禁忌の儀式って、私がしたんじゃないのに……
その光景を瞳に映すだけで何もできずに見ていることしか出来なかった。
友の、母の、父の、知り合いの、その命がなくなるその時まで、身動きも、まばたきも出来ずに瞳に映し続けた。私自身、胸を貫かれ
溢れる血液が温かいと感じる中で死の訪れを待っていることしか出来なかった。大量虐殺により同族の命を奪われた理由は『大罪の化身を呼び出す生贄とするために丁度良かった』から。”災厄の悪夢”としか呼べない大量虐殺犯は禁断の儀式で召喚した『何か』と共に飛び立っていってしまった。
けれど、”災厄の悪夢”に呼応し召喚されたのは大罪の化身じゃなかったらしいの。誰もいなくなり、死の間際に瞳が映す魔法陣の中央で”災厄の悪夢”を「儀式だけで望みが叶うと思うなんて莫迦にしてるわね」と嘲笑うように現れた真の『大罪の化身』に憑かれてしまった私。私はただ平和に、穏やかに、人並みに、いつか素敵な旦那様を捕まえて小さな家庭を切り盛りするのが夢だったのに・・・・・・なんで私に憑いてくるのよ!?禁忌の儀式してアンタ呼んだの私じゃないのに!!!
禁断の儀式で呼び出された大罪の化身を宿し、何もかもを失ったけど私が悪い訳じゃないんだから!きっちり復讐をして、普通に幸せになりたいの!小さくとも温かい平和な日々を過ごしていきたいの!!これは、種族絶滅という禁断の儀式で呼び出された『大罪の化身セルティ』と、セルティを身に宿した『ちょっと殺意高めな女の子リーフ』の復讐と幸せを掴むための物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 00:24:56
307591文字
会話率:61%
門叶 樹(とかない いつき)は学校で「王子」と呼ばれている。下駄箱にラブレターとか、体育館裏に呼び出しは日常茶飯事。整った顔立ちと透き通った低めの声。theイケメン。しかし…樹は女の子であった。そんな樹は、ある女子力の高い可愛い男の子、帳
麦(とばり むぎ)と出会う。これは、真反対の2人のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-11 21:58:04
1445文字
会話率:60%
人と関りを持つことを苦手としながらも、社会人として惰性に塗れながら日々を過ごしていた男、日高。いつもの仕事場。いつもの人懐っこく苦手な同僚とのやりとり。そんな一幕の中で、彼は子供時代暮らしていた田舎とそこで共に過ごした唯一無二の友人をより
鮮明に懐かしむきっかけを得る。
注意事項
※これは菜々瀬蒼羽の日記(現代風)で2021年3月14日から2021年3月29日まで書いていた「アクアマリン」の改訂版になります。
※現在、菜々瀬蒼羽の日記(現代風)と菜々瀬蒼羽の日記(異世界風)は削除しています。
※空き時間にちょこちょこ弄りながら掲載していく予定ですので、更新頻度は低めになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 20:49:57
15557文字
会話率:26%
公爵令嬢アメリアは魔法大国に生まれながら【魔力を持たない無能令嬢】として誹られてきた。
ある日、彼女は王子の魔力暴走に巻き込まれ死にそうになっていた。
「もう、これで死ぬのね…」アメリアがそう思ったとき、精霊エインセルが現れ、彼女に【世界樹
】を植え付ける。
世界樹が彼女を苦しめていた魔力を吸い上げたおかげでアメリアは一命を取り留めるが何故か手元には「…卵⁇」さらに、王子が「責任を取ってぜひアメリアと婚約したい」と言い出したのだ。
断れない状況の中で卵から生まれた精霊が更に事態を悪化させていく…
※全年齢対象のため、糖度は低めです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-10 12:26:24
187372文字
会話率:28%
アラサーの女性が満月の夜に異世界トリップして、トリップ先で旅満喫するためになんやかんやするお話。
素人なので、手探り投稿です。UP頻度は空き時間使ってるので未定です。がんばります。語彙力低めです。
最終更新:2021-09-29 15:26:33
88849文字
会話率:23%
三十路も間近になり仕事に疲れる日々に潤いを求めて始めて見ましたVRMMO。
その名は【リアルードオンライン】
丁度本格リリース開始前、妹からお勧めと言われたのでやってみるしかない。
最初の設定から種族もスキルも多すぎなのでサポートAIさんお
願いします!
時間が合う時に現実世界の妹と一緒にパーティーを組むことも有るけれど、基本はソロでマイペースに遊ぶぞ……の、筈だったがサポートAIに好かれたり、テイムしていないのにもふもふを仲間にしてしまったりと最初から色々やらかしてしまうが気にしたら負けである。
運営が何も言ってこないならセーフなんです。
自由に生産や戦闘をしつつも、攻略組では無いただのロールプレイエンジョイ勢として特に目的も無いけれどNPCとのんびり仲良く触れ合いを楽しむ日々を過ごします!
