北海道後志地方の岩内に住むアイヌの青年と猟犬のプレップ。ある日コタンのアイヌが羆に食い殺される。硫黄の匂いが沸き立つ雷電山。そこは羆の根城であった。コタンの安寧を守るため一人と一匹の犬が雷電山の魔物に闘いを挑む
最終更新:2024-01-14 13:36:24
2223文字
会話率:19%
明治中期の北海道。帝国主義により世界中で戦争が行われていた時代の元士族の男が、誉れや神仏について問う作品。
人類中心主義への反省で、人ならざる者である人や神様の関わりを描く。
最終更新:2023-06-01 16:44:13
4057文字
会話率:46%
日本とロシアの緩衝地帯国家設立。それは様々な人にとって悲願であった。
※この原稿は2020年に書き上げたものであり、残念ながら2022年の世界情勢では成立しえない状況となりました。
最終更新:2022-04-14 07:48:37
3637文字
会話率:48%
モーゼに率いられて出エジプトを果たしたユダヤ人の大半はバアル教の信者であった。一方のモーゼ達の支配層はヤハウエ信仰であった。
出エジプト後、ユダヤ人は他国を侵略して国家としての形を成していく。その最盛期がソロモンの時代である。その後バビ
ロンのネブカドネザルによって滅ぼされる。
ユダヤ民族は12支族に分けられる。その内の2支族のヤハウエ信仰者だけが歴史上に名を残す。残りのバアル教徒の10支族が歴史上から姿を消す。彼らはシルクロードを通り、インドー中国ー蒙古ー朝鮮半島を経て日本へとやってくる。
バアル教=牛の神=牛頭天王=スサノオを指導者として日本の出雲に定着する。その後九州全土を制圧する。近畿地方の大和の征服はスサノオの子供のニギハヤヒによって達成される。
ここまで調べた時、坂本は20年前に知り合った向井純に連れられて三重県明和町のアラタマ教団で禊をする事になる。その後、向井の会社の同僚の寺島に連れられて、伊勢外宮の近くのみちのく教団に案内される。伊勢に通う日が多くなる。みちのく教団は科学的に霊能開発を志す修行方法を開発して、信者にすすめている。
出雲にやってきたスサノオは九州を征圧して宮崎県の日向の女王ヒミコ(天照大神のモデル)を支配下に置いて彼女との間に3人の子供を設ける。
一方、ナガスネヒコの協力を得て大和を征服したニギハヤヒは死後、大神神社に祀られる。
出雲のスサノオの養子になった大国主は日向の地にも足を運び、ヒミコとスサノオの間に生まれた女の子との間に事代主を設ける。大国主亡き後この事代主が出雲の後継者となる。そしてニギハヤ亡き後ヒミコ女王の孫のイワレヒコが初代の神武天皇となって、大和の支配権を握ることになる。
平成9年6月下旬、坂本太一郎は向井、寺島と共にみちのく教団の門をくぐる。彼はみちのく教団の教祖佐久田龍一が紫水晶の秘密を知っていると察していた。
坂本は佐久田教祖と対面した後、向井、寺島と別れて明和町にある岸田洋の実家に急いでいた。彼はここ3ヵ月程前から明和町の実家にに還ったまま、常滑の磯部土建に帰っていないのだった。仕事の打ち合わせもあり、岸田に会おうと道を急いでいた。その坂本の車の後を追う様に1台の車が追走していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-28 11:59:59
62282文字
会話率:12%
転生したら徳川家康の正妻・築山殿だった。
しかも築山殿は史実では家康と不仲で、最終的には誅殺されてしまう。
――織田信長、羽柴秀吉そして徳川家康。戦国の時代の寵児らに目掛けられ、そして狙われる身となる主人公。
しかし主人公は、時
代と運命に捉われはしなかった。
「……ふふふ、竹千代くん? その才覚を私に見せていただきましょうか」
これは、傑物揃いの戦国武将と相対し、彼らの思惑から外れる奇手を打つ物語である。
※アイヌ民族とネイティブアメリカンが出てきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-18 19:11:56
66336文字
会話率:34%
沢辺可夢偉は平成生まれでアイヌ民族の血を引いた漁師の家に生まれた。可夢偉は、幼い頃から読書が大好きだったが、文学少年とは裏腹に恵まれた体格と身体能力を持ってた為(15歳で180cm、80kg)家庭が貧しいので、家業の手伝いに駆り出される事が
多かった。15歳のある日、父親と3歳年上の兄と一緒に三人で沖合に出ると可夢偉だけが高波に触られて船から転落してしまう。それは、可夢偉を8年に渡り異世界に送り込まれ、魔族やその他への戦乱の道に否応なしに引きずり込まれた。
