これは、勇者に育てられた少年の英雄譚。
そして、勇者と呼ばれた女の、復讐と贖罪の物語。
十年ほど前のこと。近隣にダンジョンがあるため迷宮都市と呼ばれるリンゲックの町に、勇者の異名を持つ女冒険者がいた。彼女は桜のエンブレムから「桜花(おうか
)の剣士」とも、また孤児の少年を養子として育てていたことから「子連れ勇者」とも呼ばれていた。
そんな勇者は数々の活躍ののち、王国に仕えるでもなく、誰かに嫁ぐでもなく、息子と一緒に田舎で暮らすため去っていった。
数年後……
リンゲックに、桜のエンブレムの剣士が現れた。勇者が育てていた幼児が、たくましき若武者となって帰ってきたのである。
母直伝の剣技、圧倒的な強さ。周囲が放っておくわけがない。少年の周りには、冒険者から王族までがそれぞれの思いを抱いて集い、彼もまた、それに応えるかのように無双してゆく。
やがて運命の歯車は動きだす。王位をめぐる内乱、そして魔王の影。自分の出生の秘密、そして勇者である母の過去を知ったとき、少年はいかなる決断を下すのか……
【追記】
物語の舞台は迷宮都市と呼ばれていますが、バトルが中心でダンジョンの描写は少ないものになると思います。動画配信やステータスオープン、ゲーム的な意味でのスキルはありません。なお、別作品の短編集「元ギルドマスターの手記」と同一世界、同一時間軸のお話です。両方に登場する人物が複数います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 01:49:30
19902文字
会話率:30%
この世界では10歳になると、神からの祝福としてスキルを授かる。
辺境の村生まれで幼い頃から冒険者に憧れていたジンが授かったスキルは【トラップマスター】と【アナライザー】。
どちらも聞いたこともないスキルで、能力も罠の設置や回避に解析と、かな
り地味だった。
しかも冒険者たちは魔物を倒すためのスキルや、怪我を癒やすスキルを重宝するため、ジンはなかなかパーティーに入れてもらえなかった。
そしてせっかく入れてもらえたパーティーまでもクビになってしまう。
しかし、彼は憧れだった冒険者としての人生を諦めなかった。
そして、彼を蔑んできた冒険者たちは知らなかった。
彼がいずれ伝説の冒険者へと至ることを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 01:18:47
23962文字
会話率:33%
2023年 10月 1日、 この日全世界にダンジョンが出現した。
このダンジョン、新たなる資源であるのと同時に魔物があふれ出てくる災害でもあった。
それにより新たに、スキルや魔法を駆使して魔物を倒す”冒険者”という職業が生まれることとなった
。
そんな中、ダンジョンの出現場所に住んでいた住んでいた主人公は朝、迷宮で目を覚ます。
これは、そんな不運に見舞われた主人公が自分のスキルと魔法を駆使して強くなり生き残る物語。
*小説初心者
*不定期連載
*誤字脱字、読みにくいなどあるかもしれませんがご了承ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 00:32:17
113545文字
会話率:28%
森の中、目が覚めると異世界。偶然助けられた赤髪の男性に、魔物なんかと戦う冒険者になることを勧められ魔法も習得させてもらう。別れ際には当座の資金や色んなあまり物なんかも貰い街へ向かう。
帰れないようだが未練もない、ひとまず冒険者として
一旗上げよう、そんな話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 00:00:00
248717文字
会話率:43%
不慮の事故によって亡くなった酒樹 錬。享年二十二歳。
酒を呑めるようになった二十歳の頃からバーでアルバイトを始め、そのまま就職が決定していた。
しかし不慮の事故によって亡くなった錬は……不思議なことに、目が覚めると異世界と呼ばれる世界に転
生していた。
誰が錬にもう一度人生を与えたのかは分からない。
だが、その誰かは錬の人生を知っていたのか、錬……改め、アストに特別な力を二つ与えた。
「いらっしゃいませ。こちらが当店のメニューになります」
その後成長したアストは朝から夕方までは冒険者として活動し、夜は屋台バーテンダーとして……巡り合うお客様たちに最高の一杯を届けるため、今日もカクテルを作る。
----------------------
この作品を読んで、カクテルに興味を持っていただけると、作者としては幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 00:00:00
202907文字
会話率:43%
交通事故で死んでしまった坂崎総助は本来なら自分が生きていた世界とは別世界の一般家庭に転生できるはずだったが神側の都合により異世界にあるダンジョンの下層に飛ばされることになった。
もちろん総助を転生させる転生神は出来る限りの援助をした。
そし
