太古の昔に小島に封印された最強最古の魔王。
封印されたクリスタルの前に現れたのは呪術師であるノロイだった。
ノロイは呪術具である美少女人形に魔王の魂を移すことに成功した。
目覚めた魔王は世界征服をしようとするが、呪術具の呪いで主人の命令に絶
対服従だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-04 22:05:47
147102文字
会話率:66%
主人公はある朝、会社に通勤する為に信号待ちしているとトラックが突っ込んできて死んでしまう。しかし、その直後何故か見知らぬ少年になっていた。そして、彼はテレビのニュースを見て、ここが自分の好きだったゲーム『ラストティアーズ』なのだと知る。
『ラストティアーズ』通称ラスティア。
太古の昔、天界で神々が争い、その戦争によって善なる神々の側に着いていた人間界にも危機が迫ったが、龍の力を持ちし英雄が邪神を討ち取り、邪神たちがモンスターを生み出していた工場であるダンジョンが残った。
ダンジョンのモンスターは放っておくと地上へ溢れて出てしまうので、エンフォーサーと呼ばれる者たちがダンジョンへ潜りモンスターを討伐していた。
しかし魔神を復活させようと企む者たちによって、地上でも不可解な事件が起きていた……
彼は途轍もなく理不尽にヒロインが最終決戦で、主人公の為に命を落とす展開を変えようと誓うが……
「あれ? そういえばこのキャラ何処かで……そういえばこの俺が転生したキャラって一番最初の襲撃イベで殺される奴じゃね?」
これは原作知識で無双して、登場人物の不幸フラグを粉砕しながら、なんとか自分が死亡する未来を変えようと藻掻く男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 16:28:57
253455文字
会話率:55%
魔女、占い師、霊能者…それぞれ力を持つ「術者」の一族たちが、絶大な科学の力を味方につけた人間たちから隠れ生きる時代。太古の昔から絶えることなく血を繋げて来た彼らだったが、それも全て人間たちのせいで終わりに近づこうとしていた。存在も忘れられ、
人口も減らされた彼らは、人間からの迫害や差別にもう為す術もなく、ただただ必死に耐え抜いていくだけの生活を送っていた。
そんな中、魔女の血を引く1人の青年が、自分たちに降りかかる理不尽な運命に立ち向かいながら生きていく。時には自らの運命を憎み、時には飄々と周りを翻弄する彼は、術者たちの間では名の広まった天才だった。
尊敬と親しみの意を込めて「天神」と呼ばれたその彼は、無事に彼らの幸せにたどり着けるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-06 18:00:00
206181文字
会話率:67%
魔王を倒しても世界は救えなかった。
だから俺は魔族を殺す。
ただもう一度、幼馴染と会うために。
――太古の昔より人間は種の存亡をかけて魔族との戦いを続けていた。大激戦となった十三年前の『浮遊火山の戦い』で勝利した魔王は、絶滅
魔法の一つである『疫病』を発動し、人間を滅ぼそうとした。ただの田舎の農民だったレインは魔王の魔法によって両親と育ての親、幼馴染を失ってしまう。全てを奪われたレインに残されたのは「魔王を倒して世界を救う」という幼馴染と交わした約束だけだった。レインは厳しい修行の末に勇者となり、魔族との戦いに挑んだ。あらゆる犠牲を払い、幾度もの戦いの果てに、遂には魔王を倒して宿願を果たす。だが、世界を救ったはずのレインに送られたのは賛辞でも褒美でもなく、故国の王による暗殺者と軍勢だった。人間の救いようのなさに絶望したレインは全てを捨て、誰も来ない山に引き込もることを選んだ。
それから二年経ったある日、かつての師匠がレインの隠れ家を訪ねてくる。師匠は、「第一王女を与えるから戦争に手を貸せ」という故国の王の身勝手な要求を伝えに来たのだった。王の傲慢さに怒りを覚えたレインは、戦場で超大規模魔法を発動し、敵味方の区別なく二十万人を己の支配下に置く。たった一人で国二つ分の兵を従えたレインは、自分の命を狙った王を無理矢理退位させ、新たな王として君臨することを決意する。しかし、故郷の国に限らず、世界は魔族との戦いや飢饉によって混沌とした有様だった。レインは世界を救うために、そして幼馴染を蘇らせるために再び戦いに身を投じていく。
