昼休み、いつものように便所飯に向かったイマイチぱっとしない女子高生、東城詩乃は、突然トイレに吸い込まれ、見ず知らずの土地に流れ着いてしまう。そこは携帯電話も高層ビルもない、見えない何かと路面電車が幅を利かせる、夕暮れの町だった。
夢か現
か幻か。猫親父に蛇女、新聞記者にポンコツ君。何処か懐かしく、何処か奇妙な世界に暮らす、一癖も二癖もある住人達。彼等と過ごす詩乃の非日常的日常と、やがて巻き込まれることとなる大事件の物語。
不定期更新、昭和初期風ジャパニーズレトロな世界観を中心に展開するファンタジーです。
※自サイトblogと重複投稿になります
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-16 21:46:35
9382文字
会話率:15%
昭和初期。
海軍士官学校生で、幼馴染の宗一郎と友希。
同性でありながら、宗一郎を一途に想う友希と、二人の先輩で友希を今までない気持ちで想う、享楽主義者の小野寺。
友希と小野寺のワンシーン。
最終更新:2015-03-24 03:51:43
1169文字
会話率:32%
大正中期の四国・阿波の愛薗村、16歳のゆうは豪農・西澤家で奉公していた。大手の藍作農家であり、徳島市内で銀行も営んでいる西澤家には14歳の和彦と11歳の清彦という2人の息子がいて、上の「かずぼん」とゆうは年も近く絵画を通じてほのかな恋心を感
じ始めている。しかし、旧家の厳しさとそれぞれの志望の違いから2人は離れ離れになり、数年後、成長した男女として再会する。そして、時代は昭和から戦争へと向かうのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-21 12:38:04
51167文字
会話率:46%
現実とよく似た歴史がつづられてきた世界。しかしこの世界には“魔法”が存在していた。日露戦争時代には軍隊にまで組み込まれていた魔法技術だったが、近代化の中で急速にその影響力を失いつつあった。
時代は昭和初期。中国東北部に満州国が建国され、数年
がたったある日。突然、首都新京を中心に無線障害が起こり、ゾンビ兵を乗せた武装列車が隣接都市に襲来した。
既に引退していた老陰陽師・石光三郎と中国系秘密結社の闘士・洪復龍が、敵の本拠に潜入を試みる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-14 16:06:03
100537文字
会話率:52%
『佐和千早は元々、昭和で生きる人間だった』
――突如現れた鬼にそう言われ、強制的に昭和初期へタイムスリップしてしまった千早は、2.26事件に巻き込まれていく。そして大東亜戦争へと歩を進める日本から、SS軍医、ザシャに逢う為にドイツへと渡航す
る―――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-13 17:51:19
57687文字
会話率:55%
昭和初期を舞台にした探偵小説です。
「この事件で警察は信用できません。私は自分自身の手で犯人を見つけたいと思っています。協力してもらえませんか」
被害者である少女の依頼を受けて、見習い探偵の少年と元凄腕探偵の少女が時に協力し、時に反発しなが
ら連続少女暴行事件に挑みます。
2014・9・3より改訂作業を進めています。
星空文庫にも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-13 01:48:58
56490文字
会話率:64%
「吾輩は猫である」パロ。自分は猫だと信じ込んでる異国の少女と、そんな少女のご主人様である日本人男性(胃弱)の話。
