小国デューク王国の第一王女オクタヴィアは、ただ一つ変わった能力を持っていた。それは、動物や昆虫と会話できるというもの。
彼女は、さまざまな生き物からの情報を通じて、自国に侵入した盗賊団の存在を知る。成人の祝いの席で、隣国ファルマン帝国の“美
男子”と名高いアービング公爵と出会い、運命が大きく動き出す。
盗賊団「ノートリアス」の陰謀が絡み、オクタヴィアの特異な能力が導く真実が明かされる中、各国の思惑が交錯し、事件は三カ国を揺るがしていく。そんな混乱の中、オクタヴィアに一目惚れしたアービング公爵。しかし、肝心のオクタヴィアはまったく気づいていない。果たして彼女の運命は? そして、二人の恋の行方は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 06:02:43
43300文字
会話率:38%
大陸東部を中心に広大な版図を持つアグランド帝国。
数多く居る貴族の中でもそれなりの地位に居るレスタール辺境伯領の次期当主として生まれた俺、フォーディルトは贔屓目に言っても結構恵まれていると思う。
厳格な身分制度のある帝国で、しかも跡取
り。
貴族の子女が通うことを義務づけられている帝都の学院でもそれなりの成績を上げているし、腕っ節も一目置かれている。
なのに、だ。
何故かモテない。
学院と、最低限の職務を終えて辺境伯領に帰るまでにどうしても結婚相手を探さなきゃならないんだが、今では名乗る前に女の子たちに距離を置かれてしまう始末。
確かにレスタール辺境伯領は帝都から遠く離れたド田舎で、口さがない連中から山猿などと呼ばれているが、条件は決して悪くないはず。
それに俺自身だって、そりゃあ都会的な美男子ってわけじゃないがそれほど悪くない、はず。……少し、ほんの少しばかり背が低いのはあるが。
そんなわけで、これは俺が理想のお嫁さんを見つけるまでの道のりを辿った物語である。
まぁ、その途上で成り行きからドラゴンと戦う羽目になったり、帝国で勃発した内乱をなんとかしたりして無駄に有名になってしまったけど、初志貫徹!
優しくて穏やかで可愛らしいお嫁さんを迎えるために奮闘する。
この作品はカクヨム、アルファポリス、エブリスタでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 16:00:00
167017文字
会話率:28%
20xx年日本にて、異例の大ヒットを果たした乙女ゲーム、『ロクサーナ』。幸の薄い少し気弱な清純派ヒロインと7人の美男子たちが織りなす、正統派ファンタジー学園恋愛シュミレーションゲーム。
………の世界に転生した主人公。今世での名
をロクサーナという。この世界のヒロインである。
が、しかし。とても、非常に残念な事に、男爵令嬢として生を受けた彼女、生前は男主人公が俺つえーする転生ファンタジー物一筋に生きた、夢追い人(重度のオタク)であった。サブカルチャー飽和状態の現代日本で生まれてこの方、華のヒロインより最強のヒーローに憧れていたタチである。
ロクサーナに乗り移った人格がよりによって『彼女』であったのは、偶然か必然か。それは神のみぞ知る所である。
しかして、前世の記憶を持ったまま生まれた彼女は、己が魂から愛する俺つえー系のテンプレに擬えて、剣と魔法の異世界を大いに満喫することにした。
時間の有り余る幼児期に吸収出来るだけ吸収し身につけたのは多言語、魔法、隠密etc...。結果、本来のヒロインスペックを大幅に超える、相当な規格外に成長してしまった。
そして現在、書庫に引きこもり地味で無難な男爵令嬢として暮らしながら、家族にも内緒で、彼女にとって壮大な夢とロマンの詰まった『ダンジョン冒険者』として躍進的に活動していた。
プライベートの一切を秘匿された、謎多き最年少Sランク冒険者『一閃のロキ』(男?)とは私のことである!
世界最高峰Sランクダンジョンの歴代最高到達階をさらっと超えてもなお、変わらずスカッと爽快無双ゲーを繰り返すロキことロクサーナ。ロキの弱みを探る世界中の諜報組織も何のその、一切情報を掴ませません!
自重?何それ美味しいの?状態で我が道を好んでずんずん進んでゆく。
ヒロインのために作られたこの世界で、ヒロインがヒロインの仕事を放棄し、1人だけ別ジャンルを突き進むと言うカオス。彼女がロクサーナとして生まれ落ちた事が唯一の引き金となり、世界のシナリオは音を立てて崩壊していく。
果たして、箱庭世界の明日はどっちだ?!
