『修業を積んだものの、現在の私はお経を読むのが下手すぎて、亡くなった方を絶対に成仏させてあげられない自信があります。万が一お葬式での読経を依頼される場合は、その点をどうかご了承いただきたく存じます』
最終更新:2024-10-11 23:01:41
3606文字
会話率:36%
「な~あみっ! ……このたびは、まことにご愁傷さまでございます。皆様の慈しみの心のおかげで故人にとって、素晴らしい旅立ちとなりました。では」
「えっ、あの、ちょっと」
とある葬儀場。身内だけのささやかな葬儀。故人の息子であり、喪主を務
める長男は母や弟、親戚一同に視線で促され、帰ろうとするその坊主を引き留めた。
「……なんでございましょうか」
「いや、あの、短くないですか?」
「はい?」
「いやその、お経が……」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-11 11:00:00
2525文字
会話率:99%
とあるアパート。そこに霊が出ると噂の部屋があった。
夜。部屋の怪奇現象に悩む男は霊能者を呼び、除霊をお願いした。
「ね、あなたね、いつまでもこんなところにいちゃ駄目なのよ。あなたの居場所はここじゃないの。わかるでしょ? ね」
床に
正座。お経から始まり、霊能者が虚空に向かってそう語り掛ける。しかし……。
「ね、わかった? いいわね……え、あの、はぁ? いや、ちょっと、はぁ!? チッ……ふぅー……はい、成仏です。迷える魂は無事、天に召されました」
「……え、あの先生」
「ふぅー……さて、では料金のほうは、えーっとね」
「いや、先生」
「ん、なんですか?」
「え、本当ですか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 11:00:00
1567文字
会話率:90%
むかしむかし、おばあさんが川で洗濯していると、どんぶらこ、どんぶらこ、と……
人が流れてきた。
うつ伏せで、手足は力なく伸びきり、それが死体であることは明白であった。
おばあさんは洗濯を中断し、両手を合わせ、お経を唱える。
死
体はやがて川の流れに呑まれ、見えなくなった。
おばあさんはため息ひとつ。それで気持ちを切り替え、洗濯を再開した。だが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 11:00:00
3606文字
会話率:29%
「大雷音寺」、孫悟空と三蔵法師の西遊ご一行が目指す旅の終着点。ようやく着きましたが、しかしこの場所には人の世を救うお経はいなかった、あるのは旅の途中で一度倒したはずの妖魔達の奇襲だけだった。多勢に無勢、天の軍勢の援軍も間に合わず、孫悟空一人
だけじゃ三蔵法師と弟達を守りきれず、全員が妖魔の餌になってしまった。
「西遊」の旅は最初から仕組まれた陰謀だった。それは囮を使って、妖魔達を引き寄せて、一気に殲滅する作戦だった。囮に選ばれたのは三蔵法師、理由は彼の血肉は妖魔の力を高めることができるからだ。計画を実行するために釈迦如来と太上老君は三蔵法師を「西遊」に旅立たせるように仕向けた。しかしこの「西遊」計画は失敗に終わった。三蔵法師達は顔が孫悟空によく似た鬼将が率いる妖魔達の待ち伏せに遭い、三蔵法師は無惨に殺され、妖魔たちは滅ぶどころか、三蔵法師の肉を食って、さらに強くなってしまった。
この失敗を経て、釈迦如来は諦めず計画を立て直し、三蔵法師を何度も輪廻転生をさせて、生まれ変わるたびに三蔵法師の聖肉を貪る妖魔達を引き寄せ、引き寄せられた妖魔を孫悟空で倒す、そしていつか全部の妖魔達を皆殺しすることができるはずだ。これこそが「西遊補円計画」でした。
時は2018年、三蔵法師はすでに 100 回生まれ変わった。三蔵法師の肉を食ったことある妖魔の数はどんどん増え、ますます力をつけた、その力は神や仏の座を揺るがすほどになりつつある。それを鑑みて、釈迦如来は世界を破壊し作り直すことを決意しました。 今回の生まれ変わりが孫悟空にとって最後のチャンス。果たして悟空はこの輪廻転生から三蔵法師を救うことができるのでしょうか? 仏の光によって世界が滅びるのを止めることができるんのでしょうか?
