大陸公路に群雄割拠する亜人類の一、竜人が栄える竜王国。竜王都の女武官の一人、竜人「風のエメラルド」は、神殿に勤める神殿隊士だ。
竜王都では、数年前に王宮と神殿の間で政治的見解が決裂して以来、ずっと激しい武力衝突が続いている。戦いを本分とする
職業に就いているだけあって、お年頃のエメラルドは、恋に、仕事に――と忙しく、命がけの毎日だ。
そんな或る日、恐るべき『バーサーク竜』が、神殿エリアの中に発生したとの警報が上がる。エメラルドは、ベテラン神殿隊士の一人として、対バーサーク戦に駆け付けた。それは、エメラルドの《宿命》を――そして《運命》を、大きく変えてしまう出来事となった。
四大エレメントが関わる四大エーテル魔法が、物理法則と共に展開する世界。そこでは、四大エレメントの様相によって決まる《宿命図》が、強い意味を――強い支配力を持っている。《宿命図》を透視する占術で読んだ未来予想図もまた、ほぼ絶対的に、その通りになって行く。その通りになって行く《運命》を変える術は、存在するのだろうか。
剣と魔法の(そしてユーモアと考察もある)異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-25 14:00:00
214393文字
会話率:22%
「九州鋭牙会」(きゅうしゅうえいげかい)の若頭、乾乃圭吾・28歳。ヤクザの組長を父に持つ康二は、次代組長を目指すもまともに学校へ通ったことがないために簡単な四則計算さえできず漢字も書けない。ケンカは強いが学力は小学生以下であった。握力は18
0kgあるが90秒以上考える事ができないため、香港での取引で交渉が決裂し組に大損害を与えてしまう。
これに激怒した圭吾の父・康二は、内部で圭吾が次期組長になることに反対の声が挙がっていることを伝える。そして「組を継ぎたいのであれば、高等学校を卒業すること」を命じる。康二のコネを使って年齢を詐称し、3年生に編入する事で高校に裏口入学した圭吾は、難しすぎる勉強と10歳年下の級友たちにうんざりするが、次第に「初恋・友情・勉強」といった、青春の楽しさに気づいていく。
かくして、圭吾の次期組長の座を掛けた卒業までの学園生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-20 23:00:00
590文字
会話率:14%
1707年12月16日に起こった宝永大噴火以来、300有余年ぶりに起こった富士山の大噴火。
それによって、大幅に地形を変えることとなった富士山周囲の静岡・山梨間ではこれまで曖昧だった境界線問題が再浮上する。
元来、富士山頂は富士山本宮藤宮大
社の所有地であったが、今回の噴火に伴いその地形は大きく変わってしまい、また大社そのものも消滅した。
そこで新たな境界線が引かれることになったのだが……静岡・山梨両県ともに山頂の所有権を主張。
お互いに一歩も譲らず話し合いは決裂。
両県ともに「実効支配してしまえばいい」という結論に至る。
そうして富士山争奪戦争が勃発した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-26 23:50:34
6589文字
会話率:37%
黒船来航以来、日本国内は混乱していた。
江戸幕府を助ける『佐幕派』、鎖国をやめ、他国と国交を結ぶ『開国派』、天皇を敬う『尊王派』、外国人を排斥する『攘夷派』、幕府を倒す『倒幕派』、そして、それぞれの人々の思惑、信念、陰謀、野望により、慶応
四年(1868年)江戸時代最後の内乱が勃発した。
『戊辰戦争』である。
奥羽越列藩同盟を中心とする『旧幕府軍』と薩摩藩長州藩を中心とする『新政府軍』との戦いは、火器の発達により凄惨を極めた。
もはや槍や刀の時代ではなかった。
新しい時代の始まりであった。
その激しい時代の渦の中に巻き込まれた、小さな藩があった。
『越後長岡藩』である。
はじめ、長岡藩は河井継之助による構想『スイスのような中立国』を目指した。
内乱をしていては外国に侵略される可能性があることを、河井は憂慮していた。
慶応四年五月二日。
小千谷町の慈眼寺にて新政府軍監岩村精一郎と会い、戦をやめて皆で新しい国家を作り、国を共に守ることを提案した。
『小千谷談判』である。
しかし、交渉は決裂。
薩摩藩長州藩は、戦で徹底的に江戸幕府を倒す必要があった。
自分達が徳川の代わりになる為に。
交渉など無意味だった。
河井は薩摩藩長州藩の横暴さ、不正義を目にし、とうとう決断した。
『我らも戦に参加しなければならない。戦を早く終わらせねばならない。国を亡ぼさない為に』
長岡藩は『奥羽越列藩同盟』に加盟し、参戦することになった。
その長岡藩に、一人の少女がいた。
長岡藩士野口久馬の娘、野口ゆきである。
ゆきは長岡で家族や友人達と共に、平和に暮らしていた。
しかし、少しずつ戦の影が忍び寄っていた。