※この作品は「カクヨム」様にも掲載しています
※第一部完結しました。ここまでありがとうございました。引き続き第二部の方、よろしくお願いいたします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 00:15:18
486689文字
会話率:32%
太古の昔。
生命の主である神という一つの存在が人や動物、火や水、風や木々等が、多くの生命が共に暮らしていた世界。
生きるモノ全てが神を敬い、神もまたそんなモノ達を愛していた。『楽園』そう呼ばれていた世界がそこにはあった。
けれど神は、突如としてその姿を消した。
禁断の果実、知恵の実。多くの名と由来を持つその果物を人が食らってしまったからである。
人以外の生命は口を揃えて言う「神を怒らせた」だから神は我々の前から消えてしまったのだと。
楽園と呼ばれたその世界は次第にその名を地に落とし、世界が元は楽園だった事すらも忘れる程に朽ち果て、変わり果てていった。
人は、悲しみと共に罪を生んでしまった。他から蔑まれ、異端モノ烙印を刻まれてしまい生命の輪から外れてしまったのだった。
だが、たった一つの種族だけ、人に寄り添った。
それは「蛇」だった。
神を激昂させた真の原因。楽園を破滅へと導いた張本人であった。
どの生命からも後ろ指を指される世界で、蛇はその姿を変え、名前も『竜』と呼ばれるモノへと変え再び人へと近付いた。
それは、再び人を陥れようとする目論見があるからか、それとも・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 12:00:00
210980文字
会話率:39%
『神をも超える絶対的存在』であり……『全て』の始まりであるシュラス……
彼は太古の昔、 自らの手により愛する者、 『もう一つの絶対』フィーラを殺めてしまった……
それから再び同じ過ちを犯さぬよう、 彼女が残した『心』という概念を理解し、
己を成長させる事を誓い、 神の世から立ち去った……
そしてとある世界にて、 彼は一人の少女「エル」と出会う。
数多の世界を旅してきた中で彼女と出会ったシュラスは、 冒険を通して彼女と共に成長していく事となる……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-16 00:12:04
67760文字
会話率:54%
家出。 それは日本という国限定で太古の昔からある一つの文化。
未成年までに一度は異世界へ家出し、彼らは教養を身に付けながら一人で生きていく。
転載
本家pixiv https://www.pixiv.net/users/41704621
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 01:11:38
7842文字
会話率:27%
私たちの住む世界【現世】と魔の巣くう世界【幽世】、二つの世界は太古の昔に分裂し、それ以来数千年もの間ほとんど完全に分かたれていた。しかし数百年前、【幽世】に憧れた西洋の研究者と【現世】に憧れた東洋の魔物によって、本来なら永遠に出会うことの
なかった二つの世界が一つに合わさってしまう。
それ以来世界中の生物は、自らと祖を同じくする魔物の力をその身に宿すようになり、現在では人が身に宿す魔道の力は【血統】と呼ばれるようになっていた。例えば血統によって腕力や脚力が強化され、体が大きくなるのならば「鬼の血統」、火を噴いたり空を飛べば「龍の血統」といった風な判断がされる。しかし今あげたのはあくまでも強い【血統】の例だ。当然その中には髪が伸びるだけ、爪が伸びるだけ、体温があげられるだけといったような、凡そ戦闘向きではないような能力もあった。
そしてこの現象が人間だけにしか起こらないはずもなく、動物にも同様にして引き起こっていた。世界中の動物が手のつけられないような危険生物となってしまったのだ。そんな世界で新しく生まれた仕事、それが魔道の力で人を救う【魔道士】だ。先に挙げたような戦闘向きの血統を持つ者は魔道士として魔道動物、略して『魔物』と戦い人々を救うことを生業としていた。
そしてこの物語の主人公『天王 朱春(あもう ときはる)』は小さな頃より魔道士という者に強い憧れをもっていた。しかし彼に出来るのは団扇で扇いだような微風を起こす事と手を触れないでも僅かに物を動かすことだけだった。魔道士になるなど夢のまた夢のような事だという現実、しかし彼は誰に馬鹿にされても魔道士になることを諦めなかった。
