ダメーナ子爵家の姉妹であるイリスとティアナ。
何でも要領よくこなし、愛想の良い妹のティアナ。
物覚えも悪く、愛想がないと蔑まれてきた姉である私――イリス。
私は屋敷中から冷遇されて、いつからか召使いのように扱われていました。
ある日、唯
一の婚約者すら妹のティアナに奪われてしまいます。
失意の私に追い打ちをかけるように、両親からこんな言葉をかけられます。
『妹の身代わりになれ』と。
「聖女」であるティアナには、国を守護してもらえるよう「竜」に祈りを捧げる役目があります。
この国は聖女が竜に祈りを捧げ、竜が聖女の祈りに応えて国を守護することで栄えてきたのです。
もっとも面倒くさがりな妹は、祈りを欠かすことも多く竜の怒りを買ってしまったのでしょう。
そんな時に生贄となり竜の怒りを鎮めるのも聖女の役割なのですが――妹を溺愛する両親は、私を身代わりにすることを思いたようです。
そうして「守護竜」のもとに向かう私ですが――
これは妹の身代わりに生贄にされたイリスが、何故か竜神に大切に扱われ新天地で幸せをつかみ取るお話です。
※ 他の小説投稿サイトにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-21 12:03:09
19507文字
会話率:33%
代々聖女の家系であるアウルメナス伯爵家の長女として生まれたミネアは双子の妹であるジルと比べて魔力が圧倒的に少なく、聖女には成れなかったので、虐げられて過ごしてきた。
それでもミネアは努力して、自然界の力を自分の力に変換する精霊術を修得して妹
をも上回る力を手に入れたが、両親には認められずにいた。
「ミネア、お前はジルの代わりに人質としてベルゼイラ王国に行くのだ」
アウルメナス伯爵によると敵国であるベルゼイラ王国は休戦の条件として聖女の身柄を要求してきたとのこと。
国王と話し合った結果、ミネアが聖女である妹の身代わりとして人質になることが決定する。
食事も満足に得られていないミネアはここに居ても地獄だと、それを了承して敵国の人質となることに。
「聖女ジルよ。予言に従って君と結婚したい」
しかし、敵国で待っていたのはその国の第二王子からの熱烈なプロポーズだった。
ミネアは思っていた人質生活と全く違うことに困惑する。
王子の勢いに押されて婚約してしまう彼女だが、聖女ジルでないとバレれば婚約破棄どころでは済まないのでは、とドキドキしながら新たな生活をスタートするのだった。
※全十五話構成で既に予約投稿を終えていますので、完結まで安心して楽しめます(12/18のお昼頃に完結予定)。
※アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-18 12:00:00
20922文字
会話率:37%
絶世の美姫とよばれる妹姫の影で、“添え物姫”と揶揄されていたヴァイナス。
ある日のこと、政略結婚を嫌がり逃げ出した妹の身代わりとして嫁入りする羽目になる。
しかし、いざ嫁ぎ先に行ってみれば夫となるはずの第一王子はどこへやら、かわりに現れた第
二王子(十歳)が「自分が貴女の夫だ」と言い出し……。
互いに身内の身代わりとして結婚することになった年の差夫婦は、少しずつ距離を縮めて行く。
(カクヨムにも投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-14 00:00:00
123234文字
会話率:36%
平凡な田舎娘のオランジュは十四歳のある日、自分が、名門貴族の令嬢が結婚前に秘密裏に産んだ子だったと知る。
実母に引きとられたオランジュ。
だがそれは、今は亡き伝説の英雄の花嫁として、神殿に入ることが決定した異父妹の身代わりになるためだった。
生者でありながら、死者に嫁いだオランジュ。
新月の夜、伝説どおり亡者達が出現して…………。
注意:キーワードを確認してから、お読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-04 12:04:44
24638文字
会話率:27%
第二王子が成人を迎えるにあたり、花嫁探しが始まった。ところが王宮に行くはずだった妹は前日に駆け落ち。残っているのは双子に間違われるほどそっくりな姉。……一月だな? 一月だけ、妹の身代わりをしようじゃないか。
異世界召喚競作企画『テルミア・ス
トーリーズ+』様参加作品。(※おまけ部門参加のため異世界召喚ではありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-13 09:00:45
55636文字
会話率:42%
突然浴槽の底が抜けて、全裸で異世界へ召喚されました。呼び出した王子は「妹の身代わりとして氷竜に嫁げ」って、一体どういうこと!? 元の世界に帰るため仕方なく引き受けた花嫁役。ところが実際対面した氷竜は想像と違っていて……。女子高生異世界召喚フ
ァンタジー。(完結。rotoio人外ものシリーズ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-31 17:00:00
70754文字
会話率:39%
『お前は実の姉妹の身代わりになれるか?』
死神が私にこう言ったんだ。
限られた期間で、私はどんな答えを出せばいいの?
最終更新:2013-01-06 13:02:13
15807文字
会話率:18%
《貴方達の主に伝えて…僕はもう長くは生きられないと…》その呟きもまた、闇へと消えて行った。生まれ持った容姿のため村人に疎まれて育った少年・尚は従姉妹の身代わりに荒れ狂う川へと身を投げた。少年が再び目を覚ました世界は、陰と陽の均衡を失ったかつ
ての楽園だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-05-26 23:22:58
1551文字
会話率:37%