ゲームに癒しを求めても良いじゃない、と思う主人公であった。
※不定期更新になりますが、更新再開します。
評価及びブックマーク、そして誤字報告ありがとうございます。
現在誤字報告受付は停止しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 21:10:36
190489文字
会話率:23%
女性にしては高すぎる身長と低めの声、中世的な顔。一部の女性からはウケが良いが、男性からは悪い。友人曰く、そこらへんの貴族男性よりもスペックが高いせいで顰蹙を買っているのだとか。
正直『男女(おとこおんな)』と陰口を叩かれるのが気にならない
わけではない。ただ、それでも自分を変えようと思わなかったのは彼がいたからだ。
「カミラはそのままでいいよ。君の良さは僕がわかっているから」
幼馴染でもあるオスヴィンの言葉に何度救われた事か。惹かれるのは自然の流れだったと思う。婚約が決まった時は本当に嬉しかった。間違いなく、私の世界はオスヴィンを中心に回っていた。————あの日までは。
注意事項
・設定ガバガバの為、深く考えずに読んでください
・誤字脱字報告助かっています
・予告なく修正することがあります
・同様の内容をカクヨムにても掲載予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-14 00:00:00
7756文字
会話率:42%
かつて化物が大きな翼と特殊能力を用いて空と地上さらに海までも支配していた時代があった。そんな時代から数多の時が流れ文明の繁栄と衰退を繰り返しながらもなんとか現在の人類は過去に存在していた人類の生存圏を化物達から取り戻している最中である…
そんな歴史を持つ世界でとある事情でなってしまった貧困から抜け出すため、曽祖父が残した手帳と謎の灰色で楕円形のモノを見つけたことでフィーゼニア王国に忠誠を誓うフォンテーゼ子爵の3男アルセーヌ・ド・フォンテーゼがおぼろげな異世界にいた前世の時を思い出しながら旅を始める物語…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-11 17:53:32
30183文字
会話率:59%
家族に暴力を振るわれる少女アリアが成り上がっていく物語
※初作につき更新頻度低めです
最終更新:2021-08-20 20:17:06
2781文字
会話率:25%
6歳のある日、孤児院を抜け出し王太子就任の記念式典を見物している最中に突如前世の記憶を取り戻した私。ここは前世で読んだ漫画、『君と白薔薇』の世界…?『君と白薔薇』の登場人物である次期公爵のウィリアム様は、ヒロインへ恋心を抱きながらも、王太子
とヒロインが想いあう様子を見て葛藤し、最後には友人である王太子を庇って重傷を負い命を落としてしまう。いわゆる当て馬役。そんなウィリアム様は私の前世の推しである。「ウィリアム様に幸せになって欲しい」。そんな思いを抱きながら、私は性別を男子と偽り騎士団の門を叩いた。「ウィリアム様のその御身、私が…いや"僕"が、絶対に守り抜いてみせます。物理的に‼︎」※※※恋に発展するのは物語後半です。前半は糖度低め※※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 17:24:57
166749文字
会話率:33%
『第1部:冒険者おっさん編』完結しました。
『第2部:悪役令嬢おっさん編』完結しました。
〚第3部:VRプレイヤーおっさん編』準備中です。
有江内 太郎はおっさんである。
『小説家になるぞ』という小説投稿サイトに異世界もの小説を投稿
していた彼は、ある日【読み専の女神】という相手からの感想を受け取った。
『異世界にもモンスターにも、リアリティーがありません』という感想に『俺だって実際に異世界を見られりゃ、リアルな描写ができるさ! 女神とか名乗りやがるんなら、俺を異世界に連れてくぐらいしてみせろ!』と返事をしたら、マジで異世界に転移されてしまった。
とりあえず大したスキルもステータスも持たないおっさんが、おっかなびっくりな冒険者生活をしながら異世界というものを経験し、いつか自分の小説に生かそうと『状態異常:老化』にもめげずに奮闘努力をする――そんなお話。
話が進めば俺TUEEっぽくなる予定ですが、当分は情けないおっさんです。
第2部の悪役令嬢編は、少しだけ無双します。
※ 脳活小説なので、ハードルは低めでお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 20:00:00
919716文字
会話率:19%
よくわからん詩を徒然なるままに書いています。
思いついたら書くので更新頻度低め。
暇つぶしにでも読んでくれたら幸いです。
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満天の星の下に広がる 美しい藍色の森
森の奥には死体があり
絶えず何かを呟いている
生白い喉がふるえ 這い出してくる
夜行性の動物のような 音を
私は縫い付ける 真っ白な紙に
獰猛にのたくるそれを 掴み上げては
ときおり 星空の上を鉄道が駆けていっても
気づかずに ただ ただ 縫いつけている
死体の声を聞き続けている
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 21:00:00
2434文字
会話率:10%
高校最後のイベントは卒業式だったはずなのに…、いつの間にか友人・花菜と先生の結婚式にすり替わってしまって…。
そんな複雑な思いを抱きながら唯衣が教室に戻ると、一人の男子が残っていた。
誰もいなくなった放課後の教室で小学校時代の思い出話に花
を咲かせているうち、偶然ではなく唯衣にブーケを託した花菜の思いを知ることに…。
「かくれんぼ」をお題とした、夏ホラー参加作品となります。
※「まだ見ぬ未来へ駆け抜けて!」からのスピンアウトさせた独立短編となります。
※ホラー度は低めで、いつもどおりの甘めの仕上がりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-14 12:00:00
7317文字
会話率:39%
トイレって9割は行きたいと思った時にしか存在を肯定できない。みんなしようともしない。
最終更新:2021-07-11 00:37:19
244文字
会話率:43%
「あー疲れたー」
帰ってきてすぐにネクタイを外し乱雑にソファーにスーツを放り投げて、左手に持っているチューハイが入っているレジ袋をソファーに投げる。
ここ最近開けた覚えのない冷蔵庫を開ける
「うわっこの納豆期限切れてんじゃん」
氷をア
ルミの入れ物に入れてトングをとる。
低めの机と気に入っているダークグリーン色のソファーのあるリビングへと運ぶ
今日は久しぶりに休みが2日連続取れたので寝ずに2日間ゲーム三昧の予定
酒とツマミで2日間を乗り切ってやんよ!
