俺は器用貧乏だった。
魔法も使える。
剣も使える。
だが器用貧乏すぎた。
伝説の勇者の子孫でありながら、勇者に選ばれなかった。
魔王城付近の魔物と闘うには心細い火力しかなかった。
回復魔法に関しても他国の大公の娘がいるため中途半端だった。
そしてある日、勇者と姫に闇に葬られそうになる。
だけど爆発で落ちた先には伝説の勇者スコット王が残した石像があって……
これは器用貧乏な俺が王子がスーパースターになるまでのお話である。
※いつもの藤原です
※※筋肉注意折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-17 12:24:33
7599文字
会話率:20%