「地下室の扉を開けては駄目よ」
毎日母から言われる言葉だ。
好奇心旺盛なミリルは、こっそりと地下室の扉に耳を当て、向こう側の様子を探ることを日課としていた。
扉の向こう側からは、時々人の声のようなものが聞こえるのだが、声は不鮮明で内容はわか
らなかった。
そんなある日のことだった。
「……誰かいるの?」
扉の向こう側から聞こえた呼びかけ。
その声に答えたことにより、ミリルの運命は大きく動き出す。
アルファポリス、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-17 11:10:50
8936文字
会話率:25%
寒い夜だった。
秋になりはじめて、夜中から明け方にかけて足下が冷えた。
そんな夜にふと目が覚めて、自分の足の冷たさに震えた。電気毛布を出していたので、尚早かとは思いつつもスイッチをいれ、ごくわずかに温めた。
それでなんとか足を温めて
、無理矢理寝返りをうつ。狭いベッドの中で、毛布が巻き付いてくる。
それから部屋がしんとしているのを感じて、なんとなく落ち着かなくなった。
静かすぎるのは苦手なのだ。だからといって騒々しいのはもっと苦手だ。贅沢な悩みだと思いつつも、静かさに鳥肌を立てる。
シャーッという水の流れる音がする。
シャワーだ。
シャワーの音がする。
このマンションには、私以外に夫しか住んでいない。その夫は、仕事が遅くなりまだ帰宅していない。
では、誰が浴室にいるのだろうか?
耳を澄ませてみる。
誰かいるのだろうか。
誰が、他人の家でシャワーを浴びるだろう?
ザブン。
湯船に湯を張っているのか、つかる音がする。
しばらくの沈黙。
やはり誰かいる。
だけど、誰もいない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-08 16:00:00
1625文字
会話率:0%
『ぽ~ん♪ イチローのレベルが上がった♪』――「え、誰だ? 誰かいるのか?」――『私ですか? 私は貴方のシステムメッセージです♪』――ゲーム世界に転移した男は、果たして生き残れるのだろうか? ――愛する人の元へ帰る為、男は運命に抗い続ける!
●第2回 漫才・コント大賞!! 応募作品です。厳しい目でお読み頂けると幸いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-13 13:00:00
1999文字
会話率:93%
エリコが時計を見ると、もう17時だった。
そろそろ買い物に行かなければ。
立ち上がると、何かが床に転がる。
娘のお気に入りの人形だ。
なぜ、こんなところにーー?
♢
♢
♢
私は気がつくと病院にいた。
そこには誰もいない。
私はどうして病院
にいるんだろう?
何も思い出せない。
すると、パタパタと軽い足音がした。
誰かいるのーー?
♢
♢
♢
バツイチの『エリコ』と記憶喪失の『私』。
2人の関係とは。ホラーゲーム風味。
全2話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-01 22:00:00
15100文字
会話率:8%
俺は車で山を降っていた。道を曲がると、誰かいる。
最終更新:2020-04-18 23:53:41
1416文字
会話率:5%
高校二年生の初日、ボッチ生活を満喫している片山八雲がアパートの部屋に帰ると、部屋の中に誰かいる?
マイペースだけど対人恐怖症の美少女転校生・菱川陽菜穂は、ボッチに憧れて八雲の隣の部屋に引っ越しを予定していた。しかし引っ越しの日は次の日曜日
。
其れまでの二泊三日を八雲の部屋に泊まる事になったのだが……。
ボッチな片山八雲とボッチに憧れる菱川陽菜穂の学園ラブコメディ。
「あ、あなたはどちら様?」
「ヒナホです!お帰り八雲君!」
誰?
《前半はイチャイチャラブコメ➡中盤は陽菜穂の過去と未来を八雲が考えるお話➡最後は陽菜穂の心を救うために八雲が頑張るお話》
※小説二作目の弩素人ですが100ブクマ目指して完走しますので宜しくお願いします。多分10万字の50話ぐらいで終わる予定です。昔、先輩から「つまらなくても書き出したら最後まで書くこと」と言われてましたので、0ブクマでも完走させます(^^;。ご慈悲ポイント宜しくお願いします~m(__)m ➡13ブクマ&ご評価ありがとうございます~(//∇//)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-28 15:14:50
73153文字
会話率:50%
誰かいる?
誰もいない?
キーワード:
最終更新:2019-10-22 05:23:32
200文字
会話率:0%
社畜OLが安いという理由で幽霊物件に引っ越す話。
最終更新:2019-01-26 10:30:50
2106文字
会話率:50%
繰り返し見る夢の中に、見知らぬ女が立っている。小さい頃の夢、学生の頃の夢、最近の夢とだんだんその女は夢を遡ってくるし、だんだん近づいてくる。
いったい何者で何が目的なのだろうか?
