「なあ、アルビノって知ってる?」
「あー、身体が真っ白なんだっけ?」
「そうそう、最近この辺にアルビノがいるらしいぜ」
「何のアルビノ?」
「それが、わからないんだよ。噂で広まっただけだからそこまでは確認できてないんだ。……もし人間だったら
、お前どうする?」
大学の広い講義室で、後ろの席に座る名前も知らない男子ふたりの会話が耳に着く。他人の話を盗み聞きするのは趣味じゃないが、授業を聞くよりかはまだ面白味があった。
バイトは辞めた。辞めさせてもらいます、と突然に僕が言うものだから、店長は酷く驚いていた。辞めた理由は酷く単純で、ただ他人の日用品や食料に音を鳴らしてお金を貰うだけの作業に窮屈さを感じていた。そしてもう一つ、このバイトをしていると目が渇き、痛むのだ。仕事中は忙しいと目薬を注すことができず、耐えるしかない。
週末には眼科に向かい、ドライアイ用の目薬を購入する。この費用だって、意外と嵩んでくる。しばらくの間は、親からの仕送りに頼るしかない。運の良いことに僕は大学デビューに失敗し、友達もいないから人付き合いなどによる出費はなかった。
暇つぶしに始めてみた読書も長くは続かなかった。昔はよく読んでいたのに、いつからか本も苦手になっていた。数日前に本屋で購入した数冊の小説や辞典、自己啓発本は今となってはどこに仕舞ったのかも忘れてしまった。
このまま何の楽しいことも起きず、それなりの成績で、何となく就活をして、卒業式にも出るか悩んだまま大学生活を終えるのだろう。終わりというのは、いつも唐突だとわかっているにも関わらず。
※魔法のiらんど、アルファポリス、エブリスタ、カクヨムにて重複投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 06:00:00
101923文字
会話率:52%
《偉大なる法術使い》に憧れた人族の少女「ケイト」。
語り継がれる偉大なる法術使いのおとぎ話の数々。
それを聞いて育ったケイトは自分もいつか《語り継がれる偉大なる法術使い》に成る夢を見て旅に出る、幼馴染の「コトノ」と一緒に。
二人の旅先にあっ
た古本屋で見つけた小さな手掛かり。
それは語り継がれる偉大なる法術使いが行使したと言われる術の一部が記されたひと欠片。
ケイトの《夢》、最初の一歩目をコトノと一緒に踏み出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 19:00:00
11537文字
会話率:39%
今日も本屋で室内犬の飼い方を読んでいた小春さん。子犬を飼うかどうか悩んでいた。子犬との出逢いの物語が今始まる。
更新は毎日します。
最終更新:2023-04-24 06:25:46
14446文字
会話率:17%
本屋で偶然起きた奇跡
最終更新:2023-03-16 06:39:49
277文字
会話率:0%
私は、大学で文学を学ぶエミリー・スミス。趣味は古い本を収集することだ。
ある日、古本屋で古い魔術書を手に入れた。
本来であれば棚から外してはいけない本だったが、店員が油断した隙に私は、その本を手に入れた。
本のタイトルは、「黒魔術の基本」と
いうものだった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 16:00:59
996文字
会話率:12%
今日は大好きな作家であるむちむちぷりん先生の新刊の発売日だ。ちょっとえっちな本なので、隣町までいって人のいない小さな本屋で買おう。そうして辿り着いた本屋で新刊を取ろうとしたとき、同じ本を取ろうとした美少女と指先が触れ合った。相手の見覚えのあ
る姿にすぐ気づく。……あれ? もしかして雪咲さん?
