“ふたり、ひみつの合図をわすれて、
うつむいていた。”
――佐野元春『フルーツ』より。
そのとき私は、あたらしく出来た図書館みたいなところで途方に暮れたような顔をして立っていましたから、とその夫人は言った。
なので今日は、
その夫人から聞いたある七月の夏の日のお話を書きのこしておこうと想う。
*「ノベルアップ+」さまとの重複投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 12:00:00
4130文字
会話率:29%
何かがあって美術室から逃げ出して来た西野さんは野球部が練習しているグランドを見下ろす芝生に腰を下ろします。
最終更新:2022-12-01 15:47:59
762文字
会話率:50%
芝生に戻りたい、気持ちもあります。
最終更新:2022-11-11 04:00:10
375文字
会話率:19%
隣の芝生は、果たして本当に青いのか?
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「何で、こんな人生なの…。何で、こんな人生なの…」
「どうして私だけ、どうして私だけ、手にする事が叶わないの…」
肩が、ぶつかった。
「えっ?」
「いや」
ゴ
ロゴロと土手を転がる私と知らない誰か………。
ゴンッ……。
死ぬの?こんな人生で?
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
澄みきった青空を見つめながら、私は彼女を思い出していた。今頃、生きているのだろうか?どうしている?望んだ人生は、幸せ?あなたが欲しかった人生だったでしょ?
「葵、帰ろう」
「うん」
私は、幸せだよ!この手を放したくないほどに…。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「ママ」
「帰ろう」
「うん」
望んだ人生だったけど、驚く程に不幸が染み付いていた。私は、許されるのならばこの人生は選びたくなかった。
それでも、もう進むしかないのだ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
一人の女の絶望と一人の女の切望が、重なり合った時…。それは、起こった!
切望は、幸せに変わり、切望は絶望に変わった。
短編小説になります。
アルファポリス、カクヨムに投稿させていただきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 14:23:52
61479文字
会話率:63%
日常の隣にある非日常で少女と少年が出会うお話。ひとりじゃないのに寂しかったり、守ってきたはずなのに煩わしかったり、いいかげんな心というものに振り回される人間を描く。
(注意 長いです)
私は現代を生きる皆さんの仲間ですが、皆さんはこう考え
ることはあるでしょうか。なんでこんな時代に生まれてきたのだろう、と。私は幼い頃からおとぎ話の世界、昔の時代、遠い国に憧れていました。今思えば、隣の芝生が青く見える心理だったのでしょう。大人になるにつれ、物事の良さも悪さも受け入れられるようになっていきました。ですが私が望んでいるのは、そんな“現実”とは違う何処かに連れていってくれる王子様、魔法使い、お姫様です。虚構は、フィクションはどこまでも私を連れていってくれます。この話は、「そんな誰かが現れればいいな~」というものです。この話が彼方(あなた)まで届けば幸いです。
彼女はデートの待ち合わせ。しかし待つことに嫌気が差した彼女はその場から消えてしまう。幻想的な夕暮れのベンチで……と出会った彼女は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 23:27:08
3224文字
会話率:68%
真面目な貴族令嬢ソフィアは王太子の婚約者。けれどそのことを羨んだ義妹によって、ソフィアは悪評を流され、奇行を繰り返す変人と言われるようになってしまった。
「今日は徹夜で死んだふりの練習をするんだろ?」
「芝生、食べなくていいの?」
これ
でソフィアと王太子の婚約は解消になると、ほくそ笑む義妹。
しかし、肝心の王太子はソフィアが取るとされる奇行を気味悪がらないどころか、むしろ興味津々。そして、ソフィアに対して好意的に接してくる。
それにショックを受けた義妹は「噂は嘘です!」と言う。ついに堪忍袋の緒が切れたソフィアは、義妹への復讐を決意した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-02 12:35:49
4141文字
会話率:53%
とある王国の学院の芝生で昼寝を楽しむ『オイラ』は、同級生から酷く当たられている『アウ』という男子学生と出会う。デカいが泣き虫な彼は、実は父親の形見のハンマー『ミョルニル』を持っていた。が、ある日同級生が戯れに使った盗みの魔法のせいで、ハンマ
