思えば、あの時から俺は何かが違っていた。
元々諦め体質で冷めてて、偏屈だった俺が・・・
何かにときめき、苦しみ、寝食も忘れ、ひたすら没頭していた。
誰かに会っていた?
いや、部屋に他人が入った形跡はない。
じゃ、外で会ってた?いや、
俺の周りにはときめく奴なんていない。いたら俺の部屋に誰か入った形跡があるはずだ。
いや待て、もしいたとしても俺とは何も起こらないはずだ。
俺は自分で作った落とし穴にハマった気持ちになりながら、もう一度部屋を確認してみたが、やはり誰の痕跡もなかった。
きっと、俺の知らない事が俺の周りで起こっていたんだな。
結局、何もわからないが、自分の中に昔と違う自分がいて、それは多分、恐らく自分の大切な人と出会い、その人からもらった「思い」なのだというのはわかっている。今の俺にはそれがわかっているだけで十分だった。
※アルファポリスにて全話掲載中です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-22 18:00:00
26249文字
会話率:21%
原田都は教師から進路進路とせっつかれる日々を送る高校三年生。
だけどやる気の無い彼女は毎日、本や漫画ばかり読んでいる。
そんな彼女の癒しはニャンコなはっちん。
膝の上にある猫っ毛を撫でながら、今日も彼女は物語にのめり込む。
挫けそうになり
ながらもはっちんの大きな愛に包まれて、幸せに向かって這い上がる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-21 06:00:00
147057文字
会話率:53%
宇宙の片隅にひっそりと誕生した地球。長い時を経て進化を遂げることができたのは、人知れず時空の歪みを修正し、人類を導いてきた時空魔導士達の働きによるものだった。
時が止まれば全て無に還ってしまう。今、3人の魔導師が転生する。狂いだした歯車を
彼らは止めることができるのだろうか?行く手を阻む魔との戦い、親友との別れ。
魔に取り込まれそうになりながらも胸に希望を抱いて仲間と共に立ち向かう魔導士の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-14 00:44:14
3903文字
会話率:35%
30年前、5人の勇者によって魔神が倒された。1人の勇者が犠牲になりながらの勝利。だからこそ遺された勇者達は、これから訪れる世界が平和であることを強く願った。しかし魔神は『災いあれ』という言葉と共に世界を呪い、訪れるハズだった平和を災いに満ち
た世へと塗りつぶした。世界には、呪いの魔剣に異質な魔物、天変地異。そして──ダンジョン。様々な災いがが溢れることとなる。だが魔神は気付かなかった。己が世界に遺した呪いが、災厄を払う力を生みだしたことを。その力を死した勇者が手にしたことを。これは望まぬまま迷宮の主として蘇ったある勇者の物語。
自サイトでも投稿しています(重複投稿)
※基本的に自サイトで投稿した物を修正して投稿しているため、なろうに投稿した物の方が出来は良いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-31 13:29:48
153115文字
会話率:27%
僕は遅刻しそうになりながら、ひとつの出会いをした。それはラブコメでは良く見るあのシーンだ
喜ぶ秀也と、何か企む彼女、一体この出会いの行方は!いかに
最終更新:2015-07-27 14:30:44
1820文字
会話率:37%
「アメーバブログに重複投稿」
魂のオアシス天上界。そこに存在する葬儀場、常に場所や姿を変えその本当の姿を隠し続けている。
人間界を含めた全ての下界とのゲートとなる天上界の葬儀場には何か別の秘密があるはずだと感じた魂のアギとゲン。友のシュ
ウを巻き込みその秘密を探るべく葬儀場に侵入を試みる。そこで見たモノとは!
警備システムにより追い詰められた三つの魂。逃げ場を失った彼らが取った行動は人間界に逃げ込むことであった。
一人の人間に入り込んだアギ、その人間からはじき出された元の魂の行方は?
自殺した直後の抜け殻になった人間に入り込むゲン、力みなぎる魂により息を吹き返すその肉体。そしてシュウは?
