親友の桜から貰ったプレゼントは、みどり色をした入れ子の匣だった。世の中の四角い「モノ」に奇妙な違和感を覚える枝理は、誰も知らない彼女の心の秘密を、一番さいごの蓋の奥に入れるが──。
最終更新:2014-02-02 22:36:44
28329文字
会話率:56%
山陰の海岸線に近い静かな農村の七束村。
そこに古くから伝わる犬神の伝承。そして見る者触れる者すべてを無差別に呪い殺す<呪印箱>。この恐るべき最強の呪物が何者かによって盗み出された。
解呪師ロウは村の神社の神主、朝霧久継の依頼を受け箱の捜索を
開始する。
しかし、親族会議の行われた深夜、何者かによって桐生家の当主が殺害されてしまう。
呪いによる犯行なのか、それともただのトリックなのか。
数々の謎を解き明かし、犯人を追い詰めることが出来るだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-31 23:26:53
9334文字
会話率:25%
崩れた世界で一人の骸骨の死神と一人の人形のような少女が出会った。
不幸をまき散らしたパンドラの匣の世界の物語。
最終更新:2013-08-24 22:54:36
1758文字
会話率:22%
インターネットに住まう『蜘蛛』に『餌』を与えるのが俺の趣味だ。
そんなある日、繁華街を散策していると、ひとつのパソコンショップを見つけた。
そこにある、まだ新中古の『液晶ディスプレイ』が気になり、それを購入しようと決意する。
そんなとき
、白髪の少女が現れる。
その少女は俺と同級生の『翼夢空』。
彼女はいきなり俺に、
「ねえ、これ。あなたには何に見える?」
と、訪ねてきた。
俺は見た通り、「液晶ディスプレイ」だと答えるが、彼女は「そう」と言ってその場を去っていってしまった。
そこからの続きは、あなたの目でお確かめください。
《しがみシリーズ、番外編》
《感想・意見はお気軽に》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-17 20:00:00
6515文字
会話率:23%
―――少年はパンドラの匣に捕らわれた
それから二〇年、世界は荒廃した。あの少年はその荒廃した世界というパンドラの匣の中で生きていた。12人の1人となって。
夜を支配する12人、彼らは《M》と呼ばれる少年少女の集団。荒廃した世界を守るた
め鬼と戦う。
ある者は差別され人を信頼しなくなり、ある者は利用され続けたせいで人を人と見なくなった。そんな複雑な過去を持った少年少女達が最後にはこの荒廃した世界で何が必要か、を知る。
―――荒廃した世界で彼らは何を思い、感じるのか。そして、生きていくのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-04 22:47:45
42541文字
会話率:32%
ゲームという空想の戦場を駆け抜ける《カムイ》は、触れてはいけないパンドラの匣に手を出してしまう。裏コードが発動してしまった世界には闇が訪れ、破滅への序章は紡がれた。
最終更新:2012-08-30 23:56:22
6306文字
会話率:28%
――深夜。とあるマンションの一室で、俺は女を殺した。部屋を後にし、エレベーターに乗って15階から1階に向かっている途中、中年の男が乗り込んで来る。顔を見られたくない俺は早く1階に着けと念じるのだが、思いとは裏腹にエレベーターは急停止してしま
う。空調も止まって息苦しく感じる中、それまで沈黙していた中年男が話し掛けてきた。苛々を増幅させる男との会話。ついには殺人者であることを感づかれそうになり、焦った俺は、目撃者であるこの男を殺す決意をするのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 14:03:13
7058文字
会話率:24%
「ようじょがはだかになると、うれます」
「って私はロリじゃありませんよ! この魅力溢れまくりなボディーをみやがれです!」
「こういうのが好きとな。んー、うりうり」
「ちょ、やめなさい」
「り、凛先輩、なんだかえっちぃです……」
「……な、な
にやってりゅにょ、あんたたち……」
「うん? えーっと、あの、なんか、胸ポケットにものを入れられるって、ちょっとドキドキするなぁ、とか?」
「なっ、ばっ、何云ってるんだ!?」
「先輩の、えっち……」
テストは全て運任せ。白紙百問四択テストの成績だけで待遇が決まる、通称ルーレット学園。学力なんて関係ないから、やな宿題はぜーんぶゴミ箱にすてちゃってドキドキワクワクが年中無休!
/ 特異な運の利用だとか人類の進化だとかいう大人の思惑が裏で動いていたりするけれど、部室という名の聖域で駄弁ったり、幼なじみと添い寝したり、クラスメートの胸ポケットにコインを詰めたり、明日から自分が来たり、後輩と夜の校舎に忍び込んだりと騒がしい毎日にはそんな事に割く時間なんてないから幕間にちょこっと動くだけ。
/ そんな日常の終わり、拉致されてしまう幼なじみとクラスメート。
「自分の居る世界のすべてを見るから平均を得られる。隣の世界の可能性を知っているから書き換えられる。俺や颯汰の運は副産物なんだよ」
/ 本人達以外知らない幸運の正体、運命への干渉能力で彼女たちを取り戻す。
/ すべては運命への干渉能力のせいで摩耗する心の延命処置。
/ さめない夢、永遠の世界、幸福を演じ続ける匣庭。
/ 何処かで見たようなパスティーシュ。
/ けれどそれは幸せな日々。
/ だから今日も明日も明後日も、聖域での日常を続けていく。
「僕たちの戦いは、まだ始まったばかりだ!」
/ とかなんとか。
X年前にはじめて書いた長編もどきなので完成度は(規制音)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-11 12:00:00
53731文字
会話率:60%
「そこまでして、生きたい?」ボクらは透明な、細長い器の中で生まれて、ボクらは重厚な、キラキラ光る灰色の鉄の匣の中で育って、ボクらは真っ暗な部屋の、緑色の光のパネルの前で出会って、そして、ボクらは――。***『銀色少年兵と夢工場』(http:
//ncode.syosetu.com/n2969x/)の続編です。ゆる~り更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-08 17:59:18
1427文字
会話率:31%
「そこまでして、生きたい?」ボクらは透明な、細長い器の中で生まれて、ボクらは重厚な、キラキラ光る灰色の鉄の匣の中で育って、ボクらは真っ暗な部屋の、緑色の光のパネルの前で出会って、そして、ボクらは――。 ***続編をぼちぼち
最終更新:2011-10-07 13:25:12
23601文字
会話率:24%
母の死を機に故郷へUターンしたボクは、古い家を建て替える事になった。その解体工事で発見された謎の立方体。この不可思議な代物を手に入れてからというもの、毎夜、悪夢でうなされるようになってしまう。
この箱のような立方体はいったい何なのか? 先祖
にまつわる忌まわしき過去が明かされるとき、呪われた中身が開かれる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-30 02:18:00
14913文字
会話率:46%
お話をしましょうか?
