古代戦記の一描写を、史記のように簡潔な語りものとして記しました。1分で1枚の絵を鑑賞するように切り取り、その残像が体感として残るよう書き上げてあります。
最終更新:2019-05-21 16:22:26
581文字
会話率:0%
『塔の世界ユグドラシル』
天の先は見えず、地の底は魔障と呼ばれる暗い霧に覆われた世界で、人々は魔障から逃げるために塔を登る。
魔障は魔物を生み、魔物は人を襲う。
そんな世界で鬼と呼ばれる者たちが突然現れるようになった。
鬼たちは人の言葉を
話し、不思議な光を纏い魔物を狩っていく。
いつしか鬼たちは冒険者とも呼ばれるようになり、この閉じられた世界で人々と生活するようになる。
だがこの世界にはいくつもの秘密が隠されていた。
その一つが現実世界のとあるゲーム『光と忘却のユグドラシル』と繋がっているという事。
現実の世界の極限られたプレイヤーだけがゲームの世界に入り込み、『塔の世界ユグドラシル』で冒険者として溶け込んでいた。
あるプレイヤーはただ純粋に楽しみ、
別のプレイヤーは現実とは違う自分を目指し、
またあるプレイヤーはこの世界の秘密を探り、
そして、とあるプレイヤーはこの世界を憎んだ。
『塔の世界ユグドラシル』と『光と忘却のユグドラシル』
2つのユグドラシルを巡って、プレイヤーたちはそれぞれの信念や願いを掛けて冒険を続けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-11 08:00:00
15100文字
会話率:31%
天陵高校に通う橘大和(タチバナヤマト)は幼い頃に一度死んでいた。
だが世界のルールにより満十八歳となる年の終わりまでは現世に留まることを許される。
今年で十七歳になる大和は自身が一度死んだことも忘れ、残り少ない人生をそれなりに謳歌していた
。
そんなある日、大和は藤咲凛子(フジサキリンコ)と出会う。
凛子もまた一度死んだ人間であった。
凛子と出会った大和は自身が死んだことを思い出し、そして凛子が十八歳以降も生き続けるために戦っていることを知る。
大和は自分の死を受け入れてしまっていたが、凛子やその仲間たちと過ごすうちに自分もまた生きようと思うようになる。
――そんなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-11 19:00:00
131343文字
会話率:34%
世界は、どのようにして創造され、そして終焉を迎えるのか。
これは、人と空に浮かぶ大地との物語。
クリスタルの力で浮かぶ3つの大陸とその島々は永遠に平和と思われた。しかし、突如として各地のクリスタルはその力を失い始める。
世界は今、崩壊の危機
を迎えていた......折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-13 18:23:48
2161文字
会話率:46%
人々が鉄に跨り、空を駆けることが当たり前となった時代。
世界の空を5つに分ける五大国の内、最も繁栄を極める、飛翔国:カルラアルディハーカ。
その空大国は、隣国のアルカバレンと、全面戦争に踏み入る手前の武力的な膠着状態にあった。
始まりは
、戦争の緊張と好奇に浮き立つ人々の営みから外れた、下層空域の辺境。
盛衰の一過が匂う、とある寂れた軍港に、天使が落ちた。
そこで天使が出会ったのは、神より下された原罪を背負って生きる、軍訓練生の青年。
その異質な二物を捕らえんとするのは、神の威を目指す野心の闇。
出会った二者を引き裂かんとするのは、空帝軍直下、精鋭戦闘飛翔機群。
そして真実の傍に置かれた神官たちは、二つの行く末を空に占う。
いま、青年は世界の歪を思い出し、決断する。
空翔けるは、父の遺した愛機、ヘルハンダー。
覆すことの出来ない神の築きし秩序の中で、神の国に見離された青年天使は脱国を目指す。
はたして、青年が抱いた恋慕は、蒼穹に天使を逃すのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-06 08:00:00
12978文字
会話率:22%
渋谷駅スクランブル交差点を取り囲むマルチ・ビジョンがビデオ・ジャックされた。
〝すべてのGは呪われよ!”
