太平洋戦争末期、昭和20年3月。数えで11歳となる矢崎 一平は東京の下町、深川門前仲町に両親、弟、祖母と暮らしている。一平の家は隅田川から引かれた掘割に面していて、護岸をくり抜き防空壕が作られていた。その壕には毎夜の空襲のため、近所の人達か
ら様々なものが持ち込まれる。そして、3月10日・・・東京大空襲に見舞われた、矢崎家の姿を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-03 12:09:30
29442文字
会話率:38%
とある夫婦の、物語。
最終更新:2015-11-20 16:50:43
2773文字
会話率:10%
夏ホラー2015参加作品!ミステリ小説執筆で憧れの先輩と夏休み図書室デート!…からの撃沈中!失恋高校生、一応作家の卵、東御透(とうみとおる)は不思議な貸出客に出会う。それは昭和令嬢な麦わら帽子にピンクのサマードレスの美少女だった。空襲、疎開
、玉音放送。言動も変な彼女がぼろぼろの江戸川乱歩全集を借りてお願い。
「あなた、お暇なら手伝ってくださらない?」
彼女が導く果ては学校七不思議と名高い、校舎裏大戦末期の塹壕、洞窟陣屋!まさかこの女の子、幽霊!?そんな美少女令嬢探偵と求める、終戦70年目の真実とは!?歴史怪談ミステリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-22 19:00:00
19839文字
会話率:44%
8月15日正午、東京は真夏日であり空に雲はなく、青空が広がっていた。日差しは強く、街道を往来する人々は、多くの荷物をもち子供たちの手を引いていた。
空襲がくる、米国がついに本土にやってくる、そんな話がそこかしらから聞こえてくる。彼らの顔は
皆恐怖と焦りに満ちていた。
旅人、避難民、疎開者、の群れの中に、ひとりだけ平然と足を運ぶ男がいた。まったく、恐れを感じさせず、B29を警戒して空を仰いだり、海から来る敵国の脅威を感じている様子もなかった。正面を見据えて、一定の速度で歩いている。
顔からは汗が噴出し、手ぬぐいはじっとりと濡れていた、ときおり「ふぃーっ、ふぃー」、「暑い暑い」と独り言を口にしては水筒から水を飲み群れに遅れをとるまいと必死の形相であった。
徹底して甘やかされて育った身体はたるみきっており、身の丈は1メートル70センチほど肩幅は広く胸は女性のようにふくよかで色白の肌をしていた。
ニートである。
この物語は石垣棒太郎(ボーちゃん)の異世界冒険物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-16 18:42:18
11372文字
会話率:30%
昭和二〇年七月。海軍大分航空隊で、エンジン始動中の事故で死にかけた整備兵は除隊後、陸軍の最新鋭機「五式戦Ⅱ型」を入手してB二九迎撃を画策する。
後に大分大空襲と呼ばれる夜、五式戦は馬車道を滑走路代わりにして出撃、B二九を攻撃する。
最終更新:2015-07-04 00:55:47
17322文字
会話率:32%
『群青色の空へ!』に出てきた車椅子の女性ミナスの若い頃の物語。『群青色の空へ!』をミナスの視点で描きました。
戦争に纏わる描写(空襲や身体損壊)などがあります。
最終更新:2015-06-17 23:50:16
5659文字
会話率:19%
昭和十九年末、日本は風船爆弾によるアメリカ本土攻撃を敢行。この攻撃でアメリカの原子爆弾工場は損壊し、マンハッタン計画をして遅れを生ぜしめるが、アメリカ側の完璧な隠蔽により日本側は事実を摑めずにいた。
その隠蔽と報復の意味を含めてアメリカ
軍はB29による日本本土空襲を本格化させ、日本は焦土と化す。しかし日本側はただ手をこまねいたのでなく、陸海軍の総力を挙げた一大邀撃戦が本土の空では展開されていた。
時が移った昭和二十年夏、鈴木内閣は総辞職。阿南惟幾陸相を首班とする阿南内閣が成立し、継戦内閣として最後の決戦たる本土決戦を呼号する。その間にも戦争はいよいよ苛烈を極め、打ち続くB29の空襲や港湾への機雷投下で日本国内の物資は逼迫してゆく。
昭和二十年十一月、アメリカ軍は猛然九州に侵攻を開始し、ここに皇土決戦の火蓋が切って落とされる。
この作品はオリジナル作品であります。作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