退屈な雨の日のひまつぶしに、こわいこわいお話でも。
語るのはあなた。聞くのは「私」。さあさあ、どうぞ聞かせて下さいな。あなただけが知っている、ぞくりとするようなとっておきの怪談を。
ある雨の日に、ある高校の文芸部室で
行われるひそやかな百物語。そこで語られるのは、すべて語り手たちが体験した「本当にあった話」ばかり。
山の神に魅入られた幼馴染。
「こっくりさん」をするとどうなるか。
とある閉鎖的な学校の秘密。
一か所だけ赤い花が咲く理由。
誰よりも優しい同級生。
雨に閉じ込められたせまい部室の中で、部員たちが語る娯楽としての「物語」は、一言ごとに恐ろしい「現実」に生まれ変わっていく。
その様子を観測するのは、すべての話の聞き手である「私」。
現実は物語と混じり合い、何が本当かなんて誰にもわからない。そして小さな「百物語もどき」は終盤へと向かっていくのだが……。
あなたは、「私」が誰か、なにが「本当」か、理解できますか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-16 18:03:44
57352文字
会話率:32%
NOAHCUBE第1部-春夏秋冬の恋-の続編。横田純一、彼の世界は崩壊したかに見えた……しかし、ふと携帯に新着メールが届く……幾つ者人間から織り成される様々な事象。はびこる欲望。押さえ切れない理性。そして、壊れ始める自我。全てに打ち勝ち、今
起こっている悪夢を終わらせられるのは誰なのか……全ては誰にも分からない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-31 17:08:55
28068文字
会話率:21%
日常から少し、足を踏み外してはいかがですか?
企画「匣森―はこもり―」第一回参加作品
20090601:初出 20111101:移植
最終更新:2011-11-01 00:00:00
15732文字
会話率:40%
人は未練なく、生きていけるだろうか?
企画「匣森―はこもり―」第二回参加作品
20090901:初出 20111101:移植
最終更新:2011-11-01 00:00:00
42512文字
会話率:50%
私の街にはヒーローがいる。(正体は、誰も知らない)
企画「匣森―はこもり―」第三回参加作品
20091226:初出 20111101:移植
最終更新:2011-11-01 00:00:00
29713文字
会話率:49%
気づけば学校でいじめられるようになった真利亜は、家に帰ると必ずやらなければならない仕事がある。繰り返す毎日の中でいじめっ子の一人が学校で毒殺され、容疑は真利亜に……
最終更新:2011-09-03 01:00:00
110422文字
会話率:54%
パンドラの匣を開けてはいけない、その理由は?
最終更新:2010-07-18 18:40:54
1276文字
会話率:0%
チハルが飛んだ、躊躇することもなく、僕に微笑みさえ浮かべながら、チハルは飛んだ、秋の優しい日差しにキラキラと輝く金色の海へ。僕はチハルの姿が消えたことでその輝く海が綺麗だったことに改めて気付く…平凡な日常の、ほんの数時間の忘れたくない物語。
最終更新:2009-12-26 03:32:27
15744文字
会話率:6%
幼い頃に両親を亡くした和親は、ある日を境に同じ夢を何度も見るようになり疲れをためていた。親友の蓮に励まされながら授業を放棄し学校を後にするが・・・。
【随分昔に執筆しておりましたものですが、リメイクしながら執筆を再開したいと思います。お付き
合い下さいませ。】
第一話からリメイク中。又、第十五話執筆中(2017.7.7)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-23 11:15:53
71499文字
会話率:33%
昭和39年。急激に電子工学の技術が発達し、世に精巧な人型の機械が普及するようになる。彼らは通常の機械とは違い、インストールされたプログラムによって本物の人間と同じように感情を持ち、思慮しながら行動する。そして更に故人の記憶を継承出来るという
プログラムまでが広まり始めて・・・。脆いながらも強く生きようとする人間達と人と同じ感情、或いは死者の記憶を持って生まれてきた機械。二つの存在が出会う時、物語の歯車と人間の心が持つ奇跡が加速する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-24 02:54:13
3520文字
会話率:6%
拙著『匣庭』の続きのお話し。違うサイドからの切り口です。
最終更新:2009-06-20 10:33:22
4025文字
会話率:32%
人間の支配欲はどの程度のものなのか。手に入れることのできないことはどういうことなのか。情報の制限によって何が生まれるのか。そういうことを考えた文です
最終更新:2009-06-20 10:30:20
14448文字
会話率:52%
ある男の半生――。それは、ばらばらでぐちゃぐちゃな、混沌の色に満ちていた。「この匣には、すべてがあるんだ」
最終更新:2009-02-11 17:25:21
11501文字
会話率:19%