俺は咲良を呼び出した。告白のために。
最終更新:2024-07-25 00:00:00
2926文字
会話率:50%
中世の初期(8~9世紀)。ヨーロッパ北方の島の歴史を土台として紡いだ、架空歴史ストーリー。
・ ・ ・
霧と灌木に覆われた島・エリ島では、多くの大豪族(=小王)達が、土地と権力を競う争いを繰り返していた
。
その日。
隣国との会戦に向かっていた小国・リートムの青年王・アーサフに、急報が入った。
留守中の自国に突然、蛮族のバリマック族が侵攻し、王城を奪取してしまったのだ。結婚したばかりの妻・イドルもまた城内に囚われ、いつ殺されるかも分からない状況になってしまった。
どうすれば妻を救出できるのか? 城と国を取り戻せるのか?
焦燥するアーサフの前に突然現れたのは、カラスのモリットと名乗るコソ泥の少年だった。
モリットは、怖ろしいほどに冴えた思考力と行動力、そして奇妙な魅力を備えた少年だった。その圧倒的な力量に驚いたアーサフは、彼を使って妻を救出することを思い付く。
『あのコソ泥は得体が知れない、信用するのは危険過ぎる!』
そう止める家臣達を振り切り、彼はモリットと二人で、強引に王城へと向かう事を決めてしまう。
妻の無事――。
城と国の奪回――。
自らに王の質が無いとの劣等感――。
そして何よりも、『本当にモリットを信じて良いのか』?
様々な不安や卑下や疑念やらを抱えながら、アーサフは妻の救出のため、王城への困難な帰還の途についた。……
生真面目ゆえに、自身が王である事を認められない主人公。
どこまでも捕えどころの無い、しかし圧倒的な力量を誇るトリック・スター。
二者が信頼と不信、憎悪と愛情を対立させながら進めてゆく、お姫様救出、そして祖国奪回のストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 17:01:13
172590文字
会話率:46%
来栖優陽のクラスにはお姫様と呼ばれる学校一の美少女・七瀬茉白がいる。文武両道で容姿端麗。
特に関わり合いのない二人は、ある時茉白を優陽が助けた事で誰にも言えない関係が始まる。
一度夕飯を作ってもらったがもう関わることがないと思っていた矢
先、優陽の家に茉白が訪ねてきた。
何をしに来たかと思えば、「お礼です」と言われ、再び食事を振る舞われ、頼んでもいないのに掃除やら身の回りのお世話を焼く日々を送る茉白を優陽は不思議に思っていた。
ある日なぜ自分の世話を焼くのか茉白に聞いた。
「お礼です」やはりそう言う茉白。別に恩を売ったつもりもないし、これを気にあわよくば、などという気持ちもない優陽。お礼にお礼で返されるとキリがないと言うと「じゃあ、お礼の延長、私のお節介という事で受け入れてください」そう言い放った茉白に困惑する優陽。
お節介を焼く茉白と過ごしていく日々に次第に彼女を受け入れ、自分の中で少しずつ日常が変化していき、自分自身も変わっていることに気づいた。
時折見せる茉白の笑顔や、温もりに触れ、一歩ずつ距離を縮めていく二人。
誰にも言えない秘密の関係。茉白は胸に秘めた想いは優陽には口にしないまま、ただ優陽を甘やかしていく。そして優陽の中で茉白の存在は徐々に大きくなっていって……
(絶対に教えてあげないですけどね)
これはお互いの想いを口にしないまま惹かれていく二人の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 00:28:06
2277文字
会話率:23%
主人公、朝霧悠菜(あさきりゆうな)は、両親に勝手にお見合いを決められてしまった。
そのお見合い相手は地味なクラスメイト、夜咲茉白(よざきましろ)だった。
仕方なくお見合いをすることになり、お見合い場に行くと、そこにいたのは綺麗な白髪に透き通
るような水色の瞳をした美少年がいた。
そこから茉白に頼まれて婚約することになり、それならと茉白の保護者と両親から半ば無理やり同棲されられることになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 00:10:36
8923文字
会話率:73%
高校一年生の上田結仁は、高校デビューを果たし親元を離れて一人暮らしを始めた。彼の通う高校には、十全十美な少女・東雲茉白がいる。彼女は容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群と、まさに完璧な存在だ。結仁は茉白とは関わりがないと思っていたが、ある日、道
端で倒れている茉白を目撃し、彼女を家まで送り届けることになる。驚くことに、茉白の住むマンションは結仁の住むマンションの上の階だった。
