ザッザッザッーーー
白く、純白で、書き始めのノートのような雪上に2人の男女が痕跡を残す。今、女と女になった。
「なあ、熱くねえか?」
「いや、脱がないでもらえますか? 女体化しないでもらえますか? 剣を扇風機みたいに振り回さないでもら
えますか?」
静かに、だが必死ように言う彼女の服装はバニーガールであった。トントンである。
灼熱のように赤い髪を乱雑に切りそろえた彼女はボーイッシュ風で、腹を出したスポブラ、ホットパンツな服装で歩いている。片手に大剣を持ち、簡単そうに振り回している。細い腕で振り回しているのが幻のように感じてしまう。
一方の彼女はバニー姿である。腰ほどまでに揃えられた黒髪は彼女の本来の素材を活かすものになっており、大和撫子のような。淑やかさと、芯の強さが見れる容姿である。一歩歩くごとにツッコミを入れなきゃ気が済まないのか2人の移動は賑やかなものになっていた。
両方が、両方。美人で美女なのだ。見ている分には癒されるものがあるだろう。
だが、世界は世紀末であった。パンデミックがあった。
数十人を残して過去の行動を繰り返すだけの、形を似せた異形が住む世界には同じ周期の歯車しか存在しない。
月曜日は月曜日として機能し、一週間後には同じ月曜日が始める。例えるならNPCしか存在しない世界である。
そんな世界で生き残った人を救うための戦いが、戦うには女体化しなければいけない筋肉質のイケメンと、戦闘力はミジンコ程しかない目の保養要員の大和撫子の2人によって始まっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-02 23:16:10
5137文字
会話率:17%
【完結】――「これくらいさせてもらわなくては、夫の僕も気が済まない」。夫の手で罪人の烙印を焼きつけられたアディリルは、生存すら絶望的な異界へ落とされた――
竜騎士アディリルは、魔法神官ルードと結婚し、竜と心を通わせ、忙しくも幸せな日々を送っ
ていた。ところが、王弟と姦通し国王を暗殺したとして、魔物が跋扈するという異界へと追放される。が、落ちた先は幸運にも平和な場所。数年を山奥の村で過ごす内に、絶望も憎しみも少しずつ癒されるかのように思えたが、ある日突然、元の世界に“召還”されて……
※中編。完結まで予約済の2週間連続投稿 ※ヒロインは『聖女』ですが、キヨラカな感じではないので、苦手な方は注意。※アルファポリスさん、カクヨムさんにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-18 00:32:14
41270文字
会話率:34%
私たちは常に、人間離れしている達成不可能なラインを求められる。
遅刻しないのが当たり前。(イヤイヤ機械じゃないんだから……)
ミスしないのが当たり前。(電卓じゃなくて人間なんですが……)
残業するのが当たり前。(もう帰りたいよ……)
熱意
を持って仕事をするのが当たり前。(やりたくない仕事を我慢しているんだけど……)
この社会では、順番や勝敗をつけないと気が済まないのでしょうか?
顔面偏差値。就職偏差値。結婚偏差値。
数値化できない事象までも無理矢理数字にして、優劣を決めたがります。
すると、必ずどこかに負ける人が出てきて、苦しい目に遭います。
私たちはただの人間なのに、
畜殺される牛の肉のようにランクをつけられ、
くずかごのゴミのように分別され、
完全無欠の全知全能を求められます。
そして少しでも間違ったら、コンピューターのプログラムのように修理されます。
どこへ行っても、何をしても、数字の勝負が始まります。
常に、生まれも育ちも違う誰かと比べられます。
必ずマウント合戦が始まって、どちらか一方が傷つきます。
どうか今日一日だけ(それが無理なら十分だけでいいです)そんな競争社会のことを考えないでください。
あなたの行っている会社の大きさや、着ている服のブランド、恋人の有無、年収はあなたの価値を変えたりしません。
あなたに赤ちゃんが生まれたとして、その子がどんな服を着ていても可愛いと感じますよね?
生まれてきてくれてありがとうと思うはずです。
それと全く同じです。
あなたには生まれた瞬間から価値があります。
あなたが生まれた瞬間、周囲の大人はみんな喜んでいたはずです。
みんな笑顔であなたを迎えてくれたはずです。
あなたは今も、これからも必要とされているんですよ。
あなたは百点満点です。
これを読んでいる現時点のあなたでいいんです。
何も悪いことなんてしていないんですから。
あなたはもうすでに完璧で、これ以上ないくらい素晴らしいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-04 21:08:56
2551文字
会話率:6%
ゼウスの野郎許さないっ!