///本編ストーリー///
王太子を籠絡しろなんて惚けたことを言う強欲な父の命により、王都の夜会に向かうロクサーナ。
そして物語は大きく動き出すーーー。
神さえも予想不可能な混沌とした未来へ向かって。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 18:00:00
406826文字
会話率:27%
「婚約破棄?まあいいわ、コーヒーは?」
目を開ける。
モニターも、Excelも、あの飲みかけのコーヒーもない。
その代わりに、大理石の広いホール、金色のシャンデリア、豪華な服を着た人々。
私はドレスを着ている。
ドレスを着てる?!
「ルシア!」突然、大きな声が響いた。
目の前には、金髪の美男子が立っている。その顔には軽蔑が浮かんでいる。後ろには、可愛い目をした、栗色の髪の女性。
…ああ、これか。何度も見た光景だ。
「婚約破棄する!私の心はアメリアにしかない!」
ホールが静まり返る。
みんな私を見て、反応を待っている。
…私が今、爆発すると思ってるのか?叫んで、脅して、残りの自尊心を失うと思ってるのか?
実は、この体の記憶では、いつも「ルシア」がヒステリーを起こして、王子にしがみつき、主人公を苦しめていた。
でもね、知ってる?
私は全然気にしない。
「オッケー。」
静寂が深まる。
王子が動かなくなる。
「…え?」
「オッケーって言ってるの。破棄するなら破棄する。アメリアとうまくいってね。」
私は肩をすくめて、あくびを隠しながら言う。
すべてが、あのうんざりするオフィスでのドラマを思い出させる。仕事のためにみんなが騒いでいるようなもの。
でも、それは私の問題じゃない。
周りの貴族たちの顔が固まる。アメリアの目が震えている。どうやら、私が彼女に呪いをかけてこないことが理解できないらしい。
王子が眉をひそめる。
「…君は反論しないのか?」
「なんで?決めたのは君でしょ。」
「でも…君はいつも私を引き止めようとした!」
「それは間違いだった。」
周りの人々が不安そうに顔を見合わせ始める。誰かがひそひそ話し始める。
「君、変なことをしてる!」王子が叫ぶ、王族の自信を失いかけている。
私は疲れたため息をつく。
「そうかもね。さて、これで終わったし、私は行くね。ちょっと考えたいことがあるんだ。」
だって、正直に言って、この状況にどうやって巻き込まれたのかを理解しないといけない。
そして、もっと重要なのは—どうやってこれを自分の利益に変えるか。
私は背を向けて歩き出す。みんなをそのドラマの中に放置して。
…うん、これ、面白くなりそう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 11:00:00
459文字
会話率:36%
神木家の双子の妹弟・華と蓮には、絶世の美男子と言われるほどの超絶美形な"兄"がいる。
女性に間違えられるほどの中性的な容姿と天使のような笑顔で、常に人々を魅力しまくるお兄ちゃんは、まさにみんなの人気者!
だけど、そん
な兄には何故か彼女がいなかった。
幼い頃に母を亡くし、母親がわりだったお兄ちゃん。もしかして、お兄ちゃんが彼女が作らないのは自分達のせい?そう思った華と蓮は、兄のためにも自立しようと決意をする。
だけど、このお兄ちゃん。
実は、家族しか愛せない超拗らせた兄だった!!
これは、家族への愛が深すぎる美人なお兄ちゃんと、兄離れしたいけど、なかなか出来ない双子の妹弟が繰り広げる、甘くて優しくて、ちょっぴり切ない愛と絆のハートフルラブ(家族愛)コメディ!
果たして、家族しか愛せないお兄ちゃんに、彼女ができる日はくるのか!?