この日を境に、結仁と茉白の間でお世話とお返しの関係が始まる。茉白は完璧な外見とは裏腹に、不器用で甘えん坊な一面を持っていた。結仁はそんな茉白を助けながら、少しずつ彼女の本当の姿に触れていく。茉白のために世話を焼くうちに、結仁の心には変化が訪れる。
一方、結仁には高校からの友達、永野涼と眞鍋志穏がいる。涼は気さくで優しく、志穏は活発で結仁をよくいじる存在だ。彼らとの関わりもまた、結仁の高校生活に彩りを添えている。
結仁と茉白の距離が縮まるにつれて、二人は互いに支え合い、助け合う関係となる。茉白の家を手伝いに行く結仁。片付けをしながら、二人の間にはちょっとしたハプニングが起き、物理的にも心理的にも距離が縮まる。茉白は結仁に対する信頼を深め、結仁もまた茉白の優しさに触れ、心が温かくなる。
不器用な少女のため、彼女を放っておけない結仁のお世話が始まる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-23 17:00:00
53081文字
会話率:36%
世界歴7462年、史上最強の種族王、獣竜王フリー・アンノウンは、人狼族の少女シリウス・ブラウを鍛え上げ、人狼族の王にすると決めた。
一方、長年の封印から復活し、世界で暗躍する謎めいた存在【禁忌】。世界が混沌に陥る中、シリウスは【禁忌】を倒し
、世界救うことができるのか!?そして、人狼族の王さまになることができるのか!?
そんなシリウスと、さまざまな種族との出会いを描いた物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 21:12:48
353809文字
会話率:39%
頽廃の時代、人類は自らの文化と文明を粉々に破壊した。そのような中にあっても彼らの子たる科学技術は飛躍的に進歩した。万能物質「血の瀝青」の発見と二つの偉大な被造物――生成装置「ビット」と機械人間「フーマニット」がそれである。二つの新たな力を
擁し、ワァルドステイトは自滅にひた走る人類を救うべく活動する。人類の自認識を揺るがす新たな混迷の時代の到来だ。
ワァルドステイトの本部とは大洋を挟んで反対側に位置する「学府」は世界中に破滅的な喪失をもたらした頽廃運動を辛くも耐えきった唯一の共同体だ。前時代の遺産を多く守り切ったこの地は人類の精神的支柱として無二の価値を放っている。学府中央の西に隣する都市「北條家領」――貴族の闘争による混乱冷めやらぬこの街で巨大な思惑が始まろうとしていた。
開道炯は瀝青を生成し使用することのできる「覚醒者」だ。彼は一人の女を追っていた。禁制品となった生成装置「コア」を使用し、これを流通させる「媒介者」と呼ばれる危険人物だ。その彼の元に一つの事件が舞い込む。協力関係にある自警団から殺人事件の解決を依頼されたのだ。事件は自警団の最大の支援者である栄秀平が惨殺されたというもの。現場には莫大な「血の瀝青」が瀰漫していた。
事件の背後に追い続けてきた「白の媒介者」の存在を感じ取った彼は、ワァルドステイトからコアの追跡と破壊の任務を帯びて来訪したフーマニット、ルーチェ・グラックス・ウェールスと共に事件の捜査に乗り出すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 20:00:00
165461文字
会話率:57%
正義のヒーローを夢見る少年、赤城龍太は、幼馴染の東雲詩音と地崎玲二の二人と下校中、謎の黒い孔に飲み込まれて異世界に転移してしまう。
黒い孔の先は一面雪景色。近くに詩音と玲二の姿はなく、二人を探しているうちにドラゴンに襲われてしまった。恐怖
から一歩も動けず、死を覚悟した瞬間。純白の少女、ハクアに助けられる。
ハクアと共にドラゴンを撃退しようと奮戦するが、龍太はハクアを庇って瀕死の重症を負ってしまう。
このままでは二人とも死んでしまうと考えたハクアは、禁じられていた術、誓約龍魂(エンゲージ)により自身と龍太の魂を一体化。
復活した龍太は鎧と仮面を纏った戦士、バハムートセイバーに変身していた。
ドラゴンを撃退し、幼馴染を探すための旅に出る龍太とハクア。行く先々でヒーローとして人々を助けるが、やがて二人は異世界の根幹を揺るがす大きな戦いに巻き込まれてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 18:25:14
915589文字
会話率:46%
