現世で110歳の大往生した主人公の西条仁(さいじょう・じん)、彼の生い立ちはとても幸せで有ったとは言う事は出来なかったが、それでも彼は自分で考え自分で行動し、そして苦労して幸せを掴んだ、それを偶然見ていたのが、たまたま地球の神と呼ばれる存
在の所に訪れていた別世界の神だった。
その別世界の神は、自分の世界を更により良い世界にしたくて、ここ最近では世界の構築に成功したと言われている地球の神の仕事を見学に来ていた多くの神達の中の一人でもあった。
そこで異世界の神は地球の神に、自分の世界のマナと呼ばれる物質と仁の魂を交換出来ないだろうか?と持ち掛けてみた。
すると不思議なことに地球の神は快く了承してくれる事に・・・
そんな訳で、西条仁は新しい新世界で新たにジンとしての生を受けるのだった。
まあ結果としてジンは、この異世界の神々たちに目を付けられた挙句、様々な無理難題を押し付けられて色々と苦労はするのだが、その分、沢山の良い出会いがジンを待ってもいた。
前世の記憶を持ったまま、新しい新世界で様々な冒険や事件に出会い、その最中に出会った友達や仲間達、そして大切だと言える人達と主人公のジンの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-03 21:15:23
217767文字
会話率:35%
反省しつつ、サンプルサンプル。
最終更新:2023-01-27 11:19:55
1256文字
会話率:0%
安治島の葱叉中学校出身の最底辺の少年・翁草瑞希は夏休みを迎える。
瑞希はせめて人なりの頭脳を手にしようと読書の習慣を設ける。
頭が悪くても読めそうな雑学の本を図書館から借りて読むことにした。
役立ちそうな知恵はなかったが、遭難時瓶
の中に手紙を入れ救援を図る方法に応用性を感じた。
祖父がお土産で持って帰ってきた空き瓶に、誰宛てでもないラブレターを詰めて海に投げる。
夏休みが明け、オーストラリアから「シャルロッテ」がラブレターの差出人を探しに転校してきた。
人違いだろうと思い込みつつも、もしものことを考え自分磨き(勉強・ファッション・身体能力・人間性など) を始め、人違いではない証拠を集める。
シャルロッテが家から持ってきた瓶が自分の投げた瓶と同じもので、瓶の底の細工も自分のしたものと同じであることから、人違いの線がなくなる。
しかし、彼女と自分では誰が見ても釣り合わないため差出人が自分だと言えない瑞希。
親友にはなれたものの、異性としての距離は縮まらずにいた。
シャルロッテが転校してから一年。瑞希の自分磨きは結果として表れ始める。
この調子で自分磨きを続けていけば、隣にいて文句を言われない存在にはなれるだろうと希望を抱く。
勉学面で余裕のできた瑞希はシャルロッテの故郷について調べると、彼女が有名な学者の「フクシア・シャルロッテ」であることが発覚する。
やっと彼女に差出人だと打ち明けられる日が近づいて来たと思ってい が、明確な差を目の前に、その日はもう来ないだろうと悟る。
クリスマスイブ。結局差出人は自分だと言えなかった瑞希に、シャルロッテから卒業式当日に帰国するため、卒業式に出られないこと。差出人が瑞希だと知っていたことを告げられる。
それでも何も言えなった瑞希は自分の情けなさを悔やむ。
卒業式当日。卒業式をすっぽかしバラを片手に彼女のもとへ駆けつける。
そして彼女を前にラブレターに書いた言葉を英訳し告白する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-09 17:40:25
27669文字
会話率:25%
神の弟候補となる能力を持ち、桁外れの魔力を持ち、人並み外れた身体能力を持つ主人公ルーク。
もともと、一度目の人生ではこの世界で当時では最も不幸な住人の一人であった。
で二度目の人生では、ちょっと魂だけ日本で寄り道したりする。
99歳までの大
往生ののち、三度目の人生はまた一度目の人生に戻る。
二度目の人生を活かして頑張ってねと、神様に言われて。
