なんでもない日常の一つ、きっかけはそんなもので、交わす言葉も特別なものでもない。でも、私にとってそのきっかけと言葉は、大切なものでー。
最終更新:2021-07-04 17:25:35
3789文字
会話率:41%
空を見上げれば、青く澄んでいて、髪を撫でる風は心地よい。それなのに、エナは無意識にため息をついた。
「エナ、どうかした?」
エナの隣にいたカイが端正な顔に心配の表情を浮かべ尋ねる。そんなカイにエナは小さく首を横に振った。
「なんでもないよ
」
「…嘘」
カイはエナの顔をのぞき込むように見つめながらそう言った。
「え?」
「その顔は、何か悩んでる顔だよ」
「…」
「何年一緒にいると思ってるの?僕がわからない訳ないだろう?」
あまりに自然に言われたその言葉に、エナの胸は一つ音を立てた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 15:21:00
3898文字
会話率:66%
俺は、しがない機械設計士いわゆるサラリーマン。のはずだった。AI(シン)と神が戦争を始めるまでは。
戦争が終わり神が滅ぼされた頃、突然一部の人々に魔法と呼ばれる、物理法則以外の現象、例えば炎を出せるを引き起こす異能を発現する人たちが現れたの
だ。
そうやって人類に異能を持つものが現れる一方、野生の動物たちにも変化が起こっていた。
異様に発達した顎と妙に伸びた犬歯で軍用車すら噛み砕く犬、超音波で平衡感覚を狂わせ大型動物を襲うコウモリなど。これらは神が最後に悪あがきで残した残党だと言われており、魔物と恐れられ、異能を発現すらしなかった人々には大きな脅威となっていた。
そして、その力は俺にも現れた。それまで、見えなかった魔法の燃料ともいえる、エーテルの流れがはっきりと見えるようになったのだ。地中から機械の中までエーテルが存在しており、それが手にとるようにわかるようになった。俺の力は特段、超能力者としては派手な力でもなんでもない。ただエーテルが見えるだけの、機械設計士としての能力をサポートしてくれるような能力。
ただそんな能力でも、実は他に発現した人のいない超貴重な能力で、人類を魔物から守るためのエーテルを利用した大都市級大型バリア装置を作るのに必要不可欠な能力だった。だから、自分は人類の役立にたてるのだと、そして仲間たちも同じ思いで協力してくれていると信じていた。
本当に平和な世界を作れると信じていたはずなのに・・・
なのに・・・・・
「どう・・してだ・・・ ニック・・・。なぜ・・玲緒奈を・・・」
かつて親友だと思っていたニックに裏切られた。そして大切な幼なじみの玲緒奈を今、目の前で殺された。そしてまさに今、玲緒奈が命をかけて守ってくれた、この命すらも元・親友の手によって尽きようとしている。
「絶対に・・お前だけは・・・死んでも許さ・・・ねえ・ ニックぅううう」
これは、そんな弱小な元サラリーマンの俺が復讐に燃え、錬金術師としてこの時は知る由もなかった世界の真の敵に挑んでいく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-03 01:45:48
8664文字
会話率:25%
なんでもない日常は、なんでもないからこそ、なんでもない日常である。
最終更新:2021-07-01 07:00:00
1233文字
会話率:3%
なんでもない例え話。
最終更新:2021-06-24 11:30:56
428文字
会話率:0%
ブラック企業に勤める俺は雨上がりの夜、雨の匂いを楽しみながら帰宅していた。なんでもない日常に、小さな幸せを見つけながら生きている。そんなある夜のこと、俺はひょんなことから事件に巻き込まれていく。
最終更新:2021-06-22 17:05:01
5095文字
会話率:21%
ただのなんでもないぽえむ
キーワード:
最終更新:2021-06-17 02:29:20
951文字
会話率:0%
仲間内用の共有メモ程度なのでなんでもないです
「同居から!?始まる魔法戦争」のネタバレも含まれますので見る方はそれを考えてからお願いします
キーワード:
最終更新:2021-06-11 17:33:26
3156文字
会話率:0%
なんでもない普通の女子高生に起きた悲劇。
だが、誰にでも起こりうる現代病ともいうべき病と心の葛藤。
ある人物に出会い彼女の気持ちは変わり始めた。
社会的問題をテーマにした、成長記。
最終更新:2021-05-29 11:48:41
3065文字
会話率:12%
鈍感難聴持ちの主人公、颯(はやて)と従姉妹の斐音(いのん)は本当の兄妹のように仲が良い。
だけど従姉妹の斐音はいつまでも従姉妹のままじゃ嫌だと考えていた。
そこで難聴持ちの颯がわかるよう恥ずかしながらも聞こえなかった言葉を伝えることに…
。
主人公が鈍感なラブコメには、「え、なんか言った?」「ううん、なんでもないっ!」、もしくは「それってどういう意味?」「な、なんでもないから!」といったようなお約束のやりとりがあると思います。
こういう場合、相手のヒロインは「なんでもないっ」などと言って自分の好意を誤魔化し、一歩引いてしまうのが普通です。
ですが、あえてここでヒロインが「――やっぱりなんでもなくないっ」と言って、誤魔化すことを踏みとどまったら……どうなるでしょう。
聞き取れなかった言葉を聞こえるようにもう一度言い直したら。理解できなかった言葉の意味をわかるまで根気強く説明したら?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-27 20:08:06
6008文字
会話率:46%
死んだ魚の目をした時津 流星は、なんでもないある日、演劇部部長の親友の空前 愛にゲームに誘われる。
かくかくしかじかで3日だけ付き合うことになった流星。
しかし、そのゲームでは現実の3日は3週間に相当した。
親友と遊ぶのが楽しくないわけでは
なく、流星はゲームに没頭していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 19:48:50
7931文字
会話率:44%
とある森で、桃色の二人が奏でるなんでもないハッピーではっぴーなシンフォニー。
最終更新:2021-05-24 15:26:30
2042文字
会話率:29%
僕らは学ぶ。魔導道具師になるために。
頑張っている僕と彼女の、なんでもない日の出来事。
別サイトで行われている異世界設定コンテストのために作った世界設定。
設定を使わないのももったいないので、設定集のおまけで書いた短編です。
最終更新:2021-05-17 06:00:00
3098文字
会話率:17%
ある男が猫を助けようとして事故にあい、念願のチート能力付きの異世界転生を果たした。
だが、それは私ではない。
その事故に巻き込まれた俺は、35のおっさんなのに、低身長・猫耳しっぽの女の子『クロネ』にされて、チート野郎の従者とされることに!