ゆきは戦に巻き込まれていく中で様々な人々と出会い、学び、自分が何の為に生きているのか、自分の役割とは何かを考えるようになる。
普通の少女であったゆきが見た長岡とは何か、人とは何か、戦とは何か、生きるとは何か・・・。
※ 『戊辰戦争』以降は、不快で、過激で、残虐な表現があります。
ご注意下さい。
※ 『dnovels』がサービスを終了するということで、掲載していたもの(2014年12月28日~2016年9月22日)をこちらに転載しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-15 12:10:18
989303文字
会話率:27%
《現在、更新を休止しております/まれに既に投稿している部分の加筆・訂正を行っています》
1919年、今さらやって来た新大陸の軍勢がパリでジャズを奏でている間に塹壕で大量の出血を強いられてきた日英仏を始めとする連合軍はドイツとの休戦を迎えて
いた。ワシントン海軍軍縮条約を決裂させ、比類なき無条約時代に突入した世界は大恐慌によるアメリカ経済の失墜と共産主義の躍進を経てベルサイユ条約締結から10年と経たず再び戦争の時代へと回帰を果たしていた。
そんな世界の東の果て。大日本帝國海軍に若き提督の姿があった。赫々たる功績と中性的な容姿から『東洋のバルキリー』と呼ばれることになる彼は帝國水上打撃艦隊と共に特筆すべき存在として海軍史に刻まれることになる。
これは最前線で硝煙に塗れつつ戦い続けた若き提督を中心に史実と異なる道を辿った第二次世界大戦を記した記録である――。
水上戦闘艦艇を愛してやまない大艦巨砲主義者のための小説です。ところどころにネタ表現または少し腐った表現(性的表現はなし)が登場する癖が強いお話になっています。また残酷な表現は予定していませんが、戦争の闇が垣間見えることがあります。ご注意ください。加えて、初心者投稿&超きまぐれ連載(と書いているものの毎月20日を目処に更新)です。ご了承ください。
※なお、「プロローグ1 西暦2576年」のみ時系列が飛躍していますが、本作は第二次世界大戦期を中心にしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-01 00:17:59
124590文字
会話率:37%
とある学校で、あまりの怖さ故に「鬼」と言われる不良の男がいると言う。好奇心からその「鬼」へと会いに行く不良少女、大谷 伸。その伸の前に現れたのは体が大きくて優しく不器用な少年である角本 美矢であった。
共に過ごしている内に距離を縮める二
人。そんな時、信が転校することが決まる。転校の理由は信の家族の勝手な理由。それを知った美矢は交渉をする。
交渉は決裂。二人は切り離される。激怒して「鬼」のようになる美矢。伸の嘆願により怒りを静める美矢。
それから数年後、信の元に見合い話が来る。その見合いの相手の中には角本 美矢の名前があった。 折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-05-06 00:12:40
5177文字
会話率:45%
好きなことを見つけられない、する事のない退屈な日々。
そんな自分に不満を抱いていた中学生の少女は、通っている学校の評価が急落していることを知り、危機感を抱いた。
もしも何か目立つことをやったら、またこの学校が注目されるかもしれない。そう考え
た少女は、仲間たちと共に『目立つこと』への参加を決める。それは、校内に掲示されていたロボットコンテストだった。
少女たちの前に立ちはだかる、あらゆる種類の壁。
そもそもロボットなど初心者なのに、開催はわずか三か月後! 活動場所もない、知識も道具もお金もない! 物理部の人間には何やら目をつけられ、ロボットにかまけて成績は転落!
思い通りに進まない中で時は刻一刻と過ぎてゆき、強大な敵がいくつも現れては行く手を阻み、メンバー内にも意見の食い違いが生じ始める。重なる思惑の合間に生じる、不信や不安、失敗や事故。その先に待っているのは、チームの絶望的な決裂だった……。
それでも、少女は叫ぶのだ。
──「私はまだ、やりたい。諦めたくない。このロボットを完成させて、大会に出てみたいんだ。たとえ微力にしかならなくても、自分の力で何か大きなことを為してみたい。ずっと前から、それが私の願いだったから──」。
そこに夢が、希望がある限り。少女たちは諦めない。
懸命に探る活路、ギリギリで切り抜ける危機。少女たちの勢いは、やがてクラスメートを、家族を、そして学校をも巻き込んで大きくなってゆく。次々に明るみに出る、過去の大会の辛い記憶。誰にも言えなかった気持ち。そして、ロボコンに隠された秘密。
先を見る事しかできない少女たちは、無事ロボットコンテストへと参戦できるのか? そして、見る者全てを圧倒するその決戦の行方は?