ちょっとえっちな新刊を手に取ろうとしていた彼女はなんと、クラスメイトの美少女であった。
#カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-03 18:32:02
3911文字
会話率:42%
「お金を渡すから文字を教えろ」
文字を知りたかった。
だから、本屋で本を買っている人々の一人であるアイツに声をかけた。
弱そうで、話を聞いてくれそうなあいつに銀貨を突きつけながら、話しかけた。
薄暗い路地で、銀貨は鈍く光る。
※pixiv
に重複投稿
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19327520
中華風で想像してください。
現実とは関係ないフィクションです。
全てが嘘です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-18 21:05:23
2965文字
会話率:24%
毎月の楽しみ。司書の本多唯人は、翌月に読むための四冊の本を本屋で購入。
抑えきれない喜びを胸に本屋を出ると、────なぜか異世界に転移する。
王様っぽい人にはいきなり「ゴミ魔力」と罵倒され、一時は囚われの身となりお先真っ暗。
しか
し、一緒に囚われていた魔族だという男にスキルのことを尋ねられ、事態は一変。
四冊の本が、唯人を救う……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-02 21:36:27
9992文字
会話率:49%
他人より少し偏ったマイナス思考の持ち主である女子高生“星河 雪璃(ほしかわ せつり)”は、鬱屈した感情を抱えて日々を過ごしていた。
しかしある日のバイト帰り、本屋で遭遇した事件を機に彼女の日常は少しずつ変わり始める。
これは、その最初
の切っ掛けの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-29 17:42:22
10511文字
会話率:36%
悩みを抱えた高校生・ソラは、本屋で怪しい赤い本を手に取った。
この本との出会いが、彼の人生を大きく変えることとなる。
最終更新:2023-01-28 10:25:19
1063文字
会話率:55%
クラス一の美少女、湖上奏さんをエロ本屋で見た気がした。いや、気のせいに違いない――
「あの、宮下さん、この前エロ本屋にいませんでした?」
正体がバレた。もう死にたい。
※)タイトルに反して中身は超健全です
最終更新:2022-12-11 21:00:00
104959文字
会話率:30%
その日はとても厄日だった。
何の良いところもない冬の日に体が凍えないように入った小さな本屋で君と会ったあの数十分の思い出話。
(実話ベースの話な分自分としても小説にするのは気持ち悪いな、と思ったのですがあの時の感動を忘れたくなくて小説にし
ました)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 21:29:02
7834文字
会話率:39%
なろうで好きな作品はありますか?なろうで小説を書く上で必要な情報はありますか?
私はWeb検索してみつけましたよ。
皆様も自分が好きな事検索してみませんか?
本屋でガチで調べてみるのもいいと思います。
なんというか……とりあえず本屋で
も図書館でもいいから、とりあえず探す癖つけてみませんか?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-11-02 10:00:51
503文字
会話率:0%
タイトルの推しの作家をさけんで欲しいがすべて。
スコップしろとか言われても面倒ですもの。
最終更新:2022-09-20 14:26:31
2971文字
会話率:0%
私が、パチンコにのめり込んだのは、大学3年生の時だった。
ある暑い夏の夕方、大学の下宿の駅前にある、一軒のパチンコ店があり、既に、就職が決まっていた先輩の4年生が、ドル箱、4~5杯は玉で満杯状態だった。
で、「疲れたから、この台お
前に謙るは……」と、そう言って、私に、その台を譲ってくれたのだが、しかしどのように打とうとも、玉は飲み込まれていくばかり。
しかし、ここで、諦め無いのが、この私である。
即、古本屋で、「パチンコ必勝法」を数冊買って、努力はしてみたものの、結局、パチンコで飯は喰えそうにも無い。
これは、サラリーマン・パチンカーのぼやきでもあり、また、その壮絶な戦いの記録でもあり、その他、諸々の話が詰まっている。
パチンコ店の裏話(裏ロム、遠隔操作等等)も含めての、ごちゃ混ぜの「エッセイ」である。
なお、全くの不定期投稿であり、気が向いたら、書いて行きたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-29 14:32:39
16172文字
会話率:2%
本屋で見つけた自己啓発本をもとに
最終更新:2022-09-24 18:11:19
301文字
会話率:13%
重複ではない「 80作品目( 88投稿作品 ) 」です。
◎ 「 もしも シリーズ 」の7話目になります。
◎ 「 セロに聞いてみよう! 」の番外編です。
◎ 不定期投稿です。
気が向いたら投稿する形になります。
思い付きと気分転
換で投稿するので、内容と完結には期待しないでください。
◎ 「 ⭕ 」は一応、編集済みです。( 2022.□/□ )
「 ♥ 」は、最終編集済みです。( 2022.□/□ )
誤字,脱字を見付けた時には、訂正しています。
誤字,脱字に気付きましたら【 誤字報告 】していただけると有り難いです。
◎ 今回の物語は、前回の「 米●町裏野ハイツ編 」の続編となります。
世界観は同じですが、舞台は県外の本屋になります。
ずっとセロフィートに本屋さんをさせる話を書きたかったので、願いが叶って嬉しいです。
本屋で働いた事のない人間が書く、本屋を舞台にした物語です。
期待しちゃ駄目です、絶対に★
〔 あらすじ的な 〕
東京都米●市米●町米●横丁にある裏野ハイツへ引っ越して来たマオ・ユーグナルとセロフィート・シンミン。
セロフィートは10年目を節目に、マオに無断で本屋を買い取っていた。
セロフィートと共に県外にあるという本屋へ引っ越す事になったマオ。
本屋で暮らす事になったマオとセロフィートの新生活が新天地で始まります。
どんな生活を送る事になるのでしょうか?