ーが黒く変色して力を失ってしまう。クラスメイトの『ブンタ』とともに、ミョルニルを復活させようと王都北の湖『トール』にやってきた三人だったが……
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
アルファポリス様にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 16:56:13
17732文字
会話率:43%
《ユニークスキル【土下座】の効果の波及を確認。対象者三名の敵愾心及び害意が45%低下しました。危険域を脱しました。》
その俺の動きに、その所作に、ヤツらは皆動きを止め、戸惑うようにお互いに顔を見合わせている。
「ギャッ!?」「あがぁっ
!!」「ぐぶッ!?」
その絶対的な隙を突いて銀色の閃光が瞬く間に駆け巡り、俺達を襲ってきた盗賊三人組は地に伏した。
「サイラス様。やはりこの方法は心臓に悪いです。まだマトモに戦った方がマシですよ。」
「そうは言うがな、アンネ。向こうは三人、こっちは二人。数的不利を覆すには、またと無い方法じゃないか。」
苦言を呈しながら無表情で淡々と盗賊達の骸を処理するアンネを見ながら、俺は溜息混じりにそう反論する。
本当なら俺だってこんな事――たとえ自衛のためだとしても、人殺しのためになんかこの【スキル】を使いたくない。
けどマトモに戦えばアンネが危険に身を晒す事になる。
それを許すくらいなら、俺の泥まみれの頭の一つや二つ、いくらでも下げてやるさ。
「サイラス様、片付けが終わりました。」
「うん。それじゃ行こうか。次は俺のせいで領都に住めなくなった、酒屋の一家が越した町だったな。」
「はい。しかしサイラス様……本当に、憶えている限りの方達に、謝罪をして回るのですか……?」
「何度も言ったじゃないか。俺のせいで貶めた実家の名誉を取り戻す。そのためには先ずは、俺の愚行で傷付けた民達に謝罪をするのが筋だって。」
「ですが……御身はそれでも、公爵家に連なる身なのですよ?」
アンネが無表情を崩して、悲しそうに眉尻を下げる。
俺はそんな彼女の頭を軽く撫でてから、歩くように促した。
「これも何度も言ったよな? 俺が与えられたこの力――ユニークスキルの【土下座】は前世の俺の未練で……そして俺の贖罪のための力だって。だから、俺は謝りに行く。たとえ許されなくても、俺の誠意を【土下座】に乗せて、伝えるんだ。」
天気は快晴、路銀は僅か。
俺は8歳から18歳までの10年間で、あの時からの10年間で迷惑を掛けた、虐げた、貶めた民達への謝罪へと、旅から旅へと歩き続ける。
今日も何処かで、俺は額を地面にぶつけ、擦り付けるんだ。
……出来れば芝生の上が良いな…………!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 20:26:00
125060文字
会話率:41%
ショッキングピンク、パッションレッド、ウルトラマリンブルー
――それら感覚的すぎる色の名前は、いったい誰が決めたのか?
色に始まり色に終わる、いろいろありそうな色彩少年との不条理な一幕――。
※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました
】にも掲載しております。
https://tmykinoue.hatenablog.com/entry/2022/05/13/162430折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 12:37:29
1782文字
会話率:31%
その場所は。
とても気分が良かった。
今でも鮮明に覚えている。
綺麗な青空に緑の芝生。
これは、小さい頃にあった。
不思議で、とても大切な思い出。
まさか、自分の妻と子供までもが。
天狗様と会うとは考えもしなかったが
。
天気が良い日には。
また、洗濯でもしてるのだろうか、、
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 05:00:00
1857文字
会話率:30%
きみはなにもしらない
さあさね、って、君が、あなたが、言った。
さあさね、どうだろ
うん、
さーさ、って
それでさ、
ほら、晴れてる、
雨の日も、雪の日も、好きやよ、
ま、
boku'ha,
僕は、
なんて?、まあね
うん、それでさ
分
かってる、うん
ま、ねって言ってみる
わかんないよ
ごめん
ね
ほら、お休みの日にさ、ロースターが、ぐるぐる回ってたっけ、突如として、
あらわれる、公園
芝生の、音、いや、ネ
(場面転換)
ほら、あれって、イソヒヨドリ、じゃない、
って、急に、カタカナ、
ま、
あれ?!
