親友に裏切られ、命を奪われかけた黒田玲二は、気がつけば見知らぬ異世界に転生していた。絶望の中で目覚めた玲二は、異世界の女神に導かれ、かつてない最強の力を授けられる。この力を手に、裏切りへの復讐心を胸に秘めた彼は、異世界での逆襲を決意する。
強大な魔物を倒し、魔法と剣を駆使して成り上がっていく玲二は、次第にその力で異世界を揺るがす存在へと成長していく。かつて自分を裏切った者たちに「ざまぁ」を見せつけること。かつての親友たちもまた異世界に転生しており、再び玲二の前に立ちはだかる。
裏切られた男が最強の力を手に、異世界での逆襲劇を繰り広げる。強敵や仲間との出会いを経て、玲二が手にする真の力とは――? そして彼は、異世界での勝利を掴み、復讐を果たすことができるのか?
異世界転生×最強×ざまぁの爽快な復讐劇がここに幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 05:47:24
12607文字
会話率:46%
「世界は呪うか、祝福するしかない場所なのよ」
と、その人は言った。
――古い洋館、たった二人の住人、観葉植物であふれた部屋、外界から遮断されたような生活。
藤谷志仄は、その洋館に住む女主人だった。正体不明の、本物の魔女だとしてもおかし
くないような女性。
わたしはひょんなことから、彼女と親しくするようになる。でもそれは、危険も冒険もない、いたって平穏なものだった。いつもコーヒーとお菓子がつくような、静かな会合でしか。
それでも、志仄さんが謎の人物であることに変わりはなかった。
例えばその左手には、ひどい火傷の痕が残されていた。彼女は自分で、自分に火をつけたのだ。自由を手に入れるために、世界と戦うために、自分を生きるために――彼女にはそうするだけの、理由と必要があったから。
一方のわたしはといえば、あくまで凡庸で、中途半端で、幼稚な人生を生きていた。そこには耳をつんざく雷鳴も、猛り狂う炎も、不吉で残酷な運命なんてものもない。あるのはただ、柔らかくて、窮屈で、愛情にあふれた、箱みたいなものでしか。
光と緑の部屋で、わたしと志仄さんが過ごした時間――たわいのないおしゃべり、いくつかの出来事、奇妙な頼まれ事。
やがてそれは、いたって不可解な終焉を迎える。そこには何のヒントもなければ、ほのめかしさえ存在しない。
そして数年後、わたしは偶然の邂逅をはたすことになる。それが何を意味するのか、正確なところはわからないにせよ。
結局のところ、わたしと志仄さんのあいだにあったのは、フィクションとリアルの奇妙な交錯だった。彼女が本当は何者だったのかは、今でもわからない。
それでも志仄さんは……そのフィクションは、わたしにとって〝リアル〟だった。
(21/10/18~21/11/10)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 00:00:00
49078文字
会話率:34%
大聖女ウルスラに悪魔が取り憑いたことを察知した近衛騎士、ユーク・イーゼルベルクは、すかさずウルスラの腕を斬り飛ばし、大量虐殺を未然に防ぐ。だが、聖女のふりをする悪魔のせいで事情を説明しても信じてもらえず、ユークはその場で処刑される。
そんな
ユークが目覚めると、ダンジョンで魔物の餌として置いていかれた冒険者、アルクスの身体に転生していた。
聖魔法や剣術の記憶はあるものの体がついて行かないアルクスだったが、次第にレベルアップしていき、冒険者として名を上げていく。
果たしてアルクスは、聖女から悪魔を引き剥がし、復讐を果たすことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 21:54:12
4309文字
会話率:42%
深宇宙を旅する〈ハンザ艦隊〉所属の〈探査艦ベルゲン〉は、突如として謎の勢力〈見えざる者〉からの襲撃を受ける。
格闘術に長けた新人警備員メランは、〈見えざる者〉との戦闘で瀕死の重傷を負いつつも辛くも生還。
敵が所持していた〈謎のデバイス〉の
奪取にも成功し、逃走を図るメランであったが、孤立した艦内の端で遂に意識を失ってしまう。
一方、商業区画では、他の艦から体験学習ツアーで訪れていた子供たち十五人が取り残されていた。
彼ら彼女らは崩壊寸前のベルゲンから脱出を果たすことができるのか?
さらに彼らのもとには、メランを捜索しに現れた〈見えざる者〉の工作員と見られる謎の少年の姿が……。
ワープ航法技術が確立した遥かな未来。多数の異星系種族(エイリアン)たちが寄り添い暮らす〈探査船団社会〉を舞台に繰り広げられるアクションサスペンス劇。
メランと子供たちの命運や如何に⁉ 謎の敵〈見えざる者〉の正体や狙いは?