そして時が経ち中学に進学して少し経ったある日、下校途中によった古本屋で「魔道大全」と書かれた古い本を見つける。表紙をめくるとそこには次のように書いてあった。
この書に書かれし言の葉、まごうことなく真なり
疑心なしに信ずれば、自ずと道は開かれん
その身に宿し魔道の力、知恵を持つ者にのみ微笑まん
朱春の目は最後の一行に吸い寄せられた。逡巡の後、朱春はそれを購入することを決めた。そして家に帰ると寝食も忘れて没頭した。
彼は本に従い魔道の力を鍛えた。すると彼の力は信じられないほどに伸び始めたのだった。
※一話あたり平均2000字です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-02 22:00:00
20345文字
会話率:58%
【古の惑星と遭遇した人類が出会う、太古の意識体との時を越えた物語】
太陽系外の宙域を移動する探査船。その行く先に未知の惑星と遭遇し、人型の分身体に意識を転送しているデイヴィット・ウォールトンは、創造された人工の意識体ガーディアンに見解を求
める。
ガーディアンは未知の惑星探査を承認し、ウォールトンは生命科学を専門とするBIR-Fを招集、未知の惑星探査を開始する。
太古の昔、誕生間もない太陽系では、巨大なガス惑星達が、大きさを徐々に小さくしてゆきながら、整然と並ぶ美しい惑星系が存在していた。
灼熱に滾る主星の傍には、グラファイトの地殻と、濃硫酸の大気に覆われた第一惑星が存在し、酸を吸収するアメーバが発生すると、長い歳月を掛け、クリスタルの周囲で集団生活をする真菌へと進化をしていった。
ある時、整然と公転していたすべての惑星達が、一列に並び始める。
惑星達は、互いの重力に引かれ、混沌としたガスの重力場へ、進化した真菌達を抱えた第一惑星が進入、一瞬の閃光と共に、第一惑星は、二つの塊に分かれ、外宇宙へと弾き出されてしまった。
その第一惑星の中では、真菌達が進化した知的生命体の物語が紡ぎ出されていた。
キの民、キナガのムゥは、戦士になる事を拒み、敵対するアヌの民、アヌナガの血を引くナンと共に、古から伝わる楽園へと旅立つ。
それを発見したムゥの父であるエキは、それを止める為に、クリスタルを纏った戦士たちをムゥのいる洞窟で発生させると、洞窟が振動し周囲の岩壁が崩壊し始め、
足元の割れ目から、
青い色の光に包まれ、黄金色の光を放つ巨大な何かが姿を現し、
天井が崩れた頭上の空間からは、
激しく光り輝き、ガスの帯で繋がった、惑星達が並んでいた。
惑星内部へと入るBIR-F隊、岩壁に溶け込んだクリスタルから、静電気を感じたウォールトンの意識の中に、何かの映像が浮かび上がると、最終目的地であるA333へ向かう事を決める。
途中、地底湖の奥底に、神殿のような空間へと辿り着く。すると洞窟が振動し岩壁が崩壊し、大量のクリスタルが水中へと落ちてゆき、未知の脅威からの攻撃を受けると、湖底が割れ地底奥底へと落ちてゆく。
ウォールトンは、地下空間に存在した生命溢れる世界で目覚めると、A333に誘われるように、巨大な何かの下へと向かって行き、その運命を錯綜させてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-04 20:37:58
41034文字
会話率:33%
太古の昔、一人の人間である最初の異能発言者(ファーストアビリティ-)が世界を歪ませる程の大規模異能を発動したことにより、様々な種族やエルフなどがこの世界に来訪した。
数多の戦争を繰り返したが、当事者の最初の異能発言者により和平が行われてそ
の大戦争が終結した。
それから数千年の月日が経ち、世界は異能を使って様々な進化と発展を繰り返し、異能者を育成する機関が増えつつあった。
東の大陸と言われる巨大なユースリティア大陸の聖都地域にある第一異能学園に通う少年リク・ワンストは、新学期を迎えて二年生へと進級した。
ある時、学園で不可思議な事件が発生し、それの調査を行うリク。
そしてその際にリクは運命的な出会いを果たす。
彼女の名前はアテナ・セブンス。異能者の中でも特に優れている家系であり、世界で十人しか存在しない最高超越者の一人だった。
アテナとリク、二人の出会いが全ての物語の歯車を動かすことになるのだった!