みなさん、こんにちは。私は香港出身の作家です。日本のアニメ、漫画、小説文化がとても好きで、自分が書いた物語を日本の読者に届けたいと思い、この作品を翻訳してここに公開しました。応援していただければ幸いです。自分。
合計 50 章からなるこの物語の中国語版この作品は「https://www.shikoto.com/articles/149340.html,」にも掲載しています。資金が限られているため、翻訳者を雇って日本語訳は12章のみでしたが、皆様のご支援があれば必ず全章日本語訳をさせていただきます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 23:43:55
114481文字
会話率:2%
寒波が押し寄せている夜、家の呼び鈴が鳴らされベランダのシャッターが叩かれている。
なろうラジオ大賞5参加作品です。
「真冬の怪異」の「避難所」を加筆修正した作品です。
最終更新:2023-12-15 13:00:00
999文字
会話率:3%
夏のホラー2022参加作品です。
山奥の森の中の寺。
最終更新:2022-08-16 13:00:00
357文字
会話率:0%
愛しい妻に会うために家路を急ぐ。今日は大好きなカレーだ。
しかし、途中でお坊さんに道をふさがれた。彼は人の顔を見てお経を唱えてきたのだ。
※この作品は「夏のホラー2023」参加作品です。
※この作品は「アルファポリス」にも掲載してい
ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 08:00:00
348文字
会話率:37%
シリーズ22つめは、さらに枝葉的な(?)お経のてきとー訳です。以前に、数珠について会話してた過程で参考のために読んだのですが、せっかく翻訳して勿体なかったので(w)、テキストを発掘したこの機会に推敲して公開してみます。(はっきり言ってあんま
し意味ないと思いますw)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-12 11:47:28
911文字
会話率:24%
今回は、お盆などに行われてる施餓鬼会(せがきえ)についてお釈迦さんが語ったというお経をてきとーに翻訳してみました。飢えてさまよう悪霊となってしまった餓鬼さんたち……想像を絶するその苦痛から救い出して成仏させる方法が、ある!!?
最終更新:2022-07-17 01:00:00
19553文字
会話率:13%
今回は大乗仏教です。「法華一乗」と言われますがいろいろ前提が必要でして、たとえば法華経の前フリでお釈迦さんがした説法というものが伝えられております。今回は上級者向けともされる法華三部経のひとつめを、あいかわらずウンチク語りを楽しみつつおばか
っぽくてきとーに訳す挑戦をしてみました;
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 08:00:00
28022文字
会話率:6%
コンピュータが家電量販店に並び始めた昭和の時代。小学校3年生にして、高度なプログラミングに挑む少年がいた。偶然手に入れた、最新型のグラフィックパソコンには、ビデオゲームという未知の可能性が詰まっていた。ゲームセンターで見たあのゲームを再現し
たい。思いだけで、お経のような文章を読みふけり、次世代の構想に触れていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 02:00:00
4690文字
会話率:18%
小さな頃から不思議な体験をしてきた
流山 康介は日常のなかの非日常へと
特殊な家系のせいで巻き込まれていく。
最終更新:2022-12-31 00:00:00
721文字
会話率:23%
翌朝くっきりと見えたーー、痕跡から。
お化けはいるのだと確信しました。
最終更新:2022-10-22 23:51:07
200文字
会話率:0%
過ぎた荷物は手にあまる。
ほっぽりだして、身軽ないでたちで行こう。
最終更新:2022-09-25 07:00:00
281文字
会話率:0%
骨董品のラジオから、ノイズに混じってぼそぼそと喋る奇妙な声が聞こえてきた。まるでお経のようにも聞こえるそれに興味を持った照行は、発信源を探してみることにした……。
最終更新:2022-08-25 21:53:33
4312文字
会話率:11%
ラジオから聞こえるのは、お経と聞き覚えのあるどこかの声…。
愛犬は私に寄り添い眠る。
最終更新:2022-07-09 23:29:02
2377文字
会話率:14%
唱えるお経の声を声明(しょうみょう)と呼んで美しいものともてはやされた時代。観音菩薩と見まごうやなんごとなきお方の声明を箸でつまんでは金箔で閉じ込め、売りさばき、小金を稼ぐものがあった。そうしたあぶく銭が生まれるところには、そうした輩から
