長年社畜をしていた中野は宝くじが当たったのを機に会社を辞めて、第二の人生を調べるうちに新しく始まるVRMMOに出会った。
ゲーム初心者だったため後方支援として他プレイヤーに回復をしていると、お礼を言われて疑問を感じてしまう。今の自分には無
償の愛に似た精神が必要と拗らせた考えに目覚め、隠れながら回復をする遊び方を見出した。
いつしか妖精おじさんや忍者おじさんと陰で呼ばれるようになり、イベントでは回復しかしないにもかかわらずランキング上位に……?
一風変わったプレイスタイルで元社畜おじさんが波乱を巻き起こす。
※カクヨムにて同時投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 00:00:00
284337文字
会話率:44%
理不尽な凶行によって美貌を失った婚約者の素顔を見た瞬間、俺は前世の記憶を取り戻し、今の自分がファンタジーホラー小説に登場する、自分勝手な理由で婚約破棄をして彼女を捨てた事で呪い殺されるクズ男に転生している事に気が付いた。
確かに婚約者で
あるヒルダの顔は醜いを通り越してグロテスクだったが、前世でもお見掛けした事のないくらい見事なスタイルを誇るドスケベボディーの持ち主だった。
顔よりもスタイルの方が大事だろ!
こんな理想のボンッキュッボンッを持ってる婚約者を捨てるなんて、そんな勿体ない事絶対出来るか!
前世からの信念を胸にヒルダとの婚約破棄しなかった俺の未来は一体!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 16:02:35
7393文字
会話率:16%
ステラフィッサ王国公爵家令嬢ルクレツィア・ガラッシアが、前世の記憶を思い出したのは5歳のとき。
現代ニホンの枯れ果てたアラサーOLから、異世界の高位貴族の令嬢として天使の容貌を持って生まれ変わった自分は、昨今流行りの(?)「乙女ゲーム
」の「悪役令嬢」に「転生」したのだと確信したものの、前世であれほどプレイした乙女ゲームのどんな設定にも、今の自分もその環境も、思い当たるものがなにひとつない!
それでもいつか訪れるはずの「破滅」を「回避」するために、前世の記憶を総動員、乙女ゲームや転生悪役令嬢がざまぁする物語からあらゆる事態を想定し、今世は幸せに生きようと奮闘するお話。
ーーーエンディミオン様、あなたいったい、どこのどなたなんですの?
********
恋愛要素はオマケ程度にストレスフリーに読めるようご都合展開を陽気に突き進んでおりますので予めご了承くださいませ。
☆アルファポリス様にもすな子名義で投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 23:45:07
481355文字
会話率:21%
平民の娘だったフリージアは、チャールストン伯爵に養子として引き取られてフリージア・チャールストンとなりました。
伯爵令嬢となったフリージアは、ある日前世の記憶を思い出していました。
前世は普通の日本人として過ごしていたこと。
この世界は、前
世の自分が携わった乙女ゲームに酷似していること。
そして、今の自分はその乙女ゲームの主人公(ヒロイン)であること。
主要なイベントも、攻略情報も、全て憶えています。
ただ、問題が一つ。
「私の前世は男だったのです。」
今更男性相手に恋愛などできそうにありません。
恋愛目的の乙女ゲームの世界で、ゲームのヒロインとして生まれて、それで恋愛をしなければ一体何をすればよいのでしょうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 00:00:00
246872文字
会話率:5%
◾️プロローグ◾️
「一目惚れ」という言葉は何といい加減なものだろうか。相手の容姿だけを評価して「好き」だの「惚れた」だのと、本当に馬鹿みたいだと思う。大切なのは中身じゃないのか?