これは、顔はいいけど、中身が残念なお兄ちゃんをもつ神木一家の波乱万丈な日々を綴った物語である。
***
こちらは、現在comicoノベル・カクヨムにて連載中の作品です。時折、際どい描写はありますが、全年齢向け。ただし、美人すぎる兄が主人公のため、たまに軽いBLネタが入ることもありますので、苦手な方はお気をつけください。
少女漫画みたいな世界観ですが、人間ドラマがお好きな方なら、男性でもお楽しみ頂けます。
また、挿絵イラストは全て自作です。無断転載などは御遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 20:16:08
1362575文字
会話率:41%
今年の春、19歳の大学1年生である智也は親元を離れ、慣れない東京で一人暮らしを始めた。彼の外見は一言で言って不細工。背が低く、一重で団子鼻。食欲旺盛な小太りで、モテる要素は皆無に等しい。だからあだ名は「ブーちゃん」と呼ばれていた。
智
也のの趣味は裏山でのぼっちキャンプ。高校生活最後のぼっちキャンプで、三体のお地蔵様がいる洞窟を発見した。
智也は、三体のお地蔵様から「不遇な扱いを受けて苦しんでいる者達を救って欲しい」という願いと共に、「言語能力」「鑑定」そして「能力100万倍」という驚異的なエクストラスキルを授かった。
お地蔵様の助言に従い異世界へと旅立った智也は、そこで異様な環境を目の当たりにする。この世界は地球とはあべこべであった。美意識は地球とは正反対。しかも男性は女性よりも背が低く、痩せて弱々しかった。更に性に対しても消極的。それに比べ女性は勇ましく、体格も男性よりも大きく性欲も旺盛であった。
地球では不細工でモテなかった智也は、異世界では超絶美男子として扱われた。そしてその異世界で地球では絶世の美女である女性たちが迫害を受け、劣悪な環境下で奴隷として働かされている光景を目の当たりにする。
彼女達を救うため、智也はお地蔵様から授かった固有スキル「能力100万倍」を駆使して、多くの奴隷達を救い出し、奴隷達が安全に住める地を築いていく。
しかしこのスキルには「性欲が100万倍」に上がってしまうという副作用も隠されていた。
この物語は、お地蔵様から授かった能力を駆使し、あべこべな世界で妨げられている者達を救いだし、様々な奴隷と愛を育みながら、巨大奴隷国家を築く壮大な物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 19:46:56
72881文字
会話率:25%
突如、異世界に転生したムスイ。平穏な生活を求め村人として生き、異世界での生涯を終えるが、再び赤ん坊に戻ってしまった。理由はわからないが、時間が逆戻りしている。
新しい人生でも同じ幸せを求めようとするも、以前とは若干異なっている? それでも
ムスイは最愛の人「モコモコ」と結婚するために全力で努力する。
この物語は、自分の人生がループすることを無視して、剣と魔法を無視して、異世界で全力で最愛の人と幸せになることを目指すムスイのムスイによるムスイのためだけのスローライフ物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 20:40:00
79339文字
会話率:52%
「日本に戻してくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
松本国男25歳はベッドで跳ねて遊んでいたが、足を滑らせ、落ちて死んでしまった。見かねた神様が彼を異世界に転生させる事にしたが、国男はそこで絶世の美男子で生まれ、秀でた頭脳を持ち、圧倒的な魔
力を持って転生する事を要求。それを承諾した神様であったが、国男はまだ知らなかった。それがえげつない不幸の始まりである事に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 21:03:45
3393文字
会話率:54%
黙っていても光り輝き、微笑めば花が咲き、口を開けば爽やかな風が吹く——と讃えられる絶世の美貌を持つ騎士エーリクは、上官命令でお見合いをすることになった。いざ対面した見合い相手をエーリクはいたく気に入ったが、実は……エーリクは見た目からは想像
もつかないレベルのとんでもないおしゃべりなのだ。彼女に嫌われないよう必死で猫を被るエーリクだが、ひょんなことから自分の話を「おしゃべりな同僚」の話として彼女に聞かせたところ、彼女はそのおしゃべりな同僚に興味を抱いたようで……◇◆◇残念系美男子×懐の深い女の子の、大した山も谷もなくサクッと読める短編ラブコメです。コメディ要素は主におしゃべりな主人公と同僚のわちゃわちゃ具合に詰まっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 16:20:54
10230文字
会話率:53%
退職後にエッセイを書き始めた森山のもとに、美男子が訪ねてくる。
曰く、森山の作品に心酔し、住所を特定して来たという。
熱狂的な青年を断絶していた森山も、やがて根負けし、青年との生活を始める。
単調な日々の中、青年は、森山が肌身離さ
ず持っている古い本に目をつける。密かに読み進めると、そこには、エッセイと全く同じ内容が女性の筆跡で記されていた__。
