つらつらと時が僕を通りすぎていく。
僕は来年の春死にたかった。
死にたくて、屋上のフェンスをのりこえ立っていたとき、僕の口が無意識に言葉を発した。
『やっぱり死ぬのやめよう』
言葉が身体にはいり、そうだ、そうだと思考が同意した。その時、視
界が流れるように地面へと落下していった。
最期の僕自身の身体の感触は肩に感じた優しい圧力だった。
次、視界にうつったのは見知らぬ可愛らしい天井だった。
死のうと思っていた僕の意識が一週間ごとに誰かの身体に入り込み、来年の春に僕の身体を優しく押した人を探すという話です。
そのなかで、何をもって自分は自分であるのか、性格、肩書き、なぜ生きるのかなど精神の感覚について思惟していくという話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-24 11:10:35
1943文字
会話率:5%
人工の身体『全身霊義肢』を持つ少女・白羽紗羅は、現実世界の裏側で繰り広げられる怪異『妖』との戦いに身を委ねていく。
感覚が判らない彼女にとって、世界は酷く淡泊だった。
霊能者たちとの出会い、そして彼女を支える少女・神崎美優との出逢いが、偽り
の身体に宿る魂の行方を定めていく。
世界と認識との、その淡いのなかへ彼女たちは溶け込んでいく――。
ほんとうの世界とは何か。見ている世界と視ている世界が交錯する。
これはヒトには視えないモノを視る少女たちの、とある幻想物語。
DigNovel様でも連載中。ただし、僅かに内容・編集が異なります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-29 16:50:53
11393文字
会話率:36%
ガンアクションが読みたい方は別バージョン『人生ホラゲー状態なのでハンドガンは初期装備です』(https://ncode.syosetu.com/n0912ej/)をどうぞ。
新感覚、ビビリ系無双ホラーノベル!
逃げ回るだけが
ホラーじゃない。かっこよく立ち回るだけが主人公じゃない。
情けない悲鳴を上げながら怪奇現象相手に無双する主人公が居たっていいじゃない。
銃器で無双するだけがホラーじゃない。
ナイフ一本で立ち回ってもいいじゃない。
……え? 銃を持たせてくれ? ここは日本だから無理。
巻き込まれ系主人公もかくやのごとく怪奇現象に巻き込まれる主人公が、
ナイフ一本と持ち前の身体能力だけで立ち向かっていく無双ホラーノベル、ここに推参!
見切り発車のため、設定が丸ごと変更になる可能性があります。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-02 20:24:09
35388文字
会話率:35%
ルイ君がお風呂に入りに行くお話。
――お風呂、入りたいな。
ルイはふと思った。くんくんと自分の身体を嗅いでみる。そこまでひどい臭いはしない。が、最後にお風呂に入ったのはいつだったかと、記憶を探る。
――たぶん、ユカリちゃんの手当てをし
た日……だった、かな。
日付の感覚が曖昧で、日々ぼんやりと過ごしているせいか、あまり確信は持てなかった。
――コウくんとこ行こう。
そう決めたルイはよいしょ、と立ち上がり、お尻についた埃を払う。と、舞い上がった埃にけほ、と咳が出て顔をしかめる。埃と砕けたコンクリートをじゃりじゃり踏みしめて、ルイは歩きだした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-15 05:28:30
4022文字
会話率:47%
スペシャル(バグキャラじみた身体能力、異常な幸運)なし、熱血しない、叫ばない
ないない尽くしのVRMMOプレイヤーのぐうたら日記
ゲームの根幹に携わったり、リアルの謎にかかわったりも一切しない、一般ゲーマー兼GMのぐうたらプレイヤーと3匹の
狐達による日常です
タマモ「ノア計画という人類存続にかかわる計画がこのゲームと関係が!」
主人公「そういうのいいんで、ゲームが楽しめればいいんで」
タマモ「そういうと思ったわ」
そんな感じの小説です、駄菓子感覚でお楽しみください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-05 23:07:18
72319文字
会話率:48%
女子高生・伊波碧は5年前に起きた交通事故により尊敬していた両親を亡くして以来、人生における目標や欲がすっかり失せ、学校生活の大半をただ無為に居眠りすることで過ごしていた。
ある日の昼休み、アテもなくブラブラと歩いていた碧は突然身体が地面に
埋まったような感覚に陥った。
足元を見るとテレビや本で見るようなブラックホールが足元に出現し、自分自身の体がそのブラックホールに吸い込まれるように消えていっていることに気づく。
ふと目が覚めると、碧は全く馴染みのない原生林のど真ん中にポツンと倒れていた。
自らを餌とみなし追ってくる魔物から逃げるように森を抜け、疲労困憊の状態で倒れていると、通りすがりの少女が食事や休む場所を与え助けてくれた。
聞くと、少女は碧と同じように早くに両親を亡くし、たった一人で錬金術を用いた薬屋を営み生活をしているという。
少女・ルナの境遇にシンパシーを感じた碧は、共同生活という形でねぐらや食料を提供して貰うのと引き換えにルナの仕事を手伝うことを決めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-24 20:50:00
6389文字
会話率:19%
一日十時間勉強、身体鍛錬、興味探究etc……。
