侯爵令嬢カトリーヌ・カドレッドの人生は、十の時にやや脱線した。
原因は、幼馴染の伯爵令嬢リリア。曰く「前世を覚えている」「この世界はオトメゲーの世界」「自分はヒロイン、カトちゃんは悪役令嬢」。
そして、カトリーヌが破滅するのがわかっていなが
ら「ギャクハーエンドを目指す」とのこと。
この話をきっかけに、複雑な家庭環境に疲弊していたカトリーヌはなにもかもがどうでもよくなり、どことなく気力に欠ける地味で物憂げな無愛想令嬢へと育っていった。学園に入学したのちも、おばかなリリアを叱り飛ばしながら、父のばら撒く実のない見合い話の尻拭いをしながら、いつでも物憂げ無愛想。
鬱々とした日々の中で、唯一の癒やしは友人ソキウスとの交流だけ。
今日もカトリーヌは池畔で憂鬱げに踊る。たったひとりの観客のために。
悪役令嬢から無愛想地味令嬢に自ら転落した少女が、たった一枚の布をきっかけに、少しずつ前を向いていく物語。
※主人公は転生者ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 18:00:00
509150文字
会話率:36%
学園最後の卒業パーティで起こった婚約破棄騒動。これは良くある婚約破棄ルートから始まる異世界転生物語かと思いきや。何も始まらない。
主人公は転生者で婚約破棄イベントに巻き込まれて乙女ゲームかと初めて疑っている。だが立ち位置的に主要キャラで
はない事に安堵している。製作者に対しては悪態を衝きつつも無難に終わらせようとしている。
これは破棄から始まる物語かと思いきや、チート要素や攻略など一切なく、ただ単に破棄イベントを壊したかった一念で執筆してみました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 12:00:00
54744文字
会話率:63%
伯爵令嬢、アリシアはある日ここが乙女ゲームの世界だと知った。
乙女ゲームの中で自分の役割はなく、名前も出てこないであろう脇役。
貴族の地位を手に何も気にせず悠々自適な生活を送れるはず…と思いきや、大半のルートではクーデター勃発の上、王
侯貴族は死亡?!
「そんな最後、あんまりだわ…!」
アリシアは無事クーデターを回避できるのか。
未来の知識を得た令嬢が自分たちの未来のため、民のため、出会った人々のために奔走する物語。
※主人公は転生者とは少し違います。
※作品の性質上死亡描写などがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 19:28:41
32187文字
会話率:43%
世界を救う太陽神の巫女様が、神からの恩寵のせいで醜く歪んだ存在だと認識されて世間から嫌われているので、おれだけでも彼女を救おうとしたら、あまりの美しさに一目惚れしてしまったので、死ぬほど大切にして甘やかしてあげる話。
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー書きたいことただ書き連ねていくだけ。主人公は転生者ではないけど、部分的に日本人の記憶があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 21:09:14
16814文字
会話率:16%
この私―――アリシア・ヒロイーンは間違いなくこの世界のヒロインだった。
―――そのはず、だったのに。
「悪役令嬢ルートとかどういうことよ!頭おかしいんじゃないのあの***(自主規制)」
「まあまあ落ち着いてアリー。そもそも悪役令嬢って何だ
い?」
「知らない、あの女が自称してたのよ。許せない、よくも私の世界を......!」
自らを『ヒロイン』だと自意識を持っている男爵令嬢のアリシアは、想い人の殿下を公爵令嬢に取られて激怒!親友のユフィを連れて公爵令嬢をとっちめることはできるのか?!
復讐心に燃えるアリシアがこの世界のヒロインになれる日は来るのだろうか―――。
※主人公は転生者ではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 20:11:14
3327文字
会話率:51%
主人公は転生者であるにも関わらず、生まれながらに属性が欠落し魔法が使えない欠陥品だった。
父親には不要とされ、母親の実家でも邪魔者扱いされた結果、3才の時に唯一の味方である母に連れられて辺境の村で暮らすことになった。
そして、生まれて
からずっと鍛えてきた魔力操作技術と豊富な魔力量に前世の知識を加え、属性欠落のハンデを乗り越えて錬金術師を目指す。
――と言う訳で、今回は物作り系のお話しです。
主人公は常人なので能力は高くありませんが、いずれ専用武器(?)を作って少しは戦います。……多分?
