なんの前触れもなく私は全てを失った。
事故によって家族を失った私と義父の新生活が始まる。
だけど新しい宿となった祖母の家は何かがおかしい。
いつの間にか灯る洋間の明かり、誰も用意していないのに現れるティーセット。
そして私は奇妙な夢を見始め
る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 17:56:25
36621文字
会話率:21%
高校二年生の華南はお洒落をして、格式高い五ツ星ホテル「クラウン・アソシアプラザホテル」で、カレ・石橋直人と待ち合わせをしている。
今日は、ホワイトデー。
今日のデートは、全て直人がリードしてくれるのだ。
期待に胸を踊らせながら、「苺尽くしの
アフタヌーンティーセット」を頂くことになったが……。
本作は、知さま主催「ぺこりんグルメ祭企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 00:13:06
7487文字
会話率:34%
私の愛しい旦那様が、一緒にお茶をしようと誘ってくださいました。
普段食事も一緒にしないような仲ですのに、珍しいこと。
私はそれに応じました。
テラスへと行き、旦那様が引いてくださった椅子に座って、ティーセットを誰かが持ってきて
くれるのを待ちました。
旦那がお話しするのは、日常のたわいもないこと。
………でも、旦那様? 脂汗をかいていましてよ……?
それに、可笑しな表情をしていらっしゃるわ。
私は侍女がティーセットを運んできた時、なぜ旦那様が可笑しな様子なのか、全てに気がつきました。
その侍女は、私が嫁入りする際についてきてもらった侍女。
ーーー旦那様と恋仲だと、噂されている、私の専属侍女。
旦那様はいつも菓子に手を付けませんので、大方私の好きな甘い菓子に毒でも入ってあるのでしょう。
…………それほどまでに、この子に入れ込んでいるのね。
馬鹿な旦那様。
でも、もう、いいわ……。
私は旦那様を愛しているから、騙されてあげる。
そうして私は菓子を口に入れた。
R15は保険です
アルファポリス様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 00:00:00
1594文字
会話率:13%
復讐屋(ふくしゅうや)
それは、復讐を手助けする者たちの集まり
復讐したい者の目の前に、その扉は現れるという。
扉をくぐるとそこにはたくさんの本が並んだ本棚と、ティーセットが揃えられたテーブル。
そして、対面に座っている
男性がひとり。
「ようこそ、復讐屋へ。ご依頼はなんですか?」
にこりと笑ってこちらを見ている。彼はいったい何者なのだろうか。
ようこそ、復讐心に燃えた者たちが迷い込む、不思議な図書館へ・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-24 19:00:00
15612文字
会話率:47%
魅惑のイケメンフェイスを持つ(自称)僕、白原優也(童貞)は、高校生兼俳優をやりながらヤンが入った幼馴染みとアイドルの美少女二人と騒がしい日常を送っていたんだけど、イベントの最中に女性ファンに刺されてしまって、気づいたら異世界に転生していた
んだ。侯爵という身分と家族全員が持つ体質以外で特にこれといったチートもないなあと思ってた時、お城のパーティーで第四王子から他に十一人の転生者がいることを教えられる。その中にはかつての幼馴染みがいたり、彼が教えてくれた人たちとは違う転生者にアイドルだった子もいた。そうして集まった僕たちは、日本産のクズを転生させる魔神や異世界産のクズと戦っていくことに……ま、待って! どっちが先にあーんするかで喧嘩しないで! そのティーセットめっちゃ高いんだよ! 僕のために争わないで!
