青年は渾沌への足跡を伝い世界中を旅する。その傍らにはいつも、一人の少女がいた。
「手掛かりとかよりも、ふかふかの布団と美味しいものを探そう……? 娯楽の旅には、まずその二つが必要不可欠」
「…………ハァ」
少女は胸の内を吐露する。そ
の隣で青年は物言いたげに顔を顰め、やがて諦めたように深々とため息を洩らした。
——20世紀初頭。世界は帝国主義の支配により分裂と統一が繰り返される中、やがて訪れる混乱へゆっくりと歩みを進めていた。
日本人の青年『シン』はとある影の足跡を追い、世界を巡る旅をしている。
影の正体は不明、一体何者でその目的すら明らかではない。ではそんなモノを何故追うのか?
そのきっかけはこの世ならざる異物、人の形をした『魔法』と深く関わったことから初まった。
シンは海を越え、大陸を跨ぎ、空を渡る。その足跡はあらゆる地域を転々としながらとても小さな種を撒いていた。種は静かに世界へ根を伸ばして行く、潜伏し蝕むように。そしてその種が芽を出した時、混乱は渾沌へと変貌する——
※この作品はフィクションです。登場する人物、名称、団体、出来事等は架空のものであり、歴史上実在するものとは関係ありません。
※カクヨム様にも同作を連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-06 21:22:43
11571文字
会話率:28%
「CHITKU・CHETKI」
むかしむかし、あるところにおひめさまがおりました。
おひめさまはとてもあいらしく、くるくるとまかれたくりいろのかみはうつくしく。
はだはシルクのようにすべすべとしていて、はっぱのようにすんだみどりのひとみ
はできれば、ほうせきばこにしまっておきたいような
それは
それは
きれいなおめめでした。
おひめさまのおへやはとてもふかふかしたじゅうたんがひいてありました。
ふむのがもったいないくらいのまっかできれいなじゅうたんでした。
それだけではありません。
おんなのこならいちどはゆめみるてんがいつきのベッド
ビーナスがほほえんでいるちょうこくのかがみ
いろんなほうせきやリボンがついたドレスがなんびゃくちゃくもしまってあるクローゼット。おひめさまがほしいものはなんだっててにはいりました。
めずらしいとりのはね
がいこくからとりよせたこうすい
まちでみかけたおんなのこがもっていたおかし
おひめさまはとてもあいらしく、そしてまたとてもあいされて、たのしいまいにちをくらしておりました。
おひめさまにはうまれたときからじいやがおりました。
おかあさんのじょうおうさま
おとうさんのおうさま
ふたりはとてもいそがしかったので、じいやがおひめさまのおせわをしていたのです。
ーーーーーーー
※平仮名で、に声に出して読む童話。
少しダークファンタジーです。孤独なお姫様がじいやに聞いた空想の怪物に心奪われる話です。
大人の童話を目指しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-28 18:49:10
10468文字
会話率:19%
ふかふかの布団、心地いいはずなのに。
最終更新:2020-03-13 03:44:07
323文字
会話率:0%
「美味しいもの食べたい、ふかふかのおふとんで寝たい」素朴で切実な願いを叶えられなかった平凡女子ミチルは、その無欲さから異世界の神に選ばれ神子として転生する。送り込まれた先は美しいが貧しい小さな村。そこでは少年マリュスと騎士を名乗る青年アライ
ンの訳あり二人組が女装して暮らしていた。ミチルは彼らのスローライフを支えるため、神子の奇跡を次々に起こしていく。だが実は神子には世界の命運を左右する重大な使命があって……。◇チート系能力持ちの転生女子が、王冠をめぐる権力争いに巻き込まれながらも衣食住を満たしつつ堅物貴族令息と仲良くなるお話。(Pixivにも投稿中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-27 23:47:17
75257文字
会話率:48%
オレは大好きだった彼女にヒョウモンダコと言う猛毒のタコの入ったたこ焼きを食わされて死んでしまった。気が付けば真っ暗な部屋で、サングラスをかけ大量の指輪やブレスレットを身に付けたヤンキー女子高生の様な女性が居た。ラッパー女神と言う何とも変な女
神にオレは転生させられる事に。転生をしたオレは何とも可愛らしいふかふかの白い狼になっていた。こんな愛らしい姿でも最強の四神獣を目指して特訓の日々を送っていた。いつかはその座を奪う為に…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-06 20:32:08
32897文字
会話率:47%
失恋したばかりのジェイクはその日、森の奥でふかふかと戯れる天使に出会った。生真面目ヘタレ騎士×口のきけない女の子+謎のふかふか(白)の話。まったり進みます。
最終更新:2019-08-17 00:00:00
42991文字
会話率:27%
窓辺に佇むつやつや黒猫。
ふらりと誘われてドアを開ければ、そこは素敵な喫茶店――ではなく、「星屑」が並ぶ宝石店。
宝石が苦手な「わたし」、椎野ユキ。だけど、ここでは宝石アレルギーが起こらない。それどころか、宝石に囲まれて働くことに。
ふかふかな看板猫、妖艶な女店主、美丈夫クラフトマンといっしょに、宝石店『さらさ』でお待ちしています。はい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 07:07:01
80908文字
会話率:32%
自殺して気づいたらふかふかベッドで寝てた⁉これは完全に成仏できたかと思いきや、今度は神様があらわれて、俺を、…え?何にしたいって?