袖の下を求める小役人がつきもので・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 05:10:36
2381文字
会話率:0%
これはまだ天に仏、地に人、闇に妖が実在した頃のお話し。
帝の命により三蔵法師という偉いお坊さんは、天竺からこの世に平穏をもたらすありがたいお経を頂いてくることになりました。
しかし、王宮を出る際長い階段から転げ落ち、全身骨折して
しまいました。
そこで三蔵法師、もとい玄奘は妹弟子である白蓮禅師という女性のお坊さんを代わりに天竺へ行かせることにしました。
その旅のお共に、孫悟空、猪八戒、沙悟浄という三匹の妖怪がつきました。
これは、その1人と3匹が織りなす愉快で痛快な旅のお話しであります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-01 08:29:42
22082文字
会話率:65%
さるお経を唱えていた和尚に少年はそのお経について尋ねた。
最終更新:2021-06-01 10:00:00
580文字
会話率:74%
パンパンパンになって パンパンパンになった夜
最終更新:2021-05-29 06:38:17
341文字
会話率:0%
修行僧兼高校生である黒蓮寺信念(こくれんじしんねん)は同じ『馬鹿の大三角形』と呼ばれる進藤進(しんどうしん)と秋草天(あきくさたかし)らと愉快な毎日を過ごしていた。ある日、進藤の家の倉庫にあった怪しげな壺をうっかり割ったことで、彼らの住む三
好町で『吸血鬼』が暴れ回ることになってしまった。吸血鬼を討伐するためにやってきたエルマ・タウベルトと共に、信念は街の平和を守るために戦うこととなった。仏教×吸血鬼×ガンアクション!!
※カクヨムとノベルアッププラス、ノベリズムにも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-08 01:03:58
20437文字
会話率:54%
たしかに私の知ってるお経典には絶対という言葉はでてきません。
キーワード:
最終更新:2021-01-12 13:57:55
241文字
会話率:0%
「二十年後」の粗筋
秀一は字が読めないことや書けないことで苛められた。それを庇うのが学である。
中学を卒業すると、秀一は寺に出され、
出家してを暗記することもできないので、寺の掃除ばかりで一日が終わる。そのため同僚からはバカにされてい
る。
僥雲は本尊の前で惰眠を貪ったと叱られ、寺から追い出される。
一方、学は某風俗街で女誑しとなり、たまたま見かけた妙信尼を手練手管で一夜を共にする。それから学は追いかける妙信尼から逃げ回る。
僥雲は某風俗街で、お経は覚えられないので、「あなた様は心が清らかでございます、有り難いことことでございます」と唱え続ける。それを学は何度も見ているが、僥雲が秀一であることには気づかない。だが僥雲は学に気づく。
ある晩、僥雲は原因不明の病気で捨て置かれたタイのソープ嬢を救い、掘っ立て小屋で最期を看取り、そのまま自分も餓死して死ぬ。
学は妙信尼に捕まり、嫌われるために掘っ立て小屋でデートをするが、妙信尼に無理心中を計られ、二人は生死の境をさ迷うことになる。
極楽で釈迦といる僥雲は学と妙信尼を助けてくれと頼む。なぜなら学は心中した時に真っ先に弔いの金を恵んだからだという。釈迦は学の願いを叶え二人を助ける。
助かった二人は互いを忘れて生き返り、元の生活に戻る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-17 15:13:07
13285文字
会話率:32%
俺の名は森山健三。銀河連邦軍の兵士だ。事故で不時着した未知の星は、妖怪や仙人が普通にいる星だった。そんな世界で困っていた住民を銀河連邦の科学力で助けたら法力を持つ高僧と誤解された。その誤解により俺は皇帝に呼ばれ、ガンダーラ国に国を救うお経
を取りに行く事に。ひょっとしたら西遊記の世界に迷い込んだのか、と思ったら。
なんとゴクーは石サルじゃなく、神レベルの美少女だった。
しかしこの美少女。大ドジっ子の上。
「痛い痛い痛い! 無理やりハメないでぇぇぇ!」「激しすぎます! ワタシ、壊れちゃいます!」「壊れるほど愛したクセに!」「そんな乱暴に……裂けちゃうよお!」「いやぁぁぁ! やめてぇぇぇ! 無理やり入れないでぇぇぇ!」「 ご主人様なしでは生きてはいけない身体にされちゃったぁぁぁ!」
などと、知らない人が聞いたら犯罪者と思われる事を平気で叫びやがる。
そんなゴクーを引き連れた、絶対に西遊記じゃない俺の旅が始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 17:00:00
92816文字
会話率:37%