※ギャルゲーと乙女ゲーが合体した世界に転生した主人公たち(乙女ゲーの攻略者とギャルゲーのヒロイン)が、仲間とともにゲームのシナリオを知らないうちに変えたりする話しです。主人公たちが、ゲームの世界だと気づくのは多分ありません。
(旧題)君はヒロインで、あなたはヒーローで折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-15 14:00:00
36885文字
会話率:45%
今か、昔か、はるか未来か。時間に縛られないどこかに『移動博物館ティーセット』があった。
ぐるりとガラス窓に囲まれた、石造りの建物は、しかしなぜかドアがなく、窓から並べられた茶器を眺めるだけ。
そこには和風ケモミミ黒髪少女、茶目っ気あ
ふれる空色の瞳の中年紳士、不器用な褐色の肌の青年。国も人種も違う、不思議な3人が出迎えてくれる。
「お客様だわ。一緒にお茶しましょ」
「レディのために、最高のティーセットを用意しよう」
「……花を選んで、菓子を作る。それだけは」
森の中に、海岸に、あるいは何処かの路地裏に。過去へ、未来へ、西へ、東へ。
今日もどこかで『移動博物館ティーセット』は客を待っている。
茶器を中心に、美味しいお菓子と、ちょっとした紅茶の知識、あたたかな人々の、優しい世界です。
1話完結オムニバス、不定期連載です。気まぐれにネタを思い付いたら更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-01 14:41:08
6275文字
会話率:37%
[注意(これを書いておかないと、タイトル詐欺になりそうなので)]
この作品は、表面上ミステリーの皮を被ってはいますが、いろいろとデタラメで、推理モノと言えるような代物ではありません。なので、真面目に推理をすると、後々に馬鹿を見ることにな
るかと思いますので、ご注意ください。
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
それにしても……と、フォークと口を動かしながら慎也は思う。
(こんなはずじゃ、なかったのにな……)
刑事を辞めて探偵事務所を開こうと決心した時、確かハードボイルドな探偵を目指していたはずなのに……。
テーブルの上には、チョコレートケーキ&ティーセットがあり。それを囲んでの、若者たちとのちょっと遅めの夕方のティータイム。
ああ、なんてアットホーム感のある光景なんだろう……。
ハードボイルド……。その響きとは、似ても似つかない。あまりにも掛け離れすぎている。
ハードボイルドは、どこへ行った?
やはり、煙草も吸えないような超甘党童顔男には、端からハードボイルドなど無理だったんだろうか。
(でも、まあ……これはこれでいいか)
結構楽しいし……。本当のところ、今ではもう、慎也の中にハードボイルドへの拘りはあまりなかったりする。
それどころか、幽霊の女の子までいる、一風変わったこの事務所の温かな家族的(アットホーム)な雰囲気を慎也はとても気に入っていた。
刑事だった頃にはなかった安らぎが、今の生活にはあった。
ハードボイルドの夢は破れたが、ユーモアミステリーの世界も悪くないものである。
ソファーに背をあずけ瞼を閉じると、半年前の出来事が脳裏に甦ってきた。
(──以上、「FILE・#1 神谷探偵事務所の諸事情」本文より抜粋)
(現在、本作品は「小説家になろう」と「アルファポリス」にて掲載しています。アルファポリスの方では、「キャラ文芸」カテゴリで登録。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-22 17:15:08
138878文字
会話率:27%
引越の際、実家から持ち出した趣味の良いティーセット。
使おうと戸棚の戸を開いたとき、ティーカップの中に小さな女の子が眠っていた。
セリフをなるべく書かないようにした一人称小説です。
この作品は「エブリスタ」でも掲載しております。
最終更新:2018-07-15 16:11:35
4848文字
会話率:0%
異世界をすき焼きセットと旅するお話。主人公は普通の大学生。ゼミの仲間と盛大にすき焼きパーティーを開く為、仲間と買い出し帰りだった。両手にはすき焼きパーティーセット。しかしいつの間にか森の中にいた。トラックに跳ねられても居ないし召還されてもい
ないし神様にも会ってないよ?何が一体どうしたのか?な主人公が両手のすき焼きセットと旅立ちます。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-22 20:57:43
4014文字
会話率:24%
外から聞こえる盛大な墜落音。部屋の食器がカタカタと揺れた。
「……ああ、また落ちたのね」
今日もまた、彼女は墜ちた天使を迎えに行く。ティーセットと焼菓子を持って。
小さな浮島で一人暮らす少女と、浮島に落ち続ける天使のなんでもない日常。
最終更新:2012-11-18 13:41:40
1866文字
会話率:36%