昨日の自分はそう思っていた…
けれど、今の自分は
違う。
目の前に居る少女を見て確信する。脈打つ鼓動を感じながら、あぁ、自分はこの綺麗な造形の顔に見惚れているのだと。彼女が纏う周りの空気でさえ美しいと感じた。これが世に言う一目惚れというやつなのかもしれない、と。
15年と4ヶ月の人生の中で経験した事のない衝動に駆られ、考えるよりも先に口が動いていた。
「好きです」
相手の耳に届くか届かないかギリギリの声量が自分の喉から発せられた。
「…?」
どうやら話しかけられたことに気付いたらしい隣の席に座る少女は、こちらを向いて首を傾げる。聞こえていたのだろうか?特に変な反応は見られないが、当たり前だ。初対面の男子から急に告白を受けたのだとは夢にも思わないだろう。
状況を把握できていない様子の彼女は、話しかけたまま固まっている俺を見て少し困ったような顔をする。それも可愛い。超可愛い。好きだ。しかしそれらの言葉を口に出す事はなく、自分が今とんでもない発言をしたという後悔が心の中に急速に芽生えてくる。
「ごめん、何でもない」
俺がそう言うと彼女は不思議そうな顔をして、教員が立つ黒板の方を向いた。幸いなことに教室の中は他のクラスメイト達の声で騒がしく、先程の自分の発言は誰にも聞かれていないようだ。
「ふぅ、落ち着けよ俺」
危ない危ない。1日目からヤバい奴扱いをされる所だった。いや、初対面の女子に告白している時点で、その表現も間違ってはないのだが。
入学式を終えて教室に戻ってきた俺たち1年Bクラスは、これからお世話になるであろう担当教師の学校設備の説明や質疑応答に耳を傾けていた。
お気づきの方も居るだろう。何を隠そう今日は入学式、青春を代表する高校生活の始まりの1日目である。
そしてこれは俺の、自他共に認める公式ぼっちの、恋の記録である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 22:50:08
5716文字
会話率:40%
『Blessing Blossom』という大人向けの恋愛シミュレーションRPGゲームがあった。
いわゆるエロゲ―だ。
その中に登場する公爵家長男レオナルド=クルームハイト。
あるときゲーム内のキャラクターであるはずの彼は、今の自分ではない
もう一つの記憶を思い出す。
それはこの世界とは別の世界のもの。
その記憶の中で、彼は今自分がいるのがゲームの世界だということを知る。
しかもレオナルドは、ヒロインのどのルートに進んでも最後は死亡してしまう悪役令息で……。
ゲーム本編開始までにはまだ時間がある。
レオナルドは記憶を頼りに死亡回避のために動き出す。
自分にできることをしよう、と。
そんなレオナルドの行動は少なからず周囲に影響を与えていく。
自身の死亡回避、そして悠々自適なスローライフという目標に向かって順調に進んでいるかに見えたレオナルドだが、ある事件が起きる。
それはゲームにはなかったもので……。
ゲームと今レオナルドが生きている現実で展開が違っているのだ。
この事件をきっかけにレオナルドの考え方は変わっていくこととなる。
果たしてレオナルドは死亡エンドを回避できるのか―――。
*念のためのセルフレイティングです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 22:32:07
335892文字
会話率:41%
『Blessing Blossom』という恋愛シミュレーションRPGゲーム。
その中に登場する公爵家長男レオナルド=クルームハイト。
あるとき彼は、今の自分ではないもう一つの記憶を思い出す。
それはこの世界とは別の世界のもの。
その記憶の
中で、今自分がいるのがゲームの世界だということを知る。
しかもレオナルドは、ヒロインのどのルートに進んでも最後は死亡してしまう悪役令息で……。
記憶を頼りにレオナルドは死亡回避のために動き出す。
だが、その過程で予期せぬ事態が起き、以降レオナルドは死亡回避だけでなく、大切な者を守ることを誓う。
そのための力も手に入れた。
そうしてついにゲームの開始時点、王立学園入学の日を迎えるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 07:20:00
11607文字
会話率:42%
金の入った袋を握りしめたまま、少女は考えた。男の意図は分かりかねるが、積極的な排除はしてこない。恐らくこの先、何度挑んでも殺されはしないだろう。
だが同時に、今のまま何度挑んでも、一生この男を超えることは出来ないに違いない。多分レベル
99に至ったとしても。それほどまでに今の自分と男には、決定的な何かがあった。
両親の仇だけを考えてきた少女の中に、僅かだが炎が宿った。それが嫉妬なのか、執着なのかは、この時はまだ本人にも分からない。
「申し遅れました。私の名はリリー・クラウディス。失礼ながら、ご尊命を賜りたく」
当然無視された。だが反応を予想できた事が、何故か少しだけ楽しくもあった。
