くじけた、男の子がいた。
がんばれない。
それでも、自分を、はげます。
そんなとき、風の声が聞こえた。
男の子は、元気になるのかな?
最終更新:2024-01-04 16:57:04
388文字
会話率:5%
「どこに行ったの……っ!」
子供たちが行方不明になって早3ヶ月。
みふゆは精神ともに疲れ果てていた。
そんなある日。
突然誰もいない2階の部屋から、複数の何かが落ちる音が聞こえた。ふみゆは恐る恐る2階へと登ると、突然子供たちの部屋が開
く。
「「「あっ」」」
いるはずもない子供たちの姿と声を聞いた瞬間、みふゆはボロボロと泣きだしてしまう。
それからというもの、みふゆは子供たちに質問攻めをした。「今までどこに?」「なんで連絡しないの?」「ママがどれだけ心配したか……!」と、みふゆは子供たちにそう言い付けた。
すると、子供たちが観念したように、渋々答え始める。
「別に。俺は勇者として異世界に行ってただけ」
「……異世界?にぃ、寝てんの?……まあ、私も異世界に聖女として召喚されてたけど」
「わぁ!にぃもねぇもふざけるのやめたら?あっ、僕はちゃあんと、異世界に召喚されてたよ!心配かけてごめんね、お母さん」
子供たちの発言に思わず絶句してしまうが、何とか声を出す。
「い、異世界って……ふざけるのも大概にしてよ……!?」
けれど、子供たちは一切ふざけた様子もなく、ただ一言。
「「「本当/だけど/なんだけど/だよ〜」」」
ーーさてはて、一体どうなることやら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 00:04:24
67240文字
会話率:50%
妻と娘を残して死んでしまった俺が目を覚ましたとき、どこからか赤ん坊の泣き声が聞こえた。
声のする方へ駆け寄ると、そこにかごに置かれた赤ちゃんと手紙が。
手紙には
『この子を拾ってください』
とだけ書かれていた。
死後の世界か何かは
知らないが、赤ん坊を捨てるなんて無責任すぎる!!
この子は絶対俺が守る!!
と思っていたが、まさかここが異世界でこの子が魔王の娘だったなんて。
とりあえず今日も創造魔法で粉ミルクを仕入れなきゃ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 23:19:49
27921文字
会話率:31%
学校の屋上からギターの音と声が聞こえた。
近づくにつれ、それは歌であることがわかる。
今は授業の時間である。
いったい誰が、なぜ歌っているのか?
わからない。しかし、僕の足は屋上へ向く。
女の子の声。
ただの興味本
意だったのかもしれない。だけど、今は思う。運命だったと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 06:11:45
5915文字
会話率:49%
男が道を歩いていると足元から悲鳴が聞こえた。
「痛い踏まないで!」
最終更新:2023-12-15 23:22:42
284文字
会話率:34%
目が覚めると、何かが床を駆け回っている音が聞こえた。
最終更新:2023-12-04 20:53:43
4514文字
会話率:14%
両親の死をきっかけに、地元に帰ることになった誠吾。
これからの事について、漠然と考えている時、突然、謎の「声」が聞こえた。
その「声」の主は、人類に「実」を与え「力」を与えるという。
「力」という名の希望――に、なるのかは人類次
第だが、「能力」を与えてくれるらしい。
「実」は世界各地に存在し、探し、取りに行かなければいけない。
それをもって、「世界の救済」を人類に託された。
誠吾自身も、人々も、不安と困惑を抱きながらも、日々の生活を続け、ある時、ついに「人類初の能力者」が現れる。
これを機に、我先にと「実」を探し、求め、そして「能力」を手に入れようと人類は躍起になる。
誠吾はそんな人類を、気にはなるけど、一歩離れた場所から眺め、見守ることにする。
熱狂は全世界に広がり、冷めることはなかった。
第二、第三の能力者が現れ、このまま増え続け、「人類」の「希望」になるのか――と、思われた、まさにその時、
しかし、予想外の展開に、
ある意味、予想通りの展開になっていき―――。
同時に、「実」に「変化」が―――。
そして、誠吾自身の身にも――。
「実」を巡る争奪戦が、今、始まる!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 23:00:00
38732文字
会話率:2%
冴えないモブ高校生の田中ひでお。
彼には2つの夢があった。
ひとつめは人気ダンジョン配信者。
ふたつめは正義の味方――変身ヒーロー。
十分な実力を身につけてからヒーロー活動をしようと、細々とダンジョン配信を行っていたが、1年かけてもチャ
ンネル登録者8人、最大同接12人と最底辺配信者のままだった。
その日、いつも通り視聴者がゼロになり、配信を終えたところで女性の悲鳴が聞こえた。
困っている女性は放っておけない――。
ひでおはダンジョンヒーローに変身し助けに向かうのだが、ふたつの誤算があった。
ひとつめは、女性が有名配信者だったこと。
ふたつめは、配信を切り忘れていたこと。
このふたつが原因で、「ダンジョンヒーロー=ひでお」と初回から身バレしてしまった。
ひでおの思惑とは違う始まり方だったけど、ヒーローとしての強さ・格好良さと、本人の素直で謙虚な性格のギャップで大人気。一躍トップ配信者へと成り上がる!
