江戸の片隅、古びて人気もなく不気味がられている通称おばけ長屋の住人、鬼一は「萬憑き物祓い屋」を生業としていた。幽霊に妖なんでもござれと謳っているが、金にならない厄介ごとには興味がない。善人でもないが悪人でもない、掴みどころのないこの男。さあ
、今日は一体どんな厄介ごとにいくらで立ち向かうのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-17 00:13:16
12652文字
会話率:55%
時は徳川の時代。
江戸から少し離れた宿場町、そのまた外れの長屋には、少し不思議なかわら版屋があるという。
その名も“あやかし屋”。
あやかしの噂や体験談などを専門に書く、ちょっと特殊なかわら版である。
主の名前は惣助。飄々とした雰
囲気の、小柄な青年である。
一方、この宿場町をよく訪れる同心がいた。
名は“本村博嗣”。だが、人からは“あやかし同心”と呼ばれている。
半年前に起きた事件が元で知り合った二人は、今日もまた“あやかし”の噂を頼りに、時には助け、また時には倒し、“人とあやかしが共に生きる世”を目指して次々と事件を解決していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-06 12:00:00
26346文字
会話率:62%
ある庚申待ちの夜、江戸の片隅にある、貧乏長屋の男たちは医者の源庵から「はろういん」なる異国の祭りについて聞かされる。
字数からもわかるとおりの一発ネタです。
ハロウィーンで思いついたのがこんなものだったので……
最終更新:2019-10-30 01:13:53
1272文字
会話率:60%
酒は飲んでも飲まれちゃいけねえ。
江渡城下の岡場所で使いっ走り兼用心棒をしている平蔵は、酒に酔った帰り道めっぽう美しい一振りの刀を手に入れた。
金になりそうだと長屋に持ち帰った翌朝、玉のように美しい女が平蔵の前に三つ指をついていた。
「ふ
つつかものですが、よろしくおねがいいたします」
……ただし、童女だったが。
拾った刀には、ご神木で造られた特別な鞘を依り代とする神、鞘神(さやがみ)が宿っていたのだ。
質屋に売られようと刀をかついで平蔵のもとへと舞い戻ってくる童女、さや。仕方なくほっとくことにした平蔵は、次から次へと魍魎はびこる怪事件に巻き込まれてゆくのだった。
だめおっさんと人外幼女がおりなす痛快アクション時代劇。
※カクヨム、ツギクル、セルバンテス、アルファポリスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-15 19:02:16
141288文字
会話率:37%
家督相続を拒み城から抜け出した若君と、その若君との婚儀を拒み逃げ出したお姫様と、藩士を捨て町の長屋で暮らしていた若侍が出会い、悪事を突き止める痛快時代劇シリーズです。
最終更新:2019-04-29 19:04:03
16792文字
会話率:54%
彼は担当部署トップであるデスクの部下として、デスクの手足となって動いたのである。彼は最初のうちは血液銀行に別段の関心も持たなかった。ある日、彼は東京都内の某研究所が、その敷地内に運営する、血液銀行に行って愕然とするのである。
血液銀行そのも
のは、他の血液銀行と差ほど変わらない。驚いたのはその環境である。塀に囲まれた血液銀行の前は道路である。その道路に沿って、平屋が長く続いている。その長屋は、東京の山谷地区を思わせるドヤ街である。血液銀行の出入り口は長屋の目の前である。その血液銀行の出入り口の最も近くの長屋近辺には7~8人の人が屯している。付近の道路は一部ションベンの臭いが漂っている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-20 14:20:36
11111文字
会話率:27%
過去にタイムスリップなんてありあえない?