リリーは男の丸太よりも少し小振りな幹に持ち手を作り、男の真似事をし始めた。それが彼女の日課になった。そして男の方もまた、無視を続けた。
寡黙な剣聖と、剣聖に挑み続ける少女リリー。これは勇者パーティーの壮大な冒険譚には残されなかった、小さな復讐劇である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 10:44:59
12168文字
会話率:42%
女子高生の日野森エレンは、夏休みの前日に夢を見る。
それは自分の前世と今世の狭間の記憶。
かつて、エレンはそこで女神と出会っていた。
不遇だった前世の記憶を捨て、人生をやり直すことを女神に願ったエレンは、今世では陽キャのギャルになって人生を
謳歌していた。
だが、ある日、エレンは女神の手違いで前世の記憶を取り戻してしまう。
「え、無理無理。私、ぴえんとか言えないし!(古い)」
今の自分とのギャップに戸惑うエレンだったが、その日以降、彼女は人の死が見えるようになってしまう。
エレンは姉と共に、その力で人助けを始めるのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 08:10:00
15842文字
会話率:50%
「ユークがいなくなってから、俺たちはすべてを失った」
かつて「勇者パーティー」として名を馳せたレオナールたちは、ユークを追放した結果、戦力を失い、ギルドからの評価も地に落ちた。
勇者の称号は剥奪され、国からも見放される。
「それでも、俺た
ちは前に進むしかない」
ユークが英雄として称えられる一方、自分たちは「落ちぶれた元勇者パーティー」として嘲笑の的。
「今さらユークに頼るつもりはない」
だからこそ、自分たちだけで強くなるしかない。
剥奪された名誉を取り戻すためではなく、自分たちの力で自分たちの道を切り開くために——
「ユークなしでも、俺たちは戦える」
それぞれの罪悪感、後悔、焦燥を抱えながらも、自分たちだけの力で再起を図る。
敗北と挫折を繰り返しながらも、仲間として支え合い、乗り越えていく物語。
「ユークがいない今だからこそ、俺たちは強くなる」
失ったものを悔やむのではなく、今の自分たちにできることを——
剥奪された勇者パーティーのメンバーたちが、自分たちの誇りを取り戻すために歩む新たな戦いが始まる。
『「お前は役立たず」と言われ追放された俺、万能スキルがバレて世界がひれ伏す』
を視聴後の閲覧をオススメします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 09:33:08
7816文字
会話率:30%
北條美里は後悔していた。
顔色ばかり伺って他人に合わせてしまう彼女は、今の自分の境遇を嘆いては、他人の所為にばかりしてきた。
自分から変わろうとしない美里が唯一変えたいと願ったのは、親友だった凛との出会いだった。
取り戻すことのできないあの
日の思い出。
しかし美里は思いがけず、数奇な運命と遭遇する。
美里の目の前に現れたのは、学生服を来た過去の向井凛だった。
私は時を遡り、彼女との出会いを想起していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 23:03:25
8688文字
会話率:14%
物語は、雨の日に終活中の68歳の主人公が大学時代のドイツ語講義ノートを発見するところから始まります。そこに書かれていたリルケの詩「Die Quelle singt(泉が歌っている)」が、彼の記憶を呼び覚まします。
詩の「内なる水が外なる水に
映る」というモチーフを軸に、主人公の学生時代の中野サンプラザ建設現場でのアルバイト体験、特に菊池という老人との出会いが描かれています。「少しずつ、自分を大切にして仕事をするんだ」という菊池の教えが、主人公のその後の人生観や仕事への姿勢に大きな影響を与えました。
旅行会社に就職した主人公は、添乗員として働く中で、菊池から学んだ「焦らず丁寧に」という姿勢を活かし、ツアー客に本当の旅の価値を教えるエピソードも描きました。
物語は、詩と現実、若き日の自分と今の自分、そして内側の成長と外側の成果という二元性を通して、人生を振り返る静かな物語です。雨上がりの夕暮れの光景で締めくくり、「内なる水が外なる水に映る」という詩のモチーフを視覚的にも表現しています。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-16 19:20:00
8289文字
会話率:34%
迷っている人にどんな言葉をかけたらいいんだろう。今の自分が伝えたいことはなんだろう。
簡単に言葉は見つからないけど、それでも明日はいい日になるって信じたい。
そんな感じのテンションで書いた詩です。
最終更新:2025-03-13 00:11:07
276文字
会話率:0%
サラリーマン・桃瀬(ももせ)は、三十年来の友人・雉子島(きじしま)といつもの喫茶店で待ち合わせていた。しかしそこにいたのは、ライダースジャケットの女子高生で――?
