妻子の待つ家へと帰る道で、“私”は奇妙な女性と出会う。彼女はこれ以上進んではいけない、と言うが……
最終更新:2023-03-03 18:43:51
4193文字
会話率:11%
足を滑らせて階段から落ちた“私”は、気付けば薄暗い部屋の中に閉じ込められていた。
痛む体を起こして鏡を見た“私”は、自分の姿に悲鳴を上げる。
黒髪黒目の見慣れた“私”の姿から、階段から落ちる直前まで開いていたアプリゲームの悪役令嬢“アデライ
ン”になってたのだ。
今の状況は、婚約者の王太子の手でゲームヒロインへの度重なる嫌がらせを咎められ、部屋に閉じ込められたのだった。このままでは、翌朝には名ばかりの裁判へ出廷させられて処刑を言い渡されてしまう。
処刑されたくない一心で、ゲームで得た知識を使い時間を逆行させて牢から脱出したアデラインは決意する。
「ゲーム補正がきいていても、ヒロイン至上主義でもこれは受け入れられない! あんな色ボケ達の思う通りに破滅させられるもんですか!」
大好きだったゲームの世界を満喫するため、破滅回避をするために身を守りつつ、自分を陥れようとする者達の証拠を集めるしかない!
生き残る決意を固めたアデラインは、ラスボスとなる最凶闇ギルドマスターのもとを訪れたのだった。
「素行調査をして王太子はどんな阿保なのかと、気になったのと異世界人に群がるガキ共を潰してやりたくなった」
「え、潰すって? やり過ぎは駄目です!」
物騒なことを言い出すラスボスと有能な彼の部下達の行動により、ゲームヒロインにとってのハッピーエンドへ向かっていた流れが変わり始める。
*表紙イラスト(https://30178.mitemin.net/i682830/)イラストは1657様、タイトルはmeroko様 に作成していただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-08 20:21:41
162527文字
会話率:40%
「――だからあなた。私の代わりに“私”をやってよ」
世界の滅びを目的として、暗躍を続けた希代の悪女、悪役令嬢スカーレット・メイスオンリー。
彼女を殺そうとした賞金稼ぎの“彼”は、だがうっかり吐いた憎まれ口から、スカーレットの恨みを買っ
てしまう。
“悪役”などやりたくもなかったのに、邪神に見初められ“悪役”をやり続けるしかなかったスカーレット。
何も知らないくせに減らず口を叩く“彼”へ、激怒した彼女は呪いをかける――
それはくしくも、世界が滅ぶ日のことだった。
それから時は遡り、8年前。スカーレット・メイスオンリー十歳の誕生日を、目前に控えたある日のこと。
全てを思い出した“彼”は、心の底から絶叫した――
「――なんでオレが、“スカーレット・メイスオンリー”になってるんだよっ!?」
ただの賞金稼ぎの“彼”が、少女の恨みで悪役令嬢に逆行転生。
本家スカーレットの意地の悪いイタズラから狂った“彼”の運命は、“彼”をどこへ連れていくのか……?
※たぶんラブはないです。最初だけシリアス。そこからはバトコメ、後は流れで。
(以前書いた『悪役令嬢殺そうとしたら、オレ(♂)が悪役令嬢(♀)にさせられたんだが ~『私の代わりに“邪神の花嫁”やってね』とか言われても、誰が受け入れるかクソッタレ~』の書き直しになります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-16 19:58:58
205932文字
会話率:36%
生まれた瞬間から、私は“私”を禁じられた。
「アルバ・シリウス・ドゥ・マリオン」
──私は男でなければならない。
男であることを強いられた公爵家の子、アルバ。
「アリー」
そしてアルバは、美しい王子と出会う。悲運の第二
王子、テオドア。
彼らを待ち受けるのは祝福か、悲劇か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 19:55:18
10841文字
会話率:46%
――世界を脅かしていた魔王が封印されたその日、預言の神子は力を失った。
未来で何が起こるかを視、勇者を導き続けた“私”は青空を見上げながら呟く。「預言の神子はもう、未来を視ることはありません」。なぜなら――エンディング後は最後のセーブポイ
ントに戻されるため、クリア後の世界で何が起こるか分からないからだ!