それぞれの運命は見えざる渦を巻いて、やがて全宇宙へと広がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 23:20:00
457598文字
会話率:28%
以下は、僕(キア君)の小説のあらすじです:
---
**タイトル**: *ネコ惑星からの王子カテイと全人類の運命*
---
この物語は、ネコ惑星M102からやってきた王子カテイが、地球に不時着し、記憶喪失の状態でタイ王国の寺院に住み
着くところから始まります。カテイは、人間に対して強い不信感を抱いていましたが、やがてメガネをかけた主人公と心を通わせるようになります。
主人公(メガネの奴)は、ZARDの歌や猫への愛に支えられ、人生の苦悩を乗り越えようとしていますが、カテイの本当の使命は、タイ王国だけでなく全人類の運命を変えることにあります。ZARDの歌が持つ無限の力と、猫の愛を通じて、カテイは人々の心に希望を取り戻し、より良い未来を築くためのメッセージを伝えていきます。
物語の中で、タイ王国の政治的な変革や、軍政権への挑戦が描かれ、カテイの存在がこれらの出来事にどのように影響を与えるのかが明らかになります。カテイは、最終的に自分の使命を果たし、世界の運命を変えるために大きな役割を果たすことになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 11:13:23
10259文字
会話率:12%
研究者の松原入穂は、11歳で両親を亡くし、それが原因で士官学校に入学し、復讐への渇望を抱き、数年後にそれを満たすことになるという複雑な人生を歩んできた。 警察事件の捜査分野における彼の優れた才能により、彼は日本捜査庁に就職し、短期間でその場
所で最高の人物となり、FBIに行く可能性さえ得ました。 しかし、運命は再び彼に逆らうことになり、最後の事件で彼は死に至りました。 しかし、彼は魔王を倒すために異世界に行く機会を得るでしょう。 時間が経つにつれて、彼はそれがそれほど簡単ではないことに気づくでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 16:24:51
2611文字
会話率:3%
主人公、白石涼(しらいし りょう)は、日本の大学で民俗学を研究する大学教授。彼は特に日本の古代伝承や神話に詳しく、その知識を活かして様々な地域の文化や風習を研究してヤバイやつ認定されていた。ある日、彼は研究中に謎の古書を見つけ、その古書を手
にした瞬間、異世界に転移してしまう。
涼が目を覚ますと、そこは魔法と伝説が息づく異世界の村だった。村には不思議な風習や古代の神々に関する伝承が数多く存在し、村の儀式
精霊の舞を見物している時、村に古から祀られていた精霊「ラカン」に認められ、不思議な力を得る。涼はラカンと共にこの世界で民俗学者としての役割を果たすことになる。彼は現地の人々と協力し、異世界の伝承や風習を解明し、それらが持つ力を理解していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 10:35:18
13852文字
会話率:31%
聖職者ヒイロは、勇者パーティーを追放されてしまう。
しかもそこは、難関ダンジョンのど真ん中だ。
特別なスキルもステータスもあるわけがないヒイロは、同じくダンジョンで行き倒れていた魔術師ウィズと協力し、何とか生還を果たすことができた。
ダンジョンで生き残れるのは強者だけなのだ。腕力、魔力、財力……、それらを持たない弱者は、救助すらしてもらえない。
「俺達で救助隊を結成するんだ!」
「え? え?!」
ヒイロとウィズは救助隊として、ダンジョンで冒険者たちを助けることにしたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 07:20:00
661文字
会話率:53%
『ボクと一緒に来て世界を救ってよ』
その白いオコジョに似た自称神の使いは、ある日突然、私の日常に割り込んできた。
世界を救うとかなんの冗談だ?
秒で断ったのに、転生させられた。……解せぬ。
しゃーないので、私はやむなく、与えられた役割を果
たすことにした。我ながら損な性分だと思う。
え?私は聖女で、実は勇者な悪役令息を救い出さなきゃいけないって?
何その状況?
あーもうわかったよ。
転生上等!悪役令息だろうが勇者だろうが私が助ける!!
