この世界では、『ドラゴンの巣作り』について公の場で語ることはタブーとされている。
そもそも『ドラゴンの巣作り』とは何か?
一言で表すなら、災厄だ。
巣立ちの時を迎えたドラゴンは、新たな定住の地を求めて旅に出る。
悲劇は、ドラゴンの琴
線に触れる土地が見つかった瞬間から始まる。最強種たる存在に恐れをなした数多のモンスターが逃げまどい、その結果、幾千万の争いが誘発され、命が蹂躙されていく。
当然のことだが、「どこどこでドラゴンが巣作りを始めた」などとウワサが広がれば、大陸中がパニックになる。だから、ドラゴンの巣作りについて、みだりに口にしてはならない。
そして一か月前。
少年ルドルフが住む大森林に、ドラゴンが巣を構えた。
決死の逃避行は一か月も続き、ルドルフと村人達は鉱山都市に流れ着いた。鉱山都市は強固な外壁に守られており、一貫して平穏が保たれていた。
しかし、領主は増加し続ける避難民を歓迎しなかった。しまいには、居住を認める代わりに法外な税を課すとふっかけた。
あとがない村人は、二人の少年少女に最後の望みを託した。
千年に一度の土魔術師ルドルフと、完全保存食であるエルフ豆の生成魔法に長けたエルフの少女アメリアにだ。
果たして二人は、短期間で莫大な額のお金を稼ぎ、家族や友人を救うことが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 10:31:28
14061文字
会話率:44%
『ここ』とは違う場所、『いま』とは違う時間。『現代』とは違う歴史を持つ世界。
それが『ファーランド』。
その世界に住むハヤトは、土属性を得意とする魔術師であり、冒険者だ。
人間の言葉を理解し、会話することができる小動物アミアを相棒に、各地を
旅しながら冒険者としての依頼で収入を得てきた。
ある日、ファーランド屈指の巨大国家『グラン帝国』の首都『グランバレア』にやってきた一人と一匹は、そこでも同じように依頼をこなしていたが、とある大きな依頼を受けることとなり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 00:00:00
143624文字
会話率:43%
敗戦の責任を押し付けられ、王国を追放された土魔術師シゴル・アンティオーク。
だが、王国の誰もがシゴルの真の能力、ゴーレムに魂を与える秘術のチカラを見誤っていた。
シゴルは追放されたことを契機に、宮廷魔術師時代には使えなかった禁術を行使す
る。そして、彼の生み出したゴーレム達とともに、新天地で成り上がっていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 20:14:18
63888文字
会話率:36%
魔術という概念が、神秘的だった時代は今や昔。
魔術というものは、ごく当たり前の文化となっていた。
花を咲かせたかったら、土魔術。
飲み物を飲みたかったら水魔術というように、この世には魔術があふれていた。
だがしかし、なんの神のいたずらか、あ
る時を境にこの世は火、水、雷、氷、土、風、生、体の8種類の魔術しか使うことができなくなってしまった、
その時、世の中は大いに乱れた。
平和というものは忘れ去られ、世は戦乱の時を迎えた。
それはそれはおぞましく、国同士がぶつかり合い、死者であふれかえっていた。
そんな戦争が10年続いた。
10年というものは短いようで長い。
すべての国が、優秀な魔術師を多く失い、疲弊していった。
各国は、協定を結び、このようなことはないようにという願いを込めて
アウレリウス1345年 不可侵永和条約が結ばれた。
そして魔術というものは各国で共有すべきものであるということが共通認識となり、全7か国の資金を使い、アウレリウス魔術師養成学校が建設された。
7か国の資金で建設された学校は、まさしく平和の象徴ともいえる存在となったのだった。それから100年が経った。
魔術師養成学校もたくさんができ、数多の優秀な魔術師が排出された。
そして、優秀な魔術師の中でも特別に強い一握りの魔術師は「神から選ばれた魔術師(ナンバーズ)」と呼ばれ、絶大なる人気と地位を確立していた。
そして今、「神から選ばれた魔術師(ナンバーズ)」になるための一歩が開かれようとしていた。
そして腰に刀を携えた少年、春風未来もそんな養成学校に通おうとしていた。
しかし、受験時
「あなたには才能がありません」
無情にもそう告げられる。
この世では何より才能が重視される。才能がないというのは魔術師として致命的だった。
だが未来は、諦めない。いや諦められないのだ。
家族のため、妹のため、そして何より彼自身のために。
「才能がなくても、認めさせてやるよ」
春風未来の挑戦がこの瞬間始まったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-15 23:09:33
103728文字
会話率:33%
無能だと追放された土魔術師が、馬鹿にされた美少女ゴーレムや美少女精霊達と共に無自覚に無双する物語。
・1話1000文字前後です。
・感想欄は閉じさせて頂いております。申し訳ございません。
最終更新:2022-10-01 20:49:00
21441文字
会話率:35%
Sランク土魔術師のクリフは、所属していたPTからクビ宣言を受ける。
PTを追放された彼は冒険者を辞め、土魔法を活かして農業を始めることにした。
土魔法の力があまりにも強烈過ぎて、早々に農業で無双するクリフ。
その頃、彼を追放したPTは度重
なるクエストの失敗で苦しんでいた。
ある日、クリフの元へかつてのPTリーダーが訪れて言う。
「判断を誤った、PTに戻ってきてほしい」
クリフは答える――もう冒険者じゃないので無理だ、と。
そしてクリフは、今日も世界の農家を震え上がらせるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 00:00:00
61026文字
会話率:59%
■2020年12月書籍発売。
戦記物です。
最初は力があっても上手く使えない。徐々に力の使い方を学んでいき、やがて英雄と言われるアレクサンダー・デーゼマンの話です。
八章からはアレクの無双ターン!