老いた純愛と若い狂愛が絡み合う、どこにも辿り着けない恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 18:34:25
17732文字
会話率:29%
ヨー侯爵家三男のクラボンは、美男子だった。
しかし彼は軽薄な性格で、親の決めた婚約者、マリーゼ・ボニー伯爵令嬢が気に入らない。
彼女は掛け値無しの優秀な美女なのだが、反りが合わないと毛嫌いしていた。
そして、彼は理想の女性に出会う。
彼女
がどんな境遇で、何を背負っているかも知らずに近寄るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 21:43:11
6764文字
会話率:44%
宝永6年、7代将軍・徳川家継が急逝。尾張藩との激しい後継者闘争に勝利し、紀州徳川家当主の徳川頼方が8代将軍に決まり徳川吉宗となったー。舞台は吉宗が享保の改革を掲げた享保年間、吉原の料理屋・喜乃字屋の離れを根城に住まう青年、松平虎之助。歌舞伎
役者顔負けの、非の打ちようのない美男子。御家門旗本の部屋住みとして気ままな暮らしを送っている風来坊。実はこの風来坊こそ、歴史上死んだとされている徳川家継その人だ。幼い頃、尾張藩のある陰謀を察知した生母・月光院が側近の間部詮房や忠臣・神崎甚内と共に病死を偽造し外へ出していたのだ。月日は流れ家継は成人し、文武両道を修め立派な侍となった家継。今更将軍になる気は微塵も持ち合わせていないが、罪もない庶民を苦しめる悪事を耳目にするや激しく憤慨し侍としての血が滾る。かくして家継は、将軍吉宗の許しを得て銘刀・関孫六を手に悪党退治に乗り出すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 11:48:58
2581文字
会話率:59%
凍り付きそうな程の白い髪・翡翠のような瞳
一年中、雪が降り続く街、グラシエの魔法使い
ゆるっと、ふわっと適当な性格の美男子(変人)
400年前に滅びたエルフの村ジュレ出身
人目に付かない、山奥に住んでいる
そんな主人公グラスが謎の女性と出会
い物語を紡いでいく。
この物語の終着点は、どこなのだろうか、
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 00:30:27
1101文字
会話率:48%
主人公のイリイチは、恵まれた肉体を持ちながらも、ある事件で全てを失い、6畳一間のアパートで、どん底の生活をしていた。
ある日、隣に越してきたイケメンの大学生ケンジ。イリイチは全く覚えていなかったが、彼は実は…?
栄光と挫折を繰り返しながら
も、絆で結ばれた4人の筋肉美男子の物語。それぞれが運命のように出会い、影響を与えながら、やがて掛け替えの無い仲間として、硬く結ばれてゆく。
「人生に失敗は無い!失敗は成功への布石」
皆で力を合わせて成り上がれ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 10:05:40
61250文字
会話率:15%
若き剣士・空真(クーシン)は、二度と来たくなかった彩竜市に来てしまった。
今年、彩竜では、四年に一度の月虹祭(げっこうさい)が行われる。
すべての城門は封じられ、夜ごとに変わる七色の月のもと、七日七夜のお祭り騒ぎがくりひろげられるのだ。
―
―赤は血の色、はじまりの色!
人びとの歓声とは裏腹に、空真の心は暗い。ここに居ると、忘れたい記憶がよみがえってくる。
『俺は、剣と踊れなかった……』
剣を頼りに、ただ流されて今日まで生きてきた空真の前に、天才少年幻奏士・楽霆(ラクテイ)との出会い、彩竜市を揺るがす陰謀、逃げ続けた過去との対決が待ちうける。
これは、剣に魅かれた一人の剣士と、彼が出会った天才たちとの物語。
赤月、橙月、黄月、緑月、青月、藍月、紫月。
七色の夜が終わるとき、彼は答えに辿りつく。
中華風異世界ファンタジー・幻想活劇小説、連載開始。
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第21回書き出し祭り第三会場 参加作品です。
(本文に3文字の変更&あらすじ変更)
実は続きがあります。最後まで話も決まっています。
完結しますので、よろしければお付き合いください。
七色の夜+途中に過去の章で、20万字くらいを予定しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:10:00
24974文字
会話率:27%
滑り止めの私立高校に進学した茉白 伊吹(ましろ いぶき)は、高校受験に失敗したという失敗体験から、自分の将来に漠然と不安を抱えていていた。
そんな彼女の身を案じた担任教師の黒瀬 美飛(くろせ みと)は、彼女にある人物を紹介する。
自
らを統治部の部長と名乗る謎の美男子、時宮 虹彩(ときのみや こうさい)。彼と出会い、彼女の運命は大きく変わっていく。
―ようこそ統治部へ。ここは僕がこの学校を、ひいてはこの世界を統治する為に作った、僕の為に存在する部活―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 15:52:41