社会の荒波に飲み込まれそうになりながらも懸命に生きている一人の人間、荒波に飲み込まれ死を選択した一人の人間、生きていけそうもない劣悪な環境下に生まれ出る子供、魂の転写により不思議な人生を送る定めとなった彼らが現代社会の抱える問題をからめながら歴史の表舞台に立たされて行く。それは彼ら自身ではなく天上界から降りてきた魂の力であるが、その変貌ぶりに廻りの人間には不思議な驚きとして映し出される。
天上界で得た力を武器に人間として様々な形で発揮する彼らだが、得てはいけない力ゆえに歪が生じ始める。宇宙の崩壊にもつながるその力を持った彼らの行き着く場所とは?
タイトル「Homochirality」、ホモキラリティーとは鏡像異性体の偏りを意味する化学用語である。鏡像異性体とは右手と左手の関係で形は同じであるが左右対称の構造体ということである。
魂の入れ替わりで別の個体に入った魂は元の自分の肉体に対面すると鏡に映したように自分の姿を見ることになる。しかし今の肉体を鏡に映すとそれは別人である。魂が別の肉体に入ることで同じ自分であるが自分ではない。
かなり乱暴な考え方だが、これは対称性の歪みでありいわゆるホモキラリティーのような存在となる。鏡像異性体の偏りは時に不斉転写により別の鏡像異性体を生成させる。これが地球上の有機生態系を形成させているのだが、魂の不斉転写が起こるとしたら!
天上界と人間界を舞台にした複雑な融合と乖離が織りなすシリアスであり滑稽でもあり時には感動も、SFチックなファンタジーの要素も含み最後には全てがひっくり返る・・・かもしれない物語になるはずである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-19 15:40:52
4205文字
会話率:18%
記憶を失った少年
目が覚めたのは普通の部屋
不安になりながらも部屋を調べていくと...
最終更新:2015-07-11 17:00:00
6245文字
会話率:15%
25歳になって、僕は探偵になりたかった。他人の生活を暴くことで生計を立てたい。ここ数年のあれやこれやで、そればかり思って生きているようになった。勝手に法律の勉強をして、無線やら電気やらのなんだかわからないような資格をとることに躍起になりなが
ら、僕はこの街の片隅で生きていた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-06-02 02:43:18
1925文字
会話率:0%
十四連勤が終わった。へとへとになりながら久々の休日を酒飲みに費やそうとコンビニで数缶とおつまみを買い、その帰宅途中で異世界転移するなんてどういうことなのか全然意味がさっぱり分からない。
最終更新:2015-05-27 14:00:27
4313文字
会話率:20%
3年前に建立されたばかりのハーヴァンレヘティ共和国。首都から遠く離れた辺境の地で、歌で人々を癒す『紡ぎ唄の聖女』になってしまったリーネットが、地質調査に夢中になりながら何となく人々を救おうと頑張るおはなし。
文庫一冊分くらいのおためし読み
切り版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-24 01:12:29
93896文字
会話率:29%
大卒OLといった一見安泰な肩書きを、脆く壊れそうになりながらも守っていく。
キーワード:
最終更新:2015-05-23 10:34:17
3134文字
会話率:5%
時は現代。
結婚という女としてのゴールに辿り着いた一人の輝女。
2DKのせせこましい部屋で、汗みどろになりながら旦那系眼鏡男子と同人誌を描く。
これは数々の眼鏡男子の誘惑を退け、新刊を待つ読者の為に、日夜、戦い続ける輝女の栄光の物語
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-19 21:17:36
3281文字
会話率:23%
占い師である白石健二が涼子に出会ったのは、先々月の出来事だった。
お互いのことをもっと知りたいと二人は今回旅行に来ることに。
その宿泊先で出会ったのは、健二の過去の女、美波。
現在と過去に板挟みになりながら苦悩する健二。
そんな中
で、引き起こされていく殺人事件。
登場人物は8人。この中に必ず犯人はいるはずだ。
殺人事件の犯人は、一体誰なのだろうか。
※読んでくださっている皆様いつもありがとうございます。若干、更新ペースが遅れていますが、できるだけ楽しんでもらえるように努めますので、今後ともよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-17 20:42:07