いや、ただの従者で終わるわけがない。エッチなことするつもりだろ!? 俺はおじさんなのにおじさんなのにエロ同人みたいなことするつもりだろ!?
逃げ出した私は生贄の猫耳っ娘と出会う。
それからあれこれありまして……
「う・そ・つ・き」
「ふぇ?」
「なんでもないわけないよね、だってクロネちゃんいい匂いしてるもの」
「ええ?」
「クロネちゃんはこの体になれてないからわからないんだよね。あのねそれ、発情期なの」
「はつじょうき」
「前からね、大変そうだなって思ってたけど、クロネちゃんにはまだ早いかな、って」
「早いって、なにが?」
「発情期の逃し方。好きな人がいない時の発情はね、逃さないとだめなの。クロネちゃんにはもうちょっと大きくなってから教えようかと思ってたけど……本当のクロネちゃんは大人だから、知ってるよね? そういうの?」
「う、まぁ、そりゃまぁ、ええ」
「けど、その体でどうするかは知らないでしょ」
「この体でどうするか?」
「そう。わかってるのにやり方わかんないのはつらいよね。ずっとそわそわして……」
「あうう、だって」
「だからね、この体では先輩の私が、お姉ちゃんがクロネちゃんに……教えてあげる」
教えられてしまうんですかっ!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-13 17:32:03
21873文字
会話率:26%
超能力、魔法、そんな普通ではない力を総合して異能と呼び、それらを身に宿した異能者と呼ばれる存在、彼らが世に現れて2世紀弱、排斥派や過激派、彼らのみのコミュニティ、迎合派に平和主義、様々な時代を経てようやく過渡期になっただろう時代の荒波の中で
も人々は暮らしを謳歌している
これは、そんな世界に住む学生達のたぶんきっとおそらく普通でなんでもない日々を綴ったお話である。
更新は不定期で11~13時となりますがたまに遅れます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-13 12:00:00
365065文字
会話率:70%
なんでもないただの話です
最終更新:2021-05-12 01:37:56
632文字
会話率:0%
――嫌なことは雨のときばかりで、何もかもを思い出させる。――雨が嫌いな夕雨は、頭痛とともに目覚める。隣には五年付き合ってる同性の恋人である元基。年上の男に甘やかされて癒されて。同性同棲カップルのなにげない、梅雨の一日。
最終更新:2021-05-11 23:54:54
6185文字
会話率:42%
いつもの日曜日、仲の良いふたりを書いてみました。
最終更新:2021-05-10 08:01:40
300文字
会話率:48%
卒業パーティー中の煌びやかなホールにこだまする、男女の叫び声。
その内容はこの場に相応しくない、婚約破棄を宣言しそれを喜んで受け入れるものだった。
目が覚めたらそこは小説で読んだ世界、わたしは登場人物であり物語の最後には婚約破棄され国外追
放となる悪役令嬢。
これってよくネット小説で見る悪役令嬢に転生するってヤツ?てことはわたし死んじゃったの?
せっかく大学生になって居酒屋バイト始めて憧れのあのセリフを言えるようになった矢先に?
そんでもって生まれ変わっても婚約破棄されて国外追放?
冗談じゃない、そもそも前世?の記憶を思い出したわたしは金髪碧眼ロン毛婚約者のこと好きでもなんでもない。
それならばこれから現れるであろうヒロインを虐めない嫉妬しない無関心を徹底して、例え断罪されたとしても自分の無実を証明できる準備をして予定通り婚約破棄を言い渡されたらあの憧れのセリフを思いっきり言ってやろうじゃないか!!
「婚約破棄だ!」
「はい喜んでーー!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-05 11:23:49
9384文字
会話率:21%
ある日、なんでもない日常の中で小学生の息子が誘拐されてしまったのです……。
犯人からの要求は何もない。悪夢のような日々の中、妻も心労で倒れる。
それでも探し続けた。あの子を見つけるために手段は選んでいられなかった。とある占い師を訪れて、息
子の行方を聞いた結果……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-25 13:26:00
5100文字
会話率:33%