自重を控えめに、持てる力をなるべくフルで発揮しつつ、幸せな未来を目指して頑張る主人公。
実家の領地を発展させつつ、好き勝手出来る役職を手に入れて、精一杯楽しむために彼は全力で日々を生きる。
家族との絆、強敵と書く親友との出会い。
青春あり、恋愛あり、涙あり……かもしれない物語。
とりあえず、第一章全22話は書き溜めてます。
第二章は、第一章を投稿中に書き溜めていきます。
以下あらすじ
規格外の魔力と、特殊な能力を持って男爵家に生まれたルーク。
しかし彼の人生は人に虐げられ、裏切られ続けるものであった。
その結果、人でありながら魔王となり、光の女神が遣わした勇者と巫女によって討伐された。
彼が討伐された直後、邪神が顕現し世界を滅ぼす。
人と光の女神に翻弄されたルークの人生を憐れと思った邪神が、時の女神に頼み時間を戻し彼に人生をやり直すチャンスを与えた。
なぜか、他の人生を一度与えるというワンクッションを置いて。
結果として、幸せな人生を一度体験したのち、本来の人生をやり直すことができたルーク。
その経験を生かし、前向きに生きる。
周囲の人たちを、過去の彼に対する悪しきものから良い方向に変えながら。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-08 04:39:49
456138文字
会話率:28%
超天才が生み出す発明が、日本を変え、世界を変えてその未来を変えていきます。15歳の少年が、物質と空間及び時間の成り立ちを統合的に解き明かし、当面物質に関して素粒子の成り立ちと構造、その性質の解明からその操作因子を見出した。
その最初の活
用は、ロシア・ウクライナ戦争における核兵器で使われようとした核兵器の無効化であった。その結果として、アメリカからのロシア全土の核兵器の無効化が実行され、世界の核無効化に繋がった。
次いで、物質と空間及び時間への理解に元づいて、常温核融合システムによる発電、熱生成さらには核バッテリー、さらには重力エンジンなどを生み出して、化石燃料などによる燃焼によるエネルギーを不要とし、世界の社会と産業構造を完全に変えていきます。それは『魔法のような』と言われるほど人々の発送を超えたものでした。
その中で、いやがおうにも人々の生活も変わっていきます。
6年ほど前に書いたLevolutionを、現状の世界情勢も加えて、背景を変えて書いてみます。
よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 17:00:00
397192文字
会話率:28%
「無駄な仕事はしたくない」がモットーな村の門番さん。
言葉とおり普段からぐうたらしつつも、きちんと自分の仕事は片付けてしまう。
そのため、所属する部隊の隊長もこの態度には頭を悩ませていたり…
必要最低限の事はしているから、処すに処せないと
扱いに困る人物だったりする。
さらにさらに、村人たちからの信頼は厚い。
なんだかんだいざこざの仲介をしたり、
悩みや苦労話を結果的に聞いて回ったり、
荷物持ちを手伝ったりと評判も高いという謎の頑張り…
…この事もあって、隊長も厳しい罰を回避している…なんて噂が出るほどだったり。
おじさん曰く「体調はなんでか苦労人だよねぇ〜」と言われて一触即発な喧嘩になったまである。
平和な時間を望む彼だが、必然か彼の周りにはどんどん厄介なことが運び込まれ…
結果として、物事の中心に引っ張り込まれてしまうおじさんなのだった。
果たして、彼は降りかかる全てに対して対応できるのか…
ネタバレにするつもりはないが、彼に関わったもの全て。
同僚だろうが、王族だろうが、聖女だろうが、魔王だろうが全員こういうのだ。
“あの門番こそ、最強の存在なのだ”と。
「いや…おじさん、そんな凄くないよ?」「「「「どの口が言ってんだ!!」」」」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 12:57:11