エリー=カトレーヌは5歳の誕生日パーティをした日に全てを思い出した。ここが乙女ゲーの世界であること、私はヒロインと対立する悪役令嬢だってこと そして...前世は守護神だったてこと!
よくある話だけど私は破滅エン
ドを阻止するために我慢なんで出来ない!こうなったら私が世界を制覇してやるっ!
前世は守護神だけど今世では戦う?!波乱万丈なエリーの世界制覇までの道のり てか、世界制覇できるのかな
そしてゼウスに会ったら一発殴らないと気が済まないエリーの燃える心
...ゼウス様逃げてー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 13:16:31
5581文字
会話率:41%
白百合明はクラスメイト達に「お前はゲームで強くなれない」と言われた。
ゲームは知識程度にしかないけれど、言われたからにはやり返さないと気が済まない。
だから、始まったばかりのMagic World Onlineというゲームで強くなって見返し
てやる!
男の娘を舐めたらどうなるか、これで理解しなさい!
そして、ネット民を黙らせる!
最初から進むにつれて犯罪の兆候が出てきた。
このゲームに一体何があると言うのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-26 20:35:53
91209文字
会話率:26%
浪人生のレンは受験前夜、突如頭痛に襲われ目を覚ますと異世界に召喚されていた。魔王軍の《知の皇子》として手を貸してほしいと言われるも、一年間の努力の集大成である受験を台無しにされたレンは魔王軍を裏切り、崩壊させ最終的には人間との和平交渉を結ぶ
べく奔走する。受験の知識を活かす、お勉強系異世界ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-05 23:53:29
2566文字
会話率:43%
「あなた達は勇者として異世界召喚を……」「もしやこれは『ワームホール』ではないか?!」「?!」
突然異世界に勇者として呼び出された3人の男女。しかし彼らは揃いに揃ってファンタジーにツッコミを入れないと気が済まない理系集団だったのだ!
彼らは異世界の『常識』にいちいち科学的な考察を始めて、全然魔王討伐が進まないのであった!
異世界理系ファンタジー爆誕?
「ゴブリンを殺すにはどうすれば良い?」「近接戦はリスクがあるから改造エアガンを使おう」「それより毒ガスを開発すれば楽じゃねえ?」「世界観壊れるからやめて!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-01 00:33:59
5325文字
会話率:42%
ある日の深夜、滝川ケンタはビルから落下し、命を落とした。
……はずだったが、気が付くと剣と魔法の異世界にふわっと転生していた。
都合よく成長した状態でギルド前に転生し、これからハッスルしようと意気込むケンタだったが、初日に荷物を
盗まれてしまう。
そして落胆した気分に追い打ちをかけるように、この物語にはヒロインがいなかった……。
転生特典をくれる女神もいない。
勇者と心酔してくれる王女もいない。
訳あり格安奴隷もいない。
百歳オーバーのエルフ幼女もいない。
ツンデレ令嬢もいない。
どこを切り取っても、ヒロインが一切登場しなかったのである!
なぜならこの作品がアクションメインだったためである!
イチャコラしているシーンなど不要! ジャンル違いも甚だしい!
求められるのは採石場でのガソリン爆発とハリウッドダイブ!
そんなこんなで、異世界ファンタジーの皮を被ったB級アクション、ここに開幕!!!
■ご注意下さい■
本作品は主人公としぶとく生き残るライバルの皆さんとのやりとりや、良かれと思ってしたことが裏目に出てままならない様を見てニヤニヤしてもらったりする作品です。
そのため、悪役が死なないと気が済まない人には向いていない作品となっています。
また、ストレスフリー系やチーレムTUEE系作品でもありません。
コメディを挟んで軽くなるように調整はしてありますが、基本的に主人公の能力が高くて思い通りに事が運ぶ展開は少ないです。
全四部構成。一部はライバル紹介。二部、三部、四部は対象ライバルとの決着、という形で進行していきます。
又、本作品は以下の表現が含まれます。
残酷、グロテスクな表現
ステータス、レベル、スキルの表示
ヒロインなし
ハーレムなし
凄いチートなし
成り上がらない
下ネタ
メタネタ
主人公の良心が希薄
主人公が殺人を犯す(2章以降)
登場人物の死亡
死なない敵
物理法則より演出重視
ベタなお約束、ご都合主義
お読みになれる際は作品の性質上そういった内容になっていることを予めご了承下さいますようお願いします。(`・ω・´)ゞ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-25 11:00:00
1663415文字
会話率:29%
己の色々と至らないところを自覚し生きることに消極的だったり積極的だったり、波乱に満ちた情緒をお持ちのシッカクさんの価値観を語るシリーズ(予定)。
登場人物
・シッカクさん
べらんめえ口調の男性。思ったことは吐き出さないと気が済まない性
格。友達が少ない。テンションが割と高め。落ち込んでいる時は大きな猫のぬいぐるみを抱えているとか言う気持ち悪い設定がありますが本編には出てきません。
(注意)作者の考える人間としての欠陥を面白おかしく記載していくコメディのような何かです。べらんめえ口調な男の独り語りです。読者様の考える欠陥とは異なる可能性がございます。山もオチも意味もないですご了承ください。どちゃくそ暇暇の暇な時にでもお供させれば良いと思います。あと作者はなろう初心者ですので色々分かってないことがあると思いますが、誹謗中傷の類、は受け付けておりませんがこのサイト感想とか送れるんです???折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-09 19:00:34
3933文字
会話率:0%
「なんでこんなずるいヤツがいるのよ!?」 天才と呼ばれる自称【美少女魔法使い】のマフォは驚愕の魔法使いと出会った。そこから始まる王道(邪道?)冒険譚!