やんじゃった高校生・月ノ瀬悠斗が天真爛漫な少女・日比谷ゆいが織りなす、異世界盗賊ライフ!
最終更新:2019-04-01 01:57:18
32881文字
会話率:36%
みんな持ってるふかふかのタイムマシン
最終更新:2019-01-26 20:34:47
245文字
会話率:29%
松田翔太は、どこにでもいるような平凡な男性。
彼はある日、用水路に落ち流されている仔犬を見つけ、助けようとし飛び込んだ。
幸いな事に子犬は助かったものの、翔太本人はそれが原因でひいていた風邪を悪化させてしまい…。
顔をペロペロと舐め
られ目を覚ました翔太は、自分がいま住んでいるアパートとはかけ離れた調度品に囲まれ、手足を伸ばしてもかなり余裕のあるふかふかなベッドに寝かされていることに驚いたものの、仕事の疲れや失った体力が戻っていなかったのか、夢だと思いまた眠る事にした。
「おかしいですわね? そろそろ目を覚ますと、国医は言っていましたのに…」
優しく問いかけるような声に目を覚ました翔太は、自分の顔を心配そうな目で見降ろしてるひとりの女性と、翔太の顔を懸命に舐めている仔犬に目をやった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-19 06:29:29
2667文字
会話率:65%
魔王討伐を果たした勇者。王城に帰ってふかふかのベッドで寝ていた。しかし目が覚めると安宿に…?しかも性別まで変わっている!
そひて再び命じられる魔王討伐。勇者は元の世界(と性別)に戻れるのか!?
最終更新:2018-09-30 15:02:58
1515文字
会話率:75%
ふかふかな黄身の布団を被ったあつあつのチキンライス、一口頬張るたび口に広がる罪の味。
あなたも是非召し上がってください。
最終更新:2018-08-15 13:52:24
1749文字
会話率:50%
雪は死神を連れてくる。
そんな伝承のある村で、吹雪の夜、命尽きようとする少年がいた。誰かが話す声を聞きながら、彼は微睡みに身を任せた。次に目覚めると、上等な寝間着を着せられ、身体中清められて、ふかふかしたベッドに寝かされていた。そして彼に語
りかけたのは、青い瞳の死神と、自分によく似た天鵞絨の瞳の男だった。
死神と、少年と、【隷族】と呼ばれる死神のしもべの、寂しさと寒さのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-28 16:55:50
6365文字
会話率:57%
ムーさん(男)が無敵無敵したり、ヨッちゃん(女)がツッコんだり、なんやかんやする話の予定。(なんもわからん)
設定はふわっとしか決まってません。更新はゆるっとしていきます。もしかするとしらっとなくなるかもしれません。先に謝っておきます、
ごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-06 23:40:45
3806文字
会話率:23%
最近流行しはじめてるコミュニケーションツールは、ぬいぐるみを媒介に電脳空間入ることができるっていうもの。
ある日、私たちはその中に閉じ込められてしまった。
いつかはタイムアウトで出られるから大丈夫、だなんて……なんと甘い考えだったんだ
ろう。
一向に訪れないタイムアウト。そして一定時間ごとに出現するのは無残に切り裂かれ、ワタがはみ出た凄惨な事件現場――あ、ハラワタじゃなくって植物性のふかふかした綿の方ね。
明日は我が身と震える私たちのアバターは全員もれなくぬいぐるみだ。もちろん、そこの事件現場の中心にいるのも……。
壊されちゃったぬいぐるみの機能はもう二度と復元できないらしい。それに対抗するためには、犯人を倒さなきゃいけない。そしてその犯人はこの中に!いる!!