これは、ロボコンを知らない方でもスラスラ読める、なろう史上最大規模の本格ロボコン小説です。
◆(15/08/15)完結しました!
◆感想、レビュー、ポイント評価やイラストなどお待ちしています!
◆(15/06/21)『第一章までの登場人物まとめ』にイメージを掲載しました!
◆(15/08/14)『登場人物一覧』を公開しました! 迷った時はぜひ目を通してみてください!
◆(16/02/04)諸事情により登場人物イメージの公開を停止しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-15 21:00:00
394432文字
会話率:42%
『外の世界を、見てみたい』
美しい星の少女は、父なる獣の元を離れた。
ここは、人間と_少々の吸血鬼が住まう世界。
親和な二つの種族の決裂は、無垢な少女が旅立つ数年前から始まっていた___。
当たり前のように使われている魔
法。
それらを利用するもしないもばらばらの文化の、五つの国と、"国"が存在する世界の国際市場は、今夜も賑わっていた 。
「夜の国」の技術を用いた、魔力の炎が燈る街灯に照らされた大通りで、青年は清麗な輝きを持つ美少女を視界の端に入れる。
「なあ!」
気付けば、脚は動いていた。
「俺がおごるよ!」
きっと人は、それを_運命と、呼ぶのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-02 21:56:20
14554文字
会話率:27%
世界の武器輸出4割をシェアするKGSC(Kiriyama Ground & See Corporation)社は社長である桐山晴也を筆頭に、何時ものように仕事をこなしていた。とある日、交渉が決裂したテロリストに対戦車ミサイルを撃た
れ、死んだはずだった彼らはなぜか剣と魔法の異世界にトリップしてしまった。しかも、彼らはそこでも武器商人として生きて行くのだった。
「大砲がないなら小銃を、小銃がないなら弓を、弓がなければ棍棒を、棍棒がないなら石を売ります。それが僕たち武器商人であります。つまり、僕たちは暴力を崇拝する悪なのです」
現在次話制作中です…(°_°)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-27 18:06:22
18655文字
会話率:74%
帝国大元帥を務めるアントン・ラグラスの娘マルトーは偉大なる父の助けとなることを目標に帝国騎士を目指すが、各地方を巡察し、そして帝都の変貌を目の当たりにして、帝国を覆う問題が極めて深刻であること、父が難しい立場に立たされていることを知る。マル
トーが晴れて帝国騎士叙勲が決まった日、幼馴染みの騎士ギムナス・アールセンと再会し、親睦を深めるが彼が
「王党派」と呼ばれる急進的な若手騎士達の指導者であり、アントンとは敵対する存在だと聞かされる。父を信じ、改革の成果が出るのを待って欲しい、とマルトーは訴えるが、話は決裂してしまう。ギムナスが王党派であることは秘密にすると誓ったマルトーだったが、直後に父のアントンから帝国騎士内の急進的な勢力の動向調査を命じられる。マルトーは即答して引き受けるが、内心ではギムナスを裏切るのか、父を裏切るのか、の二択に困惑し、己の無力に愕然とし自己嫌悪に陥っていく。
それでも騎士としての責務を果たしていたマルトーは、任務中に賊の子どもを殺めてしまい、五日間の休暇を言い渡される。悄然としながら家に戻ったマルトーに大貴族の令嬢からお誘いが届く。叙勲祝賀会で知り合い文通相手となっていたユーリシアからの誘いだった。お茶会の中でユーリシアの既存概念に囚われない自由奔放な考え方に感銘を受けたマルトーは、ギムナスともう一度向き合い、彼の性急な考えを止めることを決意する。だが、彼女の想定よりも早く、事態は動き始めてしまう。貴族の肝いりに新設された都衛士隊が帝都の新月地区を焼き討ちする事件が起こり、これが引き金となり王党派の騎士達は決起し、主要市庁舎の占拠、という行動にでる。次々と状況が進展していく中で、マルトーはもっと早く行動を起こさなかったのか、ギムナスが背負っていた苦悩を一緒に分かち合うことをしなかったのか、と自分自身を責め、無念さに慟哭する。その葛藤の中でマルトーはギムナスのことを想う自分自身の気持ちに気がつく。王党派の決起が不発に終わり、反乱軍として追い込まれている事を知ったマルトーは、ギムナスのために王党派への合流を決意する。新月地区にてギムナスと再会し、彼に自らの想いを伝えたマルトーは、ギムナスの命を助けるために帝都脱出を提案する。重傷のギムナスを逃がすため、囮部隊を率いて出撃したマルトーは、奮戦するも数に勝る正規軍に圧され、最後は自ら川に身を投じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-26 01:00:00
102089文字
会話率:44%
地球から植民して七百年の時が過ぎた惑星ファルファーレ。そこには超常能力を持つ者たちがひっそりと暮らす島がある。
ある日惑星を襲った災禍を機に、ファルファーレの社会は少しずつ変わり始めた。
超能力を持つ集団を、それを持たない人々の社会は
受け入れることができるのだろうか?