41386文字
会話率:52%
妹のストーカーがとち狂った挙げ句、ぼくらの家に火をつけてしまったその日。
ぼくは炎が怖くて我先にと逃げ出した。目の前で燃けながら苦しんでいる妹のことなんて露ほども考えず。
結果として自分だけが生き残り、その日からぼくは人でなしになった
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 03:39:25
13535文字
会話率:37%
"コミュ障"という言葉ができて、随分な年月が経過した。
元々はうまく人前で喋ることができない人を指し、ネットスラングだった"コミュ障"という言葉も、昨今では、漫画やアニメ、ドラマといった様々なメディ
アでタイトルやテーマとして使われており、その言葉は今や一般人にも広く認知されている。
しかしながら、"コミュ障"という言葉の浸透とは裏腹に、コミュ障そのものの理解はほとんど進んでいない。コミュ障で苦しんでいる人たちを除けば、ほとんどの人がコミュ障の辛さを理解してくれない。
その結果として、コミュ障=喋れない人という大きな誤解を生んでしまっている。それはコミュ障ではない人だけではなく、コミュ障である当人もまた同様である。そして、その誤解が間違った治療法が跋扈している原因であり、コミュ障で苦しんでいる人たちは間違った方法を実践してしまっているのが実情だ。こんな状況では、コミュ障が治るどころか、かえって悪化してしまうのである。
こういった事情を鑑みるに、コミュ障を治すには、まずはコミュ障という病気の理解から始めなければならない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 01:34:30
8442文字
会話率:0%
今より遥か昔、様々な種族、生物が暮らす星があった。
それぞれの種族の強さは様々であったが、ある特徴的な傾向があった。
『個としての強さと、種族としての繁栄度が反比例する』
個として強い種族は数として少なく、個として弱い種族が多く
の仲間を持ち、種としては反映していた。
結果として、個としては弱い種族は集団となり、個として強い種族へ対抗していた。
そんな中、1頭の龍がこの世に生を受けた。
その龍が生まれた時は、不穏な空気が空を覆い尽くそうとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-16 07:00:00
386567文字
会話率:39%
出来の悪い俺と、全能機械の少女。
国内旅行なんて出来ないほどに社会が変わってしまった時代の中で、俺たちは空を見上げている。
ゆっくりと閉じていく地球の未来に人類は殆ど諦め、形だけでもと、なぁなぁで対処し続けて数世代。
その結果として外で
遊べる場所がない、そんな夏休みが高校生である俺に再び与えられた。
……今日も肩から尻まで覆う大きなバッグにバールを突き刺し、座った席で揺られながらある所へ向かう。
ふと目を上げるとガラスに反射している他者から見た時の俺の姿があった。
しかし、本当はガタがきている金属の腕が少なくない凹凸を日に晒している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-15 00:19:08
120416文字
会話率:40%
東:これは持論なんですけど、推理小説における共犯はナンセンスなんですよ。
記者:と、言うと。
東:ぶっちゃけた話推理小説で共犯が使われる場合なんて、その9割は作者の思いついたトリックが単独では実現不可能で、でも捨てるのは勿体ないから
やむを得ず共犯者を立てる、というパターンなんですよね。だから共犯者の設定は適当になりがちだし、結果として話は面白くならない。
記者:確かに東さんの小説はどれも単独犯でしたね。とすれば、少なくとも今後も東さんは共犯の推理小説を出すことは無い。と?
東:もちろん例外はありますよ。共犯関係そのものをメインに持ってくる場合とか。あと……
記者:あとは?
