アマテラスは太陽神として無休で仕事をこなすハードワーカー。ある日彼女の住まう高天原に空をも分かつほどの激しい異変が起こる。その凄まじい衝撃で大岩によって洞窟に閉じ込められた彼女は意識を失う。そして目を覚ましたとき、目の前には見知らぬ神がいた
。
道士の神「ドウシン」と名乗るその神は「君、これから僕のキョンシーやから。よろしくな~」ととんでもないことを言ってくる。しかし戸惑うアマテラスに出された初命令は、仕事を休めというもので……。彼女はドウシンとともに今まで経験したことのなかった休息を経験していく。
そして地上へ遊びに行くようになるのだが、そこで絶世の美女「コノハナサクヤ」という神に出会う。彼女はなんと、自分を絶世の美女だと自己紹介してしまう癖に悩んでいた。その後ドウシンはコノハナサクヤにキョンシー化の札を貼ると、その癖が抑えられるよう手助けし始める。
他にも際どい衣装で官能的なダンスを踊ってしまう悩みを抱えたアメノウズメ、能力のコントロールができないせいで意図せず周囲を破壊してしまうスサノオ、滾る衝動に振り回され戦いを挑んでしまうタケミカヅチなど、彼のもとに集まってくる悩みを抱えた個性豊かな神様たち。そこには面白そうだからという理由で札を貼ってもらう大物な神もいた。そしてドウシンの住処である神殿は、どんどんにぎやかになっていく。
他にも国譲りで帰る場所がない穏やかな神オオクニヌシ、アマテラスファンでスサノオの同志となったクシナダヒメ、同時に話すピザ大好きな仲良し占い神アメノコヤネとフトダマ、製造大好きにぎやかコンビ神イシコリドメとタマノオヤ、グレイトが口癖のギラギラ親切天然海の神ワタツミ、ワタツミのマブダチで厳ついグラサンじじいな潮の神シオツチ、敗北を知り本当の強さを得るため旅に出た軍神タケミナカタ、緊張しいで天狗面を着けた道案内神サルタヒコ、神出鬼没のオネェ口調な知恵の神オモイカネ、ドウシンの秘密をいち早く知った月の美麗神ツクヨミ、そして月に住むかわいい月兎たち。
新しい生活を満喫する彼らは、それぞれに交流しながら仲を深めていく。そんな神様たちと織りなす、一風変わった日本神話の世界です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 22:23:04
29129文字
会話率:51%
天逆毎(あまのざこ)との戦いで、日本は人も化け物も死に絶え、山も川も人の生きた証さえも失った。須佐之男命の力を失った和也を連れ、芹那は再び奈良時代へと戻る。
最終更新:2021-11-26 13:27:31
62938文字
会話率:55%
奈良時代の日本から戻った和也と芹那。
いつもと変わらぬ風景であるはずの日本。
けれどそこは、奈良時代に変えることのできなかった時の流れがそのまま受け継がれた世界だった。
最終更新:2021-09-28 10:55:30
133049文字
会話率:45%
「優しいよね」「よく気が利くな」「物静か」「いい匂いがする」「料理が美味い」「運動は苦手っぽい」「可愛い」「嫁にしたい」「堅実」「話しやすい」「寝顔やば」「頑固なとこもあるかな?」「安心安全」「別の意味で危険」「動物に例えると針ネズミ」「マ
イナスイオンが出てるはず」。そんな周囲の評価を横目に、自身の心の性がわからない、恋がわからないことに悩む大学生神代伊万莉(じんだいいまり)。夏休みで地元に帰省中の彼はある日、幼馴染の林原昴(はやしばらすばる)と出かけた先で不思議な感覚に導かれ見知らぬ場所に迷い込む。そこで異形のものに追われて窮地に陥っていた伊万莉を助けたのは古風な姿をした一人の男。「我が名は――ヤマタノオロチである!」。封印を解かれて現代に復活したヤマタノオロチは実は恐ろしい怪物などではなく、お酒が好きで義理人情に厚い元土地神で、そしてクシナダヒメの恋人だった!?◆◆伊万莉の周りで起きる日常と非日常の出来事は、彼ら彼女らに少しずつ変化をもたらしていく。これは神代(かみよ)と現代が繋がる一夏の物語。「もし生まれ変わったら、またいつかどこかで――」◆◆≪注意≫この物語はフィクションです。実在する同名の個人、団体、企業等があったとしてもそれらとは一切関係がありません。また、ジェンダー論やLGBT関連の話を一切見たくないという方はブラウザバックを推奨します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-30 03:00:00