お楽しみに??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 09:19:47
84978文字
会話率:34%
高校生の主人公が買い物の帰りに古本屋を見つけて達よりますがその古本屋である本を見つけてしまうことから始まっていく物語になります。
最終更新:2022-09-18 17:28:31
29040文字
会話率:34%
勇者パーティから追放された経験を持つ原町拓人
王子から突然婚約破棄された経験を持つ美影日菜
そんな稀有な経験をした2人が……日本の小さな本屋さんで出会った!?
2人の話は異世界が中心!
書店員として働いても、出るわ出るわ異世界作品への文句
やツッコミ!
本を売る気があるのか心配になる2人の日常の裏に隠れた異世界での過去。それが2人を引き寄せる運命になる!
異世界作品が大好きな妹や、異世界に理解がありすぎるギャルを交えて拓人の周りはカオスな日常を生み出す!
異世界作品なのに、圧倒的に日本での日常がメインのヘンテコなラブコメディ、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-29 17:46:31
81948文字
会話率:60%
ある日、本屋で奇妙な書籍を見つけた。中国を扱った内容だったのだけど、とにかく中国をべた褒めしているのだ。不動産バブルはもう克服しただとか、財政赤字も何の問題もないだとか。
著者を確認してみたのだけど、どっかの外国の人で、日本人でも中国人でも
なさそうだった。
僕はそれを読んで、なんとも言えない不吉な心持ちになった。
“――これって、中国経済は相当に危ないのじゃないか?”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 12:15:51
2035文字
会話率:0%
何故か不意に本屋で女性セールスマンから話しかけられました。”あわよくば”と思った僕は、それからしばらく会話したのですが……
キーワード:
最終更新:2015-04-25 12:41:39
3992文字
会話率:29%
私たちの住む世界【現世】と魔の巣くう世界【幽世】、二つの世界は太古の昔に分裂し、それ以来数千年もの間ほとんど完全に分かたれていた。しかし数百年前、【幽世】に憧れた西洋の研究者と【現世】に憧れた東洋の魔物によって、本来なら永遠に出会うことの
なかった二つの世界が一つに合わさってしまう。
それ以来世界中の生物は、自らと祖を同じくする魔物の力をその身に宿すようになり、現在では人が身に宿す魔道の力は【血統】と呼ばれるようになっていた。例えば血統によって腕力や脚力が強化され、体が大きくなるのならば「鬼の血統」、火を噴いたり空を飛べば「龍の血統」といった風な判断がされる。しかし今あげたのはあくまでも強い【血統】の例だ。当然その中には髪が伸びるだけ、爪が伸びるだけ、体温があげられるだけといったような、凡そ戦闘向きではないような能力もあった。
そしてこの現象が人間だけにしか起こらないはずもなく、動物にも同様にして引き起こっていた。世界中の動物が手のつけられないような危険生物となってしまったのだ。そんな世界で新しく生まれた仕事、それが魔道の力で人を救う【魔道士】だ。先に挙げたような戦闘向きの血統を持つ者は魔道士として魔道動物、略して『魔物』と戦い人々を救うことを生業としていた。
そしてこの物語の主人公『天王 朱春(あもう ときはる)』は小さな頃より魔道士という者に強い憧れをもっていた。しかし彼に出来るのは団扇で扇いだような微風を起こす事と手を触れないでも僅かに物を動かすことだけだった。魔道士になるなど夢のまた夢のような事だという現実、しかし彼は誰に馬鹿にされても魔道士になることを諦めなかった。
そして時が経ち中学に進学して少し経ったある日、下校途中によった古本屋で「魔道大全」と書かれた古い本を見つける。表紙をめくるとそこには次のように書いてあった。
この書に書かれし言の葉、まごうことなく真なり
疑心なしに信ずれば、自ずと道は開かれん
その身に宿し魔道の力、知恵を持つ者にのみ微笑まん
朱春の目は最後の一行に吸い寄せられた。逡巡の後、朱春はそれを購入することを決めた。そして家に帰ると寝食も忘れて没頭した。
彼は本に従い魔道の力を鍛えた。すると彼の力は信じられないほどに伸び始めたのだった。
※一話あたり平均2000字です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-02 22:00:00
20345文字
会話率:58%