ゼフィール王国のゼファーソン王に召喚された可夢偉は、最初は魔族討伐の為の知恵をゼフィール王国の人々に助言していたが、自らの能力が優れている事がゼファーソン王に認められて、ゼフィール王国の切り札的存在となっていく。自らの成長と数多の手柄を立てた為ゼファーソン王の股肱之臣として、周囲から信頼されていたが枕元に神(カムイ)が立ち、アイヌの血引く英雄に元居た世界に帰還して、アイヌ民族が迎える悲劇から民族を救済せよと啓示を得る。
可夢偉は、ゼファーソン王から帰還許可を得る代わりに、キンヴァリー姫の結婚を望み、さらに8年間の異世界での生活の中で、可夢偉の人柄や能力に魅了された者達の面倒も見ろと要求する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-02 18:00:00
1696文字
会話率:78%
時は戦国。都から遠く離れ、寒風吹き荒ぶ蝦夷の大地に生まれた転生者の物語。
民が凍えて死んで行き、腹を空かしては死んでゆく。暴風の如きアイヌ民族と戦い、稲の一本も育たぬこの地より、海の先に待つ本州を想う。
手段を選んでいる余裕などない、勝て
ば良かろうなのだ!
勝ち続けた先に望むのは、暖かい大地と豊かな実り、まだ見ぬ何かを手に入れるために男は進み続ける。
地図有り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-17 18:29:30
86503文字
会話率:33%
時は鎌倉時代、奥州藤原氏の圧政に耐えかねたアイヌの人々が
生き延びる為、大海を渡った先にある約束の地へと旅立つ。
ラメトク(勇気)ある男になる!少年アトゥイは決意し、戦いに身を投じるが
執拗に追跡してくる泰衡軍に大切な人々を奪われていく。
あらゆる苦難の果てに、アトゥイはポンコタンの人々を無事にアイヌモシリ(アイヌ民族の地)に
導けるのか?
源平合戦がもたらした意外な力が関与し、ポンコタンの人々を翻弄していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-24 05:00:00
240039文字
会話率:21%
初めまして、五十集(イサバ)と申します。初投稿です。
私は普段球体関節人形を作っていまして、Twitterに進捗を呟いたりしているので興味がありましたら見てみて下さい。 五十集 @moonsneigbor
さて、今回の「精(シー)の
起源」ですが、この作品は私が今現在製作している妖精をモチーフとした人形達がどのような世界に棲んでいるのか、その歴史的な背景を神話風に整えたものとなっています(勿論、二人の妖精を主人公に据えた物語もあるにはあるのですが、粗筋を完成させただけで満足して放置してしまってます……不甲斐ない)。
私は幼い頃からドラゴンクエストやポケモンが気に入りませんでした。ドラゴンクエストは、世界各地の伝承に由来するそれぞれ出自の異なるモンスター達がみんな横並びになってしまっていておかしいと思いましたし、ポケモンは昆虫型のも哺乳類型のもみんな同じ恐竜の卵みたいなのから生まれるのは頭おかしいと思ってしまいました……。まあそういう子供でした。サンタクロースは実在するのか?という疑問にもトナカイが飛ぶはずないじゃないか!と、サンタクロースそのものじゃなくトナカイから突き崩して信じなくなったりもしたので。
ところが20歳を迎えた今、私はヒトと鳥・昆虫の合いの子のような姿の人形を作っています。皮肉なものと思いますが、物心ついた時から持ち合わせていた科学的な視点から自分だけを例外的に見逃す訳にはいきません。
妖精達はいかに生まれたのか?アイヌ民族の神話には「かつて動物はヒトになれたし、ヒトも動物になれた」といった記述があります。それをヒントに旧約聖書 創世記を自分なりの視点から再解釈することでこのおとぎ話は作られました。
私の創作の主軸は常に人形にありますが、その人形の世界観を補完する意味でこういった読み物にも少しずつ挑戦してみようと思います。長々とお付き合い頂きありがとうございました。それでは短いですが、お楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-04 01:14:57
1455文字
会話率:0%
アイヌ民族の説明的な部分を追加する目的で書いた
キーワード:
最終更新:2014-01-19 14:19:29
1429文字
会話率:0%