前世プレイしたRPGの世界に転生した私は、プレイした記憶を預言と称して勇者に伝えていた偽・預言の神子だった。しかしクリア後のことは何も分からないため、力を失ったと偽って隠居生活を送るべく山奥の屋敷に移り住む。
ある日、隠居して早々に暇を持て余していた私の許に、パーティーメンバーの一人である世界一の変人魔術師ジルヴァジオ・アッヘンバッハが訪ねてきて――
「叫ぶくらい暇なら、僕と恋でもしないか」
暇つぶしから始まる元預言の神子と変人魔術師の恋の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-05 19:00:00
100054文字
会話率:32%
目前に迫る、魔物の牙。その瞬間、“私”は思い出した。「このイベント、見たことある」。ここ、前世でプレイした王道RPGの世界だ。そして私は――主人公の幼馴染でありながら、将来彼にフられる負けヒロインだ!旅立つ主人公に告白したものの序盤1時間で
出番が終わり、更に主人公は旅先で他の女の子とくっつくという、多くのプレイヤーから同情された勇者様の幼馴染。このままこの村にいたら、私の将来は負けヒロイン!?そうならないためにも――突如花開いた調合の才能を武器に、村を出ます。そして王都勤め調合師を目指します。そう、勇者様の幼馴染という職業(せってい)なんて知ったこっちゃない。私は自分の力で幸せな将来を掴む!【カドカワBOOKS様より書籍版1巻2巻が発売中!・FLOS COMIC様からコミカライズ1巻2巻が発売中&金曜日配信中!】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-15 19:00:00
823254文字
会話率:34%
誰にも満たされない想いがある。
誰にも理解出来ない感情(こころ)がある。
──鳥は片翼では空は飛べない。
生まれた時からどちらかしか生きれなかったなら…私は、
私は──貴女の代わりに死にたかった。
世界は残酷で不平等だ。
抱えきれない記憶
を抱えてそれでも生きなくちゃいけない。
…そんなの、嫌だ──ッ!!
だから、私は…このゲームで死んだら──“私”の生を終わらせる事にした。
2050年○月×日、この日一つのVRMMORPGが発売された。
少女──白衣もまたこのゲームを予約購入しており、歌手の傍らゲームを楽しむことにしたのだ。
…そう、ゲームの自分(アバター)が死ぬとリアルでも自殺を画策する…“自分縛りルール”で。
そんな主人公白衣とゲーム内で出会う個性豊かなプレイヤー達、或いはいっそプレイヤーと言ってくれた方が納得するイキイキとしたNPC達との交流と冒険の果てに白衣──“シロ”は何を思うのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-24 00:00:00
227文字
会話率:34%
午前3時半を回った頃のことだった。すっと“私”は目が覚める。
気分は最悪だ。なんていっても本日は土曜日。職場が休みだから、優雅に朝寝坊する予定だったのだ。そのために家事も全部終わらせていたのに。
だけど折角、覚めたのだ。何かをしたい、時間
がもったいないから。突き動かされるように、“私”身支度を始める。顔を洗うべく洗面所の鏡を見て、心底驚いた。疲れきった表情の“私”が映っていたからだ。でも、ひたすら考えても心当たりは浮かばない。
とりあえず喉を潤してから考えよう。そう考えた“私”はキッチンに向かっていった、が……?
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閲覧ありがとうございます。pixiv様公式企画『執筆応援!ワンルームSSチャレンジ2』の一般部門で執筆した作品です。もうかなり時間が経っているし賞にかすりもしなかったし支部で閲覧100越えたし。というわけでして、舞い上がって他サイトにもバックアップ取ろうと思って。来ました。よろしくお願いします。
同じ内容でアルファポリスカクヨムにもバックアップ、あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-11 11:00:00
6368文字
会話率:3%
“私”は通勤路で不可思議な老婦人を見かける。その老婦人の腕に抱かれた犬にある違和感を覚えた“私”は、彼女を目で追ううちに違和感の正体に気付いてしまう。
最終更新:2022-08-24 22:12:37
2665文字
会話率:0%
友達が死んだ。首を吊っての自殺だった。
仲は、良かったと思う。古い日本家屋の自宅の縁側の軒先で、ゆらゆらと、灯りの消えた灯籠のようにぶら下がっているのを、家人が発見したのだと言う。けれど……。
──その通夜の晩、帰路の電車の中で初
めて聞いたラジオ番組。その番組に出演していたのは、ほかでもない“私”自身だった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 14:09:46
9565文字
会話率:35%
この記録文書は“私”が実際に異世界に赴き、そこで見て、聞いて、感じたことをそのまま記したもの……という設定の妄想記録です。当然フィクションですが、ノンフィクションの気持ちで記録します。
最終更新:2022-06-28 21:07:05
14319文字
会話率:26%
“私”は、見知らぬ場所で目を覚ます――白兎やおかしな帽子屋と嗤う猫に“アリス”呼ばれた“私”は、何も分からぬまま不思議な世界で様々な人達と出会っていく。当ての無い旅の中で、自分の事も何も知らない“私”は何処へと向かい。何処に辿り着くのだろう
か…。
【※この作品は2020年3月31日より「カクヨム」にも掲載しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 22:00:00
171323文字
会話率:48%
好きがわからなくなった“私”が、好きになれる人を探して男性と出会うお話。
好きってなんなんだろう?
本当に、その人のことが好きなのだろうか?
そんなことを考えながら私は今日も男性に会いにいくのである。
私は好きにたどり着くのでしょうか?
