街の片隅、ベンチに座る少女が、何かをかじっていた。
「ん?これ、フランスパン……じゃないよね?」
「ガリッ!ガリッ!むしゃむしゃ、むしゃむしゃ!」
黒い木製の、立派な魔法の杖をかじる少女。
硬いし、まずいし、全然おいしくない。なのに
――
少女のお腹はギュルルルと鳴りっぱなしだった。
「魔力の源はカロリー……でも、ぺこぺこで魔力も切れそう……!」
そう、彼女は魔女っ子令嬢――レミィ・ルミナ。
しかし今は、腹ぺこなただの少女。しかも杖かじる危ないやつ。
「空飛ぶ鳥もジューシーお肉に見えてきた……これは……魔女っ子ピンチ……!!」
ベンチで震えるその手は、再び杖をかじろうとする。
が――
「ダメだっ!もう限界っ!」
ルミナは杖を掲げ、叫んだ。
「集え、肉汁とパンの精霊たち……カロリーの力、今ここに!!お腹ペコペコお肉パン召喚!!」
ギラギラ、バチバチ、ド派手な魔法エフェクト!
空に巨大な魔法陣が現れ――
「ゴォォォォォン!!」
\ドンッ!!/
そして。
静かな街の通りに、突如現れたのは――
「マジカルミートバーガー」と書かれた、ハンバーガーショップ。
香ばしい肉とパンの香りが、路地に広がる。
「え……うそ……なんか、やばいもの召喚しちゃったっぽい……?」
魔法、暴走しすぎ!
でも、ルミナの目はキラキラと輝き、口元にはよだれが垂れていた。
「おにく……おにくぅ……」
涎をぽたぽた垂らしながら、ふらふらと店へと吸い寄せられていく少女。
その小さな口元には、まだ杖の木くずがくっついたままだ。
――そして、扉が開いたその瞬間。
ルミナは、ふらりと崩れ落ちるように、ぱたりと倒れたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 16:58:34
122383文字
会話率:46%
ぽたぽたさんが・・・ゆっくりと歩く。
最終更新:2025-07-07 05:56:42
2116文字
会話率:73%
午前二時。
薄暗いトイレの中。
目の前のドアを──
たら……たら……
滴り落ちていく一滴のしずく。
そして──
ドアの向こうに、感じる誰かの気配。
ドアの向こうに──
たら……たら……
ぽたん──
最終更新:2025-07-04 15:00:00
5101文字
会話率:5%
夏の終わり、幼馴染の美咲と彩乃は懐かしい川辺のキャンプ場で過ごす。連日の豪雨に包まれた夜、ぽたぽたと落ちる水滴の音が二人の周囲に不気味に響く。古いトイレから聞こえる水の音、人影、そして地元に伝わる龍神の伝承――。
やがて彼女たちは、川の
底に沈む若い女性の魂が大雨の夜に現れ、訪れた者を呼び寄せる恐怖の真実に直面する。消えない水音に導かれ、深い闇と悲しみが静かに二人を包み込んでいく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 19:55:21
2084文字
会話率:39%
雨漏りってヤツは、早く対処しなくてはなりません。
少なくとも、熟睡するために。
最終更新:2025-03-16 21:55:42
200文字
会話率:0%
小さな少女のかくしごと。
最終更新:2024-02-14 15:33:41
2445文字
会話率:27%
どうやら寝落ちしていたようだ。
さて、何を書くのだったか。
最終更新:2023-01-20 19:03:42
1590文字
会話率:22%
海を見に行く話ーとある字書きの話。
筆が止まると、いつも同じ場所に行く。
そのうち言葉が、溢れてくる。
最終更新:2022-02-22 15:16:43
946文字
会話率:3%
ぽたぼた、もちもち、もちもちもち。
最終更新:2024-01-04 18:09:47
306文字
会話率:0%
自分なりの姿で生きることを
最終更新:2023-04-15 17:57:13
342文字
会話率:0%
雨降りになった今日のことを書いてみました
最終更新:2022-08-08 09:42:55
233文字
会話率:0%
この物語は、
異世界に転生したババアが、
休みなく襲い来る異世界の理を、
ある時はティシュに包み、またある時はぽたぽたにする、
まぁ平たく言えば「異世界×ババア」のキャットファイトである。
最終更新:2020-12-18 18:08:17
58544文字
会話率:34%
3人で洞窟へ
鍾乳洞・・
最終更新:2019-10-06 14:41:30
294文字
会話率:0%
パンツの汚し方
おしっこはともかく、う○ちを付着させるのには、
コツが要るの
最終更新:2019-08-16 23:19:13
643文字
会話率:4%
発砲されるたびに、少しずつ
そして・・
最終更新:2019-04-26 20:40:55
575文字
会話率:22%
無理やりです。すいません。
最終更新:2015-10-02 23:58:23
612文字
会話率:6%