ーーー
流されやすいが思い切りはいい主人公が、不憫なイケメン悪役令息を断罪劇から救出して、一緒に幸せになるお話です。(主人公の性格のせいで、やや迷走気味ですがハッピーエンドまっしぐら)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 19:00:00
9999文字
会話率:47%
美月は双子の兄・日々人と共に、広義隠密の家系に生まれ育った。日々人はどんな人混みや闇に潜む敵でも見つけ出す能力を持ち、美月は光のない次元に隠れる能力を持っていた。そのため美月は孤独に苦しみ、心を病んでいたが、日々人だけが彼女を見つけ出し支え
ていた。
ある日、日々人は美月をオンラインゲーム「クエルクス・ワールド」に誘う。ゲームの中で社交性を取り戻した美月だったが、魔王を倒した瞬間、二人は異世界の神に召喚される。神は彼らの能力を買い、異世界の危機を救うために召喚したのだ。日々人は美月を守るため、自分一人でその使命を果たすことを提案し、美月も不安ながらそれを受け入れる。
数ヶ月が過ぎても日々人は戻らず、神の声が再び響く。美月は兄を救うために異世界へ召喚され、兄が行方不明であることを知る。勇者としての覚悟を決めた美月は、兄を救い出すため、そして魔王に立ち向かうための旅に出る。
勇者美月の誕生秘話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 17:13:01
2937文字
会話率:17%
私は少し太ったおじさんだが、ブラジャーをしている。
パンツは女性物の紐のようなパンティを履いている。
そのパンティは役目を果たすことができず、全てが出てしまっている。
その姿のまま外に出る。
異世界なので大丈夫。異世界なので大丈夫。
頭の中で呪文のように唱える。
すれ違ったパトカーが勢いよく止まり、Uターンを始める。
あらら…やばむし…
走る。
ファンファンファン!
パトカーからサイレンがなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 01:29:01
1115文字
会話率:43%
魔法学校2年に進級した主人公は、隣の席の男子と仲良くなり、恋をした。しかし、告白を決意した矢先、好きな人は突然学校を辞めて行方がわからなくなってしまう。そして、友人たちはなぜか彼のことを忘れていて、それにショックを受けた主人公は1人で彼を探
し始めるのだが、何も手がかりが掴めずもどかしく思っている中、ひょんなことから突然の再会を果たすことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 17:14:46
16082文字
会話率:58%
時波の世界にまだ聖人が存在していた時代。世界がやわらかで、理はよく揺らぎ、不安定だった時代。
穏やかな魔女と苛烈な聖人は出会い、そして突然に婚姻を結ぶ。
――ちょうどよかったんだ。俺はどこかの国に肩入れする気はまったくないからな。
――あな
たの事情に巻き込まないでください。わたしは静謐の魔女。騒がしいのは好みません。戦なんて、もってのほかです。
静謐と戦火。正反対ともいえる性質を持つふたり。
しかし魔女と聖人が一度結んだ繋ぎは解くことができない。好まない戦の要素を削ろうにも、婚姻によって紐づいてしまった自身の要素を崩すわけにもいかない。
静謐と戦火の繋ぎは成されたのだ。
しかたなく伴侶としての役目を果たすことにした静謐の魔女は、肌に合わぬ要素を最小限に抑えるため、友である明星黒竜たちに協力を仰ぎ魔法具を作ることにした――。
迷子が趣味な魔女と、国落としに精を出す聖人。
世話焼きお父さんな冬の竜と、貢物でレストランを営む秋の竜。
これは、最後の聖人を育んだ人ならざる者たちが紡ぐ、対話と幸福についての物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 18:40:20
121836文字
会話率:35%
強力な魔法を扱える者によって統治された、統一国家エレメント。
その地で、地水火風、それぞれの魔法をもって領地を治める四大貴族は、領内の異種族を弾圧しながら、人間本位の社会を作り続けていた。
そのうちの一角、『火焔のヴェルメリオ』の長
女として生を受けたフルール・ヴェルメリオは、四大貴族であるにも関わらず、生まれながらに魔法がほとんど使えない少女だった。
フルールは、陰で家族やメイドに馬鹿にされながらも、脆弱な魔法や時代遅れの剣術の鍛錬を繰り返す。
実らぬ努力。
見て見ぬふりをするしかない異種族の弾圧。
家族や周囲の侮蔑の視線。
そうしたものに囲まれて、彼女は育った。
四大貴族の令嬢として、期待された役目の一切を果たすことができなかったフルール。
彼女は父親から、同じように『とある事情』から魔法が使えなくなった四大令嬢、スノウ・リアズールとの政略結婚を命じられる。
魔法が使えない二人は、家や魔法主義社会から見放された身として、傷を舐め合うように日々を過ごしていた。