(ちなみに本人はまだ実力不足だと思ってるけど、すでに最強クラスです)
カクヨムにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 18:47:49
118824文字
会話率:35%
らくだは突然足を止めた。広大な砂漠を朝も昼も夜もなく、頭にターバンを巻いた人間を乗せて歩くのに疑問を感じたのだ。
「ねえ。どこに行くんだい? そろそろ教えてくれてもいいだろう」とらくだはターバンの男に訊いた。
しかし男はそれにはなにも答
えず、鼻唄を歌い続けていた。調子はずれのその鼻唄は、らくだの耳には異国の地から届いた悲しみの鳴き声に聞こえた。どこか不安定で、明確に捉えることの出来ない、そんな音だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-24 12:00:00
2761文字
会話率:12%
泉谷 竜一は十歳の時、ある日突然、異世界に転移した。
竜一は初め、そこが異世界だと認識できなかった。
そこは、それまで竜一が生きた世界そっくりだったから。
紆余曲折ありながらも、異世界で五年の歳月が流れ、日常を取り戻した竜一。
しかし、その
日常は、ある少女との出会いを切っ掛けに変化を迎える。
少女の名は朽葉 茜。天真爛漫かつ天衣無縫、無敵の美少女、朽葉 茜。
竜一には聞こえた。日常が崩れ去っていく音を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 13:31:56
245322文字
会話率:25%
手持ちの道具もなくなり、魔族の猛攻も落ち着き、周りには私たちしかいなかった。
勇者マリー、戦士ゴリアテ、信仰者へリス、魔法士ミリア。
肩で息をする私たち。
私の魔法力も切れかかっているし、ゴリアテは自慢の斧にもたれかかっている。
へリスはマ
リーの治療に専念しているようだ。
白を基調とした軽鎧のマリーは…片腕を失っていたが、へリスによって再生された。
再生した左腕に力を込め、回復したことを確認しているマリーの前に、一人の男が現れた。
雷鳴が轟き、大気が震える。
その音が来場の歓声のようにも聞こえた。
男の赤黒いマントが揺れ、重苦しい雰囲気を纏った鎧が姿を現す…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 08:13:17
48663文字
会話率:29%
俺達は、山登りに来ていた。が、雨が降り続き山登りを諦めた。帰り道「標識を守れ」と声が聞こえた。俺達は、それを無視したために死にそうな目に遭った。
最終更新:2023-08-20 18:06:08
2275文字
会話率:33%
ねえ、あなたには何が見えているの?