青いハチ、って、確かに、見たんだ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-08 22:19:40
244文字
会話率:0%
雨上がりの芝生に生えた
かわいいきのこ
最終更新:2022-03-12 23:36:48
262文字
会話率:0%
同じクラス、同い年の翔太(しょうた)と彰(あきら)。
二人は成績、運動神経、優しさ、趣味など共通することがたくさんあった。
しかし、それと同時に「対照的」な面もあった。
次第に二人は対照的な面が原因で、すれ違っていき…
最終更新:2022-02-22 08:40:48
756文字
会話率:18%
それは、幻のようでした。
最終更新:2022-02-10 23:00:00
202文字
会話率:0%
私、水田麻里(20)は整形級メイクや外人風メイクで話題のYouTuber。
某化粧品メーカーよりプロデュースした若年層向けのコスメシリーズを車に大量に詰め込み、いざ撮影用の都内某ホテルへ向かうはずが、気が付けば目の前には道路ではなく緑の芝生
が広がるどこかのお城のような大きな建物が。
そして何故か両刃の剣を手にした屈強な強面さん達に包囲されている!?
え~と、不法侵入してご免なさい?わざとじゃないんです。
て、ちょっと!車にキズつけないでよ!まだローン残ってるんだからっ!!
そんなこんなで不本意にも来てしまった異世界で、公爵家令嬢を大変身させた私に公爵様一家使用人揃って大喜び。
この物語は自分に自信が持てない女性達を変身・自信を持たせ、幸せを掴むお手伝いをする主人公のお話……の予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-20 17:00:00
40528文字
会話率:30%
ひだまりのねこの日常系エッセイ。
嫉妬や自己嫌悪、避けては通れない心や感情との付き合い方。
最終更新:2021-11-14 13:53:38
2451文字
会話率:4%
「隣の芝生は青く見える」
ただそれだけのこと。
最終更新:2021-10-19 01:59:28
23953文字
会話率:31%
こころとからだをたまにはおやすみさせよう。
最終更新:2021-10-15 21:11:37
200文字
会話率:0%
健康食品の会社に勤務する三十歳の青年譲(ゆずる)の職場にある日十歳以上年上の女性美和子が入社してきた。
明るく仕事がさばけて、しかもやわらかな心遣いを感じさせる美和子に譲は少しずつひかれていった。
やがて付き合うようになった二人はよく調布の
深大寺界隈でデートを楽しんだ。
そんなある日、深大寺の水辺に二人でたたずみながら、自然の中で静かに思いを語る美和子に、譲は突然強い感情を感じた。
それは生まれて初めて体験するような、一人の女性を強く求める細胞レベルの欲求だった。
移動した近くの芝生の上で、体をゆらしながら体操を楽しむ美和子を見つめながら、譲はこの人と生きていこうと決心していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-26 18:59:26
3437文字
会話率:39%
夏休みの海が舞台。小学生の超甘々な恋の行方は……?
※『わたしときみと、芝生のふかふか』、『ハッピーバレンタイン』の関連作品になります
最終更新:2021-06-27 10:15:37
12527文字
会話率:72%
混じりっ気無い、片道切符の甘い恋。ずっと君のことを考えている。
最終更新:2015-07-28 22:33:14
6821文字
会話率:24%