神から土魔術を授けられたア
レクサンダーは、建築士として働き出す。
しかし、父フォレストが貴族になって領地を拝領したことで、領地の開発を行うことになる。
貴族である以上は戦いがつきもので、アレクはテルメール帝国の南部方面軍の指揮官を捕縛する。
王国内では決闘騒動もあって、アレクは英雄として名を上げていく。
一章 : デーゼマン家(家族の紹介章です)
二章 : 伝説への一歩(フォレストが叙爵されて領地入り)
三章 : 帝国の陰(帝国の威力偵察部隊と遭遇してアレク瀕死)
四章 : 防衛(帝国軍を迎え討つ!)
五章 : 戦後処理(フォレスト陞爵、アレクも褒美をもらう)
六章 : それぞれの思惑(領内の開発をするぞ)
七章 : 移民政策(不正発覚!)
八章 : 軍属(決闘を経て宮廷魔術士の称号ゲット!)
九章 : 初任務(トルスト教国軍の進軍を阻止せよ!)
十章 : 帝国進軍(帝国軍が来襲! 王国の領土が切り取られていく……)
十一章: アレクサンダー・デーゼマンという英雄(英雄のちょっとした話)
十二章: 失地奪還戦(アレクの無双を見よ!)
十三章: 新たな任務(国王と王太子が権力強化に乗り出す)
十四章: 新領地(新天地)
十五章: 貿易(新しい領地とちょっとした騒動)
十六章: 帝国激震折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 21:00:00
432160文字
会話率:39%
ある日、手を土に触れるだけで土が掘れる土魔術師アースは「落とし穴しか作れない土魔術師は要らない」とパーティから追放される。落ち込んだアースは人間不信になり、土魔法を使って穴を掘り始めた……。そしてある時……。──称号『ダンジョンマスター』
を取得しました。頭の中に声が響き、ダンジョンマスターへとなったことを知る。気づいたらSランクダンジョンのダンジョンマスターでした!昔の仲間が入ってきたけどSランクモンスターにボコボコにされます!ダンジョンポイントは土を掘るだけで溜まる楽々仕様!溜まったダンジョンポイントはあらゆるものへと変換可能!強力モンスターを召喚しながら、ひたすらダンジョンを伸ばしていきます! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-19 20:01:40
4713文字
会話率:10%
大人気MMO『Stars Compete』に数多ある職業で最も不人気な職業があった。
第1職業『土魔術師』だ。
射程が短い。起動が遅い。連発できない。
他の魔法使い系職業に比べ圧倒的に劣ったスペックの職業。
だがそれでも諦めず研鑽を詰
んだ一人の男がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-01 14:15:21
3309文字
会話率:19%
畑山翔太は小学6年生。
でも、日本の小学校には通っていない。
なぜなら、彼は今、異世界に魔術留学しているからだ。
類まれな魔術の才能を授かった少年の異世界学校生活が始まる。
これからファンタジー世界を楽しもうという方には、魔術/魔法につい
ての入門編としてもお使いいただけます。
魔術について、基礎的なことを知りたいとき、話を読みながら自然にその知識が身につくようになっています。
長編連載中の「ポータルズ」の外伝です。
本編を読まなくても楽しめます。
短編を読んで、興味を持たれた方は、本編の方もどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-02 02:21:59
24007文字
会話率:26%
世界全土魔術を駆使した戦争が勃発する中、魔術連邦トルフェルレーヴが開発した生ける屍―カダヴルの前に戦争は絶望的終結を迎えようとしていた。
しかし連邦の次の狙いはまさかの小領土しか有していない魔法使いの集まる共和国ーノクトエスポワールであった
。
生ける屍として全身全霊を尽くして従軍していたアウグリーオ・ミラ大尉。
彼は魔法使いとの戦争でとある少女に出会う。
それが彼の信じていたすべてを壊していく・・・!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-03 23:16:53
620文字
会話率:12%