可憐な声が鈴のように頭に響いた。
一人暮らしの部屋には私しかいないはずなのに、声は確かに聞こえた。
「こんにちは!やっと会えたね」
白いワンピースを纏った天使のような少女は可愛らしく、どこか不気味で目を離
すことができなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 00:56:09
4260文字
会話率:32%
ある晩、寺務所の外から何かをひきずるような音が聞こえた。
物音の正体を確かめに外に出た哲は、うっかり寺の鐘で頭を打って意識を失う。
哲が起きた場所、そこは異世界とおぼしき場所であった。
白髭のじいさんたちに月神さまと呼ばれ、崇められ、人々
を困らせる怨霊の除霊を懇願される哲。
もとの世界に帰るまでの間という約束で、哲はできる限りのことはすると約束をして────。
※夏のホラー用に書き始めました。完結したらタグ付けします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 21:09:05
8728文字
会話率:25%
平凡に生きてきた榊麗良は、電車を待つ間に「死」を求めようと白線まで足を進める。すると突如、激しい頭痛に襲われた麗良は、人から避けるべく歩き出すも、足を滑らせ、本気ではなかった「死」を現実に変えてしまうことになった。だが不思議と、目が覚めた。
とたんに、視界が光で埋め尽くされ、優しく、しかし張りのある声が聞こえた。
〝榊麗良17歳死去、まだ生きられる人生を、我々神の手違いによりなくしてしまった。謝罪の気持ちを込め、本来20歳以上しか認めていない“転生”を認める。なお、転生先は、貴女にとって最高の居場所になることを保証する〟
そんな言葉が、私の脳内に響いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 22:38:27
3199文字
会話率:39%
異世界の街で噂の他称探偵。
怠惰な性格に難はあるが、その解決率は驚異の100%。
その理由は、彼が授かった「過去に触れることの出来る異能」にあった。
彼の元にまた1人の依頼人がやってくる。
そして同時に、彼の日常が壊れる音が聞こえた。
これは、異世界に絶望し、現代に帰ることを諦めた男「シュン」と過去の記憶を失くした女「リルア」とが送る異世界冒険譚である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 21:19:59
25598文字
会話率:41%
失業保険を受給しながら、人気小説が原作の戦略シミュレーションゲームで遊んでいた山崎武則は、ゲームクリアー後にコンビニに買い物に出かける。が、その途中で子供と心中をはかった女性が落下してきた。ぶつかるその直前に世界の時間が停止して、何者かの声
が耳に聞こえた。その声が言うには、落ちてきた女性は初恋の相手である小林優子(旧姓、峰岸)であり、自由に指定できるゲームでの勝ち具合によって、自分、峰岸、その子供の命が助かると提案された。そこで、山崎は先ほどまでプレイしていた戦略シミュレーションゲームを指定する。そして、そのゲームの中に転生して統一を目指す事になるのだが、山崎のキャラクターのステータス初期値はゲーム内でも最低だった。その代わり、ゲーム内で10回だけFAXが使えるギフトを貰う。こうして、三人の命を賭けたゲームが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 19:30:44
321373文字
会話率:50%
依田は、久保田夫妻と共に結婚式場の下見に来ていた。すると「泥棒!」という声が聞こえた。
最終更新:2023-07-17 11:39:30
9416文字
会話率:29%
十八歳になったクラウディア・シェーンハイトは家のため婿を探していた。
生家の辺境伯からはるばる王都の夜会にまで繰り出し、初めての社交というものに目を白黒させていた。地元にはクラウディアのお眼鏡にかなう人物はひとりとしていないため、婚活は難航
している。
『わたくしたち、婚約は破棄いたしましょう!』
そんな時、パーティーの中央から高らかな宣誓が聞こえた。寄り添う男女の前で、やわらかな茶髪の男性が困った顔をしている。
それを言ったのは王女で、婚約破棄を言いつけられていたのは宰相子息のジルヴェスターだった。
『お前はシェーンハイト家の熊女に婿入りするの、これは王命よ!』
(エッ!!??ありがとうございます!)
○厄介払いのように辺境伯への婿入りを強いられた宰相子息ジルヴェスターを武闘派の辺境伯令嬢クラウディアがとことん愛してゆくお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 18:00:00
9449文字
会話率:30%
物心ついた頃から猫を被り、いい人ぶっていた男。
人並みに勉強もでき、高校受験も推薦で難なく合格。
高校卒業後は家を出て、専門学校に行くが自己管理能力が無く、中退。
1年のフリーターを経て、知り合いに紹介された会社に就職するが、肉体労働であ
る建設業に加えブラック企業であった。
高校の頃からの友達たちの協力もあり、3年半勤めたブラックな会社を辞めることができた。
――半年後、布団の上。
サブスクアプリでアニメを見ていた。
タバコがなくなりコンビニに向かう途中の横断歩道。
青信号になり歩きはじめた数秒後誰かの叫ぶ声が聞こえた。
「危ないっ!!!!」
ドンっ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 17:12:07
44035文字
会話率:21%