後漢末期、冀州清河の地に暮らす豪族崔氏のむすめは、丞相曹操の子息曹植とめぐりあい、やがて運命の転変を迎える。
『三国志』の英雄曹操の愛児にして、唐代以前最高の詩人と謳われる曹植(陳思王)とその妻崔氏を主人公とするフィクションです。基
本的な流れは正史に準拠しておりますが、バッドエンドではありません。
正史準拠というわりには、曹植のあによめ甄氏大好き説(唐代あたりの創作)も重要なファクターになっています。すみません。でも兄上のことも大好きな弟です。
※カクヨム様で「陳思王軼事」として同時連載しています。本作は個人ウェブサイト(https://ziyege.web.fc2.com/chensiwang.html 現在は非公開)で連載した作品に手を入れたものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 00:12:16
457763文字
会話率:32%
九州風雲録Ⅰ
北西部・荒州大漠
大唐代・隴右道
最終更新:2024-07-06 03:53:10
9496文字
会話率:25%
無職になり、学生時代を思い出して中国旅行に来た男。
旅行初日に車に跳ね飛ばされ、目が覚めたとき、鏡に映った自分は知らない若い男(イケメン)になっていた。聞いたところ、ここは唐の都、「彼(自分)」は遣唐使の一員で十六歳――とのこと。
果たし
て彼は、様々な困難を乗り越え、現代に飛ばされただろう「彼」と、無事に入れ替わることはできるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 21:58:11
24719文字
会話率:21%
十五歳の踊り子・茗凛(めいりん)は、酔っ払いに絡まれたところを二人の少年に助けられる。長安から仏教留学にやって来たと言う二人は、なにやらワケアリの様子。しかも彼らの滞在先である法恩寺には過剰なまでに心配性の兄がおり、旅人にすぐに入れ込んで
しまう友達からも怖い目を向けられるわで彼女の周囲はにわかにあわただしくなる。
そんなとき、法恩寺で不可解な事件が起こる――。
唐代をモデルにした中華風小説です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-21 19:14:44
128323文字
会話率:46%
舞台は京城(みやこ)・大覚寺。
十六歳の珂惟(かい)が、優秀ながらいまだに有髪の修行者のままなのは、僧侶になる国家試験を受けようとしないからだ。しかも彼には仏道修行者らしからぬ不穏な噂があった。そんな彼に冷やかな目を向ける琅惺(ろうせい)―
―彼は最年少で試験に合格し、剃髪を許される身だった――ともに大覚寺の双璧と呼ばれる二人だが、その間には微妙な距離があった。
そんな二人に、平穏な日常を根底から覆す「ある事件」が襲いかかる。
中国・唐代をモデルにした中華風小説です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-15 22:13:25
102878文字
会話率:45%
筆者が思い立ったときに中国史の人物(主に三皇五帝から唐代にかけて)についてまとめたものです。
不定期ですが皆さまの小説づくりに貢献できればと思っています。
もしも内容の齟齬を見つけられた際にはご連絡の程よろしくお願いいたします。
最終更新:2023-01-03 15:40:10
28271文字
会話率:16%
一年前の出会いを回想した崔護は扉に詞を書き付けた。
最終更新:2020-08-28 17:48:10
200文字
会話率:0%
瞳(トン)国の高官である夫の章絢(ヂャンシュェン)と、特殊な能力を持った画家である妻の子淡(ズーダン)は、紆余曲折を経て結婚し、幸せの絶頂にいた。
ある日、西の国境で天女が連れ去られそうになるという事件が起きた。
瞳国皇帝、麒煉(チー
リィェン)の密命のもと、彼と共に国境の地へ赴くことになった章絢は、その地で訳ありの少年と出会う。
画竜点睛の故事をモチーフにした、なんちゃって中華ファンタジー。
主に唐代を参考にしていますが、あくまでも舞台は異世界です。
不定期更新。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-16 20:20:16
149279文字
会話率:50%
時は巡り人も変わるが、炎に身を焦がす蛾のごとく、汝はただ恋に悶えよ。
「うんかんのべっかく」。いにしえの中国、盛唐の時代。宮城の奥深く人の通わぬ陰鬱たる池のほとりで、若い女官の木蘭(もくらん)は美貌の宦官の悲恋を聞かされ、また同室の臈たけた
女官から、愛について手習いを受ける。そして、自らの出生と宮城との因縁を知った木蘭の前に、ある悲劇が――。
男と女、男と男、女と女、時を越えて絡み合うそれぞれの愛のかたち。
女性の同性愛的描写、また男性の同性愛についての言及がありますが、どちらもごく軽いものです。
「カクヨム」との重複掲載です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-19 22:22:36
6455文字
会話率:45%
中国、唐代。詩仙と呼ばれた李白と、詩聖と呼ばれることになる杜甫の二人が出会い、友情を育む……のだが、どうも妙なことに。
仙人道士やら怪しげな妖術やら気功やらが存在する唐でのとある一幕。
最終更新:2015-05-27 14:47:18
14151文字
会話率:46%