JK(になってしまった)おじさん雉子島は桃瀬に何を伝えに来たのか?
『今の
自分とは違う何者かになりたい』おじさんに贈るわけでは別にない読み味スッキリ暇潰しコメディ。
本作品は『カクヨム』様にも掲載させていただいています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 22:37:50
7947文字
会話率:52%
ロゼッタ・ファームス8歳はファームス公爵家の長女でこの国「マルカフィス王国」の王太子アスベルト・ロロ・ティエンクの婚約者。
そんな彼女は週一回の婚約者アスベルトとの茶会を楽しんでいた。
何時も会話はロゼッタだけが一人で喋りアスベルトはそれに
空返事で返すのみだった。
しかしアスベルトの事が大好きな彼女にとっては、彼と一緒に入れる時間の方が嬉しかった。
紅茶を飲もうとカップの取っ手を持とうとしようとした時、ふと頭の中に映像が流れてきた。
それは前世の記憶――
前世の記憶を思い出した今の自分には“愛のない結婚”より"国外追放”の方がまだましだと考えていた。
「よし、こうなったら主人公マリナとアスベルトをくっつけるために頑張って悪役令嬢になるわ!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 18:10:00
90620文字
会話率:48%
「はーい。今月も定期購入ありがとうございまーす」
今の時代に適したコミュニケーション。
SNSで自分発信。
陰キャでもぼっちでも顔を隠せばホラこのとーり。
有名になれば問題は無くなる。
私みたいな恥ずかしがり屋さんでも行ける行ける。だ
って顔を隠しているんだから!
でもそんな簡単に有名にはならないし今の自分も変えられないよね?
――――そんな事を思っていた時が私にもありました。
世の中、何がバズるか解らない。
何にも無いはずの私にあったもの、それは丁度良い程のおしりだった。
そんな事が切っ掛けで色々と変わっていく現実と身バレする私。
え、此処ってゲームの中?
強くなるのが大変だよう。
でもでもきっと大丈夫。
みんなが応援してくれれば私は強くなれるのだ。
今宵も彼女のかみ合わないラップが炸裂するかもしんない。
ノリと勢い任せの冒険が多分始まる。
※この作品はカクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 06:47:10
282672文字
会話率:24%
異世界の女型人形に転生した“俺”は前世の事を隠し、創造主である魔女に言われるままにメイドとして仕える事にした。
元から家事能力は高かったので仕事は順調、魔女から与えられたハンドガン型魔銃は強力で人形の身体との相性も良好だった。
適度に困難で
適度に愉快な異世界生活だが、今の自分は人間どころか生物ですらないという事実は“俺”に自己の価値を問う。
最高峰の魔女は何を目指すのか。
人形に恋する魔女の娘の想いは届くのか。
抱いた想いを秘めたまま終わらせると決意した元男のメイド人形は何のために生きるのか――。
※初投稿なので不備があるかもしれません。誤字脱字が多いですが後からこっそり直します。
※基本的に勢いで書いてます。
※更新は月2回を目標にしています。
※台詞、技、魔法、その他にパロディを用いる場合があります。
※ロリはヒロインではありません。また“俺”もロリコンではありません。
※主人公と関係無い所に百合カップルが居る場合があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 00:00:00
821181文字
会話率:39%
【クレセアル】という国の中にある港町、リアリスでに暮らすアリエラ。
彼女にはまだ誰にも話していない秘密があった。
家族にも友達にも話してはいないが、数年前から今の自分とは違う自分…おそらく『前世』というのだろう。全く違う世界で過ごしてい
た記憶があるという事。
前世では平々凡々の女子高生だった彼女は、所謂美形好きで眉目秀麗な人を見るのがとにかく大好きだった。
高校生になって間もなく直ぐに事故にあった彼女にとって、転生先のこの世界はまさに理想郷。
異国感あり、魔法あり、生前で言う外人風美男美女あり……彼女にとって最高すぎるセカンドライフ!