最終更新:2014-05-03 15:20:23
7239文字
会話率:15%
里見家に嫁いだ私は、義父とひとつの約束をする。
義父の急死によって荒れる里見家で私は約束を果たそうとするが……
最終更新:2014-04-28 22:35:51
2432文字
会話率:15%
近未来・2030年の日本では現代でも問題視される、両親の子供への過剰な名前命名【キラキラネーム】が広く浸透し、世間一般の由緒ある名前の正しい原理という概念が、風化と沈静化しつつあった。
しかし同時に、親からの一方的な命名に、成長してから
不満を持つ世代が推定1000万人近く増加した【改名病】と流行語で呼ばれる若い世代が爆発的に増加し、多過ぎて通常の改名管理に支障が出る事態に陥ってしまう。
そこで戸籍管理をする法務省は【法務省・名前課】を起ち上げ、親の命名の尊厳を盾に【付けられた名前に見合う業績を成し遂げることが条件】という改名を諦められやすい法律を設立。
その受付と審査用に、日本各地の役所に【名前エージェント】と相棒となる人工知能ソフト【NAME右衛門(なまえもん)】という、日本中の過去は昭和初期から、現在に至るまでの名前書類、凡そ2億種類から名前を結集し、専門人工知能にした一般非配布のソフトを配属して、厳しい審査をもたらした。
主人公の【○○球児(苗字は伏せる)】はそんな全国にいる改名希望者の一人で、野球好きの親父に名付けられた名前を背負いながら、本望の柔道・セミプロを続けて来た。
現在20歳で大学生として両親から独立した今、ようやく改名しようと役所の名前課を訪れ、そこで出会った担当の26歳で女性名前エージェント【名前調査員No,343】と審査するNAME右衛門に出会い、343(球児はみよさんと呼ぶ)とNAME右衛門から診断の結果科せられた条件は【球児の名前の世間の印象から、野球に見合った業績をなす事】と条件を受けてしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-30 17:04:58
9891文字
会話率:55%
10年前に失踪した父の生存を手がかりに、兄、強志。弟、高志が家出同然にさすらう、青春冒険物語。舞台は鎌倉のナイトバー・キャッツ。
父の愛人と称される女、孝子との出会いをきっかけに、父の人生に触れる兄弟の心情を描く。
様々な人間模様に映し出
された、真の人生の証とは?
歌を愛し続けた、父の半生とは?
昭和初期から30年代前半の時代の荒々しさをバックに、懐かしい音楽の登場も嬉しい。
昭和歌謡を語る、至極の作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-10 17:38:01
197789文字
会話率:71%
足が不自由な私のことを愛し、優しくしてくれる婚約者の宗一郎さん。彼の屋敷で暮らし、結婚の日を待ちながら、私は正体のわからない不安を感じていた。毎晩訪れる、美しい異形の恋人と重ねる逢瀬のことは、昼間は覚えていないのだ。繰り返されるごとに大きく
なる罪悪感と、相反する背徳の悦び。秘められた時間は自身ですら知らなかった真実の心と記憶を呼び覚まし――昭和初期を舞台にした、妖しいダークロマン。(第166回コバルト短編小説新人賞、投稿作)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-30 10:45:37
9729文字
会話率:42%
2030年、中華人民共和国から突如侵攻された。
海上自衛隊・第3護衛隊群第7護衛隊に所属している三好和政二尉は、乗艦している護衛艦ありあけが撃沈、短い生涯を閉じたと思われた。
しかし目を覚まして見た物は……今では歴史資料でしか見れない複葉機
!?