東:完璧な完全犯罪のトリックなら、共犯でも仕方ないかなと。なにせ、推理小説家の夢ですからね。
2002/10/10発売 週刊ミステリィ43号 巻末インタビューより抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 09:47:29
3730文字
会話率:54%
成績もスポーツも人並みの猫好きの高校生、一条 政宗は、胸の内にある想いを秘めていた。同じクラスの女の子、瀬戸口 春奈への恋心だ。
その想いを打ち明けるべく、高校二年の春に思い切って告白をするが、結果としては残念に終わってしまった。
そ
の日の晩、自分の部屋で猫に慰められ、数百年に一度の特別な流れ星と共にその想いを、瀬戸口さんへの気持ちをあきらめようと流れ星と共に流す。そして、今度は猫と話したいという猫好きならではの願いを口にする。
そのまま猫に囲まれながらベットで寝る政宗だが、目が覚めると二人の美少女に囲まれていた。
これは一人の少年と、二匹の猫と、流星が紡ぎだす、切ない恋の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-30 21:41:05
18975文字
会話率:50%
王立学園を卒業し、数ヶ月後に婚約者フレッド・クライトンとの結婚を控えていた、モニクス伯爵家次期当主リーゼロッテ。
だがその予定は、他ならぬ異母妹アリスにより大幅に狂わされることとなる。よりにもよってフレッドに惚れ込んだ彼女は、可憐かつ無邪気
な振る舞いで彼を虜にし、結果として姉から、モニクス家における存在意義──次期当主という立場そのものを奪い去ったのだ。いつものように、ひとかけらの悪気もなく。
そんな異母妹の振る舞いは勿論、彼女の行動を全面肯定する父親と継母にも、リーゼロッテの情はとうの昔に尽き果てている。もとより恋愛感情など皆無だった元婚約者に対しても、決して明るくはない今後への憐憫があるだけで、未練の類いはどこにもない。
遠方に嫁いだ母方の伯母のもとに身を寄せ、平穏な日々を送るリーゼロッテに、何故かアリスから三日にあげずに手紙が届く。
その内容は、自分の行いとその結果を忘れたとしか思えない、あまりにもおかしな代物だった。
*本編全4話。一日一話更新。
*一人称語りですが、一話の中で視点人物が変わることもあります。サブタイトルが視点人物です。
*「好色の報い」の登場人物が名前だけ出てきます。
*現在、続編(?)構想中。むしろそちらを書きたくて考えた話なので、本編が全体のプロローグになるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-30 18:00:00
63987文字
会話率:49%
貴族学園を卒業するというのに婚約者を見つけられなかったマリア・トワネットは卒業パーティで自分を可愛がってくれた魔法科教師からお相手を紹介してもらえる事に。
その相手は……イケメンオネエ伯爵!? マリアは学園で魔女と呼ばれた男爵家の長女。
玉の輿でウハウハである。でも、なんでこんな優良物件に相手がいないのか。
なぜなら、この世界にはオネエという概念が無い。だからみんなが彼を気味悪がる。でもマリアは大丈夫。前世でそういうキャラは見かけた事があるから耐性があったのだ。
そう、彼女は異世界転生者。生まれ変わった世界に存在した魔法という概念に浮かれ、魔力を鍛え過ぎた結果として身体の成長が阻害されてしまった合法ロリ。
そんな身体で跡継ぎ産めるの? とかいう地球だったらセクハラな質問も貴族社会では当然の疑問。
釣り合いのとれない様々な問題を解決したりしなかったりするオネエな伯爵と魔女と呼ばれたロリの愛と魔法の物語。
更新頻度は不定期。感想、評価お待ちしております。
とはいえネガティブな感想は心の平穏を守るため消すと思います。
本格的な更新はモンハンサンブレイクが一息ついたら(※この一文はそのうち消します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-13 17:42:20
35384文字
会話率:47%
『……誰が何と言おうと、うちの彼女が最強なんだよ!』
『とある事件』をきっかけに異世界との混濁が起こり、結果として魔術と科学が共存する形で発展した2052年の地球。年々増加する魔獣の被害と敵勢力の侵攻に対抗するべく作られた『星火学園』には
、実力主義による階層構造が作られていた。
そこの頂点であり生徒会長を務める松原裕哉は、生徒会の一員として日常を過ごしていた。だが、幼少期のころに自分よりもはるかに強く、才能にも満ち溢れているはずの彼女、梓が一番下の階層の一員として過ごしていることがどうしても不可解で、気に食わなくて――
『……そこまで疑うなら、俺と二人で証明すりゃいいんじゃねえか』
かつての記憶を証明するべく、『暫定』最強の存在が最下層に殴り込む!自分の実力を万全に発揮することが許されない中、熾烈な争いを二人は勝ち抜いていくことが出来るのか⁉ 幼馴染カップルが行く学園下剋上譚、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 19:00:00
153826文字
会話率:60%
愛犬との散歩途中に私は暴走車に弾き飛ばされた。
死んだな。
そして次に目覚めた時には西洋風の世界の少女だった。
名前はアルビーナ・バックハウス。
笑うしかない。
大好きな小説の物凄い悪役だ。
主人公ヤン・ヘルツォークと対立し、結果として彼に
殺されてしまうという、悪役。
でも、大好きな小説ならば筋を変えずに生きていくべき?