最終更新:2018-12-03 01:17:02
2729文字
会話率:27%
遠くの方で見える先には、、、。
僕の島から隣りの島が見える。
夜になると小さな光が見えるが、そこは無人島。
そこには、誰かいるのか、、、?
最終更新:2018-07-29 03:00:00
1861文字
会話率:52%
ここには誰もいない。僕じゃない。誰かいる。僕はだ・・・・
最終更新:2018-01-17 23:05:35
894文字
会話率:0%
台所に誰かいる。家には瑞希一人だけ。台所に、誰かいる。
最終更新:2017-11-01 07:00:00
735文字
会話率:0%
誰もいないはずのエレベーターの中に、誰かいる。
最終更新:2017-10-01 10:33:38
1166文字
会話率:16%
冴えない中年作家である主人公は、梅雨の晴れ間に死んでしまおうと心に決めて、自分が死ぬための準備を進めていました。
自分が死んで周りに迷惑をかけるのが嫌だったからです。
そのための準備が終わって、梅雨の晴れ間を待っても、今年の梅雨はなかなか肝
が据わっているらしく、予報に晴れは現れません。
ですがある日、予報外れの晴れ間が現れます。
嬉々として懐に薬を潜ませ、人目につかぬ田舎の廃神社へ向かいます。
道中、梅雨らしい雨と共に様々な事が頭の中に去来しますが。踏み出した足は止まる事はありません。
下調べ通りの廃れた廃神社に到着すると雨が強くなってきます。
ずぶぬれになれば風邪をひくと軒下に入って『そんな事を気にしてどうする』と独り言をつぶやくと、廃神社の中から声をかけられます。
『誰かいるのですか』
そこには上等な着物を着こんだ、なかなかの美人がいました。
様子を見るとその女も、首を吊って死のうとしていたらしい事が分かります。
すると男は言いました。
『そんな苦しい死に方はやめて、服毒自殺にするべきではないか』
訳のわからない妙な男と、訳のわからない妙な女との、変な訳のわからない共同生活のお話を、ああ、ままならないと呟きながらお楽しみいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-10 19:00:00
12493文字
会話率:40%
心の中にずっといる人
最終更新:2017-02-22 05:32:20
354文字
会話率:0%
後ろに誰かいる。
怖い話を物ともせずに
振り返り続けた男の熱い話。
最終更新:2016-09-13 12:18:59
555文字
会話率:9%
私の中に誰かいる。
私の中に両極の誰かが住み着いている。
そして私達の歪んだ秒針は歪に時を刻み始める。
最終更新:2016-02-17 19:28:08
3790文字
会話率:23%
昔々、嘘つきで意地悪く、ずる賢く、卑怯で、高飛車で、他人を欺き、陥れ、人を不幸にする王女様は、王様とお妃様に独りぼっちで、高い高い塔に閉じ込められていました。
王女様は独り、塔の中で誰にも合わないまま後悔と悲しみにくれながらただ、ひたす
ら生きていました。
ある日、塔の下に若い男が休んでいるのが見えました。
独りぼっちだった王女様は、誰かいるのに喜び、その男に声をかけようと思いました。
しかし、王女様は思いました。
「もし、彼に私が嘘つきで意地悪な嫌われ者の王女だとバレたらどうしよう…」
そこで、王女は思いつきました。
自分は悪い魔女に捕まった可哀想な少女ということにしよう…と…。
嘘つきで意地悪でみんなから嫌われている王女様と、不思議な若者の、嘘の物語が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-16 15:00:00
32298文字
会話率:23%
2024年 4月
男が自宅で突然消える事件が発生する。
神隠しなどと騒がれつつも人々は、
日が経つに連れ事件の事を忘れていった。
そして2年後の4月、ある特定の場所で男女数人が突然消える事件が起きる。
そう、あの事件はまだ始まりに過ぎ
なかったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-18 23:24:32
766文字
会話率:11%
――少女は、海から来たと僕に言った。
夏休みの前日、幼馴染のヒマリと帰る途中。僕は道に倒れる少女を見つける。助けようとした僕に、ヒマリが言った。「誰かいるの?」僕は愕然とする。――ヒマリには少女が見えていない。
助けた少女はアミアと名
乗り、帰りたいと泣きじゃくる。
これは、海からやってきた少女と、優しい少年のお話。/C'lamP様のコンテストに参加させていただいております。※優秀賞いただきました! ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-29 21:29:16
58715文字
会話率:38%