181285文字
会話率:40%
俺、信楽海斗はそれまで普通の高校生活を送っていた。だがある日放課後にクラス一の美少女、立花早苗に体育館裏に呼び出され、告白された。だが、その美少女は、実はクシナダヒメの子孫だという。そして海斗はスサノオノミコトの子孫であり、近いうちに地球上
で天と獄の戦いがあることを知る。海斗はその戦いを阻止するために両方の王を倒すことを決意するのだが、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-23 20:29:56
15200文字
会話率:80%
『古事記』に載る「天野岩屋戸伝説」を背景に、スサノヲノミコト、アマテラスオオミカミ、クシナダヒメらの三柱の神々の心境を、作者の創造のもとに、供述形式で語った作品。
スサノヲノミコトが高天原で暴虐の限りを尽くした理由とは…。それを目の当たりに
したアマテラスオオミカミの心境は…。後に語るクシナダヒメのスサノヲノミコトの人物像とは…。
交錯し合う供述に「スサノヲノミコト」の新しい顔の一面を披露させようとする、神話物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-29 00:19:37
3849文字
会話率:0%
タイトルがわかりにくすぎるのでライトノベル風に変更しました。
日本神話を題材にしたライトノベル風ファンタジーです。
日本神話に登場するスサノオノミコトやクシナダヒメやヤマタノオロチが勝手な解釈で動き回りますが、勝手な解釈なので日本神話を知
らなくとも楽しめると思います。
高木スサノオという名前の20歳男子が主人公。
スサノオくんは、普通の大学生としての生活を切に希望してますが、そこらに漂う邪悪な気配が寄り集まって実体化した「バケモノ」が見えるという特異体質のために、落ち着いて青春を楽しむこともできません。
同じ体質の父親から、バケモノ退治のための浄化と結界のトナエゴトを習ってはいるのですが、その肝心の父親・高木龍吉は、8年前から行方不明。
「いったい俺はどーしたらいいの~」と嘆きつつも、父親をさがしに異世界へと旅立つはめに。
※以前に個人ブログにて公開していましたが、現在は非公開。
※セカンドライフというバーチャル空間内で「インワールドブック」という形式(セカンドライフの中だけで読める電子書籍のようなもの)で販売中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-05 21:57:33
138028文字
会話率:33%
今宵は十五夜。お月見のための団子を神々に配るべく、トヨウケ姫とクシナダ姫はひたすら団子を作り、配りに行くほのぼの短編です。
最終更新:2017-10-04 22:41:28
1790文字
会話率:46%
有名なスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治するお話。
肩の力を抜いて読んでおくんなまし。
最終更新:2016-07-19 08:34:53
8898文字
会話率:14%
遠い昔の豊葦原中津国(とよあしはらなかつくに)。
老夫婦アシナヅチとテナヅチはすでに七人の娘をヤマタノオロチに生け贄(にえ)として差し出した。
そして今さらに最後の娘クシナダヒメをも生け贄として差し出さねばならない。
悲嘆に暮れる三
人。
しかしそのとき、流浪の男スサノオが三人の前に現れるが…。
古事記の超有名エピソードに題材をとった短編小説。
拙作『七柱記―』のエピソードゼロ的作品でもあります。
最終的には8500字程度で終了予定です。
『アルファポリス』『カクヨム』にも掲載中。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-03 16:18:04
8917文字
会話率:42%