学校から失踪したはずの秋野 憲一は、トルメル城に謎の転生をしていた。廃墟と化したトルメル城で、ライラックの両親から、突然、白の騎士の国の更なる北から襲撃してきた魔族と戦ってくれと懇願される。
二つ返事で承諾した秋野は、一人だけで北へと向か
うのだった。
これはトルメルの勇者と呼ばれる青年の物語。
作者は異世界転生まだ二回目です汗 誤字脱字加筆修正、改稿など、度々致します。本当にすみません汗
超・不定期更新になる場合があります汗
本編には出番のない秋野の冒険譚です。多少、ネタバレがあるかも知れません。お暇つぶし程度にお付き合いくださいませ汗
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 17:00:42
11061文字
会話率:31%
天に棲むと謳われる妖、鵺が堕ちた。
しきりに何かを探しているという報告を受け、三人の少年が偵察へと向かった。
道中、竜の一族である竜紅人は、名を呼ぶ懐かしい聲に導かれ、一人の少女と出会う。
少女のことを知っていた筈だった。
抜
け落ちている空白の記憶。
竜紅人の記憶に関わる少女との邂逅は、やがて国と少年達と、彼らに関わる人々の運命と因縁を、怒涛の渦へと巻き込んで行く……。
竜、人、鬼である三人の少年と、それを取り巻く人々が織り成す、和風+中華系の異世界ファンタジー。
※こちらの作品は自サイト及びカクヨム、アルファポリスにも掲載しています。
※第7回ネット小説大賞 一次選考通過作品。
©2017 結城星乃折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 06:00:00
112154文字
会話率:21%
欲しいと思ったものならどんな手を尽くしても手に入れる。そんな男「藤田裕也」
だが彼は逆恨みに会い29年という短い人生に幕を閉じることになる。
しかし死んだはずの裕也は目を覚ますとそこは一面白の何もない空間。
そこにいたのは「転生」を司る神
――〝転生神〟
そんな転生神によって彼は転生することになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 16:30:44
2222文字
会話率:20%
ある魔術の名家に、特異な色彩の少女がいた。真っ新な雪を思わせる純白の髪に、数多の色が混じり合ったような極彩色の瞳を持つ彼女は、アイリと名付けられて健やかに育っていた。
そんな彼女も十二歳になり、ギフトと呼ばれる才能を調べる『鑑定の儀』の日
を迎える。
少女に備わっていた才能は【絵描き】。それは少女にとっては絶望であり、同時に希望でもあった。
両親に連れられて人生の師匠に出会った彼女は、己の力の使い方を知る。
様々な事件に巻き込まれながらも成長していく少女は、やがて世界の秘密にも迫っていく──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 18:08:41
6076文字
会話率:35%
黒白の物語この世界で有名な話のひとつ。この物語に縛られたブラック家の者たちの奮闘。
キーワード:
最終更新:2024-07-08 16:08:05
8262文字
会話率:56%
魔力を持ち操る者を魔女・魔術師と魔力を持たぬ人間は畏怖を込めてそう呼んだ。
魔術協会とユリウス国。彼らが住まうところは違えど、同じ言語を扱い順調に交流が行われてきた。
だが、どうしても深く関わり合う上で些細なことで諍いは発生してしまう。どち
らに非があろうとも1vs1なら勝つのは決まって魔女、魔術師側。謝罪し和解までいくものの人々も腹の中ではよくは思っていなかった。
長と国王は永久問題として頭を悩ました。このままではいずれ対立を招いてしまうと策を模索している時、事件はついに起きてしまった。
報復の意を込めて、あるいは無関係に、ある時人の操る荷馬車は長の一人娘。魔女の娘を轢き殺してしまった。
後に対面することになった我が子の変わり果てた姿、亡骸を前に長ら両親は崩れ落ち、あまりの悲惨さから参列者らは復讐を誓った。
彼らに同調する者も多くおりあわや戦争にまで発展しかけた時、当時のユリウス国の王が謝罪し当事者を秘密裏に魔術協会に差し出した。
長らは、彼を前にして瞳を揺らし、然れど生きよと述べた。
この者を殺せば心は幾分晴れるだろう。だが、我々二間の関係に埋めようのない亀裂が生じることになる。..娘は..あの娘は...ユリウスのこと...大好きと言っていたんだ...。だから...せめて...。帰ってくれ。二度と俺らの前に姿を現すな...。
国王...協会の内部が落ち着くまでしばらく関係を絶つことを許して貰いたい。