聞けば昭和初期にやってきたしまった三好は、混迷の昭和を夜明け目指して生きていく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-28 06:00:00
77100文字
会話率:31%
花に埋もれて眠る少女と、それを見守る兄の話。「お兄様。私が死んでも、私のことを覚えていてくれますか」※他投稿サイトにも投稿しております。
最終更新:2013-07-29 13:21:09
47782文字
会話率:53%
昭和初期。小さな村の子供である正造は、奇妙な夢を見ると、両親に訴える……。
※ツイッターでお題をいただいて書きました(題「予知夢」)。
※他投稿サイトにも投稿しております。
最終更新:2013-06-23 12:00:12
3502文字
会話率:33%
昭和2年、時の浜口内閣の緊縮政策は大きな失策であった。巷に失業者が溢れ、特に農村部、漁村部のダメージは深刻であった。長野県の養蚕農家から群馬県の温泉街に身売りされた「タキ」の運命を通じて当時を振り返り「当たり前のこと」とは何かについて掘り下
げてみた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-16 17:05:51
42613文字
会話率:5%
昭和六年。窮屈なミッションスクールに飽き飽きしていた男爵令嬢・橘摩乃は、新しく赴任してきた生真面目な神父を困らせる言動を繰り返し、 退屈の憂さ晴らしをはじめた。最初は面白半分だったのが、いつしか本気で彼に恋をしてしまった摩乃。しかしそれは、
許されない恋だった。そして、悲劇がおとずれる──。 奔放な美少女と、翻弄される若き神父の物語。※サイトからの転載になります。サイト初出:2007.2~2007.5折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-28 13:07:36
32539文字
会話率:22%
あなたの幸せだけを願い続ける。
ただそれだけが、僕の幸せ。
たとえ共に生きることが叶わなくても。
お嬢様×使用人との身分違いの恋のお話です。
最終更新:2012-10-24 15:45:20
17807文字
会話率:27%
昭和初期、K県に清村と呼ばれる村があった。清村は、隣村と合併し大きな村へとなったが、いつの時から、村ごと消え、地図や公式文書から消された。しかし、清村は何処からかと姿を現し、村の入口に朽ちた鳥居があり、訪れた者は二度と戻ってこれないという都
市伝説が話題になっていた。カメラマンの秋口新夜は、その伝説に深く関わっていた。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-16 23:54:13
6959文字
会話率:19%
昭和初期、庭師の亮が遭遇した怪異の一つ。得意先の令嬢が悩まされるという、蚊帳が見せる幻の話。
※『錦鱗』と同設定の短編第二弾です。縦書きPDF推奨、携帯版は改行が入ります※
(タイトルは“もうか”とお読みください)
最終更新:2012-05-27 19:00:00
12865文字
会話率:38%
舞台は昭和七年の帝都東京。
未だ豊かな自然に囲まれた世田谷に、とある旧家の病院が存在した。
結城啓之助(ゆうき けいのすけ)は叔父が経営するその病院に、戦地で負った傷を癒しに訪れる。
七年振りに会う結城家の人々の変貌ぶり、病院内で起き
る奇妙な出来事。
「この屋敷はどこかおかしい」
暇を持て余していた青年は、興味も手伝いある頼まれごとを引き受け調査を始めた。
──それはやがて禍々しい真実へと、彼を導く事となる。
※携帯閲覧では改行が入ります。PCからはPDF推奨※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-14 22:00:00
64302文字
会話率:45%
昭和の元号を迎えて七年、庭師の亮は得意先のお屋敷で一枚の絵画に出会う。
「田安さん、こんな話をご存知かしら」
作者はうら若き乙女、彼女が画で紡ぐ不思議譚の行方は。
(別館作品「夕顔」の登場人物、亮(あきら)と「香炉」に登場する伊村の短編で
す。PDF推奨、漢字多めに付ご注意ください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-17 23:00:00
12102文字
会話率:41%
あかりとやよいはとても仲の良い双子の姉妹。いつも一緒の二人が、その日は別々の用を云い付けられ……
以前自サイトに置いていた物に修正を加えさせて戴いたものです。超短編。
最終更新:2012-04-26 10:48:44
1552文字
会話率:39%
櫻というものは、とても綺麗で儚いものかもしれませんが……もしかすると…… 過去に他サイトに掲載していたものに、加筆修正を加えさせて戴きました。
最終更新:2012-04-25 12:18:58
1794文字
会話率:20%
幸世は十四歳。ある時から、急に父も母も幸世に辛く当たり出した。そんなある日、母方の従姉が幸世の前に現われ……
以前携帯サイトにおいていた短編に少々の加筆修正を加えて投稿させて戴きました。
最終更新:2012-04-25 12:12:58
4005文字
会話率:52%
おいらは飢えていた。逃げるのにも疲れていた。だからもうどうでもよかった。
雪の上にぽつんぽつんと足跡を残して神様がやってくる。
時代的には昭和初期でしょうか。
「すぴばる」にも投稿してます。
最終更新:2012-01-31 16:08:13
2860文字
会話率:16%