アリエラは生まれ変わったこの世界で『美男美女観察』を満喫していた。
中身は昔のまま、生前と違い平々凡々よりレベルアップした外見のアリエラは折角の外見とは裏腹に、人の恋愛は大好物だが自分の恋愛は興味なし。
『目の保養』が出来れば満足!な、幸せな日々を送っていた。
だがしかし、アリエラとして生きて十四年目の夜会をきっかけに、アリエラの思い描くセカンドライフがどんどんと崩されていく…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 12:54:49
228141文字
会話率:27%
「転生」、正式には「輪廻転生」。それは「生まれ変わり」のこと。
前世から現世へ、現世から来世へと、魂は転生していく。
それは万人共通、誰も彼もが前世からの転生者。例外はない。
普通、転生すれば前世の記憶や能力は消えている。
前世での知識や
経験を活かさずに、いわゆる二周目プレイを許さずに、
またレベル1からの苦行をして、死んだら再びリセットして……
それを繰り返すことで魂は鍛えられていく。これが本来の「転生」。
全世界の全人類、いや全生物に共通する魂の理。
さて、それでは。
もしも転生前の自分(=前世の自分)が、転生後の今の自分に、
語りかけてきたら?
あるいは他人が魂に干渉してきて、現世の自分が前世の自分に
乗っ取られてしまったら?
……と。
本作は、そういう物語です。
どうぞ、ご覧あれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 13:00:00
97227文字
会話率:39%
「今さらこんな結果出しても、何も凄かねぇんだよ」
30才にしてようやく子どもの頃目標としていたタイムを出せたが、残ったのは自分がいかに非才で中途半端なレベルの人間だったかという、事実のみ。
「中学の時に出せていれば……」
松山友有真(
まつやまゆうま)はこれまでの人生何をやっても中途半端止まり。そんな自分に心底失望し、中身が今の自分のまま過去に戻れれば――と強く望む日々を送っていた。
翌朝、目覚めた彼の手に古びた懐中時計が収まっていた。何気なくそれをいじると、彼は世にも奇妙な現象にさらされ、気付けば自我と記憶と知識など中身が「今」のまま、中学生時代にタイムスリップしていた。
満足いく結果が出なければ何度でも…しかも強くなりながら人生をリセット出来ると知った友有真は、リセマラしまくって人生を好き放題にやり直すことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 14:51:57
109520文字
会話率:18%
本作は、高校生たちの瑞々しい恋模様を描いたオムニバス作品です。言葉にするのは、星をつかむより難しい。そんな不器用な想いを胸に秘めながらも、彼らは懸命に「今」を生き、それぞれの「好き」の形を模索していきます。
天文部に所属する、星好きな彼女
と、本当は君と話したい彼。
図書室で交わされる、秘密のメッセージに込められた、ふたりの想い。
幼馴染の彼が見せる、不意打ちの優しさと、戸惑いながらも芽生え始める恋心。
どの物語にも共通しているのは、登場人物たちの「不器用な優しさ」、そして「伝えられない想い」です。直接的な言葉ではなく、視線や仕草、何気ない会話の中に散りばめられた、繊細な心の機微。それはまるで、夜空に瞬く星々のように儚く、しかし確かに輝きを放ち、見る者の心を優しく照らします。
もしかしたら、あなたも経験したことがあるかもしれません。あの日の言葉、あの時の笑顔、そしてあの人との、もどかしい距離。胸の奥に仕舞い込んだまま、名前をつけることさえできなかった、淡い感情。本作は、そんな青春時代の記憶を呼び覚まし、忘れかけていた大切な何かを、そっと思い出させてくれるはずです。
登場人物たちは、皆、完璧ではありません。時に素直になれず、すれ違い、傷つけあってしまうこともあるでしょう。しかし、だからこそ共感できる、愛おしさを感じられるのです。彼らの姿を通して、あなた自身の青春時代を追体験し、あの頃の自分と、そして今の自分と向き合うきっかけになるかもしれません。
これから先も、様々なシチュエーション、様々なキャラクターを通して、彼らの物語は紡がれていきます。甘酸っぱいだけじゃない、時にほろ苦く、時に切ない、青春のリアルな一面も描きながら。
「いつか」じゃなくて、「今」伝えたい。そんな彼らの想いが、あなたの心に、どうか届きますように。まだ名前のない、あの感情に、そっと触れられるような、そんなひとときをお届けします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 16:10:00
2061文字
会話率:0%