無類の努力家真田浩一が異世界に飛ばされて得た能力は『復習』。どんな戦闘でも終わった後なら正答と正しい練習方法が与えられる。その能力を使い、初めの内はボロボロになりながらもどんどん強くなっていく
。更に修行や授業も振り返り正しい練習が出来るので、教えられたことは完璧に出来るようになる。但し、努力を怠らなければ。
チートもバグもなく、あるのは最高の教材だけ。殆ど努力だけでのし上がっていく新感覚異世界譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-12 18:11:58
8302文字
会話率:41%
いつもより早く起きた伊達 和也は身体がなんか不思議な感覚に襲われて起きた。
その不思議な感覚は色々と不可思議な事を起こしていた。
それを見て和也は願った、一つだけ
「平和に暮らしたい」と
その自分の願いをぶった斬るかのようにふらふらする友
人や親の自由奔放さに振り回されながらも和也は自分の平和の為に頑張る
平和に過ごすことは出来るのだろうか…?
最初の方は主人公が色々と戸惑ってますがどんどん周りが自由奔放になる感じにしたいな、と思ってます、基本20時投稿です。
見切り発車なので注意!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-17 20:00:00
41804文字
会話率:46%
「私」は父親の勧めで土木建築学科を卒業した。しかし父の意に反しその後、異国の金融街で働いていた。私は河川を目にすると川の水量を計算する癖があった。この水量を元に地球の全水量から、目の前に横たわる河川の割合を暗算するのだ。その割合は分母が十
桁の分数、限りなくゼロに近い値になる。私は肉体移動ではたどり着けない、一分の一の辺境の川を知っていた。身体に潜む微かな感覚と、視界の点を結びつけることでたどり着けるその川は、境界に位置していた。「木造校舎」、「死に節」、「アシダカグモ」、「綿雪」、「映画監督」、「茶トラの猫」との出会いを経て、その川へたどり着く。そこは「私」の最深部で、点を結ぶ糸はか細く伸び切り、張力は限界に感じられた。更なる深淵へ、肉体に宿る光景は私を呼んでいた。南国の匂いに包まれた。私は軛(くびき)を外し、糸無き結び目に意識を沈め、融合への回帰一分の一に向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-12 04:22:23
20503文字
会話率:0%
男子高生ガハラはある朝足が消えていることに気がつく。それも束の間、身体が引っ張られる様な感覚を覚え、なす術なく消えた。
気がつけば異世界。元々厨二病思考を持っていたためガハラは喜々としていたが...
最終更新:2017-03-30 13:23:30
3049文字
会話率:20%
超地球外生命体が造り出し、人類が未だ到達できなかったフルダイブ技術を使って、六感で感じることが出来るゲーム『ONELIFE』で失った身体と感覚を取り戻し、ハマる前職護衛官の話。
最終更新:2017-03-17 20:06:57
8696文字
会話率:59%
頭脳、身体能力、精神力、その全てが並み以下の少年、島田紗勒(シマダシャロク)はある日、生まれて初めての愛の告白を受ける。
しかしその告白は送り主の名前が書かれていないラブレターによるもので、さらにそれは高校の補講中に席を外したたった十分
の間に届けられたものだった。
補講中の空き教室(ミッシツ)で行われた十分間の犯行(コクハク)。
容疑者は彼と共に補講を受けていた校内でも色々な意味で有名な三人の美少女。
千載一遇の恋人をつくるチャンスだと、誰もかれもが自分に惚れているのではないかと疑心暗鬼に囚われながらも、なんとか必死でラブレターの送り主を探していくが、やがて彼は衝撃の事実に辿り着くことになり……。
ちょっとばかり自意識過剰な高校生探偵(?)が送る、新感覚青春ミステリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-05 21:00:00
114160文字
会話率:38%
十五歳の女子高校生、市道渚がクリスマスの朝目覚めると、曖昧な違和感をおぼえた。それはだれかに見られている視線であり、自分の中に生まれた新しい部品のような感覚だ。
高校に入学して以来、渚はクラスメイトのグレコたちから半ば売春まがいを強要さ
れ金を搾取されていたが、昨夜はその現場から途中で逃げ出し、グレコたちの怒りを買っていた。
その日、グレコたちに呼び出された渚の身に不可思議なことが起こった。渚の意に反し、グレコたちに反発する発言をし、制裁の場から逃げ出したのだ。まるでだれかに身体を乗っとられたように。自分は霊にとりつかれていると考えた渚は、その霊の正体を探り始める。また、その霊の存在によってグレコたちに立ち向かう勇気を得ていく。
そして渚は早川晶という高校生と出会った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-27 18:00:00
141783文字
会話率:35%
私は、何の情報も入らない世界にいた。
五感はおろか、自分の身体の感覚さえない。
これでも生きているといえるのだろうか。
最終更新:2016-06-20 12:23:10
2134文字
会話率:0%
学校から帰る途中、いつものように寄り道して裏山で夕日を見て、さあ帰ろうと思ったら
足を滑らせ身体が浮いたような感覚だけを残して、目を瞑っていると
気付けば辺りは見た事もない世界! これはまさかの異世界召喚か!
