少女の暮らしていた小さな農村が他国の軍隊に襲われ、若い男は労働力に、若い女は軍兵たちの慰み者として捕らえられ、老人や子供は皆殺しにされた。主人公エンジュは、12歳という微妙な年齢だったが、労働力に使えると捕らえられ、他の女たちと共に王国に連
れてこられる。そこで下働きとして暮らすのだが、ある日少女は月光で輝く白い竜と出会った。竜はこの世界でも貴重な存在で、その鱗は防具として使え、血肉は貴重な薬となった。王宮で竜を飼っているというだけで格が上がると言われるほどだ。しかし、竜が人に懐くことはない。調教することを求められたが、誰もそれを果たせずにいた。そんな中、エンジュはその竜の美しさに魅了され、度々大人たちの目を盗んで覗きに来ていた。それを知った調教師の1人が、この手こずる竜の世話をエンジュにさせることに決めた。エンジュがどんなに寄り添おうとしても答えようとしない竜。近づけば怪我をさせられ、暴れることもしばしば。それでも彼女は懸命に竜を世話した。そして、彼女に幻の美しい花、『月下美人(カドゥプル)』という名を付けた。毎年恒例の王国の祭りの日、調教師の兵士たちも浮かれ、皆酒に酔い油断していた。その好機を逃すまいと兵士から竜につけられていた鎖のカギを盗み、彼女を城から救い出そうとするが、思いのほか大暴れした竜はエンジュと共に深い森の中に逃げ込んでいったのだ。それを必死に探し出そうとする兵士たち。そして、それに逆らい少女が竜を伝説の竜の楽園(故郷)の島、『レジュノルティア』に返そうと奮闘する物語である……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 18:51:28
104762文字
会話率:17%
死んだらよくわからん場所にいて、よくわからん胡散臭い爺さんの話を聞いて、なんかよくわからんうちに転生することになっちゃた俺が繰り広げるドタバタバトルの物語。
爺さんから聞いた話だと、
「人と魔族が喧嘩しちゃうと爺さん的にもヤバいから、転生
されちゃるからみんな仲良しの世界にしちょくれい。」
………頭おかしいんじゃねーか?
突然出てきて世界救ってくれとか頭おかしいだろ。
だけどお願いされたら断れない日〇人。
結局爺さんの言いなりになって世界をつなぐはめに!
元30過ぎたおっさんによる転生異世界物語。
ギャグが割と入ってるから気軽に読めると思います。
よろしければ読んでいただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-02 18:45:37
8914文字
会話率:70%
千年前、人竜戦争と呼ばれる、人族と竜族の激しい戦いが起こった。
人族は、数で竜族を圧倒するものの、決定打に欠け、竜族もまた、圧倒的な個体の攻撃力は高いものの、その出生率の低さから、種の存亡の危機に追いやられていた。
人族が劣勢となって
いたものの、竜族が侵攻を止めたことから戦線は膠着し、長い休戦期間へと突入した。人族はなんとしてでも、竜族に勝つため、長い時をかけた壮大な計画を実行する。
計画のために、千年もの永い時を幽閉される少女。
その少女を守る役目を、後世に託していく千年騎士。
千年騎士を支えるために呪いを受け、その生涯を捧げる千年従者。
そして、盟約により千年騎士と戦う、紅い竜。
それぞれが交わったとき、物語は大きく動き出す。
人と竜の垣根を越え、大きな戦乱が再び始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-09 11:53:03
189545文字
会話率:40%
繁栄を極めた竜の治世は遥か古の物語。
最後の竜が人に託した世界と二つの鍵。
次代を統べる人は、世界をどう導いていくのか。
読んでくださった皆様の心に、何か一つでも残りますように。
※誤字脱字ありましたら脳内変換して読んでいただければ
幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-16 22:53:25
244文字
会話率:0%