て総助は援助を受け取るとダンジョンの下層に転移してそこからとりあえずダンジョンを冒険して地上を目指すといった物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 23:29:32
516182文字
会話率:35%
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能はないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつ
れて移動可能、冷暖房完備、豪華な浴室、大型冷蔵庫からシステムキッチンまでの配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 23:32:16
256414文字
会話率:43%
ある日の朝、冒険者ギルドにて冒険者パーティー「メルクネメシア」の解散がリーダーのカイリより告げられた。
どうやらカイリとメンバーの紅一点であるリリサが結婚する上、孤児院を開くために冒険者を辞める決断をしたらしい。
リリサは、冒険中
に出会った多くの孤児を思い、何かできないかとカイリと相談して考えた結果、この道を選んだという。カイリも残されたメンバーに謝罪しつつ、その決断の理由を説明した。すると、他のメンバーも自身の今後を考えていたことを明かし、こうして全員が解散に同意した。
だが、パーティーの回復役であるアルドリノールの本心だけは違い、解散後もたった一人で冒険者を続け、魔物と戦っていた。しかしやがて肉体的にも精神的にも限界が訪れ、彼もまた別の道を歩まざるを得なくなった。
そうした時、ギルドの受付嬢であるライラから、ノコエンシス領にある女子魔法学校が新設した学級の担任教諭を急募しているという話を聞かされる。
結果、教師になったアルドリノールであったが、そこで待っていたのは一癖も二癖もある生徒たちで……?
「だからあんた! ウェリカ・クラウディアという美しい花を咲かせるための水と光になりなさい!」
「何言ってんだお前」
「な!? 結構決まってたじゃない! あんたの適性水と光でしょ!? 植物育てるために生まれてきたようなものじゃない!」
「肝心の土がないだろ」
「それはそうね……土……土……あ、オルシナスでいいでしょ。あの子なんでも使えるし!」
「適当だな!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 22:32:28
177413文字
会話率:61%
《無限迷宮》――二百年間誰にも攻略される事なく、現代に至るまでその一切が解明されていない未だ謎多き迷宮。その迷宮を攻略せんと、数多くの冒険者が挑み続けた。
二百年もの間、停滞していた《無限迷宮》の時間が動き出す。目指すは《無限》の果て。誰
も為し得なかった《迷宮》の攻略。
幼い時に母に捨てられ、冒険者になった後も仲間に見捨てられる『裏切り』の連続の人生を送ってきた少年・エイル。運命に抗い、運命に翻弄されながらも、裏切られ続けた少年は謎の美少女と共に《無限迷宮》を突き進む――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 22:23:02
32528文字
会話率:39%
《無限迷宮》――二百年間誰にも攻略される事なく、現代に至るまでその一切が解明されていない未だ謎多き迷宮。その迷宮を攻略せんと、数多くの冒険者が挑み続けた。
少年・エイルもまた、冒険者である。
金を稼ぎ、その日を過ごす為に『荷物持ち』とし
て《無限迷宮》に同行する彼は、どんなに危機的状況下に置かれても必ず生還する『囮役』として、食い潰されていた。
スラム街出身のエイルは幼い時に母に捨てられ、冒険者になった後も仲間に見捨てられた。彼の人生は『裏切られ』の連続だった。
されど、少年は無数の理不尽を踏み越え、現状を打ち破る為に《無限迷宮》に潜り続ける。
二百年もの間、停滞していた《無限迷宮》の時間が動き出す。目指すは《無限の果て》。誰も到達し得なかった迷宮の攻略。
運命に抗い、運命に翻弄されながらも、裏切られ続けた少年は謎の美少女と共に《無限迷宮》を突き進む――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 12:00:00
11147文字
会話率:36%
可愛らしいボブカットの少女は、女冒険者だ。透き通るような綺麗な青い髪に、青い瞳。
まだあどけなさの残るその顔とは裏腹に、落ち着きのあるベテラン冒険者のたたずまい。
腰には、二振りの剣をさしてマントを羽織り、ザックを背負って冒険を求め旅をす
る。
しかし、彼女には冒険者の他にもう一つ、名乗っているものがった。むしろ、彼女はこっちを名乗りたかった。
彼女は、キャンプをこよなく愛するキャンパーだった。むしろ、キャンプしたいが為に野営をする事が多い冒険者になったというべきかもしれない。
そんなちょっと変わった少女の珍道中が今、幕をあげる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 22:22:56
2754935文字
会話率:49%
ある日、冒険者学園の落ちこぼれだったリンタローはクラスメイトのメルメルから暗号の解読を依頼される。
