繁華街。男が二人。
ともに学生かフリーターか、シュレディンガーの猫的にはどっちでもよさそうな、そこが重要な要素になることはまずなさそうな、どうでもいい感じの男が二人。
吐いている男が山田。山田尚。
介抱している男が町村。町村正。
最終更新:2019-02-26 11:46:51
2162文字
会話率:83%
秋と病室と赤。彼女はそっと僕の手を離した。
最終更新:2018-12-28 15:34:56
1684文字
会話率:35%
彼と初めて会った時、同じだと思った。
だから、気づけばその手を取っていた。
「付き合おう、私たち」
最終更新:2017-12-10 21:00:39
11582文字
会話率:36%
息が凍るような夜。瞬きを繰り返す電灯の下に佇む少女がいた。
交わした会話に、いつしか雪が降り積もる。その景色に君はいったい何を思うのだろう。
最終更新:2017-10-08 10:46:07
11466文字
会話率:35%
別れの理由はお互いを嫌いになったからとは限らない。
お互いがベストだと納得して、後悔しないように思い出のかけらも全部処分することに決めた。
どんな記憶だって、二度と思い出すことがなくても命に関わることはありえない。
それでも人は或る
記憶を「思い出」として大事に保存しておこうとする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-10 07:50:18
3863文字
会話率:0%
和多志わたしは、最果ての世界を見た事がある。
でも・・どんな世界か。残念ながら説明はできるができない。あくまで、物理的三次元な檻の中答えだと矛盾パラドクスとして表現されることだ。このことを頭の片隅において、一つわかりやすい例えをしよう。
まずは、想像をしてみてくれ。ひらひらの短いスカートを履いている、女の子がいます。その女の子は、ど・ん・な・下・着・を入っているでしょうか・・。
ちなみに私は、何も履いていない女の子を想像しました。皆さんの思い思いのイメージがあったと思う。では、答えは・・。『めくってみるまでわからない』
ふざけた話と思いますが、立派な物理学量子力学の話です。
元ネタは、<シュレディンガーの猫>という、シュレディンガー氏が提唱した話で、完全防音できる箱の中に、毒物が入った容器とその容器を割る装置と生きた猫が入っています。本当は、もっと複雑ですが、とりあえずこれだけ。
そんな箱の中で、猫が無邪気に遊んでしまったりしたら、もちろん死にますし、じっと動かなかったらまだ生きています。ここで変なことが起きている事に気づきます。
『あれ?この箱の中で死んでる猫と生きてる猫が同時に存在していないかと』
最初に言った、説明はできるができないということの理解と女の子の話で下着に注意を向けましたが、実は、下着の定義として肌に触れる衣類のことを指すから、靴下や腕バンド、手袋も下着に入ります。
すなわち、『物理上ではおかしな話でも言葉の世界でわ何ら問題なく存在している』=同じところに同時に存在ってこと
想像能力が高い人なら気づくかもしれません・・。最果ての世界とは、始まりであるとそして、意味が付く前は、一つの存在であることをどういうことか。
和多志、気づいた・・。全ては存在して存在していないとだからこそ、答えは・・。これから出していかなければいけないといけない。
望み続けろと・・。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2018-10-13 22:28:05
765文字
会話率:16%
これはとある科学者の残した手記――……
学界では変わり者扱いされていた氏であったが、何か素晴らしい発明をしたらしいのだが……
最終更新:2018-07-11 12:43:57
3753文字
会話率:0%
シュレディンガーの猫は、射影公準における収縮がどの段階で起きるのかが明確でないことによって引き起こされる矛盾を示すことを狙いとした思考実験のことである。
最終更新:2018-05-27 11:34:31
4427文字
会話率:58%
ある日奇妙な手品師から少年少女に配られた白い「カード」。
これはこの世の万物を一つ、カードに取り込み持ち歩けるこの世の理を超えた魔道具だった。
カードの謎を追ってカード保有者達は奔走する。
このカードであなたは何を失い、何を手に
入れる?
白い「カード」を巡る少年少女の群像劇。
*本作はクトゥルフ神話における神話生物等の多大な独自解釈を含み、かつホラー作品ではありません。
御一読の際はご注意ください。
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全35章、毎日18:00に更新、4月30日に完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-30 18:00:00
84091文字
会話率:38%
箱庭の中でも尚、人は死を疎う
最終更新:2018-03-15 23:43:14
10982文字
会話率:17%
桜のつぼみは少しずつ大きくなっていく。
病院の中庭に温もりを含んだ風が吹いた。ベンチには一人の少女が座っている。
「ネコの声が聞えるなんて、私には魔女の血が流れてるのかしら」
少女の声はか細かった。春一番に掻き消されてしまいそうだ
。
「そんなこと知らない。君は頭がおかしくなったんじゃないかい」
可愛げの無いネコだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-03 03:08:16
2746文字
会話率:56%
if story of...
