あなたはヘソゴマバエというハエを知っているだろうか。人のへそに卵を産み、幼虫を寄生させる危険な昆虫だ。幼虫は体内で爆発的に増殖するので、一度寄生されたら助かる見込みはゼロに等しい。
元々は中南米に生息していたのだが、今年になって日本でも存在
が確認された。大変由々しき事態にもかかわらず、七月現在、いまだ情報は出回っていない。
そこで私は、先日ヘソゴマバエに寄生されかけた経験者として、日本国民に一刻も早く危機を知らせるべく、この実体験を記すに至った。
拙い文章ではあるが、日本の未来のために、そしてあなたの命のために一読してもらいたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-06 21:46:06
5457文字
会話率:0%
轟轟と音を立てて渦巻く暗闇が日本の上空に訪れてから、日本に陽が昇る事は無くなった。
朝が訪れない暗闇の世界に放り込まれ、社会機能が失われた日本国民の間で拡散されたメッセージは、
「北へ逃げろ!日本は危ない!」
だった。
咲良の夫、健一はそ
んな状況下でもプライドを持った下町工場作業員として仕事をしに出掛ける。
そんな健一に、咲良が痛切に言う。
「一緒に北へ逃げよう。」
と。
2人は、あてもなく北へ向かって歩いた。
海を渡って、北朝鮮もしくはロシアもしくは中国、どこでもいいから北へ逃げようと、海に向かって歩く。
やっと辿り着いた海辺は、閑散としていて、船が訪れる気配も、人の気配も無かった。
落胆する2人であったが、一筋の希望が2人に注がれる。
海の向こうから、イカダが流れ着いてきたのだ。
2人は、イカダに乗って漂流する。
ここまで来た間に、持ってきた食糧はほとんど底をついた。
飲み水も無い。暗闇の中に雨が降ったら、天の恵みとばかりに、ペットボトルの蓋を開けて、酌んで蓄えた。
過酷な状況に置かれた中、
陸から海へ、海から陸へと逃げる2人の夫婦が辿り着いた先は、
異国の地であった。
漂流してきた2人の夫婦を手慣れた様子で介抱して施設内へと運んでくれた異国人のおばあさん。
おばあさんに案内された先にあったのは、
プールであった。
プールでは、
黙々と泳ぐ双子の姿が3組あった。
そして、咲良と健一も泳ぎ出す。
他の3組の双子と同様に、自分たちもそっくりな双子の様に見えているとは気付いていない1組の夫婦。双子の姿がそこにはあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-23 17:00:00
6689文字
会話率:23%
1996年4月。歴史遵守保護法が制定された。
その内容は、2016年までの未来を第三者に語らないこと。そして、当時と同じ行動を取り、歴史を曲げないこと。といったものである。そうだ。オレたち日本人は、2016年から1996年にタイムリープした
。日本人全員が、である。最初は人生やり直せると喜んではいたけれど、次第に何かが壊れはじめ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-03 03:14:18
31400文字
会話率:64%
舞台は西暦2150年、日本。
時の指導者らによって「睡眠遵守法」が制定され、日本国民は体内の人工臓器から放出される睡眠誘導物質によって22時~6時までは必ず眠らされるようになっていた。日本国民9000万人にとって夜とは穏やかな睡眠、そのもの
であった。
そんな中、世間では「深夜徘徊」というと都市伝説が突如として広まった。馬鹿馬鹿しい、愚にもつかない与太話だ。人々は約束された眠りの時間を前に、そう口にする。
これは寝静まった夜の街を歩く「違法人」達の物語――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-29 00:35:12
35809文字
会話率:43%
ある日、日本一の高さを誇るビル・スカイポールで爆破事件が起こる。そして、その事件により多くの死傷者が出るも、”被疑者死亡”として扱われ、国民の政府への不満は日に日に高まり、破滅への道を歩んでいった。
が、神様がチャンスを与えてくださった
のか。なんと事件前日まで時間が戻り、日本国民全員の命運が僕に託されたのだ。
これは、時が紡ぐ幸せへの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-26 20:11:08
11338文字
会話率:28%
日本国憲法の原案は英文で書かれていた。このことは歴史的事実として明らかになっている。しかし、英語の原案にも日本語の日本国憲法にも登場しない重要なキーワードがある。それは「連合国」である。連合国こそが日本国憲法を制定した主体である。
連合
国という主語を欠いているため、日本国憲法の条文は、くり返して読んでもどこか釈然としない悪文になっている。ただ単に翻訳調であるというばかりでなく、難解な法律文であるというばかりでもない。連合国という日本国憲法を制定した主体の存在が隠蔽されているため、なんとも気持ちの悪い曖昧模糊とした条文となっている。
悪文になるのは当然である。占領期の日本を支配し、ありとあらゆる傍若無人の振る舞いをした連合国という支配者の存在が隠されているのである。
この「真説日本国憲法」は、連合国というキーワードを日本国憲法に書き加えることにより、日本国憲法の本来の文意を明確にし、占領期の日本で連合軍が何を行ったかを確認しようとするものである。あわせて、戦争に敗北し、他国に占領されることがいかなる事態であったのかという歴史を日本国民に知らせようとする試みである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 04:54:10