【はじめにお読みください&注意事項】
本作における錬金術とは、物質の合成、加熱、成形などを魔力で行う『総合生産魔法技術』です。――地味にちまちまと物作りをしますのでご了承ください。
また、作製工程については『空想』なので是非の責任は持ちません。
なお、『チート系の錬金術』ではないので、賢者の石とかホムンクルスなどは出てきません。
【更新について】
本作は進みが遅いので不定期更新になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 10:14:56
257473文字
会話率:43%
不吉なスキルを得たばかりに生まれてすぐ捨てられたシュテンだが、ハイエルフの少年に育てられた彼は幸せだった。三歳にして永遠に兄の脛を齧り続ける人生を目指すほどに…。
型破りな奔放さとアニソンの熱唱で幼馴染と霊峰歌撃団を結成し、シュテン(五
歳)は不老の方法を探すべく仲間とともに王都へと旅立つ。
主人公は転生者ではなく、頭でっかちな幼児ゆえ通常運転で常識や正道を踏み外します。また、幼児ゆえに少々お見苦しいシーンもありますが、寛容の精神で目を逸らして頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 08:33:55
155097文字
会話率:40%
おバカな王子が国外追放する!と言ってくれたので、仲間と一緒に出ていきます。戦地に行きたくなくてトンズラしようとしてたけど、王子の宣言のおかげで堂々と出ていけるわありがたい。前世からの夢だったスローライフするわよ〜♪
最終更新:2024-10-27 15:28:05
13827文字
会話率:32%
ネスティーは婚約者・オズバルドに出会って日本人だった記憶を取り戻す。オズバルドは彼女が前世で読んでいた冒険者モノの小説の主役だった。彼はまだ成人前なので貴族。成人後は平民となって冒険者に。
ということは、私と結婚しないのでは?
と思った
ところで、自分が病死する運命の婚約者だと小説に書かれていたことを思い出す。
確かに、私のこの環境では病死しちゃうかもしれない!
ネスティーは、家から追放してもらうことを考えるが、そのために婚約者・オズバルドに協力してもらうことを思い付いたーー。
***
夏月お得意の、ご都合主義。ゆるふわ設定。
爵位名無しで家名プラス爵位というご都合設定にしてます。(〇〇公爵の✖︎✖︎家ではなく、公爵の〇〇家という書き方)
夏月史上では溺愛モノ。(に、なる予定。多分)
夏月から見てのハッピーエンド。
ざまぁは無い。
しかし、因果応報というか……いや、自業自得?そこまでいかなくても、まぁそうなるよね、となる予定の人達も居ます。
一話ずつの文字数はバラバラ。
章立てしているように久しぶりに長編ものの予定(現状、文字数では10万文字以上にはなる)
一章の話数もバラバラ。一応、一話1500文字前後を目安にしてますが、確定してません。
一章書き上げたら公開していくので(でも一話ずつ)不定期更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 06:00:00
406099文字
会話率:32%
日本の何処かに存在している妖怪達が通う学校━━魍魎学園
そこに本日入学したばかりの妖怪がしゃどくろの葵(あおい)(♀︎)そこに忍び寄る怪しい男女
女曰く
「私の乙女ゲームの世界なんだから葵くんは私の力になるのよ!」
男曰く
「俺の方が
人気があったからここは俺のBLゲームの世界だ!葵は俺のだ!」
身長が大き過ぎて女子制服が入らなかったから男子制服なだけでゲームなんぞ知らないから私を巻き込むなよ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 09:00:00
756文字