だから私たちは協力して怪しいぬいぐるみで新しい事件現場を作っていくんだ。犯人を打ち滅ぼすために。
っていうのは表向きの話。狩るものにだって理由はある!助かるために必要なのは、本当は――本当はどっち!?
電脳世界で繰り広げられる、人狼騒動モチーフのものがたり。
(専門用語はないので、人狼ゲーム知らなくても読むのに問題はないです)
書き切っているため、調整しつつ毎日のように更新。
なお、生存人数によって文字数が下がっていくのは仕様。
◆こちらのお話は、【特定の団体・お国や村の仕様や役職・プレイヤーをモデルにしておりません】【実際には存在しません】
◆内側から弾ける感じですが、ぬいぐるみが綿を出すくらいに破かれるなどの酷い扱いを受けます。痛がる描写はありません。そもそもバーチャルなので痛覚ありません。
◆書いてる人のネーミングセンスには触れないでください……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 22:25:08
38291文字
会話率:24%
私は須郷 匙(スゴウ サジ)、転生管理局の窓口担当者。
私の仕事はこのふかふかな椅子に座り、転生届の不備をチェックし、判子を捺し、他の課か来訪者に手渡すことだ。
窓口担当が"ブラック"と呼ばれる割には楽な仕事だと思っ
ていた。実際、研修期間は目の死んだ職員が渡したひと束の書類を纏めて、たまに仕事を後ろから眺めるだけで良かった。
私が騙されたと気付くのは研修が終わってすぐだった。万歳をしながら窓から飛び出していった先輩のことを、今でも少し恨んでいる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-30 23:17:13
1769文字
会話率:34%
仕事と家の往復。
プロジェクトメンバーを引っ張っていくなんて自分には向いていないと思い、仕事を自分で全て抱えてしまう。
そんなサラリーマンが、過労で死んだ。
かわいそうに思った神様(?)は、彼に「他力本願」という固有ジョブを与え、ついでと
ばかりに彼の希望をいくつか叶えてあげて異世界に転移させた。
彼は「他力本願」を合言葉に、「他力本願」の能力:「最大階級召喚」を駆使しながらこの世界で生きていく。
課せられたプロジェクトは「素晴らしい国を作ること!」
家を作りたい?自分で作れるわけないでしょ?大工さんに頼まないと!
「最大階級召喚:大工Lv10」
家を作るための材料がいる?自分で石を切り出すなんて何年かかると思ってるの?
「最大階級召喚:採掘士Lv10」
あっ、ちゃんとベッドはふかふかのやつ作ってよ!もちろんご主人様とは別のベッドね!
「最大階級召喚:裁縫士Lv10」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-25 22:03:38
9528文字
会話率:27%
眠い。
超眠い。
ああ、瞼越しに強い日の光が見える。夜は明けてしまったか。
いやでもさ、温かいし、風は気持ちいいし、このまま昼寝に入るってのも乙な気がするね。
この、なんて言うか、ベッドのふかふかさって言うか、枕の感触とか、ほんと
気持ちい.........。
あれ?
ベッド?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-18 18:03:19
159705文字
会話率:32%
赤ずきんはある日、お母さんから森に住むおばあさんの家へお使いを頼まれます。
食いしん坊な赤ずきんは、大切な焼きたてほかほかホットケーキを雑に食べ終えなければならなかった恨みを胸に、一人で森に出かけてゆきました。
ちょっとうっかりなお母さん
と、悪いやつは掴んで投げる!な赤ずきん、そして人懐っこい泣き虫灰色狼と、ご主人様!な狼の王様の、ほっこりのんびりなお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-01 22:23:46
9966文字
会話率:47%
主人公はある日家で勉強を終えて寝る準備をしてさあ、夢の世界にGOとベットに倒れこんだらふかふかの枕とベットではなく地面に倒れていた
これは、異世界に来てしまった主人公が努力を重ねて生きるために強くなって行く冒険である
どうもm(__)m「
桜は天下」と言います。初めての投稿となりますよろしければ見てやって下さい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-28 16:00:00
7317文字
会話率:69%