最終更新:2018-02-26 08:57:00
10746文字
会話率:44%
鶴の言葉を守り、戸を開けなかった青年と、鶴の恩返し。
最終更新:2018-01-12 19:52:29
10746文字
会話率:44%
16歳のDランクの冒険者であるリング・シュレディンガーは特殊な固有スキル、“ミミックの加護”を持っていた。
その加護のせいで、開ける宝箱は全部パンドラボックスやミミックばかり…。
そんなリングとミミック殺しのピーキーな魔剣を持った有名
貴族の少女アリシアと国の賢者の娘であるエリアの3人が面白可笑しく冒険をする物語。
「頼むから1度でもまともな宝箱を引かせてくださいっ!?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-07 21:22:38
790文字
会話率:34%
エルヴィン・シュレーディンガー。
重なり合う状態と言うものを分かりやすく説明し、カオスへと繋がるミクロからマクロへの懸け橋となったにもかかわらず、誤解を受け、猫殺しの変人の汚名を受けた人物である。
彼の実験は思考実験であり、実際に猫を殺し
ている訳ではない。
そう、猫は関係ない、それは、ぱんつでもよかったのだ。
重なり合う状態、それが問題であって、ぱんつを履いているか履いていないかを観測するという事である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-29 20:28:45
1104文字
会話率:0%
夕食後のお楽しみ。それはアイスクリーム(※抹茶味)。
冷凍庫から取り出そうとする私を、嫁が制止する。
何でそこで「シュレディンガー」!?
最終更新:2017-11-28 08:00:00
681文字
会話率:23%
ぽつんと置かれた夫の携帯。
私は夫、隆一との幸せな結婚生活を送ってきた。しかし、ずっと不安を抱えてきた。
"私で本当に満足しているのか"
置きっぱなしにされた携帯の中を見れば、その答えがあるかもしれない。
私は、彼の携帯
に手を伸ばす。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-19 17:10:36
3206文字
会話率:32%
学祭の帰り道に巨大な日本刀を携えた通り魔に襲われた少女「猫屋敷 琴里」は、奇妙な女性の手によって、異世界へと誘われる。
最終更新:2017-11-07 00:26:05
3579文字
会話率:55%
――全て、あの日から始まった。
交差点の中心で起動した携帯端末のアプリ『シュレディンガーの猫』とイヤホンから流れてくる少女の声の導きによってゲームに参加した高校生の千住傑。しかし訪れたものは日常の崩壊だった。ゲームの勝者には『一つだけ願いが
叶えられる』権利が与え、敗者には権限の剥奪という名の死が待ち受ける。他の参加者は欲望に目が眩み意識は暴走する。人を騙し裏切りの絶えない世界の中で、『叛逆者』として覚醒した傑は歪んでいく親友達との残酷な戦いに終止符を打つために、つまらない世界に革命を起こすダークファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-13 21:00:02
207867文字
会話率:25%
1
吾輩は猫である。
吾輩が初めて人間を見たのは、古代エジプトである。そこで吾輩は神の列にくわえられ、バストという神になった。
ある時、ギリシャのオリンポスの神々がギガンテスに襲われ、エジプトに逃げてきた。ここで吾輩は、ギガンテスの難を逃れ
るため、アルテミスに私が身を貸す。
吾輩はこうしてバストとアルテミスという陰陽の両精を具有することになった。
吾輩は見る人によってバストか、アルテミスのいずれかである。それでは、見る人がいない吾輩はいずれなのか? 「シュレディンガーの猫」のパラドックスである。
2
吾輩はヨーロッパに雄飛し、大山猫と出会う。大山猫の眼は透視力に勝れ、試みにその眼を装着した吾輩は、水浴に来た人間のおんなの骨と内臓が透けて見える様におどろく。
大山猫は人間の醜悪さをかたるが、一人プシュケーというおんなについては、かれの透視力でも美しい姿を認めないではいられなかったという。大山猫は人間にそうした「謎」の部分があり、それに心ひかれてもいる。そして、人間をまねて、わらいの表情をつくれるようになっている。
吾輩は大山猫との話に疲れ、一人眼を瞑り、ねむりの平安を味わおうとする。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2017-09-02 16:29:52
32814文字
会話率:0%
【Farfetch'd】さんの『シュレディンガーの鴨葱』という詩集に投稿していた作品
ショートショート、ホラーなのかな?一応。怖くはないと思います。
最終更新:2017-08-11 13:21:56
1890文字
会話率:45%
【Farfetch'd】さんの『シュレディンガーの鴨葱』という詩集に投稿していた作品
お祝い作品です。挿絵をいれてみました。
最終更新:2016-11-20 16:28:31
285文字
会話率:0%
とある企画に参加したときの詩、小説、エッセイ集。
その企画は訳あって消えました。
そこに上げた作品を再投稿することは考えてませんでしたが、企画主だったユーザー様が再投稿されていたのに触発されて、このままデータが消えるのも勿体ないし、せっかく
だから残しておこうと思いました。
一部修正して、新作も加えてます。詩が多いので「詩」のジャンルにしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 22:29:55
6285文字
会話率:16%
2016年末、運営通知により削除を余儀なくされた詩集「シュレディンガーの鴨葱」。
半年以上のことですが、意外と心の傷は深く、そのせいかこのサイトにも足が遠のいてしまいました。
久々にサイトを開き、過去の作品を読み、PCに保存されていた【シ
ュレディンガーの鴨葱】のバックアップを見つけました。
胃が締め付けられる中、一つ一つ眺めていく僕。
たくさんの方が参加してくれた、この企画。
色々な想い。表現。
あの時輝いていた言葉の数々。
何かが心の中で叫んでいました。
それをこのままデータの海に沈ませておいていいのだろうか? と。
そんな自己中心的な思いで、凝りもせずにこうして再びこの場所に出現する身勝手さ。
どうかご容赦してくださいな。
自分の書いた作品だけですが、何が飛び出すかわからない、シュレディンガーの鴨葱の詩集?をよろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-14 20:00:00
16794文字
会話率:12%