巨大なメッセージが交差点に集まった群衆を圧倒した。
同時に、ストリート・ライブ中だった戸田青葉が拉致された。
拉致を目撃した青
木蒼穹は、改造ママチャリで誘拐した車を追った。
蒼穹はニューヨーク仕込みの自転車便のメッセンジャーだった。実践的な護身術のクラヴマガを身に付けている。
疾走する蒼穹に、〝グロースター〟と名乗る人物から自転車便の依頼が入った。前籠に入れられた小箱を〝G〟に届ける依頼だった。
小箱には生きながら切断された女の指と、謎かけの言葉が書かれたメモ紙が入っていた。
次々と換わる依頼に従って、蒼穹は東京の言論統制に関する歴史を辿っていく。
随所で待ち構えた敵に行く手を阻まれながら、蒼穹は改造ママチャリで東京都心を疾駆した。
敵を倒し、勝ち進む蒼穹の姿は、〝走る女戦士〟としてネット上を賑わしていった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-20 00:12:12
186374文字
会話率:24%
誰かの為に生きたり、自分の為に生きたり。空のようにどこまでも高く、自由で気まぐれな誰かの物語。
最終更新:2018-10-07 01:39:17
4372文字
会話率:50%
──騎士。それは心を通わせ、共に力を合わせて大空を駆ける騎手と騎獣に授けられる称号である。
不良まがいの日々を過ごしていた少年「アオバ・カイト」は、ある一件をきっかけとして、騎士を育成する王立騎士学院への入学を決意する。
そこで待ち受
けていたのは、共に競い合う学友、ライバル。そして──生涯の相棒となる1羽のフクロウ「チビ助」。
「──フクロウの強みってのは、頭の回転の疾さなのさ」
カイトはチビ助の力を借り、共に蒼穹へと飛び出す。
大空が舞台の学園レースバトル、ここに開幕!
※本作品はできない食堂 ◆jiPnTb1M/w様が主催する「新月の夜の幻葬読書会」で構想された架空小説をテキスト化したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-20 18:00:00
39579文字
会話率:39%
山岳のラゴ族を率いる青年サウレリは、
盟約相手の烏翠(うすい)まで人質となる妹を送ってきた。
妹を預ける先は、烏翠の王族で旧知の弦朗君(げんろうくん)。
味方であり味方でなし、敵であり敵でなし。
若者2人はかねての約束通り、月下で酒を酌み交
わす。
互いの立場を思いやり、行く末に不安と希望を抱きながら――。
烏翠国物語シリーズ
「戦場を渡る蝶 ~翠浪の白馬、蒼穹の真珠外伝2~」の続編となりますが、
本編だけでも読めるようになっています。
「カクヨム」との重複掲載です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-04 22:32:37
6019文字
会話率:44%
北方の少数民族・ラゴ族を率いるサウレリは、烏翠国(うすいこく)との紛争のさなか、烏翠の王族かつ使者である弦朗君(げんろうくん)に出会う。互いに敵対する立場であり、対照的な外貌と性格を持ちながらも意気投合し、魅かれあう若者二人。だがそれは苦悩
と葛藤をも伴うばかりか、ほどなく辛い別れがやってきて――。
長編中華風ファンタジー『翠浪の白馬、蒼穹の真珠』の外伝につき、『翠浪』既読推奨なれども、必須ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-28 22:01:52
23055文字
会話率:55%
涼国の公主である宝余(ほうよ)は、ある秘密を抱えたまま隣国の烏翠(うすい)の王・顕錬(けんれん)に嫁ぐ。だが、華やかな婚儀は凶兆をはらみ、そして「紫瞳の国君」は新床で花嫁に対し、思いもかけぬ行動に――。
孤独な二つの魂の邂逅、天下を揺る
がしかねぬ予言、波乱を呼ぶ政治闘争、敵意、惨劇、そして問われる愛と信頼。宝余は降りかかる苦難にも負けず、凛として前を見据え、王妃としての道を歩んでいく。
『翠浪の白馬、蒼穹の真珠』と同じ世界観で登場人物も一部重複していますが、この作品だけでも独立して読めます。
「カクヨム」との重複掲載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-01 19:14:54
143886文字
会話率:41%
誰も知らない、誰も言ったことの無い洋館で、
確かに僕たちは生きていたと錯覚した。
ありふれた高校生が事件に巻き込まれた。
それは夢なのか現実なのか?