それとも決裂しかないのか?
惑星と島の命運をかけて社会と融和しようと苦闘する能力者の少年と、彼らを受け入れるべく力を尽くす若い海軍士官を中心にした群像劇。全四章
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-10 11:00:00
318837文字
会話率:51%
XX92年 二大国家《ニューアスメリア合衆国》と《カルナダ連合》は政治的干渉により決裂―――こうしてニューアスメリア合衆国対、カルナダ連合の戦争が勃発した。
東部戦線のとある分頓基地で巡察任務をさぼっていた4人は廃墟となった建物を見つける
そこには戦争についての重要な秘密がかくされていた。襲いかかる異能の者達を退け目的の為に進むのだ!
近未来型SFファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-01 00:34:02
88529文字
会話率:47%
「息抜きお題つくってみたー」で出たお題で書いた。微|(?)シリアスな父子喧嘩。俺は小学生の頃親父に頬張られて壁に吹っ飛んだ事がある。悪い事をしたので泣けなかった。体罰は悪いにしても、叱ると言うのは愛情だと思う。ちょっとすれ違っても家族なら
大丈夫。な、筈。和解しないまま終わる。すみません、仲直りは書けなかった……! 決裂部分だけです……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-22 19:45:03
200文字
会話率:37%
緊張状態にある二つの国家。その行く末を決める交渉が突如決裂し、訪れた特使が一方に監禁されてしまった。
主人公テオは国家非公認の仮面組織《トライア》に参加し、素性を隠し名も無き傭兵として行動することになる。彼に与えられた最初の任務は、『捕
らわれた特使の救出』を名目に、これまで鎖国状態を続けてきた要塞都市国家《プロメスティカ》に侵入することだったのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-11 13:08:11
6088文字
会話率:27%
近未来。地球は資源狡猾の時代を迎えていた。人々は地球を離れ、スペース コロニーにその身を投じた。
そんな時代から数百年。依然、新たな資源惑星は見つからなかった。
世界各国は独自開発か共同開発かを選ぶ権利があった。
中国政府は独
自開発の一点張りだった。日本政府は中国との共同開発を推していた。その交渉が決裂した時、中国政府は国連で禁止されている光子力移動サテライト ワープを成功させるのだった。その移動手段は成功すれば敵に見つからずに移動でき、失敗すれば燃え尽きるのだった。あまりの危険な移動手段に国連は禁止条令を出していた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2012-07-28 21:13:59
5080文字
会話率:0%
律子はOL。偶然不倫する二人を見かけてしまった。
最終更新:2010-03-17 13:59:46
6374文字
会話率:47%
他生物の魂を身に憑依させ、力を振るうことのできる『ソウル・ドライバー』という者たちがいる世界。主人公のイルゼは、フィオラと共に旅をしていた。その目的はフィオラの兄であり、『秘術書』を狙う賞金首でもある『白虎』を探すことだった。ある大都市で白
虎に仕えているという賞金首イグルと政府のエージェント組織『ガルム』の戦闘に巻き込まれ、近くに白虎がいることを知る。フィオラの中には恋人であるイクシオと、イクシオが持っていたドラグーンの魂があり、イルゼもフェニックスの魂を持っていた。かつて政府の機関に勤めていたイクシオと白虎はとある秘術書に関わる実験の事故の場に居合わせ、イクシオの妹であり、白虎の恋人でもあったリクシアの魂が半分消滅するという事態に遭っていた。白虎は意識の戻らない死人同然のリクシアを蘇生させる秘術書を求めて動いていたのだった。政府から離反する白虎を、イクシオとフィオラは説得を試みたが、決裂。結果としてフィオラの魂が半壊することとなり、イクシオは自分の魂でフィオラの欠けた魂を補うことで彼女を救う。かねてからフィオラに密かに思いを寄せていたイルゼは、少しでも彼女の力になろうと、白虎を追うというフィオラと共に旅をしていたのだった。イルゼたちのいた都市に保管されていた秘術書を強奪し、儀式を始める白虎。だが、その秘術書はそもそも失敗作だったため、儀式は失敗、怪物と化して暴れ始めるリクシア。呆然とする白虎、恐怖や悲哀に足が竦みイクシオと交代できず戦えないフィオラ。イグルは恩人である白虎を庇うために命を落とし、フィオラを守るためにイルゼも奮闘するも、力及ばず敗北する。魂を損傷したイルゼを、フィオラはイクシオとドラグーンの魂を渡すことで救う。フェニックスとドラグーンの魂が交じり合い、焔龍となったイルゼはリクシアを倒し、物語は収束する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-12-20 00:24:42
80346文字
会話率:37%