バケモノ、失敗作と実父から蔑まれてきた貴族令嬢ラーベ・クレエアは、高慢な妹の代わりに辺境伯家へと嫁ぐことになる。
両家の関係を憂う君主からの取りなしであったが、事実上の政略結婚だった。
初夜を控えた夜、寝室に突然現れた辺境伯にして夫エドガ
ー・ハイネマンは、ラーベに「お前を愛することはない」と告げる。
だが、ラーベは夫の身形や言動から推理を展開、彼がこれから大きな事件へ挑もうとしていることを看破する。
そう、ラーベは〝謎〟を前にすると我慢が利かなくなる名探偵令嬢だったのだ!
かくして辺境伯の妻としての地位に収まった彼女は、行く先々で出遭う殺人事件を解決し、実家が企てる策謀や〝結社〟と呼ばれる秘密組織の暗躍を暴いていく。
ときに可憐に、ときに目映く躍動する彼女の叡智に惹かれていく辺境伯。
これは頭がいいくせに天然な夫婦が国を揺るがす謀略へ挑む物語。
不憫な令嬢が、ただ思うがままに謎を解く。
そんなありふれた人生と幸福の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 18:06:09
330927文字
会話率:28%
「ちぎれた手足も治せないヒーラーとか、要らないんだよねぇ!」
主人公エイダ・エーデルワイスは、ある日パーティーリーダーであるドベルクに呼び出され、戦力外通告を受ける。
貧民同然として生きてきたエイダは、自分を拾ってくれたパーティーメンバー
に恩義を果たすため、甲斐甲斐しく尽くしてきた。
回復術士も聖女も貴重で、後方待機が当たり前の世界で、常に最前線に同行し、彼女は独自の治療を続けてきた。
おかげで仲間たちはいかなる死地からでも生還する英雄として、ついに勇者の地位を得るにいたった。
しかしこの不死身の武勲を、ドベルクたちは自分たちが強くなったからだと錯覚。
応急手当しかできないエイダにまで美味い汁を吸わせたくないと考え、突然の解雇を言い渡したのだ。
そうしてパーティーを追放されたエイダだったが、それでも誰かを助けたいという思いから従軍を決意。
配属された先は亜人たちの混成部隊で、常に死者が増産される戦場、地獄の最前線。
致命を救える聖女はいない。
回復術士のいる後方の野戦病院までは遙かに遠い。
怪我をした仲間が病院に辿り着くまで保たず死んでいく!
この世の地獄を目にした彼女は、そこで初めて気がつくのだった。
「ひょっとして、応急手当を施せばもっとたくさんの命が救えるのでは?」
かくして、のちに〝戦場の天使〟と呼ばれることになる少女の奮闘が幕を開ける……!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 21:06:02
322315文字
会話率:33%
作者が某幼女に鬼畜な事に定評の有る会社のあなたさらいに夜がくるのとか夜が、私達を見つめてくるや三の他にフリゲの夢の中を探索するダイアリーなどを見ている時にふと描きたく成った小説。
なお二次創作では無いです。
※此の小説の主人公はフリーホラ
ゲ系主人公です、わかりやすく言うならば鋼メンタルです。
ホラー成分は搾りかすしかないけどそれでもいいと言う方はゆっくり見ていってね。
一話一話が非常に短いのでサクサク読めると思います。
他の長編小説の箸休めにおつまみとして読む事を推奨しています。
作者は基本カクヨムで駄作を書いてますが幾つかの都合上此の作品はなろうオンリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 01:05:01
7242文字
会話率:7%
その男は、勇者の中の勇者である。
無力な人々を守るため、無理難題を押し付ける暴君に仕え、自身のことを省みずにその身を犠牲にする勇者。
彼はいつしか利他慈善の勇者と呼ばれるようになり、王都では悪名高い国王や『癇癪姫』よりも慕われるように
なる。
これは、【表向きは】そんな聖人の如き勇者の人助け物語である。
「くっ……! 肉体的にも精神的にも理不尽をぶつけられる快感……! 堪りません!」
その勇者が、実はとてつもないドを越えたMであり、その性癖を満たすためだけに行動しているとは、誰もつゆ知らず。
助けられた人々や彼の元に集まった仲間たちは皆彼のことを勘違いし、そしてなんだかんだうまいことやってのけていく。
これは、被虐性癖を満たすためだけに行動するドMの化け物が人々を救いつつ悪人を打ち倒す勘違い物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-15 23:02:10
679121文字
会話率:31%
俺には好きな人がいる。
その人は周りに茨姫(いばらひめ)とか言われているけれど関係ない。
今日、俺は彼女に告白しようと思う!
と、いざ告白しようとしたら……あれ、冗談だよね!?
君そんな事言う子じゃなかったよね!?
お……折れた。 俺の何か
が折れた……決定的な何かが……。
※タイトル変更しました!
※R15は保険です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-05 20:16:00
27742文字
会話率:48%
種族的ボッチになってしまった青年に友はできるのか。
転移した異世界で世界に二人だけの種族になってしまった主人公が送る日常
最終更新:2017-09-14 01:29:54
8751文字
会話率:58%
1章 変哲もない高校2年生が異星人から力を授かり、ゲームのように戦って守る非日常を楽しんでいた。しかし、非日常が彼を本格的に襲い始めると、戦いの現実に直面してしまう。そして、彼は罪悪感を抱えながら撃破することに成功する。
2章 罪悪感に押し
つぶされそうになった彼は、さらに非日常に傾倒していくが、白タイツの正義の味方に出会う。一方彼の友人達は、別の危機に直面する。彼は何を選択するのだろうか。
・主人公の彼視点が基本です。他の視点は基本でないです。
・物理法則を完全に無視した描写を多分に含みます。
・四肢が損壊するような残酷な描写が出ます。
・若干俺tueee成分が含まれています。
・鬱展開が予想されます。
・この作品は場面により主人公の1人称が変化します。(1章途中まで)
・この作品にハッピーエンドを期待しないで下さい。
12月8日あらすじ変更しました。2章突入。
ジャンルはSFで良いのか迷ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-10 16:04:56
89854文字
会話率:50%