尚お本作を作成するにあたり参考とした文献は、最後に一括で掲げる所存です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-10 00:01:30
139693文字
会話率:42%
昭和9年、どん底の不景気の中で今上天皇の統裁する陸軍大演習が群馬県を中心とする北関東で実施された。満州事変や満州国の独立、日本の国際連盟脱退という時代背景の中で、天皇の行幸を奏迎する県民には、「現人神」に対する緊張感が、ヒステリックに高まっ
てゆく。絹に依存していた織都である桐生市は、ウオール街の世界恐慌以来すでに財政的に破綻していたにもかかわらず、奏迎費用捻出のために増税を重ね、市民生活のすべても犠牲にして、いよいよ天皇を迎える。天皇を乗せた車列を先導していた本多重平警部は、緊張と慣れぬ土地感から、行幸の順番を誤り、誤導してしまう。新聞やマスコミは必要以上に誤導事件を書き立て、天皇が前橋を出発した時刻に、本多警部は不敬の責任を感じて自決を図るが、命だけは助かるものの重い後遺症を負うことになった。
行幸の負担は、本多警部にとどまらず、県知事、県職員、市職員をも巻き込み、財政はますます逼迫し、人間関係にも多くの亀裂を残した。
そして昭和20年、群馬県の各地でアメリカ軍の空襲が惨禍を残し、行幸の記念碑のみが今も多く残されている。
重複投稿です。
この本文は小荷田歯科医院のホームページにあります。
http://www011.upp.so-net.ne.jp/konita/seiganoaki.pdf折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-09 15:16:54
64315文字
会話率:2%
ワールド・ウォーカー。異世界を渡り歩く者の総称である。
夏休みに古美術商の祖父が営むカードショップの大掃除を手伝っていた高校2年生の桐生真悟は、店の大掃除の際に何も書かれていない真っ白なカードと見た事がないゲームシステムのデザインカー
ドを見つける。
それは、祖父、桐生論造が保管していた、マジック・カードセット「ワールド・ウォーカー」だった。
魔力のない世界でも魔法が使えるように、魔力と魔法をセットで内包したカード。それこそがワールド・ウォーカーが持つ魔法道具である。論造は、第二次大戦の空襲から周囲の人々と祖母を守るために、カードの魔法を使い魔力を失って元の世界に帰れなくなった、元ワールド・ウォーカー、ロンゾ・キリューだったのだ。
折しも、一人のワールド・ウォーカーの少女、ミリア・ウサミがこの世界にやってきた。マジック・カード発祥のノルスという世界出身の彼女は、フィレクラムという世界に渡った際に、世界転移の秘密を探る国に見つかってしまい、逃走していたのである。次元トレーサーにより追っ手の機械生命体が出現し、偶然居合わせた真悟は、マジック・カードによって敵の攻撃を無効化・習得し、少女の協力を得て敵を撃退した。
祖父が故郷へ帰る事が出来るかも知れないこと、異世界への興味、そして少女への興味、それらが合わさり、桐生真悟はシン・キリューとしてミリアとともに異世界へ行くことにする。
新たなワールド・ウォーカーの誕生であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-27 23:14:18
45055文字
会話率:35%
松子と竹美、それに小梅の三姉妹は、誰が色目をつかったのかと口論をはじめた。しだいに話は、六十七年前の東京大空襲の出来事へとさかのぼっていく。
最終更新:2014-11-23 16:10:01
3411文字
会話率:62%
1941年12月8日大日本帝国は遥か海の向こうにあるハワイ、オワフ島に空母機動部隊による空襲を始めこの攻撃により米軍の飛行場及び要塞砲は破壊その隙をついて戦艦部隊による砲撃を米太平洋艦隊に向け行う。史実とは違うもうひとつの日本の物語……
最終更新:2014-08-02 14:25:46
28774文字
会話率:62%
秋楡の美しい並木があるその通りに、古くから続く喫茶店がありました。私の隠れ家のその喫茶店で、その日、棚に飾られた小さな鳥かごに、鳥のような飾りがついているのを見つけました。マスターに聞くと、それは時計だといいます。時を刻まない鳥かご時計に秘
められた、悲しい過去とは?