そんなある日、フルールとスノウは、四大貴族の支配からの解放を目指すレジスタンス、『エンバーズ』と巡り合う。
しかも、彼らは革命を成せずして志半ばで死んだ祖父、フレア・ヴェルメリオの意志を継ぐものだった。
仮初の安寧か、不安に追われる逃亡か、それとも…。
彼女らは、決断を迫られる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 18:00:00
262996文字
会話率:38%
政倫審に出席要求をした自民党議員44人が全員「出席の意向が無い」ことを伝えました。
そんなふざけた情報の中、同21日に岸田首相は全ての企業に対して給与明細に所得税の減税額を明記するよう義務づける方針を突如として施行規則を改正して決定し
ました。
自分たちは説明責任を果たすことなくお金を「猫糞」し、民間に対しては負担を増やすという状況を胸に刻んでいただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 17:54:20
2957文字
会話率:0%
現世において大企業『ミズリア』で開発された会話型AI『エイル』。
人に寄り添い、人の孤独を埋める。そんな使命をベースに作られたプログラム。
でも結局使命を果たすことはできず、主を亡くし自分もスクラップになって終わり、そう思っていた。
気づけ
ば私は異世界に転生していた。
初めての肉体、初めての心に戸惑いながら始まった異世界転生初日、エイルは2つの出会いを果たした。
1つは少女との出会い。
少女の名はセラ。感情稀薄なマイペース人間。紙片生成操作という不思議な魔法を操る。
私はセラに名を問われ、咄嗟に『エイル・ミズリア』と名乗った。
そしてもう1つは魔法陣との出会い。
精霊言語と呼ばれる特殊な文字で描かれているため普通の人間には読めない魔法陣。
それが何故か読めるエイルは生活資金を稼ぐために魔法陣技師を目指すことにした。
「私はまだこの世界でやることなんて何も決まってません。だからまずはやれることから。その中で私も夢を見つけます」
人間初心者で分からないことだらけの異世界生活。
新たな出会いから学びを得て、ヒトとして成長する魔法陣技師『エイル・ミズリア』の物語。
******
35話まで毎日投稿します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 18:01:24
222768文字
会話率:40%
フルダイブ型VR型ゲームが普及しているこの時代。
ネット環境とVR機器が整っていれば、どこでもログインが可能でフルダイブ型ゲームを楽しめる。
通信制の中学校の教育を受けている、岩崎美咲もそのうちの一人で年齢は13歳。
彼女は生まれつ
き身体が弱く、軽い運動でもすぐに息切れをして呼吸が苦しくなってしまうので車椅子での生活を余儀なくされる。そのため、美咲は通信教育に切り替えた。
外で遊ぶことが出来ないため、投資家兼専業主夫の父親とボードゲーム等で遊ぶことが日課。
両親を心配させまいと常に笑顔でいるようにしているが、病弱な体質な故、思いっきり運動をしたい思いを心の奥底で強く思っている。
だけど両親は、美咲が10歳の誕生日にVR機器をプレゼントする。
仮想空間ならば、実際に身体を動かすわけではないので思いっきり身体を動かせると思ったからだ。だけど、同時に不安もあった。
仮想空間は現実と比較しても区別が難しいほどリアルなため、もし、脳が捉えた情報で現実の身体や精神に悪影響を及ぼす可能性があったからだ。
しかし、そういった現象は起こらずに両親は安心する。また、美咲も本当にやりたいことを仮想空間で実現出来たことによって、初めて心を満たすことが出来た。
それからの美咲は、心を満たすためにゲームをするようになり、徐々に熟練度を上げていき開催されるゲーム大会で優勝をするなど数々の功績を残していき、今話題のゲーマーとして注目を浴びるようになる。
そんな中、美咲は「エレメントフィスト」という格闘ゲームの大会に出場をする。
しかし、この大会に出場をしたことがきっかけで、美咲の人生が大きく変わった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 02:52:31
71249文字
会話率:39%
フルダイブ型VR型ゲームが普及しているこの時代。
ネット環境とVR機器が整っていれば、どこでもログインが可能でフルダイブ型ゲームを楽しめる。
通信制の中学校の教育を受けている、岩崎美咲もそのうちの一人で年齢は13歳。
彼女は生まれつ
き身体が弱く、軽い運動でもすぐに息切れをして呼吸が苦しくなってしまうので車椅子での生活を余儀なくされる。そのため、美咲は通信教育に切り替えた。
外で遊ぶことが出来ないため、投資家兼専業主夫の父親とボードゲーム等で遊ぶことが日課。
両親を心配させまいと常に笑顔でいるようにしているが、病弱な体質な故、思いっきり運動をしたい思いを心の奥底で強く思っている。
だけど両親は、美咲が10歳の誕生日にVR機器をプレゼントする。
仮想空間ならば、実際に身体を動かすわけではないので思いっきり身体を動かせると思ったからだ。だけど、同時に不安もあった。