36719文字
会話率:45%
男には帰らなければならない理由があった。
名は神楽仁(男主人公)。近未来(宇宙世紀)の日本に生を受けた45才。妻と娘がおり、若き頃は軍に在籍し、英雄と謳われた過去を持つ。民間に下っても有能でセキュリティー会社の重役だった。
ある日突然
、魔法とドラゴンの世界に魂だけ転移させられた。転移先はキース・バージヴァルという金髪碧眼の美男子。
18才で王国の第二王子。その容姿とは裏腹に、素行も頭も悪い。問題行動のあげく落馬して死んでいた。
国民とのお別れ会のその日、神楽仁はキース・バージヴァルの骸(むくろ)に入ってしまった。甦ったかっことなり、人々を驚かすのだがそれで終わりではなかった。兄のカール・バージヴァルが国の根幹にかかわるある事件を引き起こす。それによってキースは父・国王にも、さらにはその兄・カールにも、命を狙われるはめとなる。
善良と思えた兄のカール。しかし、彼もゲスだった。キースは罪を着せられ裁判にかけられることになる。そこに教会や議会の思惑、そして、三男ブライアンを王太子にせんとするエリノア王妃の野望も絡み、自体は混沌としていく。
殺されるわけにはいかない。現世に帰らなければならなかった。神楽仁を召喚した者は一体誰なのか、どういう理由で神楽仁が異世界に召喚されたのか。
キースとなった神楽仁は、智謀と魔法と古代兵器で破滅を回避しつつ、現世に帰還する方法を求め冒険をする。
旅で会った竜王。そして、世界樹。シーカーにドラゴンライダー。魔法に魔素や魔導具、ヴァルファニル鋼、箱舟ラグナロク。
世界の秘密、数々の謎。行きついた先は創造者と呼ばれる男だった。その男の口から驚くべき真実が語られる。
異世界全てが、生きとし生けるもの全ての生命を脅かす、男の巨大な陰謀だった。
異世界に行ったきりでハーレムを造ったり、スローライフを送ったり、恋愛はしない。モテたり、婚約させられたりはするのだが。
あくまでも異世界からの帰還を目指す破滅回避と冒険の物語。敢えてジャンル付けするなら、“異世界帰還もの”。
※もし、時短したい方がおられるのなら第三章まで読んで頂いて最終章(第十四章)に飛んで下さい。
なお、この物語は2年以上更新が滞っている『宮廷を追放されそうなゲス王子ですけど、中身はマジおっさんです。』を書き直した【完結バージョン】です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 20:36:14
478195文字
会話率:26%
高3で平凡以下の容姿の神崎誠は、学校一の美少女で性格も申し分のない同級生の鈴原優香に小学校の頃から片思いを続けてきた。
心身共に恵まれた環境で育った鈴原は、恋愛には関心が薄く何度も受けた告白も断り続けていた。神崎との関係も鈴原には男子にして
は仲がいいという程度だ。
鈴原には迷惑をかけないけど一般的に見ればストーカー。そう自認している神崎は、彼女との関係を長期戦で深めていくつもりだった。何年もの努力の先にある関係の成就に望みをかけて、自己を高める努力を惜しまずに続けてきた。
そんな中、高2の時に鈴原は彼女に匹敵するほどの美男子である湊川と付き合い始めてしまう。その湊川の過去を知って色々と調べた神崎は、その悪党ぶりを知って計画を大幅に変更することにした。
やがて湊川は深い関係となった鈴原に牙を向け始めた。神崎は彼女を助けるために、リミッターを解放して行動を開始した。
※NTRは『寝取られ』、BSSは『僕が先に好きだったのに』の意味。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 12:10:04
192793文字
会話率:66%
18歳の男子大学生が、男女逆転世界に転移し、美男子として持てはやされます。
転移先の異世界では、転移者を”迷い人”と称しており、世に変革をもたらす者として重用される。
主人公は、戸惑いながらも諸々の事案に前向きに対処していくが、恋愛面ではど
うしても異世界環境に慣れない。
残酷なものや、非情なもの、えげつないものは嫌いなので、不幸要素は少な目です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 18:00:00
57281文字
会話率:21%
容姿、性格、家柄、能力、全てがパーフェクトな国宝級令息のイラリオンは、長年国民を苦しませてきた戦争を勝利に導き英雄となった。宰相である父が舌を巻くほどの頭脳を持ちながら、剣を握れば瞬く間に騎士団長まで上り詰めた傑物。類い稀な美貌も相まって
当然の如くモテまくるイラリオンには、あちこちから縁談が殺到していた。そんな中、イラリオンは親友である王太子から、国王が王女とイラリオンとの縁談を推し進めようとしていると聞かされる。王女に恋人がいることを知っていたイラリオンは、王女を気遣い縁談が白紙になるよう、速やかに結婚相手を探すことにした。
そして数日後、誰もが憧れる国宝級超絶有能美男子令息、嫁ぎ先として最優良物件であるイラリオン・スヴァロフが求婚したのは、王国一の変わり者令嬢テリル・クルジェットだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 06:00:00
140000文字
会話率:53%