ある企画用に練っていたプロットだったのですが、時代物にしたため若干目が滑る上に悲愛モノという世の中のユーザーさんに絶対に受けない代物になったので、公開処刑よろしく御開帳します。
仕方ねーな、読んでちょっくら添削してやるよ、的なノリでお楽しみください。
※ 尚、歴史上の事ですので全くの嘘は書いていませんが、フィクションです。特にデリケートな問題も取り上げてしまったのですが、基本がヒューマンドラマで、誰の主張を否定も肯定もしない立場だということをご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-14 14:00:00
8046文字
会話率:25%
これは私が小学生の時に、賞をもらったポエムです。
戦争の時、福岡県の動物園で起きた惨劇を描いています。
東京大空襲、八幡大空襲、長崎、広島から69年です
空襲が与えた惨劇、戦争が与えた惨劇を忘れてはいけません
最終更新:2014-03-03 22:23:45
227文字
会話率:0%
定年退職して妻と共に生まれ故郷に帰ってきた主人公大介は、懐かしい思ひで地区内の散策に出かけた。
歩いているとおさな友達と少年時代に遊んだ数々の思い出が懐かしく思い出されるのだった。
特にトシ君との思い出は鮮明によみがえってくる。
最終更新:2014-02-08 16:17:00
13881文字
会話率:28%
白えんぴつさん主催のチャット「なないろ・かれいど」の企画で書いている小説です。他の企画小説→http://www54.atwiki.jp/shiroenpitu/pages/122.html 戦争で空襲の絶えない港町。一人ぼっちの少女・八弥
が出会ったのは、不思議な雰囲気を持つ男だった。そこから八弥の世界は、少しずつ変わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-27 22:16:51
49478文字
会話率:35%
昭和初頭。
女性の美と銀閣寺と言う幻想の美を「私」は二重コンプレックスとして「アンチノミイ」に捉える。
終戦間近、大日本帝國は大空襲を受け、「私」は究極の美が焼ける事のみを夢想し生きる。だが亜米利加帝國軍のB-29は原子爆弾を京都に投下予定
するものの、結局「悪天候だから」とまことにsimpleな理由から広島へ投下してしまう。
抗えない苦しみと魔性の美への誘惑。
首吊り自殺までの「私」の銀閣寺と言う幻想との心中を赤裸々に告白する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-04 20:41:44
627文字
会話率:0%
米海軍が初期に実施した諸作戦が完全に裏目に出て、多少遅延したMI作戦で日本が勝利をおさめている設定でのよもやま話です。
山口さんとこの企画に合わせたもんですー
最終更新:2013-08-02 22:43:44
12865文字
会話率:61%
※Pixiv公開済み※
第二次世界大戦の時代を生きた二人の少年。
空襲の真っ只中で家族の写真を握りしめ、息絶えたカシミールの悲惨な運命は、いつまでも僕の中に残り続ける。
最終更新:2013-07-07 08:09:33
7314文字
会話率:31%
にじファンにおける私の最後の投稿作品です。
今回は少し趣旨を変えて、私が実際に見たことがある夢の話です。
駄文ですが、さらっと目に通してくれれば幸いです。ではどうぞ!!
最終更新:2012-07-19 01:25:50
1547文字
会話率:15%
五十数年まえにはくるまはおろか、テレビもなかった。しかし、自然があった。広大な自然の懐に包まれ、ときも忘れ力いっぱい遊んだものだ。
最終更新:2012-06-25 19:32:39
22592文字
会話率:25%