そして、主人公と同じ名前の少年を、私の巻き添えにしないで生き残らせる、そんなことは可能なのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 14:17:04
227964文字
会話率:29%
彼は特徴のない平凡な人間だった。隠れた才能もなければ、壮絶な過去もない。彼自身が望んだわけではなかったが、結果として特筆すべきことがない人生を歩んでいた。そんな彼にも、たった一度だけの特殊な経験をしたことがあった。気づけば彼は、この世界では
ない、いわゆる異世界にいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 23:14:37
6081文字
会話率:26%
長野の一人区で現職と新人が争っていて、新人が若者の人気を集めて優勢でした。
その新人候補の応援演説として元総理が長野に来る予定でしたが、雑誌にスキャンダルをすっぱ抜かれ元総理は奈良に予定を変更して、結果としてお亡くなりになりました。
もし、
長野にきて同じことが起きていたらという考察です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 16:32:54
3482文字
会話率:0%
ぼんやりとした有能刑事が父の記憶をめぐって精神的な闘いを繰り広げ、
結果として自らの敵討ちを果たすまでを描く“復讐物語”
はじめだけ残酷な描写があります。苦手な方は読むのをお控えください。
精神的な描写が中心の物語にはなりますが、具体的な
描写があるわけではありません。それでも不安な方は読むのをお控えください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 20:22:07
14195文字
会話率:31%
世界各国でメタバースと呼ばれる仮想空間が次々と発表され、オンライン世界での仮想空間は、いまや世界的規模に膨れている。
そんな折、アメリカのHIGHWAY Coast社が発表した、『人間の精神だけを仮想空間に送り込む【マインドダイブ】という
システム』が、仮想空間をさらなる世界へと広がらせていた。
HIGHWAY Coast社が生み出した『マインドダイブ』とリンクした巨大仮想空間『メガユニオン』は、全世界に大きな衝撃を与えたのである。
仮想空間に自身と同じ姿のアバターを形成し、そこに本人の精神をコピーした『擬似精神エセリアル』を定着。現実世界と同じように自由に動けるだけでなく、衣装やアクセサリー、はては性別や外見なども自在にカスタマイズをすることができる。
誰もがメガユニオンにもう一人の自分を作り出し、そこで生活をするようになり始めるのは、ごく当たり前のことであろう。
なんの柵もなく、自由でいられる世界。
結果として日々、メガユニオンの新規ユーザーの登録は増え続け、それによりメガユニオンはさらなる拡張世界を広げ始める。
そんなメガユニオンの新しく拡張した世界は、これまでの日常を楽しむスローライフ系ではなく、バトルフィールド。
この、地球全域を仮想空間にコピーして作り出した、星規模の戦場の名前は『NEWS』。果てしなく続く戦争、その、頭文字をとり、ニューズと名付けられた。
そこでユーザーたちはゲーム内通貨『チップ』で装備を整え、荒野を彷徨うモンスターや犯罪者と戦い始めた。
そんなある日。
メガユニオン世界は、【災禍】という現象に蝕まれた。
デスゲームとなった世界、そこから変えるための手段。
果たして彼ら、彼女らは、この世界から帰ることができるのだろうか。
(一部、本文より抜粋)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 10:00:00
29104文字
会話率:19%