貧血で顔色の悪いロリっ子ヴァンパイアの上司が呟いた一言
「ねぇ航空参謀。ちょっと…山脈を越えて様子を見てきてくれない?」
「閣下。コレはペーパーテロであります……」
これが、サキュバスのメリィ・ダイ・ヤヴァイネンとその部下たちを、険
しい大山脈の向こう側にある鎖国中のヒューマンの王国へと導いた。
多様な魔族達が住まう魔王国の進攻を計画する『聖戦』の噂が広まる王国では、政治が行き詰まり、国民の不満をそらすために危険な道を選ぼうとしていた。
王国の為政者たちは長年にわたり魔族への偏見と差別を続け、教会の支配のもとであらゆる国との交流を断ってきた。その結果、技術革新が『異端』や『禁忌』として排斥され、王国の文明は停滞し、魔王国との間に300年もの文明格差が生じていた。
その一方で、魔王は開戦の危険性に強い懸念を抱いていた。『開戦となれば、我が軍の一方的な虐殺となる。それだけはしたくない』——魔王は戦争による無用な流血を避けたいと考えており、メリィたちの任務はその意向を反映していた。
「そこで、参謀本部から指示が来たの。少数の特殊部隊を送り込んで彼らの情勢を調査し、国内に反戦世論を醸成させる。それで侵攻計画を頓挫させれば多くの命が助かるよね」
「閣下の砲撃から隣国の農民兵の命を守るのですね」
「…間違ってないけど、言い方酷くないかな……」
彼女はぷくーと頬を膨らませた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 19:40:43
10835文字
会話率:36%
魔界の雄、エイデンが率いる一団は、人間界の片隅に拠点を築いた。
この功績により王の位を賜り、名実ともに魔王となる。
新領地として授けられた人間世界は切り取り自由の大地。
エイデンの手にかかれば、百日とかからずに全てを平らげる事ができる。
……はずであった。
一向に進まない侵攻計画。
それは最強武力たる、魔王エイデンが居城を半歩たりとも離れないためだ。
彼はただ今、絶賛育児中であり、あらゆる職務を放棄しているのである。
※各挿絵は、「似顔絵メーカーCHARAT」にて作成したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-25 00:30:22
355494文字
会話率:63%
最近の韓国軽視について蔑視はしかたないが地理的、人的資源を有効に使われると結構面倒な相手ということを認識しておくために、韓国起源の侵攻計画を立ててみました。
対応を間違うと大きな損害を覚悟する必要があります。
最終更新:2019-11-16 14:53:50
1088文字
会話率:0%
帝国がその軍事力で、周辺諸国を次々と併呑していた時代。
帝国以外の国家は、その兵力の多くを無主の兵士に頼っていた。
諸王連合のモラリア王国と帝国北東部に位置するカリアス侯爵領は隣接しており軍事的に緊張していた。
主人公の兄で無主
の兵士の指揮官であるシオメンは侯爵領侵攻計画をモラリア王に提案する。大規模な陽動で敵主力を引きつけている間に、侯爵を急襲して排除するというものだ。長期的に見れば不利であるモラリア王は、この軍事的冒険に飛びついた。
侯爵の館に攻め込んだ主人公達であるが、マガルハでもある侯爵メライアはシオメンに致命傷を与える。
マガルハとは魔法刀と魔法を使う戦士で、帝国では戦士の頂点とされている。
兄が使っていた魔法刀シグナルを手にした主人公でマガルハのアレイナは、侯爵と互角に戦う。だが侯爵から投げかけられる誘いの言葉に心動かされてしまう。
途中で裁定の神の使いガオカンが介入して、主人公達は撤退する。
兄を国境まで運ぼうとするが途中で絶命してしまう。
注)未成年の性行為の示唆あり
注)全体的に年齢高め
なろう、カクヨム掲載
なろうに怒られた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-25 11:00:00
32781文字
会話率:38%
部下が望むまま魔族内の権力闘争に勝ち魔王となり、部下が望むまま異世界侵攻計画を始め、異世界への転移実験を繰り返すが誰も戻ってこない。
業を煮やして原因究明したいから転移してくれという部下を転移したが戻ってこなかった。
転移魔法で魔力
を使い果たし眠っていた魔王が何故か金髪碧眼色白の人間の少女になっていた。
魔族に追われ他に逃げ道がないので自ら異世界への転移をする魔王転移は成功して何処かの森の中に出るが魔力を使い果たしたため倒れてしまう。
目覚めたときに目の前にあった手紙は未来の自分が書いたものであった、手紙には自分は幼い頃に部下に攫われた人間であること、姿を魔族に変えられ洗脳により魔族と思い込まされていたと書いてあり、部下の野望を阻むために一回目の転移実験の日である過去へ送ったとも書かれていた。
同じように未来からの手紙により、魔王討伐に乗り出していた現地の協力者と共に戦うことになる。
その協力者の一人が元魔王を、親身に世話をしてくれ、何処に行くにも優しくて握っていざなってくれるので、人間としての記憶が殆ど無い元魔王は、心の奥から来る感情に戸惑ってしまうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 20:59:55
46749文字
会話率:67%
自分のことを道具だと思ってる人造人間系の少女が、ロボットに乗って無双したり、友達ができたり、成長したり、陰謀に巻き込まれたり、世界を救ったりする話
最終更新:2019-04-07 17:37:39
85012文字
会話率:26%
異世界の魔王の娘ソフィアが現実世界を征服しに来た!
しかし、運命的に出会ってしまった高校生、高町文哉(たかまちふみや)に一目惚れ!?
世界を救うのも征服するのも彼次第。
でも当の本人は気付いていない!
どうなる世界!
恋と野望が渦巻く゛逆゛
異世界ファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-30 00:48:31
648文字
会話率:32%
のどかな農業国フロイトの王女アマリリス――リリスは病弱なためによく眠り、人々から〝美しきフロイトの眠り姫〟と呼ばれている。
しかし、病弱設定は表向きのもので、リリスは不思議な力を持っているのだ。
リリスが眠りの中で見る夢は、過去・現在
・未来の出来事であり、それは遠い地であったり、異なる世界のものであったりする。
そして、その夢で知識を得たリリスの助言もあり、ここ数年でフロイト王国は多大な発展を遂げていた。
だがそれに目をつけた隣国フォンタエ王国のフロイト侵攻計画を夢で見たリリスは、強大な軍事力を持つエアーラス帝国に同盟を求め、〝紅の死神〟と異名をとる皇太子ジェスアルドの許へ嫁ぐことを決意した。
幼い頃から呪われた皇子と呼ばれ、全てを拒絶するジェスアルドは妃となったリリスにも冷たく当たる。
そのため、故郷を遠く離れたエアーラスの地で、リリスは泣き暮らすことに……なるはずもなく、その性格と知識でジェスアルドをはじめとした周囲を振り回していく。
※主婦と生活社様「PASH!ブックス」より書籍発売中です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-31 23:16:46
486384文字
会話率:37%