会話率:56%
「氷の貴公子」というサムい二つ名に悩んでいるユージン王子には、意中の婚約者がいた。
それは悪役令嬢ど真ん中な言動をしてしまう、ディアナという令嬢だ。
正史の通りならばすれ違って険悪になるはずの二人は、とある介入者の手により、本来とは違う結末
を辿る。
「かわちいかわちいディアナたんを傷つけるものはこの私が許しません」
「姉上、“かわちい”とはどのような意味ですか?」
「思わず口に入れたくなるくらい超可愛いという意味です」
「なるほど。確かにかわちい」
──これは、大体そんな感じの物語である。
※※※
主人公は転生者ではありませんが、それ以外にちらほら転生者がおります。
全3話のサクッと読めるラブコメ風小説ですので、お茶のお供に読んでいただけたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 17:42:32
16760文字
会話率:28%
冒険者として働くテオは、日銭を稼ぎながら、何かを待つように生きていた。
飲み込めない信仰。恵まれない才能。適応するには狭量で幼かった精神。
それらを抱え、鉄の武器を振るいながらも、日々その心を錫のようにへこませながら息をしていた。
そん
なある日、鉱山で落盤事故が発生する。
その調査を依頼された事をきっかけに、諦めていた他者との交流と、望まなかった再開が突如として訪れる。
死んだ人間は戻らない。
それが貴女でないのなら、いっそ眠り続けていてくれればよかったんだ。
その手を取るか、手放すか。
この足を踏み出すか、立ち尽くすか。
今ここで、テオはそれを選択する。
※やや残酷な描写があります。
※異世界転生物ではありますが、主人公は転生者ではありません
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 22:21:10
513464文字
会話率:37%
モンスターが食物連鎖の頂点に立つほどの強い世界。しかし、主人公は転生者かつそんなモンスターと渡り合えるほどの強者。過酷な世界をその身一つで生きていく。
最終更新:2023-09-03 00:40:26
1459文字
会話率:36%
フランディアの王太子シャルルは平民の娘アリアに心を奪われ、幼い頃からの婚約者である侯爵令嬢マリーに婚約破棄を告げる。それは貴族たちの離反を招き、国を危うくする禁断の選択だった。結果、遠征先から急遽帰国した父王によりシャルルは廃嫡されたばかり
か、賜杯による処刑という結末を迎えた……はずだった。
これは、愚かな王子様だったお姫様が、償いのために懸命に生き直していく物語。
主人公は転生者ではなく、チートもありませんし無双もできません。むしろ弱体化しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-27 00:01:58
257908文字
会話率:42%
オールギャグ。タイトルほぼまま、及びちょっと後日談。頭を水素より軽くしてからご覧ください。
少し下ネタ要素あり。ほんのちょっとですけど、ダメな方はご注意ください。
書きたい作品を書くための練習の意味もあって書いた作品が、次々ランクイン
して、すごく嬉しいんですけど、ちょっと暗めの作品までランクインしてるのを見て、書きたいと思っている作品の明るさに近いものも投稿したいと思ったんです。(書きたいものは下ネタはないです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-09 00:05:31
2301文字
会話率:18%
「すまない、間違えたんだ」
「はあ?」
初夜の床で新妻の名前を元カノ、しかも新妻の異母妹、しかも新妻と婚約破棄をする原因となった略奪者の名前と間違えた?
脳に蛆でも湧いてんじゃないですかぁ?