異能破壊者の二つ名を持つ少年と最高超越者と呼ばれる少女による、バトルコメディ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-20 09:00:00
605801文字
会話率:52%
5回。それは地球が経験した絶滅の数
そして訪れた第6の絶滅。それは人々が太古の昔より語り継いできた
「伝承」によって引き起こされた
言い伝え・フォークロア・都市伝説が実体を持ち、街を、人を、国を壊していく
都市伝説を狩る男「星之宮渡(
ほしのみやわたる)」と
その相棒「森山夏樹(もりやまなつき)」は
奮闘虚しくも、定められた滅びから逃れることは出来なかった――
3000年後、未来にて。彼は目を覚ます
人類(じゅうじん)に支配された世界に
ただ一人、人類の伝えた伝説を知る男として……
(この作品は獣人が多く登場します。
また作中における人類は全て獣人で、ヒトとは区別されます。
予めご了承ください。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 20:14:34
205348文字
会話率:24%
太古の昔より存在し、絶えずその構造を変化させると言われている洞窟「不帰の穴」
恐ろしい魔物が跳梁跋扈するといわれるそこの最深部には、偉大な宝があると言われていた。
ある日ハイデルン王国の諜報部隊隊長アレス・ドランは、不帰の穴を探索し、宝を持
ち帰れという命令を受ける。
その命を受け、不帰の穴に入るもあっけなく魔物に殺されてしまうアレス。
次に目覚めたときに見たのは、真っ白な謎の空間と王国の主神「チッツァ=リトル」を名乗る謎の女性だった。
そして彼女と共に不帰の穴の入り口まで戻るアレス。
死に戻りを繰り返しながら探索を続けるうち、彼は宝の正体、己の過去、そしてチッツァ=リトルの真意へと近づいていく――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-05 11:32:58
78678文字
会話率:28%
太古の昔、天地創造の折に
神のエルは己の力を変質させ、たくさんの天使を生み出した。
これは天使達と一人の少年の物語。
※カエル・チャレンジャーズ図鑑というサイトとすごい被ってるよ!
これの存在意義がほぼ無くなったよ!
名前がもろ被りした部
分は、たぶん全部書き換えました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 23:07:47
41147文字
会話率:27%
太古の昔、魔導族はその魔導眼の力により、人類を絶滅寸前まで追い込み、楽園を築いた。
その全盛時代、魔導族の始祖にして最強を誇った魔導王ルインは人間の勇者によって討ち滅ぼされた。
それに乗じて人類の生き残りは魔導族を巧みに仲違いさせ、魔導族同
士の争いに付け込み、同士討ちにより、元々数が少ない魔導族の殆どを滅ぼし、復権を果たした。
それから二千年後、魔導アース世界の辺境の地にエルフ族よりも遥かに希少となった魔導族の血を半分受け継いだ少女がいた。名はルイン。人類を苛烈に追い込み、魔導族の栄華を築いた最強の王の名。
ルインの父、魔導騎将ブレイクは魔導族の復権をルインに託した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-10 13:26:11
115943文字
会話率:21%
太古の昔、地球は人間以外の者達が支配している星だった。しかし、宇宙から来たアギスによってその長い歴史は幕を下ろし、アギスによって作られた人間が地球の支配者に君臨することになる。
咲良達は、魔獣、竜の姫、太古の王など、太古の生き残りや子孫
と出会いながら、やがて全宇宙の女王に君臨する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-08 23:06:06
91590文字
会話率:42%
太古の昔の中央大陸。大和王国の第三王子である斑鳩王子と、ギレンシュタイン皇国のリミア姫は、お互いに望まない縁談で出会うことになりました。ブサイクでチビの王子と、美人だけど武断な姫様が出会い、支え合うお話。
最終更新:2021-08-16 15:49:28
