人々が技術でもって空へと繰り出した頃、空の彼方から機械仕掛けの飛竜、機械竜(ドラゴロイド)が現れ、人と竜の戦争、人竜戦役となった。
そんな戦争もいつしか終わった頃、前線基地の残骸の一つに住み着いているスカイと名乗る賞金稼ぎの女性がいた。
彼女は機械竜(ドラゴロイド)の技術を応用した垂直離着陸機を操って空賊を退治しつつ、糊口をしのいでいた。
彼女はある日、仕事の中で幼い少年、ヨハンと出会う。天涯孤独の彼は父親の遺したとある兵器の特許を持っており、金のなる木であった。彼の財に目がくらんだスカイはボディーガードになったのだが、やがて彼の身を巡る他の貴族との争いへと発展する。
その中でぶつかる、年上の彼女と幼い彼。
「結局はぼくのことをバカにしてたんだ」
「アタシ達を見てくれてるのは、空だけなのよ」
これは一人の女性と、一人の少年が出会った時に始まった、空の物語。
空はいつも、彼らを見ている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 17:00:00
118826文字
会話率:47%
“竜”とは、太古より世界を支配してきた存在だ。
時の賢者は言った。
「竜を相手にすることは、自然そのものを相手にすることだと」
時の勇者は言った。
「竜に相対すれば、逃げることこそ勇気なりと」
時の王は言った。
「平和とは、竜の翼の
上にありと」
かつて、竜一体が一国を滅ぼした伝説が語り継がれるほど、竜は人類にとって絶対的な天敵であった。
だが、そんな竜に立ち向かう者たちがいた。
彼らは、圧倒的上位種である竜を狩るために組織された特殊戦闘部隊であり、その1人1人が竜に対抗するための特殊な訓練と魔法を習得した竜狩りの専門家たちであった。
そんな竜を狩るために奮闘する彼らの中に1人の女の子が姿がある。
その名は、ルルイエ=ルー。
彼女は、人に近い見た目をしながら、鱗と翼と尻尾を持つ人竜種と呼ばれる竜の一族だ。
この物語は、竜の身でありながら竜狩り専門の組織に属し、同族を狩っていく少女の話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-22 16:32:56
16011文字
会話率:45%
「これ、もしかして機竜ですかっ!?」
竜骨の町でひとり機竜を動かすミチカに、貴竜の少女スーが話しかけた。
空島に住む貴竜と、竜骨が出なくなりかけた町の少女が出会い、笑い、冒険し、そして人竜社会に衝撃を与えた。
最終更新:2022-09-11 21:49:05
16601文字
会話率:23%
本編の執筆が難航しているため、自作品のキャラクター達への理解を深めるため書くことにした番外編です。なので半分は設定資料のようなものです。本編はhttps://ncode.syosetu.com/n5832gr/にあります。
最終更新:2021-12-02 22:11:31
68687文字
会話率:45%
彗星が地球に衝突する。その事実を知った人類は無数の地下都市を造り、災厄の襲来に備えた。しかし運命の日、突如として軌道を変えた彗星“ドロシー”は月の裏側に落下。この幸運によって滅亡の危機から逃れられたと、誰もがそう思った。しかし、それはさら
なる災厄の始まりに過ぎなかった。
月面に生じた亀裂から噴出する謎の物質。地球の引力に引き寄せられ惑星全体を覆ったその銀色に輝く微粒子は、天変地異を引き起こし、実在しないはずの怪物達を生み出す。
想像力が人を殺す。そんな地獄と化した世界で、それでも生き延びようとする人々。そんな彼等の前に一人の超常的な能力を持つ少年が現れ、英雄となった。
それから二五〇年後、月からもたらされた物質“魔素”が引き起こす“記憶災害”について調査していた一五歳の天才少女・星海 朱璃は、炎に包まれた筑波山の頂で奇妙な光景を目撃する。そこだけ円形に切り取られ、延焼を免れた空間。その中心で眠る一人の少年。
彼の顔は、二〇〇年以上前に失踪した救世の英雄“伊東 旭”に瓜二つだった。
◆関連作品◆
最悪の魔女スズランシリーズ
https://ncode.syosetu.com/s0586g/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 21:36:32
546960文字
会話率:43%
かつて魔王を倒した勇者の娘、ソラ=クリステル。
片田舎で暮らす彼女はいつも華やかな城下町に憧れている、ごく平凡な少女だった。
そんな彼女の暮らしがある日、一変した。
父が倒した魔王の配下である四天王に人間界から魔界に連れ去られたのだ。そして
あろうことか、四天王の一人竜騎士・リュカに気に入られ寵姫になることになった。そして魔界で過ごすうちにソラに想像していなかった力が目覚める……
はたしてソラは魔界から逃げることはできるのか?