ゲーム好き社畜が転移しちゃう話です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-06 15:20:10
3083文字
会話率:42%
リュンダル王子の婚約者である公爵令嬢ソレイユは空間魔法の使い手。食料自給率の低い国のために「食糧庫」として買いつけの旅に出てばかりで王子との交流もままならず、結婚退職することを夢見て頑張ってきた。
なのに卒業パーティで、王子の恋人をいじめた
罪で断罪され、監獄に入れられてしまう……。そこは、最悪の監獄と名高い最下層だった。
ロクに食事も出ない監獄で、食糧庫ソレイユは男たちの胃袋を摑み、脱獄を決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-24 09:46:13
11519文字
会話率:46%
夢見た異世界召喚。でも現実は違って、召喚された先はどこかの銀河系にある星。そこで戦隊ヒーローやってます。
最終更新:2021-06-23 08:53:10
4070文字
会話率:28%
平野すずか(29)都内に住む独身OL
見た目は不細工ではなく普通よりもちょい上の顔立ち。声質は低め。少しハスキー。
彼氏とは5年前に分かれて恋愛面音沙汰なし。
30才目前で焦る彼女が起こした奇跡の物語。
最終更新:2021-06-20 22:00:01
3325文字
会話率:28%
少女と少女(女性の場合もある)の日常を短編にし、それをさらに集めるつもりです。
インスタントな内容になると思いますので、中毒性は一切なく、暇つぶしにお読みください。
↓以下もお読みください
*注意*
スローペースの気まま更新とな
ります。申し訳ごさいません。
作者はちょっと物書きに覚えがあるものの、久々に書くので「?」となる部分もあると思いますが、まずは雰囲気でお読みください。ここからちょっとずつ書いていければいいな、と志は低めです。本当に申し訳ないです。
この先、書くことができたら残酷描写に引っかかる(と思われる)作品がありますので、保険も兼ねて『残酷描写』や『R15』をつけさせて頂きます。ご了承ください。
他、気になることがありましたら、お手間ではありますが、作者のマイページの一言欄(一言では終わっていません)をご覧くださいませ。
ここまでご覧頂き、ありがとうございます。それでは、一時的ではありますが、どうぞ物語の中へいってらっしゃいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 05:00:00
10589文字
会話率:48%
片山葉《かたやまよう》は、三十歳の大男。全国にチェーン展開するファミリーレストランで、準社員として働いていた。しかし、店長が代わると同時に、ホワイトだった職場が一気にブラックに染まってしまい、仕事に自分の弱さに打ちのめされていた。
そんな葉
にさらに追い打ちをかけたのは、二か月前からバイトに入った西條縁《さいじょうゆかり》という女性。
二十八という年齢とは裏腹に発言が幼く、空気が読めない彼女を心底嫌っていた。
しかし、ある日の出来事をきっかけに彼女に対する考えを改めだした葉。
破天荒で幼い行動を繰り返す彼女に振り回されながらも、彼女の不思議な能力に魅了され、いつしか葉の中に計り知れない気持ちが芽生えてきて――。
そして見えてきた縁の生い立ちや、本当の正体とは――。
S(少し)F(不思議)な感覚をもつ女性と、良くも悪くも自分に正直な男性との恋の行方は?
美女と野獣が織りなすラブストーリー
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自給自足小説の為、満足したら削除する可能性もありますのでご了承ください。
誤字脱字などは見逃してください。
ご都合主義展開満載のため、苦手な方はお気を付けを!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-24 06:00:00
269626文字
会話率:41%