12047文字
会話率:0%
この国から死刑がなくなって、五年がたった。死刑は「目には目を、歯には歯を」として被害者とその遺族にとっては、納得のゆくものかもしれない刑罰である。だが、一方ではそれは人殺しではないだろうか。国、憲法、法律が許す唯一の殺人。それがこの国から
消えた。やっと、国連憲章の保留事項が一つ消えた。国民だけでなく、世界もこの決断を歓迎した。とうとう、日本は世界で唯一の国が人殺しをしない、つまり戦争、死刑のない『屍のない国』になったのだ。しかし、訪れたはずの平和は幻であった。「戦争も死刑もせずして、平和を保てるのだろうか。元々そんなモノがなかったならば、できたかもしれない。が、日本にはつい数年前まで確かにあったのだ。おてんとうさまの下に、堂々と。果たして、日本国民は納得できるのか。」「人類が生まれて何千年と悩まされてきたこの問題が、そんなことぐらいで保てるのか。」日本中に歪みが生じ始めてきた。そんな時、三人の男が現れる。
一人は、迷う者。
一人は、狂う者。
一人は、正す者。
それぞれの思惑が渦巻くこの屍のない国で、
この三人が見つけた真実とは――――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-25 22:45:50
619文字
会話率:34%
黙示録の四騎士とペイントされた転生トラックが日本国民を跳ね続ける中、日本政府の機密組織《第三次世界大戦対策機関》は職員一同に一つの命令を下す。それは、異世界に転生した後、異世界転生者並びに異世界転移者を保護もしくは排除せよという命令だった。
最終更新:2017-12-11 10:00:00
1112文字
会話率:79%
国家により施行された新たなる法律『真殺者抹殺法』により選ばれた夏彦。彼は『真殺者』となり、日本国民全員から命を狙われる事になる。家族や友人、全ての国民が敵となった時、彼は誰も信じられないまま逃走する。
彼の行く末は?国家の真意は?交錯する運
命は、最後の一幕まで渦を巻く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-30 00:00:00
407文字
会話率:0%
日本で一番最初にカラー印刷の新聞を発行した新聞社はどこか?
朝日?
毎日?
読売?
違う。
奴らはただの全国紙だ。
そんな強大な力を持つ奴らに立ち向かうため、そして1945年5月14日に見た光景のようなものを情報として日本国民へ伝える
ため、「新聞のカラー化」に挑み、そして見事にそれを成し遂げ、天皇陛下すら拝見するほどの偉業を成しえた新聞社がある。
中部日本新聞である。
これはこの中部日本新聞にて戦前より事実上の舵取りを行った加藤登一と、カラー新聞への道筋を描いた記録である。
中日新聞(東京新聞)がまだ妙な思想に陥る前、ただただ純粋に「正確な情報だけを伝えよう」として「カラー化」に挑んだ男。
猪突猛進に掲げた目標に邁進する昭和の日本男児らしい男の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-28 16:00:00
32189文字
会話率:2%
20××年、突如日本各地に現れた巨大怪獣の群れ。
その力は自衛隊の攻撃をものともせずに猛威を振るっていた。
このままでは日本は壊滅する。
日本国民の誰もがそう思った。
だがそこに突如一人の巨大ヒーローが現れる。
何処からとも無く現れたその超
人は、暴れる怪獣を退治すると颯爽と空の彼方に去っていったのだ。
そしてそれ以来、新たな怪獣が現れるや否や、超人は何処からともなく飛んできて退治していった。
いつしかその輝く勇姿から、超人は「クリスタルマン」と呼ばれるようになっていた。
誰が呼び始めたのか分からないが、多分某テレビ局が命名したのだろう。
そんなクリスタルマンと怪獣との戦いの後、俺は近くの公園でそれを目撃した。そして俺のちょとした好奇心は、俺の身にとんでもない事をもたらした。俺はある美少女になってしまったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-31 23:18:05
5953文字
会話率:39%
異能力を手にした少年は、多くの組織に狙われる存在となってしまった――――――日本国民の200人に1人が能力者の2029年、別に、異能力なんてそれほど珍しくないのに。少年の名は刀堂 青尉。運動神経が自慢の、ちょっと冷めてる高校1年生である。彼
が狙われる“本当の理由”とは何なのか? 何も知らない、何も分からないままに始まってしまった能力者生活。とりあえず組織には入りたくない! 彼は兄貴達から仕込まれた戦闘技術を駆使し、今日も今日とて魔の手を躱して奔走するのであった・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-25 21:00:00
251219文字
会話率:56%
日本を含む環太平洋の諸国に起きた未曾有の大災害に、「日本国民」が果たした貢献と行動の、些細な記録の物語
最終更新:2017-09-30 14:51:04
1462文字
会話率:4%
時は20XX年、北朝鮮との戦争が事実上終焉を迎えて数十年、エネルギー問題と食糧問題が解決され、ブラック企業と呼ばれる物は無くなり、我々労働者にとっての春がやってきた!