アルファポリス様でも公開中です。
最終更新:2023-01-03 18:00:00
21578文字
会話率:28%
ミモザはある日、見知らぬ貴族風の女性に声をかけられる「ヒロインがこんなところで何をしているの!?」
これは乙女ゲームのヒロインであったはずのミモザと悪役令嬢のはずだったローザリーンの物語。
※以前投稿した短編「ヒロインではありません」シリー
ズを連載用に大幅に加筆修正したものです。一部設定などを変えています。主人公は転生者ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 12:00:00
20093文字
会話率:43%
「捕らえよ!この女は地下牢へでも入れておけ!」
私の命を受けて会場警護の任に就いていた騎士たちが動き出し、またたく間に驚く彼女を取り押さえる。そうして引っ立てられ連れ出される姿を見ながら、私は心の中だけでそっと安堵の息を吐く。
ああ
、やった。
とうとうやり遂げた。
これでもう、彼女を脅かす悪役はいない。
私は晴れて、彼女を輝かしい未来へ進ませることができるんだ。
自分が前世で大ヒットしてTVアニメ化もされた、乙女ゲームの世界に転生していると気づいたのは6歳の時。以来、前世での最推しだった悪役令嬢を救うことが人生の指針になった。
彼女は、悪役令嬢は私の婚約者となる。そして学園の卒業パーティーで断罪され、どのルートを辿っても悲惨な最期を迎えてしまう。
それを回避する方法はただひとつ。本来なら初回クリア後に解放される“悪役令嬢ルート”に進んで、“逆ざまあ”でクリアするしかない。
やれるかどうか何とも言えない。
だがやらなければ彼女に待っているのは“死”だ。
だから彼女は、メイン攻略対象者の私が、必ず救う━━!
◆男性(王子)主人公の乙女ゲーもの。主人公は転生者です。
詳しく設定を作ってないので、固有名詞はありません。
◆10話以内で完結予定。毎日1話ずつ投稿します。
1話あたり2000字〜3000字程度でサラッと読めます。
◆この物語はアルファポリスでも同時投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-02 19:00:00
24602文字
会話率:35%
【簡単なあらすじ】
「エロゲ世界に転生したら名前も出ないモブキャラだった。仕方ないから健気に生きてくことにした」
【普通のあらすじ】
これは『Hero and Heroine ONLINE』という18歳未満はプレイ出来ない美少女がたくさ
ん登場するゲーム……所謂エロゲの世界に転生してしまった男の物語である。
男が転生したのは主人公ではなく、ゲームのメインストーリーとは全く関係ない名前さえも出てこないモブキャラだった。
男は考えた、考えに考えた結果。
「俺、名無しのモブなんだからメインストーリーに無理して関わる必要なくね?」
エロゲの美少女ヒロイン達と関われないのは若干惜しいが、メインストーリーは面倒なことも多いのだ。
そんな面倒なゲームのメインストーリーは主人公に任せ、男…鳴宮 咲刀(ナリミヤ サキト)は自由に生きていくことを決める。
自分がとんでもない勘違いをしていることに気付かないまま。
そして、その勘違いが原因で否応なしにゲームのメインストーリーに巻き込まれていくことになるとも知らずに……。
※以前に投稿した短編の連載版です※
誤字・脱字は大目に見ていただけると助かります
1話辺り2000~3000文字くらいの文良でまったり投稿予定ですので、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 06:00:00
68396文字
会話率:24%
罪人で元貴族令嬢の母により修道院で産み落とされ、孤児院で育ったフェリシア。親はいなくとも日々辺境の街で明るく暮らしていた。ある日同じ孤児で兄貴分のルークの手引きにより、辺境伯のドラ息子グループに襲われてしまう。実は膨大な魔力持ちだったフェ
リシアは、無意識に魔法を暴発させてしまう。それにより難を逃れたものの、貴族を害したフェリシアは街を追われることに……。
身近な人の裏切りに傷つきながらも、大魔法使いに密かに保護され逃亡生活を送る中、自身の出生や母の秘密が徐々に明らかになっていく。
一方、密かにフェリシアの監視を続けてきた王家は、魔力無しの罪人の子どもの筈のフェリシアが、実は稀有な魔法使いだと気付き――。
これは、乙女ゲームの世界で断罪された転生元逆ハーヒロインを母に持つ孤児の少女が、困難を乗り越え幸せを手に入れるまでの話。
※主人公は転生者ではありません。
※恋愛要素は後半(予定)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 18:43:50
74644文字
会話率:34%