最後の最後まできっとこの真実は分からない。
最終更新:2018-05-23 00:06:17
3797文字
会話率:21%
十四の夏に人生を確実に終わらせたはずの少女が、目覚めた。
最終更新:2018-01-21 11:54:21
543文字
会話率:0%
魔法の存在する世界で魔法耐性が最強。しかし、魔法はまともに使えない。そんな俺は王国神話に惑わされるのだ。
──王国にはある神話があった。
それは『蒼穹の眠り姫』というものだ。
空よりも青い蒼穹の髪と瞳を持つ少女がドラゴンに見守られ永遠の眠り
についたというお話。
ただの伝説で神話。そう思ってた。
神話のモチーフになったかのように容姿が合う俺の出現により全ての始まりである禁忌の魔術師の再生を望む神話教が動きを見せる。遂にら王国神話は本当の形を見出すのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-17 23:00:00
149611文字
会話率:39%
白い髪に赤い瞳。白磁を彷彿とさせる薄色の肌。
国教の神子であるターリアは、民を救うため、今日も神に祈りを捧げる。
外界から隔離された彼女。そんな彼女の世界は、異国出身の傭兵アステルによって、しだいに明るく開かれてゆくのだが——。
最終更新:2017-10-01 08:00:00
13297文字
会話率:38%
異世界に幼い妖精種の少女として”落ちてきた”主人公が辿る物語。
数年前に投稿させて頂いた『この空の下、大地の上で』の改訂版になります。私的な理由によりしばらく文章を書くことから離れていたため以前よりも拙くなった部分もあるかと思いますがご
覧になっていただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-01 00:00:00
3290文字
会話率:7%
彼女は空を駆ける、戦闘兵器だった。
とある世界、戦闘兵器の少女と少年が織りなすボーイミーツガール・ストーリー。
遠くない未来。戦争は人造兵器「戦乙女」が戦うシステムへと変貌を遂げ、戦争がエンターテイメントへとなり果てた世界。
戦争のない国
「安全国」の少年と、戦乙女の少女はひょんなことから出会い、一緒に逃避行を送ることになる。
――読者諸君。これは、決して「救い」が求められる物語では無い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-06 01:58:43
27902文字
会話率:35%
スペースオペラへと続く序章(´・ω・`){と、言う名の短編
最終更新:2017-06-18 14:10:45
1060文字
会話率:41%
僕の幼馴染みはだいぶおかしい。
ゆるっとふわっとヤンデレを書きたいなーって。
ソフトなヤンデレの被害者視点です。
R15は保険です。
最終更新:2017-04-23 09:59:13
2055文字
会話率:13%
宇宙からの厄災によって滅びかけた人類。
滅ぼしたのもそれであれば、蘇らせたのもそれであった。
共生を選んだ人類は、今生きる舞台のほとんどを海に移している。
一つの事故に巻き込まれた兄妹と、それを取り巻く人物の海洋冒険記。
最終更新:2017-04-19 18:41:23
27675文字
会話率:55%
戦乱の昭和時代。
婚約の決まっていた幼馴染みの龍一が、戦争に行くことになった。
別れ際に手作りの御守りを渡した雪は、
龍一と『必ず生きて帰る』との約束をするが…。
それから数十年の時を越えてまた二人は巡り合う。
最終更新:2017-02-21 21:40:49
11421文字
会話率:32%
未定此れから決める。
最終更新:2017-02-14 08:35:00
540文字
会話率:100%
こことは違う世界、異なる歴史を歩んだ別の宇宙。その長い歴史のほんのひと欠片の物語。神は死に、革命は起こり、血は絶えた。いくつもの物語の後の物語。主人公ユーリは自身の生まれを知るために高等技術専門研究機関『望遠鏡』の入り口を叩いたことで物語
は始まった。
第4の人類史の転換点ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-12 01:06:26
6282文字
会話率:50%