元勇者の父は助けに来るのか?
恋愛&冒険ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-12 17:54:55
72634文字
会話率:43%
人里離れた森で暮らす少女・ラグノアには魔術の才能があった。だが育ての親である美少年・エアの課す修行は理不尽に厳しく、対話の不足と種族の違いとが積み重なり、関係性は行き詰まっていた。
そんな中、文明の中心地である王都から調査に派遣された竜騎兵
・カイルが森に墜落してくる。彼との交流を通じ、ラグノアは森から出たいと口にするも、驚くほどスムーズにその願望は叶えられる。
辿り着いた王都で、王直属の魔術師となったエアとの離別を強いられるラグノア。そこで抱いたのは王への嫉妬であり憎悪だった。うす暗い感情を胸の裡に秘め、彼女はいっそう魔術の修行に励むことを決意する。
登場人物
ラグノア
主人公。育ての親のエアと共に森で暮らしていた。人間社会から隔絶されて育ったものの、天性の愛嬌で滑らかに適応する。常に上機嫌なのは強い意志によるもの。負荷の強い魔術の修行を強いられてきたのもあり、同世代の魔術師の中でも高水準の実力。エアに複雑な感情を抱く。
エア
油断ならない美少年。温厚だが価値観が独特で、共感性に欠けた行動をとる。ラグノアの幸せを一番に考えるが、コミュニケーション能力に不足がある。ざっくりした性格。困難な魔法を軽々と使いこなし、虐待じみた教育をラグノアに施してきた。何も告げずに宮廷魔術師として王に仕える選択をする。
カイル
王都生まれの新人竜騎兵。初めての任務で竜ごと堕ちるトラブルに見舞われた。身体能力、社交性に優れる。教育が行き届いているので弱者に優しい。ラグノアを放っておけない己に最初こそ戸惑ったが、うまく折り合いをつけたように見える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-24 22:53:28
49519文字
会話率:47%
ーー人獣と獣人が優勢な大陸。
ノウ幻想団から逃げ出した、ラクン・ノウ。
冒険者となるが、団員と馴染めず、また逃げ出す。
魔物に襲われ、危機に瀕するが、魔法使いに救われる。
なぜか同行するようになった魔法使い。
ふっきれたラクンは
、魔雄ハビヒ・ツブルクの遺産を狙うことに決める。
ラクンは、魔雄を騙り、絶雄カステル・グランデの居館に向かう。
人竜カステル・グランデに正体を見破られるが、ひょんなことから二人の同行者を得る。
人猫と犬人、魔法使いと、四人で遺産のある場所に向かう。
そこには、同じく遺産を狙う、ベルニナ・ユル・ビュジエ。
ラクンは、ベルニナを放っておけず、「洞穴の主」の野望を止めるために旅立つのだった。
ーーそんな彼が、あまり活躍できない、一つ目の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-18 22:00:00
257051文字
会話率:32%
魔法使いのエレンは、解明できない薬のせいで魔法を使えなくなり、その上、十歳の姿に戻ってしまった。竜騎士のロジェに手助けしてもらい、薬の魔法使いのいる街へやってきた。しかし、行ってみると、薬屋は『閉店』と札がかかっていた。しかし、明かりも付い
ていて鍵が開いている。ロジェが止めるのも聞かず、エレンは店内に入っていった。しかし、店内にいたのは、薬の魔法使いではなく、店番の青年だった。
※『新人竜騎士と使えない魔法使い』の続編です。
これだけでも楽しめるようになっていますが、興味を持っていただけたら、前の話も読んでいただけると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-26 00:07:19
15425文字
会話率:69%
魔法使いの弟子である”私”の家に、突然、領主の衛兵がやってきた。
竜退治を頼みに来たのだけれど、師匠はおらず、まだ十歳の女子である”私”には、その力はない。
困っていると、見知らぬ竜騎士が仲裁に入ってくれた。それどころか、衛兵たちを追い払っ
てくれたのだ。
喜んだのもつかの間、それだけで済むはずもない。
彼はフード下の”私”の姿を認めると、正体をいともたやすく見破ったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-23 07:00:00
9480文字
会話率:64%
竜と人間が紡ぐ物語ーー
ここは聖竜の加護が残る王国ドラゴンフォレスト。国民は竜を敬い信仰している。