それは50年前に実在した勇者アルバートの遺した”頁”であり、学園に存在すると言われる隠しダンジョンへと導くものだった。
最深部に眠る宝を求め
、リンタローは隠しダンジョンの攻略に乗り出すのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 21:48:44
8193文字
会話率:49%
地の精霊が作ったと噂される世界屈指の巨大洞窟。その最奥を見た者は未だおらず、今なお洞窟は複雑に延び続けている。採掘される宝石を狙って命知らずの冒険者達が挑み続けるダンジョン。その実情は、たった一人の錬金術士と意地汚い精霊によって、やむにや
まれぬ理由から作られていた。
(2019.4.30 書籍化)
※カクヨム転載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 21:46:34
817938文字
会話率:35%
(※2020/2/1より毎日更新で連載)
混沌の時代を生きる探検家リーチャは、未知のダンジョン『深淵海域』の噂を聞きつける。
冒険者ギルドで集めた探検隊を引き連れて挑むことにしたリーチャであったが、深海の奥底へと潜るほどに、深淵海域で過
去に起きた惨劇が明らかになっていく。
やがて水底に眠る悪意は、探検隊へと呪いの手を伸ばしてくるのだった。
『ノームの終わりなき洞穴』の続編、『ノームの終わりなき道程』に出てきた魔導書ソウラマリスを巡る深海探検ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 06:00:00
62520文字
会話率:42%
圧死、石化、串刺し――。
そこは、あらゆる『死』をやり直すことができるダンジョンだった。
ベテラン冒険者であるリクニスは、冒険初心者の三人の少女達を導き、ダンジョン攻略をするよう依頼を受ける。渋々依頼を受けたものの、挑んだそのダンジョンは
、自身の経験がリセットされる不思議な迷宮だった。それだけでなく、ダンジョン内で死亡するとスタート地点に戻され、またやり直すことが可能となっている。
リクニスと三人の少女たちは、様々な『死』を経験しながら、様々な宝物を手に入れ、迷宮の謎を解き明かすための冒険に挑んでいくのであった。
※カクヨムとの重複投稿になります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 21:05:04
15732文字
会話率:60%
オスカー・アンダルクは自らの食事の為に狂暴なモンスターと日夜、戦っている冒険者である。ある日、別の世界からやってきたという料理人アキヒコ・フジワラと出会い、アキヒコが経営している食堂【妖精の宿り木】に通うようになった。オスカーは異世界の料理
に心惹かれ、自らが討伐したモンスターで調理してもらい、それを食す。グルメと冒険の日々を淡々と過ごしていくオスカーの物語が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 21:00:00
13998文字
会話率:38%
VRゲーム【アークオリンピア】
PvPコンテンツをメインとしたフルダイブオンラインゲーム。
ゲーム内ランキング二位 【狂戦士】と呼ばれているプレイヤー【アルマ】
そんな彼も、現実世界ではただの学生。
高校に入学し、新たな生活にも慣れてきた
ころにクラスメイトの提案でなんと冒険者になることに。
ダンジョンなんて興味は無く、未だに勝てない存在に勝ちたいと言う思いだけがある。
だが冒険者としての研修中に起きた事故で、自らも知らない自分に気が付く。
ゲームの中でも、現実でも、目指す所は変わらない。
狙うは最強の首、ただ一つ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 20:57:44
2775299文字
会話率:48%
現代にダンジョンが現れた。そんな話が広まる前に俺は変な生き物に会ってるわけなんだが?。
スライムはもちろん、普通の動物まで。様々な仲間を増やして興味のままにダンジョンに潜るのはいいけど、基本動物を愛でたい人間が行く冒険者ライフ。
決め台詞は
「俺はもふもふが欲しい」
「ぴー」
「ダサいのかこれ」
話が進むのは遅いです。一話短め。
ダンジョンというよりふれあい多めです。
本編完結済み
季節ごとのイベントを更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 20:00:00
1662114文字
会話率:60%
「あなたはウチのダンジョンマスターとして転生したのです
多くの冒険者を欲で誘い込み探索と戦闘で彼らの血と魔力と命を
吸い取れるダンジョンを作ってくださいマスター」
ある日現世の病院で死にかけていた男は不思議な幻聴を耳にする
俺にダンジョン
マスターとしてダンジョンの運営をしろというのだ
やけに具体的な幻聴を前に
男はダンジョン経営の構想にふけりながら病気で亡くなる
そして今、幻聴の言っていた通り本当にダンジョンマスターとして転生した男は幻聴の主であるダンジョンコアに対しこう告げる