26366文字
会話率:32%
見知らぬ土地でのふたり旅も終わりが近づいてきた。お土産をたくさん買い込んで、へとへとになりながら、俺と大国は帰りの新幹線に乗る。【注】男性同士の恋愛描写が含まれておりますので、閲覧の際はご注意ください。
最終更新:2015-04-30 22:06:13
2942文字
会話率:40%
旅を続ける二人の少年――紅福と煉。
ある日、飢え死に寸前になりながら辿り着いた村には老人達と一人の少女しかおらず……。
自サイト「若竹庵」(http://junhanon.konohashigure.com/index.htm)からの転載
小説。
尚、タイトルの読み方は「ロンシーまもりたび」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-12 20:26:28
32392文字
会話率:60%
家庭事情で中卒になりながらも、
必死に生きてきた 斬島 勇人(きりしま ゆうと)は、何も変わらずに時間だけが過ぎていく毎日に酷く絶望する。
どれだけ苦労しても何も報われない人生ならと、身を投げた斬島が思い出した声はあの時の夢と同じで━━
最終更新:2015-04-05 13:29:51
8844文字
会話率:31%
人間不信でありのままの自分を見せられるような友人もおらず、恋人ができてもすぐにフラれてしまう。
臆病な自分を隠すために明るく振る舞い、気さくで話しやすいと評判の良い主人公波野春美。
美容師の春美は客の相談に乗り、人気を集めている。
しかしあ
る日アルバイトして入って来た大学生の神田優馬に自分の心を見透かされる。
心から笑っていない。頑張りすぎ。
冷たい言葉をかけながらも優しい言葉をかけてくる。
そんな優馬が気になりながらも、自分の性格を変えようと努力していく。
春美の成長ぶりをお見届けください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-03 11:33:44
41118文字
会話率:29%
俺は器用貧乏だった。
魔法も使える。
剣も使える。
だが器用貧乏すぎた。
伝説の勇者の子孫でありながら、勇者に選ばれなかった。
魔王城付近の魔物と闘うには心細い火力しかなかった。
回復魔法に関しても他国の大公の娘がいるため中途半端だった。
そしてある日、勇者と姫に闇に葬られそうになる。
だけど爆発で落ちた先には伝説の勇者スコット王が残した石像があって……
これは器用貧乏な俺が王子がスーパースターになるまでのお話である。
※いつもの藤原です
※※筋肉注意折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-17 12:24:33
7599文字
会話率:20%
その日、郊外の空に広がる黒煙を見て私は唐突に思い出した。この世界が前世でプレイした女性向け恋愛ゲーム『love or death』と同じ設定で、自分がその主人公に転生しているということを。「よりにもよって、なんで『ラブデ』!?」って青ざめる
のも、そのゲーム内容が『ゾンビが徘徊する世界で生き残るために恋して戦う!サバイバルホラーを取り入れた新感覚乙女ゲーム』であるからだ。リアルに命が危ない時に恋愛なんてありえないでしょと思いつつも、逆ハー必須の大団円エンドが一番無難とはこれいかに。あまりに過酷な現実に半泣きになりながらも、最善を尽くすことにした私の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-15 22:37:43
161204文字
会話率:37%
伝説の勇者が魔王を倒した、ずっと後の時代。竜人族のリウ(おれ)は、ゲームの誤謬《バグ》とみなされ処分されそうになりながら、「竜王」と呼ばれる地下活動家のもとを訪ねて行き、竜人族として世界への異議を研ぎ澄まして(Dragonian's Que
ry)いく。モニターの向こう側、日本では、レナがRPG「DQ(Dragon's QUIN 竜の五つ子)をプレイしはじめる。攻略情報を得ようと、開発者「りゅうおう」の個人サイトを閲覧しているとき、掲示板の不思議なカキコミに気づく。リウとレナはやがて、世界をつなぐ掲示板を介して話しはじめる。モニターのこちら側(あちら側?)とあちら側(こちら側?)で、ともに考え、悩みぶつかり励ましあいながら、世界を動かしている推進力の正体を探しもとめて(Driver's Quest )いく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-17 21:10:18
26754文字
会話率:9%