王国では、邪竜率いる魔物討伐や警備を担う騎士団が存在し、竜の加護を受けたものは竜騎士と呼ばれる。入団希望者はあとを絶えずやって来るが、
竜の加護を授かることができなければ入団が許されない狭き門でもあった。
春の入団試験に合格し、はれて竜の騎士となったライ。
ライは少年の頃に、竜と出逢いこの時から竜が大好きな青年と育っていた。その想いからか竜との共鳴率は歴代とっぷ。新人竜騎士として竜のために誓いを捧げる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-08 12:56:19
519文字
会話率:59%
『アンデッドの弱点は回復魔法』
ある日大いなる癒しの力を持った迷子の竜人の少女スピカは死の間際、精霊メーティスと出会い心に宿る。しかし、そこに立ちふさがるのはアンデッドであったが、大いなる癒しの力を持つスピカはメーティスの力を借りて打ち払っ
ていく。そしてスピカは竜と運命的な出会いを果たす。
癒しの力と無限の魔力を宿したスピカは兄弟を守り、友達を助け、闇(主にアンデッド)を打ち滅ぼし、奇跡を振りまく。
これはそんな少女と精霊の物語。
※「過剰回復竜少女〜回復は最強の攻撃です〜」の改訂版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-26 18:57:07
216448文字
会話率:35%
『薬も過ぎれば毒になる』
回復魔法も過ぎれば害になる。
異常に癒しの力が強い竜人の少女スピカはその内に宿る精霊メーティスと共に過剰な回復、過剰回復を武器に生きていく。
兄弟を守り、友達を助け、闇を打ち滅ぼし、奇跡を振りまく。
これは、そんな
少女と精霊の物語。
改訂版を別に出したため、完結扱いにさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 19:10:56
99355文字
会話率:32%
ガイア大地という「歴史から忘れ去られた国」で、千年以上も人間と魔竜との間で繰り返される人竜戦争。永遠に続くことが定められたかのような負の螺旋。いずれ、束の間の安息は終わり、再び戦いの未来へこの地の人々を絶望へと誘う。
魔竜バ・ハーム封印か
ら98年後の現在。
戦いの歯車はゆっくりと、しかし確実に回り続けている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-29 12:03:17
61369文字
会話率:41%
千年前、人竜戦争と呼ばれる、人族と竜族の激しい戦いが起こった。
人族は、数で竜族を圧倒するものの、決定打に欠け、竜族もまた、圧倒的な個体の攻撃力は高いものの、その出生率の低さから、種の存亡の危機に追いやられていた。
人族が劣勢となって
いたものの、竜族が侵攻を止めたことから戦線は膠着し、長い休戦期間へと突入した。人族はなんとしてでも、竜族に勝つため、長い時をかけた壮大な計画を実行する。
計画のために、千年もの永い時を幽閉される少女。
その少女を守る役目を、後世に託していく千年騎士。
千年騎士を支えるために呪いを受け、その生涯を捧げる千年従者。
そして、盟約により千年騎士と戦う、紅い竜。
それぞれが交わったとき、物語は大きく動き出す。
人と竜の垣根を越え、大きな戦乱が再び始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-09 11:53:03
189545文字
会話率:40%
人竜戦争と千年騎士の外伝です。
舞台の背景などは、本編をご覧下さい。
連載は完全に不定期となりますので、あらかじめご了承下さい。
最終更新:2018-09-11 23:25:12
39360文字
会話率:52%
完結しました。ここまで読んでいただいた方、そしてこれから読んでいただける方に感謝致します。
(感想とかよかったら……)
「これは自分だけの物語なんだ」
幼いころ亡くした親父のことが嫌いで自分で選択することを決意した八尾神悠斗(やおがみゆう
と)が大切にしている言葉。
そんな悠斗は気付けば見知らぬ世界で目を覚ましていた。動物学者のサナと出会い、告げられたのはこの世界のこと。そこは四肢ではなく六肢の脊椎動物に進化した世界、人猿、人狼、人猫、人魚、人羊、人蝙、人鳥、人竜と複数種の人間が共存している世界だった。
――様々な生物と人が織り成す冒険ファンタジー――