絶縁状態の関係のまま王ら長らの寿命が尽き、代代わりしても関係性は変わることはなかった。
だが、白の魔女、ホワイトリリー。絶大な魔力を持ちし者の出現により事態は好転。彼女は人々のために力を振るい魔女の価値を示し続けた。
その甲斐あって徐々に二間の蟠りがほどけていく。
しかし、同時に、国王は危惧した。
白の魔女が味方のうちは頼もしい。
だが、もし、もしも、その力を我々人間に向けることがあったなら...。
そんな折、魔術教会の長と名乗る者から信じられない提案を受けた。
白の魔女を消すため我自ら力を貸そうではないか。
成功した暁には、我々魔女、魔術師と、人間、昔にあったような関係性を取り戻したいと思っておる。我らの代で、また歩みを共にしようではないか。
差し伸べられた小さな手を目にし、迷うことはなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 16:00:00
45570文字
会話率:28%
未知の電磁波災害によって電気の使用が制限された地球。
裏仕事も請負う総合人材サービス会社「茨野商会」のエアロンのもとに、行方不明の町長の捜索を手伝ってほしいという依頼が舞い込む。ちょうど町には不審な集団が滞在しており、エアロンたちは町
長失踪の手掛かりを求めて調査を開始する。
調査の最中、エアロンの前に謎の少女が立ちはだかる。
「あたしの名前はメルジューヌ。あたしはあなたに、殺されに来たの」
彼女はこれから彼らが巻き込まれる悲劇の幕開けを告げる。
白の神官を巡るヴァチカン教会の闇。その背後に潜む謎の〈研究所〉の正体とは。小さな町から始まった事件は、やがて世界を巻き込む巨大な陰謀へと繋がっていく。
「何の、そして誰のために生きるのか」を問うSFサスペンス群像劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 13:48:17
1143715文字
会話率:48%
とある青い惑星にある、日の本の国。
そこでは死した者たちが、記憶を宿したまま魔術の発展した世界へ行くことが幾度も起こるという。
その者たちは皆 黒髪黒目で、神の祝福や世界の願いを受け、究極の力を得るという。
究極の力を以って、ある者
は悪を倒し、ある者は国の情勢を変え、ある者は平和な日常を過ごし、ある者は悪名ある貴族や王家の異端児に生まれる。
究極の力に魅了されたのか、憧れたのか……その地に住まう者たちは、異界から来た者に集っていく。また彼らよって、魔術の発展した世界は平和になるという。
さて。
異界の者に縋り得た平和。それは、真に平和だろうか。
異界の者に頼り得た進化。それは、真に世界の願いだろうか。
神の祝福に集まる仲間。それは、真に仲間だろうか。
偶然手にした貼り付けの力。それは、真に強さだろうか。
絶えず続く悲しく空しい歪な世界……
そしてまた、異界から一人の少年が降り立った。
純白の髪を持つ彼は、神の祝福を受けずに世界に落とされた。
これは彼と仲間の、やがて世界を揺るがす、革命の旅路だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 20:07:36
32087文字
会話率:56%
一位を取ったら彼女に告白する。
俺はそう決めた。
想いを寄せた女子に、テストで一位を取ったら告白することを決めた本陣優。
果たして、テストと告白の行方は?
略称 いちかの
※ カクヨムにも掲載しています。
キーワード:
最終更新:2024-07-03 16:33:11
81150文字
会話率:29%
*ハッピーエンドではありません。
可愛くてきれいで、お姫様みたいなウエディングドレス。
よく似合いそうね。あなたならきっと、ね。あたしとは違うもの。
──ねえ、今の気分はどう?
最終更新:2024-07-01 10:40:00
6202文字
会話率:14%
告白の公園についてのこと
キーワード:
最終更新:2024-06-28 23:28:44
373文字
会話率:75%
彩り無き明暗の大陸。
黒の王国と白の王国は憎み合い、長きに渡り争いを続けていた。
黒の女騎士ノクシアは、ある日森で白い鳥に出会う。
強き黒、清らな白。
これは二色の出会いが巻き起こす、奇跡の物語。
★★★
※本作品は創作サイト、複数
小説投稿サイトに掲載しています。
もし少しでも文章や世界観を気に入って下さったら、他の作品も是非覗きに来てください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 20:32:33
8070文字
会話率:42%