でも、ありえたら現代の知識を使ってその時代で革新的なことがたくさんできるはず。
そんな思いを抱いた主人公は幸か不幸か江戸時代にタイムスリップ。
最初は混乱するものの、それでもめげない主人公。
長屋に
居候しながらも、現代の知識を使って江戸に旋風を巻き起こす!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-15 21:27:44
6382文字
会話率:41%
「雪合戦をしませんか」
幼少期、近所の豪邸に住んでいた高富は、貧乏長屋の純一を見かけると声をかけてきて、一緒に遊ぼうと誘った。
遊びの中で、互いにぶつかった雪玉が消滅したよう見えた、曖昧な記憶。
数十年後、純一は高富と一緒にあるプロジェクト
に参加していた。
高速で電子と陽電子を正面衝突させて、宇宙が出来た原理を知ろうという実験。
頭脳の高富、技術の純一。
幼馴染み故、ぴったりと息の合った二人だが、危険を伴う実験に反対する連中や、実験結果を悪用しようとする輩など、次々と妨害が現れて、なかなか前に進めない。
「この実験は危険かもしれない」
尻込みする純一に、計算上安全だと主張する高富。
そして実験当日。
「MBSラジオ短編賞1」応募作品2019.1.8
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-08 11:59:43
7145文字
会話率:52%
「てやんでぇ・・・一体全体どうなってんでぃ!」
貧乏長屋の傘張り町人である『源さん』は今日も明日もその日暮らし、と思いきや-
長屋の火事をきっかけに、気がつけばなぜか森の中。
なせか傍らにいた女性はいかにも何か知っていそうだが?-
いつでも
どこでも誰にでも、江戸っ子の"粋"で世界を突き進む異世界譚。
肩の力を抜きながらお楽しみいただけますよう、お願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-02 20:07:58
610文字
会話率:25%
江戸時代のさまざまな知識を紹介します。
最終更新:2018-09-01 09:48:39
25108文字
会話率:0%
第四回・文章×絵企画参加作品です。某は武家の三男、長屋に居を構え、内職に励み、読書にふける。
最終更新:2018-08-20 00:00:00
1082文字
会話率:43%
柳の下に出る幽霊の話を聞いたことはありましょうか……
最終更新:2011-07-01 00:00:00
1045文字
会話率:0%
河川敷沿いにある、寂しく古い二階建てのアパート、鷲見荘。
部屋数は8部屋。
六畳一間。風呂なし。トイレあり。
現代の長屋ともいえる風態。
扉を開ければ川が流れている。
ベランダに出れば隣接する高層マンションの壁。
立地に関してはさ
ほど悪くない。
家賃は破格の1万円。
理由はアパートそのものが瑕疵物件であること。
なぜ瑕疵物件か。
それはこのアパートが、異世界へ飛んで行ってしまうからであった。
この物語は主人公、広崎と鷲見荘住人がただ異世界に飛ぶだけの日常を過ごす少しへんなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-15 16:30:30
210文字
会話率:0%
絢鵺化(あやかし)と言う町の長屋には、おこんと言う名の妖怪狐の娘と、田山良善と言う剣術の腕は天下一品 しかしそれ以外はまるで駄目と言う、お人よしの二人組が暮らしていた。
いつものようにおこんが良善を叩き起こして長屋の掃除を言いつけて外に出る
と、その良善を目当てに現れたと言う男がいると言う話を聞く。
せかされて向かったおこんは、血走った眼光鋭い男と遭遇することになる。
これは、いつもとちょっと違う日を過ごした、妖怪狐と剣術バカの一日の切れっ端である。
なんちゃって時代劇風味の作品です。そして、拙作の一つ「妖怪町のお正月」の関連作品になります。
ーー 以下は無断転載対策文章ですので、お気になさらず。 ーー
作者:ぷちミント
初回投稿日:2018年 08月03日 11時22分
「小説家になろう」にて掲載中。
無断転載を固く禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-03 11:42:29
10302文字
会話率:58%
江戸の長屋で暮らす男・熊吉がある夜酔っぱらって帰ると、長屋の前に男が倒れていた。熊吉は酔いの勢いもあり、流れでその男を自分の家に連れて帰った。