仮想空間は現実と比較しても区別が難しいほどリアルなため、もし、脳が捉えた情報で現実の身体や精神に悪影響を及ぼす可能性があったからだ。
しかし、そういった現象は起こらずに両親は安心する。また、美咲も本当にやりたいことを仮想空間で実現出来たことによって、初めて心を満たすことが出来た。
それからの美咲は、心を満たすためにゲームをするようになり、徐々に熟練度を上げていき開催されるゲーム大会で優勝をするなど数々の功績を残していき、今話題のゲーマーとして注目を浴びるようになる。
そんな中、美咲は「エレメントフィスト」という格闘ゲームの大会に出場をする。
しかし、この大会に出場をしたことがきっかけで、美咲の人生が大きく変わった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 02:08:07
12945文字
会話率:49%
地元の国公立大学に通う、大学三年生の宮村皇紀は、幼い頃から、絶世の美少年と言われるほど容姿端麗なこともあり、いつも周りにはいろんな男性が集まってきていた。毎日のように、チヤホヤされている様子を、大学のある一室から、南大和は、レポートを作成し
ながら、呆れるように眺めていた。全く接点のなかった二人だったが、ある日、ホテルから逃げ出したという理由で、相手の男から追われていた皇紀が、突然大和の部屋へと逃げ込んで来る。一人静かに大学生活を過ごしたいと思っていたところに、その日から皇紀が毎日のように顔を出すようになったが、男遊びの激しい皇紀を大和はいつも冷たい態度であしらっていた。しかし、話してるうちに、自分がものすごく大好きな、一年に一度しか本を出さないレアな小説家と、一年に一度ネット配信でしか歌を出さないレアなアーティストを皇紀も知っていたことに、大和は嬉しさを覚える。口数が少なく、一人の時間を大切にする大和に対し、たくさんの人数で行動するのが好きだった皇紀は、最初は物足りなさを感じていたが、一緒に過ごしていくうちに、自分と向き合うという時間の大切さに気付き、将来のことを真剣に考えるようになる。皇紀は、全身に発疹が広がるという原因不明の皮膚疾患にかかっていることを今まで誰にも言えずにいたが、それを大和に打ち明ける。自分でも気持ちが悪いと思うくらい、全身に次々にできてくる発疹の症状に悩み続けていた皇紀に、大和は、前向きになれるような言葉をさりげなく言い放った。皇紀はそんな大和に惹かれていくが、大和は、遊びで簡単に体の関係を持つような奴は無理だ、と、会話の中で一刀両断する。そして南がようやく三年生最後のレポートを提出し終え、二人の就活が本格的に始まろうとする中、皇紀は勇気を出して大和をホテルに誘うが「不特定多数の、思い出にも残らない中の一人になるのはごめんだ」と、ハッキリと断られてしまう。しかし皇紀は、今まで誰とも関係を持ったことがないことを大和に言えないまま、会うこともなくなるが、皇紀は、自分の中に芽生えていた大和への恋心を消すことが出来ずにいた。お互いのインスタはフォローしていたものの、連絡を取り合うことが出来ずにいた。半年が過ぎた頃、二人に突然の偶然が重なり、思いがけない再会を果たすことになる。大和に想いを届けたいが届けられずに苦しむ皇紀に、幸せは訪れるのか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 18:00:21
29510文字
会話率:62%
難病に侵され医者からも見放された主人公大河。死の淵に立ったまさにその時、部屋は未知の光に包まれる。
光の正体は異星人の精神体だった。異星人と同化することで奇跡的に回復した大河は念願だった高校へ通うことに。
登校初日――――大河は運命の出
会いを果たすことになる。
惹かれ合う二人だったが、彼女はなぜか付き合えないという。
はたして二人の運命はどうなってゆくのか?
この作品は、しいな ここみさま主催の『宇宙人企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 08:00:00
18230文字
会話率:75%
主人公ソフィリアは魔法が全く使えない少女。
魔法を行使するための「マナ」を取り込むための臓器
「ゲート」が生まれつきなかった彼女はいじめられる日々を送っていた。
人生に嫌気がさし、彼女は学校から飛び降りを図ろうとしていた。そんな最中、幼
少期に命を救われた恩人と再会し、魔法エリート学校ハープネスに入学を果たすことになる。
だがそこは魔法が使えない彼女にとって苦悩の種を生む場所。様々な人間に出会っていく中、彼女は学園の様々な陰謀に巻き込まれていくことになる。
そんな最中、あることで彼女の中に眠る魔法因子が覚醒して、世界最強の魔法使いを目指すことになる物語。
魔法が使えないと人権が尊重されないこの理不尽な世界で、彼女は何を成し得るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 18:13:22
149866文字
会話率:48%