の太客を殺そうとするのか……ん?魔王様(彼)じゃない?では、何処の魔王様──ああ、“自称の”魔王(笑)の。……魔王違い。──えっ?そいつを殺せ、と。私に…?
「勇者様御一行」に参加する──何故。
……。
……あの、暇じゃないのですけれど?
帰ってくれませんかね?!
私、毎日、宿屋の、手伝い!あるのですけどね?!!(怒)
…これはそんな私と王国との交渉?押し問答?日常の物語。
…微睡み亭の常連客──剣聖、剣帝、魔導王、賢者…SSS級冒険者【轟炎のガッシュ】、【疾風のハヤテ】、【氷花のシャーリィ】、【刹那のカンナ】の4人は一月に一度は泊まりに来てくれるのです。チップも気っ風も良い気の良い人達です!
私の魔法も、私の剣術も、錬金術も…みんなみんな教えてくれたのは──彼等です!
いや~、有り難いわ~~!!
正直宿屋の手伝いばっかりで中々時間が空かない私を構ってくれた…私の両親以上に両親代わりとなってくれた方々です。
こほん。
で、す、か、ら!
私は参加しません!
旅になんか…行きませんからねー!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-19 00:00:00
2986文字
会話率:37%
私がここに来て三年と数ヶ月。
本日ついに異世界にキャバクラをオープンさせました。
これはある日突然異世界に来てしまったしがないキャバ嬢が自分の足で生きて行こうと奮闘し、とんでもない太客を釣り上げるまでのお話です。
※作中の商売及びそれに関
するものは作者の勝手な妄想です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-30 00:41:06
62816文字
会話率:29%