庄次郎と名乗るその男は金なし家なし素性黙秘。だが、拾った責任から熊吉は庄次郎の面倒をみることを決
意する。
庄次郎が長屋に馴染みはじめたある日、遂に庄次郎の正体が……。
※『MBSラジオドラマ短編小説賞2018 第1回』応募作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-30 02:08:35
27897文字
会話率:49%
Jシリーズ三作目。
元アイドルのアキミと、元俳優のシュウスイは、紆余曲折の末、生まれ育った街を離れ、近代東欧に似た亜寒帯の銀世界、モスカルーシ領キエフィア島へ向かっている。
その途中、二人は行く先を同じくする夫妻とその息子と知り合いになる。
これは、その汽車での移動中に起きた出来事を綴った旅行記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-28 15:00:00
9361文字
会話率:61%
ここは、世界帝国アングレーズ領ブリタニア島。
近代香港によく似たこの地に、一人の悩める女性が降り立った。
彼女の名前は、アキミ・G・白道。三十三歳。
職業はアイドルだったのだが、付き合っていた俳優から婚約破棄されたのをキッカケに、単身で旅を
している。
これは、そんな彼女の傷心旅行の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-19 15:00:00
15828文字
会話率:56%
ここは、世界帝国ジパング領ニッポニア島。
近代日本によく似たこの地に、一人の悩める女性がいた。
彼女の名前は、アキミ・G・白道。三十三歳。職業はアイドル、だったのだが。
ある日、彼女は付き合っていた俳優から婚約破棄されてしまう。
傷心した彼
女は、彼氏との思い出深い住み慣れた地元を離れ、単身で旅に出ることにした。
これは、そんな彼女の長い旅の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-13 08:00:00
15157文字
会話率:60%
江戸の長屋で自堕落に暮らす男は、友人と行った博打をきっかけに"声"が聞こえるようになった。
その"声"を利用して面白おかしく暮らそうと画策するが……
最終更新:2018-06-29 16:30:19
9579文字
会話率:43%
離婚し一人息子と共に実家に暮らしている勢多統太は、元妻の悪口を言う母に耐え兼ね、息子の為にも実家を出たいと考えていた。そんな時に同居人を募集するアヤシイ貼り紙を見つける。光熱費込みの破格な家賃に釣られ、家主に連絡を取る統太。家主は大隅という
、やや癖のある人物のようだか、すぐにでも実家を出たい統太は、家を下見に行く事に決める。訪れたのはコレクティブハウスという住居形体で、現代版の長屋のような場所。それから個性的な住人たち。思いのほか温かく迎え入れられ、統太は入居を決意する。統太とコレクティブハウスの住居人たち。親と子の関係をメインに、住居たちの人間模様を描くヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 21:00:00
130213文字
会話率:39%
善次郎はとある父娘が住む長屋の居候。
娘の名はお栄。
三人して日がな一日絵を描く。
最終更新:2018-03-24 03:46:03
5149文字
会話率:40%
ある長屋に一人の男が引っ越してきた。
男の名前は、佐藤彦四郎という。
やせぎすの若者彦四郎は、浪人の身の上であった。
家賃は半値でいいという怪しげな部屋だったが、しばらくは何もおこらず、平穏な日々が続いた。しかし、ある夜・・・。
彦四郎と幽霊おようの、悲しい恋の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-04 13:27:16
21024文字
会話率:26%
異世界に赤ん坊として転生したカーネリアはスラムの長屋で目が覚めた。若く美しい母親は時期公爵の愛妾であったが、本妻の元王女に公爵邸を追い出されたらしい。異世界の知識を得るためになった冒険者で、毎日研鑽を積んでいたある日、母親であるルーレシアが
病に倒れた。看病のかいもなく亡くなった母ルーレシア。カーネリアは独りで異世界を生き抜いていく。「樵の娘は公爵令嬢」の樵の妻カーネリアの話になっています。前後編になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-01 18:00:00
11371文字
会話率:9%