74749文字
会話率:33%
太古の昔から1万人に1人の確率で人類から魔法使いが誕生してきた。100年前、脈々と繋がる魔術の血統を隠し持っていたウィンザー公爵、エドワード8世が「青の公文書」を魔法界に交付した。
-青の公文書-
「私達はこれまでの歴史でなぜ優秀であるこ
とを隠さなくてはいけなかったのでしょうか。
我々は家族を、同胞を、我々に与えられた力を信頼しています。我々の同胞は今も、魔法の力を持たない家庭から1万分の1の確率で誕生しているのです。私達の始祖ノーブルもごく普通の人間から誕生しました。私達は我々と同じ力を受け継ぐ子供たちを守らなくてはなりません。生まれてくる子供たちに必要なことは、過去の柵ではなく、確かな人権と彼等を守る法制度です。」
(序文 第1章2節 抜粋)
-100年後-
「この100年で随分変わったものね。」
真っ直ぐなブロンドをしたマリンブルーの瞳をもつ少女が、ため息まじりに言葉を漏らした。
隣に座っている少女の言葉を受けて、窓の外を見ていた男の子が少し間を置いて答えた。
「どうしたの?まだ僕たち16年しか生きていないけど笑」
「うざい!!魔法史の予習をしていたのよ!あなたちゃんと勉強してて⁈」
男の子は微笑しながら少し開いていた車の窓を閉めた。ブロンドのくせ毛。女の子と同じマリンブルーの瞳だった。
「100年で変わったということは、青の公文書のところかな?イングランドで魔法憲法の雛形が完成して、実験的な人と魔法使いとの共存コミュニティの実施、魔法使いの為の義務教育機関の設立等、正直いいことづくめだと思うけどね。」
さらっと答えて得意げな顔で目を瞑っていると隣から何の反応もない。
・・・?
男の子は不思議に思い少女の方に目をやると、見開いた教科書を口に当て、青白く震えている様子が目に飛び込んできた。
「酔った。」
教科書から涎が垂れていた。
「ごめん!ミオが吐きそう!どこか止めれない?」
運転手が焦りながら叫んだ。
「すぐ高速降りるからもうちょっと我慢しろ!」
女の子は後部座席を少し倒して、息も絶え絶えに窓から空を見上げていた。
(やばい、まじ死ぬ。吐きそう、、)
(あれ?、、なんか空飛んでる人いない?)
虚ろな意識の中、はるか上空を箒に乗った人が飛行しているのを、豆粒程の大きさで、瞳が捉えた気がした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 06:22:34
39125文字
会話率:52%
太古の昔から魔界ガルドラに伝わる邪悪な龍・闇龍アルエスを倒し、魔界を救った砂龍族のリタ、水龍族のヨゼフ、火龍族のナンシーの3人。だが、魔界ガルドラに平和が訪れてからの5週間後、再びリタが住む城に変化が現れた。その変化の真相を、リタはどう見る
のか……?
――「ガルドラ龍神伝シリーズ」の本編第2章の幕開けです。今作は、リタの一人称視点での内容で綴っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-23 17:50:40
5835文字
会話率:33%
太古の昔より、人が人を強く怨んだ時、鬼は生まれると言う。
……しかし、それは少し違うと思う。
だって、人が人を怨むなんて簡単だ。
そんなのでいちいち人が鬼に成っていたら、世界には鬼が溢れてしまっている事だろう。
だが、現実は違う。
鬼に成る
ような奴なんて歴史を振り返っても数える程しかいないし、現代だってそうだ。
だから、鬼に成るような奴はきっと、最初から鬼になる素質があったのだ。
鬼に成ってしまったのは、不幸にもその素質が開花してしまっただけの話。
うん? どんな素質があれば鬼に成ってしまうのかって?
それは……たぶん、独りになってしまう素質かな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 22:00:00
62800文字
会話率:51%
某日、太古の昔に作られた死のゲームが発掘された。クリアしたものがいないとされるそのゲームに、一組の男女が迷い込むこととなる。
どうしてもクリアさせたいゲームの支配者と、どうしてもクリアできない初心者プレイヤーの不毛な戦いが今始まる。
最終更新:2021-05-17 14:24:29
4590文字
会話率:71%