テンションを上げて行く主人公
辰己 一騎(たつみ かずき)
興奮気味に未来を考え、自分の能力を確認しようとしたり、チートはないかと思ったり
ともかく現代知識チートでウハウハだぁ!や手持ち品を売ってまずは金を!と思ったりしたお話
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感想とか泣いて喜ぶ生き物です、貶しもなんでもどんと来い!!!
書いた端から更新するので修正が何度もあると思われますが生暖かい目で
見ていただければ幸いです
R-15タグは念の為に入れてるだけなので、ほのぼのまったり日常系を
できればなぁって思います折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-25 14:09:19
7751文字
会話率:20%
吹奏楽部に入りたい。そんな俺、白野 光が入った吹奏楽部は普通ではなかった。楽器の名前で呼ばれる武器を駆使して戦う戦争学部だった。仮想空間で襲いかかる敵。強化された身体能力。俺達戦部は学園の平和のため今日も戦う。新感覚のバトル&学園ノベル。
※この話は実際の体験を元にしたフィクションです。
前半は吹部要素多めですが、後半からほぼゼロに近いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-17 09:59:22
35398文字
会話率:24%
2016/03/04 完結。
「仮想と、現実との戦い」
人々の生活に当たり前のように存在してきた、ゲームという文化に、新たなジャンルが登場した。[VRMMO]
ゲーム上の世界や映画の中の設定を、自分自身の身体で体感するという、空想・妄想の
到達点。宇宙を舞台にした新感覚のゲームが発売され、人々も、そして主人公も、その圧倒的な世界観に酔い痴れる。…が、しかし、そこには幾つかの問題が待ち受けていた。これは本当にゲームなのか、それとも現実なのか?人々は、その世界観の渦中へ、身を投げ出すことになる…。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-04 20:14:21
668174文字
会話率:55%
何か鋭いものに突かれる痛みで少女は感覚を取り戻した。粘りつく汚泥のような暗闇。その閉じた世界に一筋の赤い光が差し込んだとき、少女はようやく目を覚ました。赤い奇妙な鳥から紫色の球体を渡されたとき、少女の中で二つの記憶が混ざり合う。
少女の
目標は、六十年と予測している寿命を全うする事です。でも充実した日々を送りたいのでいろいろと首を突っ込みます。貧弱なので身体も鍛えなければいけません。生き急ぎ系少女が強くたくましく騒がしく生きていく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-18 20:36:10
271277文字
会話率:69%
ふと気が付いたとき、私は虚無の中にいた。
事故で身体の機能を失い、私に残されていたのはわずかな感覚のみだった。
彼女はそんな私を見捨てることも無く慈しんでくれた。
それは何も残されていない私にとっての唯一の希望だったが……。
最終更新:2015-08-26 12:07:08
7096文字
会話率:4%
中田翔子。二十九歳、フリーター。
正義の味方に憧れる彼女は、女子高生の時にとある力を手に入れていた。
人間の域を超えた身体能力。研ぎ澄まされた五感。最新のレーダーをも超越する新たな感覚器官。
そして何より、ワインレッドの鎧を身にまと
う、融合装着 "融装" だ。
彼女はこの力で、これまで恐怖の怪物を倒し続け、街の平和を守ってきた。
暑い夏のある日、そんな翔子に、ある転機が訪れる。
本編で使われている設定のいくつかは「科学講座中田翔子」でそれっぽく解説してます。
リンク:http://ncode.syosetu.com/n9295cn/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-08 05:43:24
330558文字
会話率:24%