「よし…温泉ダンジョンを作るぞ」
こうして俺のダンジョン経営はスタートした折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 20:18:42
68318文字
会話率:25%
危なっかしい赤髪の青年グレスが、下級冒険者になってダンジョンに潜りパーティを作って攻略開始するも個性的なメンツと進撃し下層までたどり着いてしまった俺たちは数々の強敵と戦い続けることになり階層主討伐戦に参加して名を挙げるまでになるまでの冒険譚
。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-25 20:10:00
37359文字
会話率:43%
ある日、一都六県は関東平野とは呼べないほどの地殻変動を起こし、超立体的構造物、ダンジョンと化した。それから200年が経過する。ダンジョンから湧出する粒子、エリクシルと適合することで日本人は飛躍的進化を遂げた。適合者はまるでゲームのようなスク
リーンを立体的に起動し、能力値をパラメータ化して視覚的情報として得る。脳にまで達した者はスキルという能力を会得し、ダンジョン攻略に臨む。今や新時代に突入した日本では《冒険者》こそ人気な職業と認識されていた。
群馬ダンジョン近く、軽井沢の郊外に住む少年《折畳京一》は新たな日本の首都、西京都の政府の狗にならないために適合者であることを隠していたが、群馬ダンジョンから脱走したモンスターに昼飯を踏み潰されたことにブチ切れて、逆にモンスターの背骨を折り畳んで瞬殺したことで《スキル持ち》の適合者であることを自ら暴露してしまう。
養父に背を押されダンジョンに挑み、まだ誰も到達したことのない《東京》を目指すことになった初日、《配信者》である《五反マリア》を、《皆殺し姫》の異名を持つ《零鏡花》とともに助けたことで、京一の運命はまた大きく動き出す。
果たして少年少女たちはダンジョン最奥に到達できるのか。
最奥にある《東京》は、なにが待ち構えているのか───!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 20:10:00
395677文字
会話率:44%
貧乏冒険者のカイリ。少しずつ確実に成長していくカイリの物語です。
最終更新:2024-11-25 20:00:00
3614文字
会話率:55%
気付いたらスラムで残飯を漁っている5歳の少年になっていた。どうやら異世界に転生していたらしい。
これからどうしようかと悩んでいたら魔女に攫われて、後継者候補として猛獣が跋扈する森に放り出されて強制的にサバイバル生活をする羽目に。
何とか生
き延びて魔女の弟子となったら怪しい薬を飲まされて――身体が女体化してしまった。
どうやら魔女になる為に身体を女性にする必要があったらしい。
聞いてねぇよ!
15歳で正式な魔女になると世界が――星が崩壊する危機に見舞われていることに気付く。
魔女は世界の守護者? だったらちゃんと守れや!
仕方なく星の崩壊を防ぐ為に行動を起こす羽目になった自称超絶美少女の魔女。
折角、美少女になったのだかからお手入れは頑張ります。
そうして頑張って世界の危機は応急処置的に何とかなったけど予断を許さない状況。
これからどうしようかと思ったけど、魔女は何でも出来るらしいので、とりあえず男に偽装して冒険者でもやってみますか。
魔女の力を封印して人間に偽装したので地道に冒険者として活動してみます。
え? ピンチになったらどうするのかって? そりゃ即座に魔女に戻って全てを蹂躙するに決まってるじゃない。
※カクヨムでも同時掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 20:00:00
156004文字
会話率:43%
異世界から帰還した五十嵐 健斗は、変わり果てた景色に衝撃を受けた。原因不明の高熱化により、地上には人が住めなくなり、真冬でも熱風が吹く砂漠と化していた。しかも時空の歪みのせいで、到着したのは2099年。彼が異世界に転移してから80年後の日
本だった。
有識者は、人類を絶滅させないために地下にすべての機能を移したが、科学力では自然の脅威には敵わなかった。そこで帰還者の叡智を結集し、迷宮を造り利用する計画が進んだ。だがそれも限界を迎えていた。
最終手段が帰還者迷宮。その中でも高い能力を持つ帰還者を集めた『迷宮特区』が、最後の希望となっていた。
主人公は、そんな迷宮特区で、帰還者迷宮の主人となる。彼は自分が暮らしていた頃の街を、ダンジョン内に作ろうと考えたのだが……。
「ケント! 遊ぼっ! チョコむいて」
「おい、ケント、暇だから手合わせしようぜ」
「あたいのピコピコは?」
「新しい眷属を創ってみた。ダンジョンボスにしてくれよ」
彼がいた異世界から、親しい魔王達が遊びに来るようになると、今度はそれを目当てに多くの冒険者が集まってくる。
これは、ドタバタで、ゆる〜いダンジョン街づくりの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 19:17:46
366908文字
会話率:51%