最終更新:2022-05-30 21:00:00
744文字
会話率:7%
家族揃っての温泉旅行に向かう途中で交通事故に遭った杏蒔荏(アンジェ)。
「あ、これ絶対助からない…」
そう思いながら、衝撃に備えて、目を閉じた。
一瞬の後、すぐ側から大きな声が聞こえてきて目を開いてみると、そこには見たこともないよう
な煌びやかな光景が広がっていた。
そしてなぜか杏蒔荏の腕にはピンクの髪と目の女が絡みついていて、そのピンク女が目の前にいる可愛い女の子に婚約破棄を言い渡していた。
R15は処刑表現があるため保険です。
この作品は「アルファポリス様」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 00:00:00
7806文字
会話率:31%
痣は魔法である。痣は呪いである。痣は宿命である。痣は楔である。
生まれながら背に痣を持つ“私”は、箱に入れられて育った。鳥を籠から出さないように、絵画を額にしまうように。
やがて本を読んで過ごすようになり、屋敷の書棚で魔術師として高名
であった先祖の日記を見つける。
初めは貴重な読み物という程度に思っていた“私”だが、その内容は、自らで思っていたほど穏やかなものではなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-04 07:03:01
19214文字
会話率:27%
空想上にのみ存在するとされていた様々な怪物が跳梁跋扈し、人類の文明社会が終焉を迎えてしまった現実世界。
ある日、主人公である“私”は、自身に特別な力が宿っていることに気づく。
戦えば戦うほどにレベルが上がり、新たなスキルや魔法を覚えていく者
、――“プレイヤー”と呼ばれる人々の一員となった彼女は、自身の力を怪物退治と人助け、……それと、まったり終末ライフのために使うことを決めるのだった。
※現在、本編の連載はお休み中です。
※書籍版 第一~三巻 講談社レジェンドノベルス様より発売中。
※コミカライズ版、マガポケ様にて連載中です。
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156727217364
マンガ化した本編をよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 17:19:02
1144051文字
会話率:39%
今より約十年前……“異世界”に、過去最悪と呼ばれた恐怖の魔王が襲来した。
人々が絶望し、世界が邪悪に包み込まれんとしていたその時、剣と魔法のファンタジー世界に――
【10大勇者】が立ち上がった!!
『力』『剣』『知』『魔法』『盾』『銃』『弓
』『斧』『罠』『毒』
10人ともなる伝説の勇者が、魔王討伐の意志を共鳴し、世界最強のパーティを結成したのだ。
それより4年後……彼等伝説のパーティは、遂に魔王の討伐に成功した――
――かに思われたが、魔王は死に際、この“世界”に重大な呪いをかけたのだ!
その呪い『アビスフュージョン』によって、私達の世界と異世界が融合しちまった(は?)
それもこれも、10大勇者の“裏切り者”『力』の勇者が、魔王をそそのかしたからって事らしい!(下郎がッ!)
世界唯一のSSSランク凶悪指名手配犯。『力』の勇者――“白狼”(はくろう)……奴は魔王討伐後、今日までの6年間、その行方をくらませている……
……んじゃねぇのかよ!!6年間誰にも見付からずに隠とんしてたんじゃねぇのかよ!
どうして私の部屋の窓のへりの所に座って、当たり前のような顔してアイス食っていやがるっ!!
ん? ……あ、違う。この凶悪ヅラのオッサン……
これ“私”だ。
……そんで今、フィギュアに埋もれながら淀んた目でギャルゲーしてるのが――
――“白狼”だ(あ?)
何がどうなっていやがるゲボが!!私の可愛い美少女ボディを返しやがれ!なんてむさ苦しい体なんだ!くさいし汚いしゴツゴツするしやっぱりクサイッ!あぁもう全部クソだ!何が起こってるんだ!とにかく、とにかく私の言いたい事は……っ!!
「“私のインキャ生活を返しやがれ”!!」
これは、引きこもりニートの私、萌島(もえしま)クルミが、世界最強“最悪”のSSSランク凶悪指名手配犯、“白狼”に奪われたスローライフを取り戻すまでの、激動の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 22:12:39
101219文字
会話率:58%
“私”の人生は、屑と共にあった。
最終更新:2022-03-09 00:58:56
588文字
会話率:0%
贈り物だった“私”の、辿って来た歴史のお話。
最終更新:2022-01-03 19:07:34
1553文字
会話率:3%
ボクシングジムの会長こと“私”を主人公に、ボクシングに関するあれやこれやのよもやま話を親しみやすい形で語っていきます。
最終更新:2021-12-31 18:00:00
73655文字
会話率:42%
お隣の男の子が好きなのに年齢差を考えて悩んでいる“私”のお話です。
『俺とあなたの時計』とセットになっています。
最終更新:2021-12-31 04:11:33
1000文字
会話率:18%