しかし――
ニートは無くなっていなかった!
ニートは年々そ
の数を増やし、ついには税金が異例の20パーセント超えを記録し、日本国民は厭世感と虚脱感に突き動かされ労働人口が激減、ついにニートは『就労意欲減衰症(俗称:NEET)』と定義され、絶望の内に日本総人口の約七割が感染。爆発的速度でNEETは拡大感染して行った!
だが、日本政府はそれを甘受していなかった。
甘粕正彦二等陸佐を筆頭として密かに結成された対NEET対策室、通称“関東軍”を組織し『NEET救済、NEETの就労意欲の増大』を目的としてついに、全国的にニート殲滅作戦が実行に移されようとしていた!
□
石川賢の5001年ヤクザウォーズが元ネタじゃないよほんとだよ(白々)
ぶっちゃけあらすじは適当です。あらすじの事は気にせずにお読みいただければ嬉しいです。
これからも魔弾の射手をよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-13 00:00:00
6088文字
会話率:32%
西暦2037年、日本は大戦とテロ事件、謎のウイルスにより人口が急激に減少。無政府状態となった。そしてわずかに残った日本国民は自給自足のサバイバル生活を送っていた。
青年・清原幸一は強盗と殺人が続発する東京を出て、名古屋に向かった。名古屋に
降り立った初日、幸一は大久保綾乃と出会い、綾乃が住むマンションに泊まることになる。しかしそのマンションは綾乃を含め5人の美少女が共同生活をしており・・・
カクヨムでも連載中!(https://kakuyomu.jp/works/1177354054883199322)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-09 01:00:00
21540文字
会話率:45%
荒神仁(俺)の幼なじみ、池川芹那との映画鑑賞中に起きた突然の出来事。その中で告げられたのはNumberCrouchingという理不尽なゲームのスタート。
___どうも。全日本国民のみなさーん。こんにちはー。これから皆さんには簡単なゲームをし
ていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-20 17:55:29
1842文字
会話率:0%
国民が5億人を超えた日本はついに国民削減計画を実行した
これから日本国民はそれぞれ、自身の明日を懸けて選挙する
最終更新:2017-02-05 12:44:18
1816文字
会話率:51%
日本国民は知らなかった。
日本国民が消した真実を。
日本国民は分からなかった。
彼が何者なのかを。
日本国民は忘れていた。
戦争の醜さを。
平和の鐘は朽ち果て、悪魔の声が囁く。
独裁国家日本はここに堕ちた。
あの少年が現れるまでは。
最終更新:2016-12-11 01:00:00
5097文字
会話率:11%
日本国民は清潔か
見える周りだけ奇麗にしていないか
最終更新:2016-12-02 13:16:14
1204文字
会話率:0%
木星との第二次宇宙戦争から数年が経過した。
太平洋の橋頭堡としての機能をメガフロートへと移設したアメリカ。
太平洋紛争により国土を失った日本国民はメガフロートへと入植していた。
宇宙戦争の敗戦から戦力比を均衡する為に火星の援助を受け
。
地球初の軌道エレベーター“セントラルタワー”の建造に着手。
そんな中突如メガフロート米子地区に奇病が蔓延する。
一瞬にして傷が完治、人間を不老化する“ゾンビ病”。
不老不死の秘密を探る為に行動を開始した者達。
プレイヤーはメガフロートで生存を目指し行動を開始する。
シナリオ1 “崩壊”エンド折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-12 18:00:00
66319文字
会話率:19%