※この物語に登場する生物分類法は架空であり、実在する生物学、分類学とはいっさい関係ありません。ゆえに生物名が同一であっても実在の分類方法とは異なる場合があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-17 21:19:39
129298文字
会話率:46%
田舎の村の少年パースと、竜人の少女クエリ。
二人は、気づいた時には暗い通路の中にいた。
理由は不明、経緯も不明。何と、二人はここに来るまでの記憶を失っていた。
通路に地上への出口はなく、地下へと続く道のりがあるだけ。
脱出の方法と記憶を取り
戻すため、二人は暗く不可解なダンジョンに挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-17 00:00:00
70082文字
会話率:29%
遊牧民の末裔であるドゥムジは、祖先を支配した農耕民の牧民官に命じられ、急襲隊の一員として竜人王への特攻を行った。
だが竜人王を魔方陣から押し出した瞬間、時間転移の術式が発動する。
辿り着いたのは、千の彼方。
未だ遊牧民は征服されて
おらず、人竜戦争も勃発前だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-31 21:00:00
317475文字
会話率:28%
やる時はやります!ー陛下に三行半ーの3時間前のお話になります。
新人竜騎士カルマ視点。
前作を読まれてから読むことをオススメします。
1/11 タイトル修正しました。英語弱くてすみません。
最終更新:2016-01-03 23:37:53
2676文字
会話率:29%
京魔国という魔族の国の王妹になったエリカ。城での新しい生活に心躍らせます。友達になった雷の妖精エクレールと共に、エリカは魔王である兄ユートに恋人候補がいるという噂を聞きます。お相手はしっかり者の美人竜族、ロリ巨乳猫耳娘、ヤンデレ魔女とハーレ
ムを状態の兄を一歩引いた目線で見上げるエリカ。ほかにも幼馴染や訳ありのツンデレのお姫様に隠しキャラなど登場する予定です。
しかし、そんな兄は二次元の女の子にしか萌えないオタク。
そんな兄を陰ながら、観察しつつもエリカは今日も楽しい日常を送ります。
「私の異世界物語」の続編になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-25 16:13:48
49384文字
会話率:47%
人竜……それは人間とドラゴンの中間に位置する者達。昼はドラゴン、夜、美男美女へと姿を変える彼らは生きるために人間を殺し喰い続ける。その為人間から忌み嫌われ、駆逐の対象となっていた。
サイファーはそんな彼らから人間を守る『人竜駆逐部隊』の救護
班として一つの村を訪れていた。
彼はそこで黒髪の少女、セシリアに出会う。
彼女に恋心を抱いたサイファーだが、セシリアは彼と一緒に居られない秘密があった。
そんな時、村に人竜の群れが襲い掛かってきて……。
青年と人竜少女の切ないラブ・ファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-23 23:48:03
25942文字
会話率:43%
生物の悲鳴を好む青年ギリアスと、人を喰らい生き続ける喰人竜ギリー。
お互いが助け合い、快楽を得る。
ギリーは決してギリアスを襲わない。
ギリアスは決してギリーを見捨てない。
理由はただ一つ。
姿形は違えど、お互いが同じ血を持つ生物だと感
じているから。
人間と竜が同じ血を持つはずはないのだが、ギリアスとギリーは同じ血が流れていると信じて疑わない。
人間と竜の共存は不可能とされるこの世界で、共存を成し遂げたギリアスとギリーは今日も世界に恐怖を植え付ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-12 19:23:52
15037文字
会話率:36%
少年でも少女でもない。
たった一人竜族で両性体として生まれたナターシャは、男になりたいと願っていた。
男になれば守りたいものが守れると思っていた。
「ぼくは、強くなりたい。強くなりたいんだ!! 彼女を守れるぐらい!」
『ナターシャ、あな
た綺麗ね。本当に綺麗』
空色の髪の少女が微笑む。
――誰よりも強くなりたい。
男になるか、女になるか。
十三歳になる時ナターシャは、一つの決断を下さなければならない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-29 12:04:33
25462文字
会話率:53%