ここは、二つの人間種族が存在する世界。魔法が使えない代わりにケンカがめっぽう強い人種と、
魔法が使える代わりにひ弱な人種。そんな世界に突如現れるイレギュラー。
最強種族ドラゴンを素手でぶっ飛ばし、絶大威力の禁呪も使えるアイツにギルドも驚愕!
そんなイレギュラーとパーティまで組むことになったマフォ。 さらに、一緒にパーティを組むメンツは、常に剣を10本も持ち歩かなきゃ気が済まない剣バカに、実は正体が〇〇(ピー!)というひとクセもふたクセもあるヤツら。
天才美少女魔法使いは言った。「あれ? 私の……当初の目的ってなんだったっけ……?」
予想もできない出来事に、二転三転するストーリー。普通じゃない仲間と普通じゃない冒険が始まる。
そんな彼ら彼女らが、いずれ世界を滅ぼす、いや救う――――かもしれないお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-02 20:16:31
70122文字
会話率:40%
カギを持つ者は異世界に行くことが出来る。でも、その扉の先にある店は…。
最終更新:2019-06-01 00:08:12
1084文字
会話率:26%
君は自分を辛辣な言葉で卑下するようだけど
僕に映る君は造花のようにずっと美しくて
色褪せる事がない絵画のような存在さ
永遠に僕だけのものにしたい
欲しかったんだ、ずっと
手に入れないと気が済まないんだよ
それなのにどうして、どうして、ど
うして君は
君が望むなら仕方ない
僕にとっては好都合な話だ
君は僕のために死んでくれるんだね
他に美しいものが見つかる前でよかったよ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-11 18:55:04
1232文字
会話率:8%
年金生活者、河村豊はいつもなにかに腹を立てていた。運転中、ワイドショー、勧誘などに、大声で怒鳴らなければ気が済まない。そんな豊は行きつけのスーパーの買い物でまたも怒りを爆発させる。
最終更新:2018-02-20 00:00:00
110097文字
会話率:46%
「白雪姫」
それはとても有名な童話。
世界一美しいのが自分でないと気が済まない魔女は、毎日問いかける。
「鏡よ鏡、世界一美しいのは誰?」
その度に鏡は「それはお妃様、貴方です」と答え続けてきた。
しかし、ある日答えは変わってしまう。
「お
妃様はとても美しい。でも1番美しいのは白雪姫です」
魔女は白雪姫を狩人に殺させようとしますが、狩人が白雪姫を逃します。白雪姫は小人の家で、7人の小人と暮らし始めましたが、そのことを知った魔女が作った毒りんごを口にして白雪姫は死んでしまいます——原作ならば。
しかし、もしも魔女が毒りんごを作るときに材料を間違えたらどうなるでしょうか?
もしもそのりんごが毒りんごではなく、食べた人を異世界へと飛ばすりんごだったら?
これは、そんなifの物語。
一体、白雪姫はどんな場所へ転移するのでしょう?
「りんごスリップ」
if白雪姫が異世界転移をさせられたら……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-25 20:00:00
27120文字
会話率:36%
異世界召喚によってやって来た勇者が魔族に捕われた王女を救う。
ありふれた話なんだが、その世界に勇者達がたくさんいた場合はどうなるんだ?
王女が救出されたという知らせを勇者達の1人である俺が受けた時は、鮮やかすぎる王女を救出した勇者の手
際を疑う事しかできなかった。
せっかく魔族の巣窟である宮殿まで攻め上ったんだが、王女は離宮と呼ばれる場所にいたようだ。距離にして数百m程の距離ではあるがトンビに油揚げをさらわれた感じになる。
だが、考えてみるとおかしくないか? 俺達の前に他の勇者はいなかった。王女を救出した勇者は最初から離宮を目指したに違いない。
そんな情報を俺達は知らなかったんだよな。とりあえず王命は絶対だ、直ぐに帰ることになったのだが、俺達を待っていたのは王女救出を成功させた勇者達からの毒盃だった。
辺境でのんびり暮らそうとしている俺達に、その仕打ちはあんまりじゃないか?
どうにか危機をすり抜けて王都を去ることはできたんだが、そっちがその気ならとことん邪魔をしてやらねば気が済まない。
先ずは現状の地位を利用しての領地経営を頑張らねばならない。何とか討伐軍を撃退するだけの戦力早めに作らないと、俺達の命がいくつあっても足りなくなりそうだ。
※ 番号末尾に(R)と(M)でリオン視点、マルデウス視点を区別してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-18 18:54:17
642361文字
会話率:40%
「あなたは三次元の愛を知りません」その一言で、ファンタジー乙女ゲームの世界へ転生。
二次元だった男の人たちが、突然三次元になり、彼らに触れられるだけで、動機、息切れ、思考停止?
……しかし「まじ☆ふぁん☆えたーなる」の世界は、私に三次元の恋
をさせねば気が済まないらしい。
絶対攻略キャラクターの中の一人と結ばれる強制イベントがある。に、逃げられない……!
恋愛経験ゼロの私は、ただ、普通に、平和な世界で暮らしたいだけなんです!!
のんびり転生ヒロインと、オラオラ妖精との乙女ゲーム世界転生のお話。(ほぼ毎日更新です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-04 03:28:46
91916文字
会話率:32%
愛を知らずに育った代償は、あまりにも大きかった。
南米コロンビアから護送されてきた囚人 フジ・ダニエル・アバーエフは、その狙撃の腕前をとある組織に評価され、死刑を免れる。
それは、極秘に諜報活動やスパイ活動を行う大規模な軍隊であった。
軍
の食堂で、訓練を終えた泉(25)と誠(25)が食事をしていた。すると、たまたま目の前に座った、今年入隊したばかりの後輩、藤(20)の汚すぎる食べ方にドン引きする。箸を使わず、全てスプーンで食べる。そしてこぼす。全部かき混ぜる。手はベタベタだった。注意してみるが、この後輩、好きなものはなんでもぐちゃぐちゃにしないと気が済まないという。違和感を覚えた泉と誠は、藤を注意して見るようになる。すると、藤の異常な人格が分かってきた。歳の割に大人びた奴だと思えば、垣間見える子供っぽさ。ものの考え方、価値観、全てがおかしかった。部屋には子供用の絵本とおもちゃやお絵描きの跡。のちに彼らは、藤の痛ましい過去を知ることになる。愛を知らずに育った代償は、あまりにも大きかった。
泉と誠、その他の仲間たちによって、藤はだんだんと愛とは何かを感じるようになっていく。
他サイトに重複投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-28 23:04:30
4102文字
会話率:78%
「さぁ、今日のネタを提供してくれるのはこいつ。真っ赤なタコさんウインナーだ!」
「ここの奴らはボケないと気が済まないのか!? それでどんな大喜利やるつもりだ!」
「食べます」
「タコさんウインナー関係ねぇ!!!」
この世界で一番大きな戦士
ギルドは、ボケしか居ない愉快な電波ゆんゆん大喜利ギルドだった。
ボケるのがお仕事な奴らの日常話。
倫理観が迷子な短編集でお送り致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-22 21:05:47
26931文字
会話率:59%
街で有名なお騒がせ集団が、またやらかした。
友人の努力を踏みにじったやつらに怒り心頭の主人公。
「ぶっとばす」
一度痛い目にあわせないと気が済まない!主人公の暴走劇とその結末をご覧ください。
キーワード:
最終更新:2015-06-22 09:30:32
2479文字
会話率:44%
召使い(掃除婦)として雇われた九十九コヨミが案内されたのは、彼女の家の敷地面積程はありそうな広ーい部屋に、所狭しと置かれたテレビの山。
「主人は、この部屋の全てのテレビが常に綺麗でないと気が済まないようなのですよ」
「それは……画面はもち
ろん、側面も裏面も全て含めてということでしょうか」
もちろん、と九十九を案内した白ヒゲ執事長は頷いた。鬼畜だ。
九十九が屋敷に辿り着き、十五分。それ以上の説明は不要だと、九十九を部屋に押し込めて執事長は去った。カチンときた九十九は誓う。一泡吹かせてやる、と。
◆前編後編の二部構成です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-26 09:35:27
5779文字
会話率:36%